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平和堂が
平和堂は地域の未来のために、 さまざまな活動に取り組んでいます。 子どもたちに地球環境の大切さを教える 「平和堂エコピースクラブ」、 地域に緑を育む「平和の森づくり」、 平和堂はこれからも地域の皆様とともに、 豊かな未来を築いていきます。 年10月9∼10日のツアーでは 次世代を担う子どもたちの健康で豊かな人間性を育むた 「三色食品群」や「食事バランス めに、食に関する知識と食を選ぶ力を身につける 「食育」が国 ガイド」 などの説明をしました。小 学校3年生の生徒さんから、 「野 民運動として推進されています。 菜に興味を持つようになりまし 平和堂は、食を通してお客様の健康を応援する活動を当社 アル・プラザ富山 のCSR (企業の社会的責任) と捉えています。2005年12月 久成 美枝 た、楽しかったです」 という感想を いただき、 うれしかったです。 これからも、 「 食育」の実践を に社内に平和堂食育活動推進委員会を設け、 「 栄養のバラン 通じて、地域の皆様とのつながり を深めていきたいと思います。 スがとれた食事、食品の生産地と協力した農作物の収穫、食 事の場での家族や仲間とのコミュニケーションを通じて、食に ● 美味食彩 関する知識や技術を身につけていただくこと」を目的として、 毎月「食」に関するテーマを決 めて「美味食彩」 を発行し、店頭 で配布しています。4月には朝 ごはんの重要性、5月には食の 安全のしくみとキーワードを解 説しました。 4つの食育活動を柱に推進しています。 平和堂の食育活動宣言 ∼平和堂4つの食育活動∼ 1. 「小学校が行う食育活動」の支援活動 ※1 管理栄養士が講師を務める 「5ADAY (ファイブ・ア・デイ) スーパーマーケット食育体験ツアー」、平和堂食育活動イン ストラクターによる 「スーパーマーケット食育体験ツアー」 を 実施しています。 2. 「地産地消・農業食育体験」活動 ● 5ADAYスーパーマーケット食育体験ツアー 野菜や果物に含まれる栄養やバランスの良い食事の重要性に ついて、お買い物の疑似体験やクイズを通じて楽しみながら 学べます。2007年度は6小学校13クラス約400名にご参加 いただきました。 ● 農業食育体験ツアー 2007年度は延べ約120名にご参加いただき、スウィート コーンとかぼちゃの植え付けから、草取り、収穫まで、 5∼7月 の3ヵ月間にわたって体験していただきました。 株主・投資家 そして、社員と地域の皆様の子育てを応援する 「子育て支援」。 食育体験ツアーのインストラ クターを担当しています。2007 地域社会 次世代の健康を応援する 「食育活動」、 “つながり”を大切に「食育活動」を推進 お客 様 できること 食を通じて次世代の健康を応援します ● スーパーマーケット食育体験ツアー 各店舗の青果担当者などが食育インストラクターとなり、近隣 の小学生をお迎えして実施しています。2007年度は7小学校 20クラス約700名にご参加いただきました。 未来のために 平和堂ができること 未来のために 平和堂が 食育活動 経営者緒言/ コーポレート・ガバナンス 特集 ● 料理教室 農産物の植え付けから草取り、収穫までを体験する 「農業食 2007年度は12のテーマで料理教室を開催。 9月には「日本 のおいしいを次世代に伝えよう」 をキャッチフレーズに 「おじい ちゃん・おばあちゃんと作る料理教室」を開催し、小学生とそ の祖父母12組24名にご参加いただきました。 育体験ツアー」、 「産地収穫食育体験ツアー」では、お客様が 産地で農業を体験し、生産者との交流を図ります。 3. 「食に関する情報提供」活動 「家族そろっての食事が『食育』 につながる」 という考えのも と、食品メーカーと連携して、親子料理教室やお母さんのた お取 引 先 様 「産地収穫食育体験ツアー」参加者の感想 めの料理教室を開催しています。 トマトやナスを作るのはすごく大変なんですね。 これからは、 農家の 4. 