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平成27年度事業報告書
第1号議案 平成27年度事業報告承認の件 平成27年度事業報告書 自平成27年 1月 1日 至平成27年12月31日 一般社団法人 日 本 書 道 院 当法人の平成 27 年度に於いて実施した事業は次のとおりである。 1.第 64 回日本書道院展 4 月 8 日(水)~ 16 日(木)(会期中休館日無)の間、東京都美術館で開催し た。一科・二科・三科の漢字・かな・詩文書を含めて 1284 点が出品された。前 回展より高齢者の不出品が重なり 49 点減ではあるが公募の一科・二科作品が増 加しており今後へ期待ができる。大作の並ぶ第 1 室から公募各部上位入賞者・審 査会員・同人作品すべてで内容の充実が観られ関係各方面から高い評価うけた。 恒例になった初日の席上揮毫も好評で開会を大いに盛り上げた。12 日ホテルラン グウッドの表彰式・祝賀会には 300 人を大きく超える出席があり、文部科学大臣 賞選考委員や毎日新聞社・毎日書道会からの来賓もご列席いただき盛会であった。 表彰式当日の休日に JR の大規模事故があったにも関わらず入場者は学生展と合わ せて 12901 人にのぼった。 なお、2017 年の第 66 回展からは 4 月1日から 8 日に東京都美術館で開催する こととなった。 2.第 64 回全国学生書道展覧会開催と表彰式 日本書道院展と東京都美術館で同時開催した。出品点数は 2127 点と僅かに減少 したが、児童・生徒数の減少数に比して出品数は安定している。4 月 12 日午前中 ホテルラングウッドで行った文部科学大臣賞以下の表彰式には、JR 大規模事故の 中欠席者もほとんどなく受賞者の家族を含めて 800 人を超える参加者で盛大・厳 粛に開催できた。表彰式会場から移動した出品者保護者で展覧会会場は晴れやか で喜びに満ちた笑顔で一杯になった。入場者は 5388 人であった。 -1- 3.第3回 100 人展・第 32 回選抜展・第7回同人展 11 月 24 日(火)~ 29 日(日)まで第 3 回 100 人展並びに第 7 回同人展をフェニッ クスホール、第 32 回選抜展はセントラルミュージアム銀座で開催した。両会場が ある紙パルプ会館の 1 階から 5 階を「書」で埋め尽くしたような展覧会となった。 毎日展審査会員・会員クラスから選抜した 100 人展は 3 尺× 10 尺作品を最大とし 会場天井の高さを生かした展示となった。選抜展・同人展はサイズ・作風共に多 彩な内容が並び好評であった。29 日には毎日書道顕彰を受章した高橋副会長のお 祝いと合わせて懇親会を開催した。来賓も含めて 220 名にのぼる出席者で会場一 杯となり盛況であった。 4.故田中凍雲名誉会長を偲ぶ会 平成 26 年 11 月に逝去した故田中凍雲名誉会長の偲ぶ会を 2 月 19 日(木)午前 中に執り行い、関係書道団体・業界から多くの方にご参列いただいた。中村会長、 清水透石全日本書道連盟副理事長、糸賀靖夫毎日書道会専務理事、日本中国文化 交流協会中野暁専務理事の弔辞の後、参列者から献花を頂いた。なお、同日午後 開催の総会直前まで日本書道院会員には献花を頂いた。 5.第 67 回毎日書道展 第 67 回展で日本書道院は 40 点増の 1280 点の出品があり団体別出品数第 6 位 の力を示した。入賞者は毎日賞 9 名、秀作賞 23 名、佳作賞 40 名、受賞者総数 72 名となり過去最高を更新した。高橋副会長が毎日書道顕彰(芸術部門)を受章し 喜びの輪が大きく広がった。7 月 19 日の表彰式は本院の受賞者が多数参加して互 いに喜び合った。式典後会場のホテルで日本書道院の祝賀会を開催し役員・受賞 者等 90 名を超える方が出席し楽しいひと時を過ごした。 6.支部長会 6 月 14 日(日)第 28 回支部長会を日本書道院会館で 100 名を超える出席を得 て開催し、師範・準師範及び昇段昇級試験の指導ポイント、競書出品時の注意事項、 展覧会出品のための講習会の周知等をはかり充実した時間であった。なお、半紙 による昇段試験の実施検討中を報告し、 「日本書道」7 月号で実施要項を発表した。 11 月 8 日(日)には第 29 回支部長会を、こちらも日本書道院会館で 100 名を -2- 超える出席で開催し、28 年度前期実施の準師範試験以下の説明等を中心とした内 容であった。 7.中国研修旅行 中国・鎮江市北固山に「望月望郷」詩碑を建立して 25 年を記念して、10 月 10 日(土)~ 10 月 14 日(水)の 4 泊 5 日で研修旅行を行った。