...

金融経済教育 - SMBC日興証券

by user

on
Category: Documents
64

views

Report

Comments

Transcript

金融経済教育 - SMBC日興証券
金融経済教育
CSR REPORT 2014
金融経済教育
NISA普及室の設置
大学への講座提供
証券や金融に関する正しい知識を社会に普及させるため、
将来を担う次世代の若者たちから大人まで
各世代に合わせて、
さまざまな金融経済教育の
啓発活動を積極的に行っています。
コミュニティ参画及び発展
資本市場の健全な発展には、経済や金融に関する基本的な
2014年3月26日、少額投資非課税制度「NISA」の普及に継
教育の機会を整備することが不可欠です。当社では、グルー
続的に取り組むことを目的に、
『NISA普及室』
を新設いたしま
プ会社の日興リサーチセンターと協力して、大学や大学院に
した。
金融経済、証券投資等に関する講座の提供や社員の講師派
投資経験の浅い層や投資未経験者層に対してNISAの普及
遣などを行い、学生たちに一般教養としての証券知識を身に
促進を図るとともに、金融リテラシーの向上に貢献する活動
付けていただけるよう支援しています。2001年から始まり、
に取り組んでまいります。
2013年度は21大学、21講座で1,138名の学生が受講しま
した。
これまでの単位取得者累計は約19,400名(2014年4
月1日現在)
にのぼります。
企業見学・研修の受け入れ
当社では、学生・一般の方に、金融や経済に関する知識を深
めていただくために企業見学・研修を行っています。プログ
スケジュールの一例
1日コース
9:00
セミナー
ラム内のセミナーでは、私たちの生活とお金、金融機関の役
●オリエンテーション
割や金融取引に関するさまざまな知識が身につくよう、分か
●投資教育
初級:
「証券会社の役割」
「直接金融と間接金融」
、
中級:
「私達の生活と株式」、
「ライフプランの考え方」
りやすく解説しています。
実際に東京証券取引所や当社の本支店等を見学すること
で、証券業界や証券会社の仕事、証券投資についての理解を
深めていただいています。
また全国の本支店では、中学生・高校生を中心とした学生の
皆さんを対象に企業見学や職場体験の受け入れを行ってい
ます。参加者は、新聞の読み方や金融商品について学んだ
り、オンライン取引や店頭受付などを体験します。金融や経
済を身近に感じ、
これからの生活に役立つ機会を提供してい
ます。
2013年度の実施件数は50件でした。
11:30 昼食
13:00 東京証券取引所 見学
●
「東証Arrows 見学」
(VTR、
館内見学)
●
「マーケットエクスペリエンスコーナー」
(株式投資シミュレーション体験)
日興「家族でワクワク体験DAY」
子どもたちの夏休み期間に、実体験型の社会学習プログラ
ム、
日興「家族でワクワク体験DAY」
を2006年から全国の本
支店で開催しています。
本プログラムでは、小学生とその家族が当社の本支店を訪
れ、社員とのゲームや情報端末などを使った実体験、講義な
どを通じて、経済やお金の流れ、金融機関の社会的役割など
を楽しみながら学んでいただける内容になっています。
▲名刺交換会
▲クイズの様子
2013年までの参加人数は大人・子ども合わせて延べ9,400
名を超えました。
日興「家族でワクワク体験DAY」2013
15:00 支店などの見学
▲参加者全員で記念撮影
16:00 解散
※半日コースもございます。
VOICE
経営企画部NISA普及室長
佐野 眞由美
▲セミナー風景
17 CSR REPORT 2014
▲支店見学の様子
NISA普及室の設置にあたって
少額投資非課税制度「NISA」
は、家計における将来へ
成や貯蓄の手段として広く定着しております。
の備えとなる資産づくりの促進と、
「貯蓄から投資へ」 当社は、
より多くの方にNISAを理解していただけるよう
の流れを促すことによる経済の活性化を期待して、 普及促進に取り組んでおりますが、
投資経験の浅い層
2014年1月より導入されました。
や投資未経験層の参加がまだ十分とはいえない状況
通常、
株式や投資信託などから得られた配当や譲渡益
で、
これらの層を含めた資産形成層にNISAの浸透を
は課税対象となりますが、NISAは、毎年100万円を上
図るためには、息長く取り組み続けることが必要と考
限とする新規購入分を対象に、
その配当や譲渡益を最
えております。
長5年間、
非課税にする制度です。
『NISA普及室』
では、NISAに関する利用実態・制度調
NISAは、
英国のISA
(Individual Savings Account= 査を行い、
普及促進に関する施策の立案や資産形成層
個 人 貯 蓄 口 座 )を お 手 本 にして おり、N は 日 本
の金融リテラシー向上に資する活動の企画を通じて、
(Nippon)
を意味します。
ISA は、
1999年より英国で導
中長期的な視点からNISAの浸透を図るとともに、
金融
入され、
今では同国民の約4割が利用しており、
資産形
リテラシーの向上に貢献してまいります。
CSR REPORT 2014
18
Fly UP