「伝統食文化の啓発」活動 人のことを思い出しながら、 野菜を味わって食べようと思います。 栄養のことや、食に関する文化、 これまで大切に受け継がれ 息子はかぼちゃが嫌いだったのですが、最後の食事会では、 自分か てきた伝統の調理法などを紹介した冊子「美味食彩」を、毎 ら食べていました。 土に触れることって、 大切なんですね。 月発行しています。 りんごの収穫を、親子ともども初めて体験しました! 生産者の 方々の苦労を思いながら、 ひとつひとつりんごを収穫しました。 食育活動宣言HP 社 員 http://www.heiwado.jp/syokuiku/ ※1 5ADAY (ファイブ・ア・デイ) :アメリカで生まれたグローバルな健康推進運動 のことで、毎日の生活で不足しがちな「1日5皿以上の野菜と200グラム 以上の果物を食べましょう」をスローガンにしています。 ● 産地収穫食育体験ツアー 7 CSR Report 2008 環 境 野菜・果物がどのように育てられているかを、実際に「見て、 触って、食べて、楽しく語らう」産地収穫食育体験ツアーを、 2007年度は9つの生産地で開催し、約330名にご参加いた だきました。 CSR Report 2008 8 未来のために平和堂ができること 平和の森づくり 子育て支援 子どもたちと考える「環境にいいお買い物」 地域に豊かな緑を─1,000本を植樹 温かい目で社員の子育てを見守る 今後も出産・育児・介護などライフステージによって異なる働き 平和堂は2007年度から、 地域の小学生を対象にした環境学 平和堂は、2007年度、創業50周年事業の一環として森林 平和堂は、次代を担う子どもたちの健やかな成長を願い、 方に柔軟に対応することで、 働きがいのある職場を築き、 やりが 習 「平和堂エコピースクラブ」 を開催し、 店舗でのお買い物の疑 保全活動「平和の森づくり」 をスタートさせました。 この活動は、 その親である社員が家庭と仕事の両立を図りやすいよう、 いを持ってそれぞれの能力を発揮できる環境を整えていきます。 「社員みんなが汗をかき、将来にわたって形に残る」社会貢献 だいています。 このプログラムは 「NPO法人環境市民」 と共同で 活動として実施するものです。その第一歩として、2007年11 推進しています。 地域のお母さんの出産、育児をサポート 「環境 開発し、 食べ物の 「旬」 やフードマイレージ※1をもとにした 月22日、平和堂の社員とその家族100名が、滋賀県守山市に 教育人事部内に設置しているワークライフバランス推進 平和堂は、お客様が出産や育児、妊婦の健康生活について ある 「びわこ地球市民の森」 において、1,000本の苗木を植樹 チームが中心となり、2005年4月から、次世代育成支援対策 気軽に相談できる場として、無料の「育児・妊産婦健康相談会」 ※2 に配慮した食べ物の選びかた」 、 3R を基本とした 「ごみを減ら を ※2 しました。 推進法に則って、 「ゆとりライフ制度」 の拡充を進めてきまし を定期的に実施しています。 このプログラムを通して日々のお買い物が、 お店 (企業) の活動 植樹後も、平和堂の社員が下草刈りなどの作業に携わり、森 た。育児休業適用期間を子どもが満2歳になった月度までに延 この相談会は、地域で活躍する公的資格を持つ助産師が や、 環境問題とどうつながっているかを知り、 「環境にいいお買い の育成に取り組む計画です。 また、 この活動の対象地域を滋賀 長し、短時間勤務制度の適用期間を子どもが小学校に就学し 中心に、無料で出産や育児に関する相談を受けるもので、 物」 の実践につなげてもらいたいと考えています。 2008年度は 県以外の出店エリアにも広げ、 これからも継続して取り組んで た5月15日までに延長しました。 さらに、2007年5月からは、 (財)いしかわ子育て支援財団、 ( 社)日本助産師会滋賀支部、 広く参加を募り、 より多くの小学生にご参加いただく予定です。 いきます。 男性の育児休業の促進を目的として、育児休業の最初の5日 (社)大阪府助産師会枚方支部、 (社) 日本助産師会兵庫県支部 ※1 フードマイレージ:食料の輸送距離のことで、重量×距離で表されます。 