鎮江市関係者との 懇親会では建立当時の関係者もご参加いただき旧交を深めた。今回鎮江訪問が初 めての参加者も多く美しく整備された公園にある碑を見学し感激した様子であっ た。その後曲阜・莱州を巡り孔子廟・鄭書三山と書蹟を巡り有意義な研修となった。 参加者は詩碑建立時にご尽力頂いた日本中国文化交流協会専務理事中野様を含め て 30 名であった。 8.錬成会の開催 日本書道院展・毎日展及び 100 人展・選抜展・同人展出品者の指導と研修を目 的に、錬成会を開催した。 ◆ 1 月 31 日(土)浅草郵便局 参加者 73 名 ◆ 2 月 1 日(日)日本書道院会館 参加者 66 名 ◆ 3 月 15 日(日)鵞毛堂錬成会場 参加者 56 名 ◆ 7 月 23 日(木)青山・善光寺 参加者 83 名 ◆12 月 19 日(土)~ 20 日(日)伊香保・福一 参加者 82 名 なお、下記の各支部主催による錬成会の開催予告を「日本書道」誌上に掲載し、 多くの受講者が参加され成果を収めた。講師は本院から派遣した。 開玄社 相峻会 清真会 水光会 静書会 嘉門書舎 9.師範・準師範・昇段級受験者のための研修会 9月3日(木)、師範・準師範・昇段級試験受験者を対象として、日本書道院会館で添 削指導を行った。参加者は郵送での希望者も含めて67名を数え、研修の成果か研修 会参加者の師範受験者は全員合格した。 10.同人昇格者推薦証・師範合格認定証交付式及び同人展表彰式 12 月 6 日(日)同人昇格者 23 名、第 57 次漢字・かな及び第 15 次詩文書の師 範に合格された 100 名に推選証並びに認定証の交付を行った。また、併せて第 7 回同人展表彰式を開催した。会場となったホテルラングウッドは参加者も多く大 -3- きな喜びでいっぱいにつつまれた。式典後役員を囲み和やかに昼食会を開催し、 それぞれに親睦を深めた。 11.機関誌 「日本書道」 の刊行 昭和 32 年 11 月創刊以来、 平成 27 年 12 月現在をもって通刊 698 号を数え、 発 行部数は 5,800 部である。 12.関係文化団体との協力について 関係文化団体との連絡提携には格別の意を用いている。公益社団法人全日本書 道連盟は維持団体、 一般財団法人毎日書道会は参加団体、 一般社団法人日本中国 文化交流協会は特別会員として加盟している。 なお、 中村雲龍会長は全日本書道連盟常務理事・毎日書道会監事・日本中国文 化交流協会常任委員として協力している。 13.会員との連絡について 会員との連絡については、 機関誌 「日本書道」 を通じて周知徹底を図っている が、 別に重要な行事については直接会員に通知している。 なお、 12 月1日現在 の会員名簿を会員に頒布した。 14.会報の発行 12 月 14 日付をもって 「会報」 37 号を発行した。 15.役員会及び各種委員会の開催 役員会6回 各種委員会・打合せ会7回 16.支部の指導と地方展の後援 支部の行事と地方展に対する指導後援は次のとおりである。 1月 くれない会書展 ⑴ 1月 開玄社書展 1月 高橋静豪「傘寿の書」 2月 祐正社書作展 2月 芦鴨の会書作展 3月 静書会書展 7月 祥祇会書展 8月 墨翠会書道展 10月 嘯風書展 10月 耕心書会展 10月 葵心会書展 10月 清真小品書展 11月 玄同社書展 11月 研精会書作展 -4- 11月 松友会書道展 ⑵ 1月 相峻会研修会 6月 嘉門書舎記念展錬成会 7月 開玄社合宿勉強会 2月 清真会研修会 7月 水光会作品研修会 10月 静書会研修会 17.会員数 12 月 31 日現在の本院の会員数は 1,710 名である。 18.平成27年12月末現在の役員は次のとおりである。 常 任 顧 問 五 十 嵐 研 豪 北 島 露 光 溪 翠 田 水 蓮 〃 笹 生 秋 琴 嶋 〃 田 中 竹 園 問 石 塚 秀 石 中 塚 博 子 事 中 村 雲 龍 副 会 長 理 事 高 橋 静 豪 常 遠 山 白 雲 成 細 渕 柳 青 事 市 川 嘉 泉 〃 金 子 〃 堀 〃 〃 顧 〃 会 長 理 務 理 事 監 三 宅 相 舟 田 寿 苑 荻 野 静 雲 薫 静 斉 藤 龍 堂 雅 峯 本 堂 耿 苑 宮 﨑 邑 鵞 山 田 白 苑 吉 田 清 翠 事 白 石 東 苑 谷 志 水 中 村 忠 雄 理 土 菅 平成 27 年度事業報告に関して、「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律 施行規則」第 34 条第 3 項に規定している附属明細書により、その内容を補足す べき重要な事項はありませんので附属明細書は作成しておりません。 -5-