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AA - 日本通運
ナンバーワン ロジスティクスプロバイダーを目指して 1.日本の物流業界の状況 □ 規制緩和でトラック業者が増加し約6万社に。さらに、製造業のコスト削 減要求により単価は下落傾向にある。 トラック事業者数の変遷 1 All Rights Reserved,copyright 2005 Nippon Express CO.,LTD 2.日本の物流業界における日本通運の位置付け □ 国内外の充実したネットワークの優位性 □ トラック輸送、航空輸送、海上輸送、鉄道輸送、倉庫、重機建設など、 あらゆる輸送モードに対応できるのは当社1社のみ。 シェア(%) 順位 出所 輸出航空貨物 21.2 1 JAFA (2006年3月期) 国内航空貨物 29.4 1 JAFA (2006年3月期) 鉄道取扱 43.6 1 JR貨物 (2006年3月期) 営業倉庫所管面積 (21社統計) 37.3 1 国土交通省 (2006年3月期) 2 All Rights Reserved,copyright 2005 Nippon Express CO.,LTD □ 国内の物流総量が減少するなかで、日本の物流業界は淘汰の時代を 迎えているが、日本通運は着実に顧客のニーズを捉え、トラック輸送 業界トップの売上げを続けている。 東 日 本 旅 客 鉄 道 日 本 航 空 日 本 郵 船 福 山 通 運 輸 ト運 マ ヤ 日 本 ■ 西 濃 運 輸 3,000,000 2,500,000 2,000,000 1,500,000 1,000,000 500,000 0 通 運 (百万円) 連結売上高(2006年3月期) 日本通運は、淘汰の時代にある日本物流業界のなかで、SCMや 3PLに対応できる充分な競争力と潜在力を備えている。 3 All Rights Reserved,copyright 2005 Nippon Express CO.,LTD 3.日本通運の強み □ 営業収益構成の推移(個別) 広範な顧客基盤 売上高は長年、トラック輸送事業界では 第1位。広範な顧客基盤を持ち、一部の 顧客や業種の動向に左右されない経営 の安定性を実現。 □ 顧客の海外展開への対応 生産工場の日本から中国を中心とした海 外へ移転しているが、日本通運はこれを ビジネスチャンスの拡大と捉え、お客様と ともに海外へ進出し、物流業務を獲得し ている。また、これが輸出入を中心とした 個別の海外関連収益を増加させている。 4 All Rights Reserved,copyright 2005 Nippon Express CO.,LTD □ □ 充分な資本蓄積 自己資本は毎年確実に蓄積されており、健全化がさらに進む。 強固な資金調達力 営業キャッシュフローでの資金調達、信用力での資金調達 信用力が高い格付を確保 ■ (2006年6月26日現在) 日本通運 ヤマト運輸 西濃運輸 福山通運 日本郵船 日本航空 東日本旅 客鉄道 格付投資情 報センター AA AA- A- A- AA- BB+ AA+ スタンダード & プアーズ A- A --- --- BBB B+ AA- ムーディーズ A2 A1 --- --- A3 Ba3 Aa2 日本通運は、M&Aなど、新規の大型展開にも対応が可能な資金調達 力を持つ。今後も更なる成長が可能。 5 All Rights Reserved,copyright 2005 Nippon Express CO.,LTD 4.日本通運の課題 □ 営業利益率の低さ 競争条件が厳しい自動車事業が個別売上の4割を占めている。また、 人材教育、品質、IT、環境対応への先行投資もかさむ。 □ ROAの低さ 資産が日本全国に分散していること、収縮基調の国内に多くの資産を 保有していることなどがその要因。ただし、年間40~50億円ペースで 特別損失を計上し、資産のリストラを行っている。 ■ 課題を克服しながら、強みを活かした経営を進めていくことが必要。 2005年9月、国内事業のコストを下げるための施策として「転進支援 措置」を導入した。 6 All Rights Reserved,copyright 2005 Nippon Express CO.,LTD 5.今後の経営方針 キーワード ・・・ 世界ナンバーワンロジスティクスプロバイダー □ 航空機、船舶などの大きな資産を持たない、フォワダー業として展開 2004年 IATA(International Air Transport Association) ランキング それぞれの国における現地法人のランキング(円の大きさは取扱高を示す) 7 All Rights Reserved,copyright 2005 Nippon Express CO.,LTD □ 今後も引き続きグローバル展開を加速させる。日本通運の顧客層の広さ を活かし、あらゆる企業のグローバル展開に対応し売上を拡大する。 □ 飛行機・船舶を持たないことにより資産リスクを軽減 □ 海外現地法人の営業利益率は高い 所在地別セグメント情報(2006年3月期) 米州 欧州 アジア/ オセアニア 日本 計 消去 連結 売上高 (百万円) 49,416 58,361 80,261 1,643,237 1,831,276 (37,351) 1,793,925 営業利益 (百万円) 2,221 3,221 3,379 36,125 44,947 (1,760) 43,187 営業利益率 (%) 4.5 5.5 4.2 2.2 2.5 --- 2.4 8 All Rights Reserved,copyright 2005 Nippon Express CO.,LTD □ 倉庫・配送部分では自社によるサービスを拡充。資本投下をこの部分 に集中して品質の差別化を推進。 □ 航空・海運のフォワダー業と自社運営による倉庫・トラック業を拡充し、 世界均質のサービスを提供 □ 日本通運の過去、現在、未来 事業展開 サービス内容 国際貨物 国内貨物 投資方法 過去 日本国内がメイ ン 日本発着国際 貨物の取扱 輸送モードの 単品販売 親会社 現在 グローバル 世界4極間の 国際輸送 3PL グループ 未来 グローバル& 現地化 金融を含めたトータルサービス グローバルSCM 9 提携 M&A All Rights Reserved,copyright 2005 Nippon Express CO.,LTD ■ 日本通運の世界展開では、海空のフォワダー業で世界を結び、世界 のあらゆる場所で高品質のサービスを提供することを目指す。 ■ 個々の拠点では倉庫・配送を自社で運営し、進出企業の事情に即し たSCMサービスを提供する。 ■ 日本通運は、海外での倉庫や域内物流サービスのための投資を促 進するとともに、日通商事の商社機能を活かし、商流を含めたサービ ス分野に展開する。 ■ その方法として、現地有力企業との提携やM&Aを視野に入れる。 10 All Rights Reserved,copyright 2005 Nippon Express CO.,LTD All Rights Reserved,copyright 2005 Nippon Express CO.,LTD