間を有給としました。 この取り組み以降、正社員・パート社員を などとの連携で運営しています。 ※2 3R:廃棄物の削減の優先順位を表す言葉で、 リデュース (減らす)、 リユース 含め、出産者の95%を超える人が育児休業制度を利用し、 ※1 ワークライフバランス:仕事と私生活を両立させ、豊かな職業人生を築こう ほぼ全員が復職しているほか、男性の取得者も出ています。 ※2「ゆとりライフ制度」 :社員が子育てや介護などの理由で通常の勤務が困難 (再利用)、 リサイクル(再資源化)のこと。 ● 平和の森づくり みは以下の平和堂ホームページで受け付けています。 http://www.heiwado.jp/eco/katsudo.html という考え方。 になった場合、休職、短時間勤務、再雇用を可能とする平和堂独自の制度。 社長による記念植樹のあと、参加者が、 コナラ・アベマキ・ヤマ モミジなど8種類の広葉樹の苗木を、慣れない手つきながら、 一生懸命に植えていきました。 地域社会 「平和堂エコピースクラブ」の資料請求・お問い合わせ・お申込 お客 様 すお買い物のしかた」 が、 楽しく学べる内容となっています。 未来のために 平和堂ができること ※1 似体験や、 クイズラリーを体験しながら環境について学んでいた 職場環境の整備を中心に社員のワークライフバランス 経営者緒言/ コーポレート・ガバナンス 平和堂エコピースクラブ 妻への“感謝の気持ち”でいっぱいに 3人めの子どもが生まれ、 「生涯最 身近な行動が地球環境保護に 後の機会」 と思い、育児休業を取得 が現実となりつつある今、平和堂の環 驚き、家事、育児は、会社の仕事以上 境学習担当者として、 また1人の親とし に段取りが大切だと実感しました。 て、子どもたちのために何ができるの 子どもとふれあう時間をたっぷり か、 日頃から考えています。 とることができ、妻への感謝の気持 「平和堂エコピースクラブ」で、身近 教育人事部 教育課 な行動が地球環境の保護につながるこ 総務部 環境推進室 とを子どもたちに学んでもらい、その ことをご家庭に帰って話してもらうこと で、家族で環境について考えていただ くきっかけにもなればと思います。 ちがこれまで以上に大きくなって、 良かったと思います。 ● 育児・妊産婦健康相談会 親・子・孫の3代で参加 2007年度は「育児・妊産婦健康相談会」を24店舗で、延べ 1,159回実施し、身近に相談相手がいないお母さん方にも 喜ばれています。 私の父と娘も一緒に、親・子・孫の3 代で、植樹に参加しました。娘より少し お取 引 先 様 橘 淳子 福田 正博 株主・投資家 しました。 1日の時間の過ぎる速さに 地球温暖化による地球環境の危機 背の低い苗木を植え、 「 大きくなった ら、 また見に来ようね」 と、 父と娘が約束 していました。 ゆとりライフ制度利用者数の推移 このような活動は、私たち平和堂に (名) とっても、未来を担う子どもたちにとっ 80 ても、 とても大切なものだと思います。 ●育児休職制度 63 60 40 ●短時間勤務制度 26 20 ● 滋賀労働局優良賞を受賞 ● 平和堂エコピースクラブ 9 CSR Report 2008 アル・プラザ野洲 総務主任 野々村 利哉 2007年10月に、当社の育児支援施策や制度利用者の多さが 評価され、 「 均等・両立支援推進企業表彰(ファミリーフレンド リー企業部門) 」 の滋賀労働局優良賞を受賞しました。 写真 左:滋賀労働局長 小林 健 様 右:常務取締役 管理本部長 古川 幸一 ● 次世代認定マーク (くるみん) 2007年5月、次世代育成に向けて積 極的に子育て支援に取り組んでいる 企業として、滋賀県で初めて滋賀労働 局長の認定を受けました。 0 14 2005 2006 21 2007(年) 環 境 専用のワークシートを使ってゲーム感覚で楽しく 「環境 にいいお買い物」 を学べるプログラムです。2007年度 は3団体60名にご参加いただきました。 社 員 52 48 CSR Report 2008 10