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BSE 確認検査(WB法、免疫組織化学的染色法)について
BSE 確認検査(WB法、免疫組織化学的染色法)について 島田敏之、磯貝勝人、山中章弘、花井博司、竹内政行 村田実、山口隆央、鶴田益清、林 樹 1 はじめに 平 成 13 年 10 月 18 日 か ら 、と 畜 場 に 搬 入 さ れ る 全 て の 牛 を 対 象 に B S E 検 査 が 実 施 さ れ 、 現在、国内で7頭のBSE牛が確認されている。 愛 知 県 は 、本 年 B S E 確 認 検 査 専 用 検 査 室 を 整 備 し 、ス ク リ ー ニ ン グ( エ ラ イ ザ )検 査 、 確認検査(WB法、免疫組織化学的染色法)を一括して検査を実施する体制になりつつあ る。 そこで、厚生労働省開催のBSE確認検査に係る技術研修内容と、現在の当所の整備状 況を合わせて報告する。 2 確認検査 (1)WB法 1)方法 牛海綿状脳症確認検査WBプロトコール 2)工程 試薬調整(毎検査時に調整必要) 乳剤の調整 試料調整(120分) SDS-PAGE(90分) ウエスタンブロット(120分) 免疫染色(240分) (2)免疫組織化学的染色法 1)方法 標識ポリマー法 2)工程 固定(再固定60分) 包埋、ギ酸処理(570分) 薄切、オートクレイブ処理(150分) 染色(200分) (平成14年度愛知県獣医衛生関係研修会)