Comments
Description
Transcript
参考資料 海外戦略の主な実績について
参考資料 1 海外戦略の主な実績について (平成23年度∼平成26年度) ものづくり産業の海外展開 半導体関連産業では、韓国、台湾の企業団体との交流の場づくりから個別企業 のビジネスマッチングへと進展し、海外からの原材料調達や海外生産委託など県 内企業の海外展開が図られました。 医療機器産業では、東九州メディカルバレー構想の1つである「医療技術人材 育成拠点」づくりが着実に進展し、タイを主なターゲットとして取組が進んでい ます。 (1)ビジネスマッチングの促進 ○半導体関連産業 (韓国) ・亀尾中小企業協議会とのMOU締結(H25年10月)、相互ミッション派遣 ・亀尾中小企業協議会とのビジネス交流継続 商談会(H26.11.12)(大分)大分5社 韓国19社 (台湾) ・台湾電子設備協会とのMOU締結(H23年11月)、相互ミッション派遣 ・台湾電子設備協会とのビジネス交流継続 商談会(H26.4.8) (大分)大分17社4団体 台湾8社2団体 (H26.9.4) (台湾)大分8社 台湾17社 (H27.3.18) (上海)大分5社 台湾6社 中国3社以上 ○ものづくり全般 (台湾) ・台湾金属工業研究発展中心とのMOU締結(H25年10月)、相互ミッショ ン派遣 (2)東九州メディカルバレー構想の推進(医療機器産業) ○日本式透析システムの普及を図るため、JICAやジェトロと連携してタイ をはじめとする東南アジア等の政府高官、病院幹部を本県に招へい(H25年5 月、H26年6月) ○JICA事業を活用し、タイより、医師・看護師を招聘し、日本の透析シス テムの研修・習得を図るとともに現地での指導・調査を実施(平成26年度) 大分・宮崎での研修・視察:6月23日∼7月 4日 第1回現地調査・技術指導:7月27日∼8月 8日 第2回現地調査・技術指導:9月 8日∼9月17日 第3回現地調査・技術指導:1月12日∼1月24日 2 県産品の輸出拡大 香港やタイにおけるプロモーションをはじめ、品目毎にターゲットを絞った売 込みに取り組んだ結果、現地での取引関係や人間関係が構築され、新たな販路開 拓や取引拡大につながりました。 (1)農林水産物 <H22→H26> ○日田梨:台湾を中心に取引拡大(77t → 123t) ○甘しょ:シンガポール、香港で取引拡大(0t → 10t) ○牛肉:県内食肉処理施設からタイ向け初輸出 ○乾しいたけ:香港を中心に取引拡大(95kg → 1,318kg) ○丸太:中国を中心に取引拡大 (6,215㎥(H23) → 51,409㎥) ○製材品:安い海外産製材品の影響を受け取引量減少 ○養殖ブリ:北米に加えタイ等東南アジア向け販路拡大(630t→715t) - 43 - (2)加工品 <H23→H26> ○酒類(焼酎・日本酒) ・香港を中心に輸出する蔵元が増えるも取引縮小(633,001L→554,464L) ○酒類(リキュール) ・香港、中国を中心に取引拡大(31,260L→42,937L) ○調味料等(しょうゆ、ドレッシング等) ・香港を中心に取引拡大(23,927L→108,693L) 3 国際観光の振興 外国人観光客は、東日本大震災や福島第一原発事故の影響で平成23年度は大き く落ち込んだものの、観光庁や九州観光推進機構等と連携して本県の安全安心情 報の発信や観光PRを積極的に展開した結果、翌年には回復傾向を見せ、特に台 湾からの観光客は大きく伸びています。 また、近年では円安やビザの発給要件緩和等によりタイをはじめとするASE AN諸国からの観光客が大きく増加しています。 (1)海外からの宿泊客数 国・地域 韓国 中国(本土) 香港 台湾 その他のアジア その他外国 計 対前年伸び率 H22 291,787 9,582 4,425 19,264 20,683 18,946 364,687 H23 164,994 9,650 9,255 15,380 15,363 11,063 225,705 -38.1% H24 194,182 12,690 11,388 31,564 18,957 11,632 280,413 24.2% H25 210,875 12,739 18,650 44,243 22,634 14,796 323,937 15.5% H26 伸び率(H26/H22) 188,093 -35.5% 15,438 61.1% 31,703 616.5% 56,341 192.5% 28,528 37.9% 14,783 -22.0% 334,886 -8.2% (大分県観光統計調査) ※H27上半期の大分県外国人宿泊者数260,461人(対H26(158,341人) 164.5%) (速速報値) (2)国際クルーズ船の受入れ ○平成23年度 ・中国発着「レジェンド・オブ・ザ・シーズ(7万t級)」4回 約7,000人 ・韓国発着「クラブ・ハーモニー(2.5万t級)」2回 約200人 ○平成24年度 ・中国発着「レジェンド・オブ・ザ・シーズ(7万t級)」8回 約15,000人 ・韓国発着「クラブ・ハーモニー(2.5万t級)」17回 約7,000人 ・カナダ発フランス着「アマデア(2.9万t級)」1回 約500人 ・船の大型化への対応:14万t級クルーズ船に対応した別府港の整備 ○平成25年度 ・国内発着「サン・プリンセス(7.7万t級)」1回 約1,250人 ○平成26年度 ・14万トン級ボイジャー・オブ・ザ・シーズ (ロイヤルカリビアン・インタンーナショナル社)の初寄港(5月) ・コスタ・ビクトリア(コスタクルーズ社)の初寄港(5月) ・中国初のクルーズ船ヘナの寄港(11月∼2月) (3)国際線との接続性向上 ○LCC(格安航空会社)の就航 ・ジェットスター・ジャパン「大分∼成田」線(H25.3.31∼) ・ティーウェイ「大分∼仁川」線(H26.9.24∼) - 44 - 4 重点国・地域との連携強化 香港プロモーションによる現地業者との関係づくりや、中国湖北省との幅広い 交流に向けた基盤づくりなど、様々な面で海外展開の足がかりづくりが進みまし た。 (1)県産品と観光の一体的なプロモーションの実施(新たな取引先の発掘) ○香港プロモーション(H23∼H26年度) ○タイプロモーション(H25∼H26年度) (2)中国湖北省との交流促進 ○平成23年度 知事が湖北省へ公式訪問 ○平成24年度 湖北省より楊松政治協商会議主席が来県 ○平成25年度 県職員及び湖北省政府職員との相互研修交流が開始 ○平成26年度 二日市副知事が湖北省訪問 (3)キーマン、海外県人会等の海外ネットワークの強化 ○キーマン(海外戦略の推進に有用な人物)との人脈形成 ・香港:呂惠光氏(別府集団副主席:和食料理店を香港等でチェーン展開) ・香港:袁文英氏(EGLツアーズ社長:日本向け送客数で香港業界首位) ○めじろん海外特派員 上海、湖北省、韓国、ベトナム等の留学生等から32人任命(H27年7月末現在) ○海外県人会 ・18ヵ国・地域26団体(平成27年7月末現在) (新たに設立された県人会) ☆ベトナム ハノイ大分県人会 H26.6.12設立 ホーチミン大分県人会 H26.6.13設立 ☆フィリピン フィリピン大分県人会 H27.5.18設立 ☆台湾 台中大分県人会 H27.6.13設立 5 国際人材の育成 人口あたり日本一の数を誇る留学生を活用して小学生の国際交流活動を推進す るなど、人材の国際化に取り組んできました。 (1)小学生と留学生等との交流促進(H23∼H26年度の実績) ○大学キャンパスへの一日留学(延べ63校で実施) ○学校への招へいによる留学生等との交流(延べ154校で実施) (2)高校生の海外留学支援 ○海外留学希望者(3人)に対して支援金を給付(H25年度) 〃 (13人) (H26年度) (3)訪日教育旅行 ○県内で学校交流等を行った訪日教育旅行者数 平成23年度 503人(韓国349人 中国75人 台湾11人) 平成24年度1,846人(韓国971人 中国394人 台湾60人) 平成25年度1,927人(韓国1,075人 中国273人 台湾114人) 平成26年度1,639人(韓国831人 中国277人 タイ83人) - 45 - 26団体 69団体 69団体 78団体