Comments
Description
Transcript
不完全燃焼事故
灯油 FF 暖房機無断設置 1 階和室(1)(2)と 2 階和室(5)に建物所有者の同意を得ることなく灯油 FF 暖房機を無断 設置している。 建物北側に灯油タンクを設置し、建物沿いに露出給油配管を敷設し、外壁に貫通穴を開 け、無断設置した灯油 FF 暖房機に給油している。この無断設置により、灯油 FF 暖房機 の吸排気筒を取り付けるために 1 階根回り部 2 カ所と 2 階外壁 1 箇所に開口工事が行われ ている。 2 階和室(5)において、ポータブル灯油暖房機による不完全燃焼事故が発生している。こ の事故はエアコンと換気設備を可動させることなく、空気取り入れと空気吹き出しが作動 しない状態で、ポータブル灯油暖房機を使用したことによるものと思われる。この事故が 灯油 FF 暖房機無断設置に至る起因になったと思われる。 2 階和室(5)は仮安置室として使用されており、不完全燃焼事故は仮通夜時に発生したも のと推測される。 無断設置した灯油 FF 暖房機の製造年が平成 15 年であることから、平成 15 年以前に不 完全燃焼事故が発生したことになる。 灯油タンク設置に際し、消防署への届け出が必要となるが、㈱博善社は届出を行ってい ない。 灯油配管は埋設配管工事が行われるものと理解していたが、敷設露出配管され、平成 17 年の敷設灯油配管状況は、膝の高さまで持ち上げる事が出来る状態にあった。以降、㈲丸 倉共立商事は灯油配管切断犯罪等の発生を危惧することになった。 灯油配管屋内引込と給排気筒による外壁開口工事について報告を受けていないことか ら開口処理については不明であり、1 階外壁根回り部の開口工事による鉄筋損傷を危惧し ている。また、ロードヒーティング設備無断工事による地中梁開口処理の状況から 2 階和 室(5)の押出成型板部の開口処理について、疑義が生じている。 不完全燃焼事故は経費削減のためにポータブル灯油暖房機を使用し、エアコンと換気設 備を可動させなかったことが原因であるとしか考えられないことから、無断設置された灯 油 FF 暖房機可動時においてもエアコンと換気設備を稼働させることなく、空気取り入れ と空気吹き出し無作動の状況にあるのではないかと思われる。 無断設置判明後、㈱博善社から不完全燃焼事故と灯油 FF 暖房機無断設置工事について の説明はない。 1 階和室(2) 1 階和室(1) 2 階和室(5) オイルサーバー 灯油タンク設置状況 2 階和室(5) 灯油配管屋内引込 無断設置灯油タンク 給排気筒 2 階和室給油配管状況 2 階和室(5) 給油配管分岐点 ガスボンベ庫裏 灯油配管 建物北側倉庫ポーチ部 灯油配管 建物西面 露出敷設灯油配管 建物西面 露出敷設灯油配管 1 階和室(1)根回り部 灯油配管屋内引込 給排気筒 1 階和室(2)根回り部 灯油配管屋内引込 建物西面 1 階和室(1) 灯油配管屋内引込 給排気筒 給排気筒 建物西面 1 階和室(2) 灯油配管屋内引込 給排気筒