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IRP Herald - International Recovery Platform
Latest News from International Recovery Platform トピックス 中米向け「IRP復興ワークショップ」 及び復興プロセスに係る政府 間協議の開催 「IPRホームページ」 (英語版)の リニューアル IRP Herald 2014 Vol.6 中米向け「IRP復興ワークショップ」及び 復興プロセスに係る政府間協議の開催 inundated area 2014年11月11-12日 (エルサルバドル、サンサルバドル) エルサルバドルは、天然資源が少なく、主要産業を持た ないという経済的な制約のなか、持続的な経済成長に向 けた健全な経済運営を行うという課題を抱えています。 ま た、地震やハリケーン、豪雨災害などの災害に頻繁に見舞 われており、自然災害に対し脆弱です。中米諸国は災害リ スク・環境などにおいて共通の問題を抱えており、エルサ ルバドルには中米統合機構(SICA)本部が所在しているこ とから、IRP復興ワークショップ及び政府間協議を開催しま した。 IRPは、中米防災調整センター(CEPREDENAC) と共に、 UNISDR及びUNDPの協力を得ながら、2014年11月11∼ 12日、IRP復興ワークショップ及び復興プロセスに係る政府 間協議をエルサルバドルの首都サンサルバドルで開催し ました。今回のワークショップの目的は、政府機関や各都 市の知識を共有するとともに、経験の共有を通じて、それ ぞれが持つプログラムを改善していくことです。 議論では、 「国及び地方レベルで復興プロセスをいかに 制度化してきたか」、 「制度的、政策的にこれまでどのよう な対策がとられてきたか」、 「政府は復興に必要な財政的、 行政的、政治的資源を確保できているか」、 「復興プロセス のモニタリングの仕組みがあるか」等について活発な意見 交換が行われました。 ワークショップにはパラグアイ、ホンジュラス、 グアテマ copyright:: IRP ラ、エルサルバドル、 コスタリカ、 コロンビア、パナマ等中米 各国の政府職員、サンタ・テクラ (エルサルバドル)、ボゴタ (コロンビア)、 クルンドゥ (パナマ)の各市、世界銀行やス イス開発委員会、UNISDRの世界教育研修機関(GETI)から の代表など40名以上が参加し、開会にあたっては、エル サルバドルの防災副大臣であるオスカー・オルティズ氏か ら挨拶がありました。 IRPは、 「Build Back Better」 (よりよい復興) に向けた 戦略・活動の様々なアプローチを参加者と共有すること により、 中米各国で現在行われている取組に貢献するた め、 「復興ガイダンスノート」などのツールの導入や、 日 本をはじめとする世界各地の復興事例研究を紹介しま した。 また特に、 より効果的な復興に向けた日本の取組 や経験の紹介を行いました。 議論の中で、 (1)復旧・復興プロセスに係る近年の優良 事例や教訓をもっと発信していくこと、 (2)このワークショ ップの成果を他の国、地域と共有すること、(3)2015年以 降の国際防災枠組における復興の問題を考える必要が あること、 などの意見が出されました。 国際復興支援プラットフォーム(IRP) 〒651-0073 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通 1丁目5番2号 東館5階 Tel: 078-262-6041 Fax: 078-262-6046 [email protected] さ た る 編集者:佐太留 ぐりさ For more information visit our “IRP Website”: http://www.recoveryplatform.org IRP Herald Page 1 continues~ Cover Story: 「IRPホームページ」 (英語版) のリニューアル 「IRPホームページ」 (英語版)は、世界の様々な災害から の復興に関する優良取組事例集の情報を掲載しています。 特に、世界各地の災害の教訓や優良取組事例、復興計画や 災害リスク削減を推進するために必要なプログラムを含む IRPが作成した11分野にわたる「復興ガイダンスノート」も ホームページ上で公開しています。 Continues from Page1~ さらに具体的な取組として、 (1)災害が起こる前に、 復興 枠組・計画を準備、 検討、 決定する、 (2)復興のプロセスに 防災の視点を取り入れ、 開発に生かす、 (3)復興計画の評 価・モニタリングのためのしくみを作る、 等が提案されま した。 また、 今回のワークショップを通して、 さらに他の中 この 米諸国と復興の経験を共有していきたいと考えます。 件についての問合せは、河内 (kouchi@recoveryplatform. org) までお願いします。 災害復興情報(Resource)のページでは、多様なホーム ページから選び抜いた災害復興に関する約700冊の出版 物や、約80種類のツールやガイドラインをダウンロードで きます。さらに、最近開催された災害復興に関する国際会 議の情報についてもご覧になれます。 ホームページの最も重要な機能の一つが、IRPのステー クホルダーのための「災害後ニーズ評価(PDNA)ワークス ペース」の主催です。災害後のニーズ評価のページでは、 PDNA過程における共通の知識、過去にPDNAを実施した 国々の文書、PDNAガイドラインを掲載しており、PDNAを活 発に進めることができるページとなっています。PDNAに関 する情報は、 「IRP Herald」次号に掲載予定です。 IRP 関連予定イベント 2014年12月9∼10日 「IRP復興ワークショップ」 (バングラデシュ、 ダッカ) バングラデシュの防災・救護省は、バングラデシュ災害復 興戦略研究所(ISRSDRR)及びIRP/ADRCと共に、過去の復興 における取り組みや政策、計画を見直し、減災に向けた議論 を行います。 2015年1月16日 「IRP国際復興フォーラム2015」 (神戸市、日本) 日時:2015年1月16日(金) 9:30∼17:30 場所:ホテルオークラ神戸 「平安の間」 「IRPホームページ」 (英語版)は、災害後の復興過程に おいて重要な役割を果たし、災害復興に関する様々な情 報の提供をして参りたいと思います。ぜひ「IRPホームペ ージ」 (英語版)をご覧ください。 (http://www.recoveryplatform.org/resources/publica tions) お問合せ、 ご意見などは、 グリザル・ケイム ([email protected]) までお寄せください。 今回のフォーラムは、IRP設立10周年及び阪神・淡路大震災20 周年事業として、特別プログラムにより、世界各地の巨大災害か らの復興について、アジアなど災害多発国の政府高官等による講 演、国連等国際機関によるプレゼンテーションやパネルディスカ ッションを通じて、災害からの「Build Back Better」を実現する方 策について討議を行うとともに、2015年3月に仙台で開催予定の 「第3回国連防災世界会議」に向けた発信を行います。 UN WCDRR