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保健室ボランティアの様子が日本赤十字社発行の

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保健室ボランティアの様子が日本赤十字社発行の
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の小 ・中学校の保健室には、
ります !―
愛知県扶桑町
黙 日
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1扶桑1町
朗況│
つ地域の―
人 回 i32,778人
世帯数 : 1 1 , 4 3 8 世 帯
面 積 : 1 1 . 1 8 平 方キロメー トル
高齢者比率 i 1 9 . 2 %
(65歳 以 」二)(出 典 i平成 18年版全国市町村要覧)
特色のある活動
愛矢口
県扶桑町
介
地 域 紹 1 ‐
愛知県扶桑町は県西北部に位置 してお り、木 曽川を挟
んで岐阜県 と接 しています。土地 はおおむね平坦で濃尾
平野の一 部をな している田園地 帯です。
町内には古墳 もあ り、古 くか ら人が住んでいま したが、
木 曽川堤 防がなか つた400年 程前 までは木 曽川 もたびた
び氾濫 し、扶桑の民たちは水 害 と戦いなが ら生活されて
いたであろ うことが しのばれ ます。
木 曽川堤防の完成後 は、農耕 もさらに盛んにな りま し
たが、特 に明治 。
大正期 には町名 の とお り桑畑が広が り、
養蚕が盛んな生糸の集散地 と して栄えま した。
最近 は漬物 にす る と美 味 しい守 回大根 が広 く栽培 さ
守 国大根 は、細 長 い 不 思議 な
大根 です
れ てお り、今 ではす つか りまちの名産 品 とな つて い ま
す。
〃
そのほか、神社 ・仏 閣での式典 には欠かせない つ ま
〃
お り傘 を古 くか ら製作 している工房がある こと、また、
円空 上人の作 である十 二神将像 をは じめ と して多 くの文
化財がある ことが町の誇 りです。
愛知県扶桑町は、上か ら読む と、「
知」とで 「
愛」と 「
扶」
けあ う 「
町」 と読め る こ とか ら、地域のみんなでたすけ
あ う、あたたかい福祉のまちを 目指 して発展中です。
つまおり傘
Ⅲ 68赤 十字奉仕団活動事例集
愛畑県扶柔町赤十字奉仕 団
仕団の憲な活勲鹸
1素
・社員 (社資)募 集活動
・NHK海 外たすけあい等の募金活動
・防災 ・救護活動 (防災訓練 の実施、救急法講
習会 の開催、歩 け歩 け大会の支援)
・高齢者支援活 動 (ひと り暮 ら し高齢者等 へ の
昼食作 り)
。社会福祉施 設の支援 (歌で の慰間、清掃奉仕、
デイケアの支援、 イベ ン ト運営補助)
・児童 の健全育成活動 (ふれあ い体験講座 な ど
の異世代交流、保健至 ボランテイア)
・献血運動 の支援 (呼びかけ、受付)
保健室ボランテイア活動
!‖
特色 のあ る活動
艶鞠 鮮盤 韓 散
学校 に と つて保 健 室 の養 護教 諭 は、
な くてはな らな い存在 ですが、修 学旅
行や野外学習 な どの引率のため に思 い
のほか学校 を空 ける機会 が多 くあ りま
す。 そ してその 間、学校 に残 され た子
どもたち と先生方 は少 なか らず不安 を
抱 いています。
開かれ た学校 づ くり」を
そんな中、 「
目指 している扶桑町教育委員 会 の河村
保 健 室 の お留 守番
共 久 教 育 長 か ら、 「
役 と して、 ご協 力 い た だ けな い か ? 」
ブ
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との要請 が扶桑町赤十字奉仕 団にあ りま した。
無理 のない範 囲で の活動 である こと、 また職員室 とよ く連絡 を取 りあ う体制 を つ く
則 と して、「口赤奉仕団のおばちやん」
ア活動が始 ま りま した。
この 活動 が始 ま つた 平成 14年 当時 は、子 ども
たちのケガや体調不良 に対 して適切 に対応できる
一
か どうか不安で一杯 で した。 また、 部 の養護教
諭からは活動を不安視する声もあ つたようですが、
今では、子 どもたちか ら、学校の先生方か ら、そ
してき護教諭からもす つか り頼 りにされています。
なお、 この活動 につい ては、扶桑町教育委員会の
一
公式ホー ムペ ー ジの中でも広 く 般 に紹介されて
います。
boranntia.htm)
/www.fuso.edjp/hokennsitu―
(httpノ
赤十字奉仕団活動事例集 69辛
あ くまでも、保健室のお留守番役なので、その場でできる応急処 置の範囲内
活動内容
でのお手伝 い です。子 どもたちの担任の先生 とよ く連絡 を と り、子 どもたちの
ー
プライバシ を守 りなが ら、信頼 を裏切 ることのないよ うに活動することに心掛 けています。
なお、町内の小 ・中学校 との共通の取 り決め ( 抜粋) は 下記の とお りとなっています。
1.軽 いケガや打撲 に対 しては、応急処置 (消毒や冷湿布)を 施す。
2.頭 痛、腹痛な ど内科 的なものについ ては、以下の とお り。
(1)熱 がなければ、励 ま しを与えて教室に帰す。
(2)保 健室 で休 ませる必要がある と担任の 先生が半」断 した場 合 は、 担任の先生 といつま
で休 ませるか相談 した うえで、保健室 で休養させる。
(3)保 健室に来た児童で、 特 に変わ つた様子がある場合は、職員室に連絡する。
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特色 のあ る活動
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年度初めに、町内各学校か らボランティアの活動要望 日が
知 らされますので、それを赤十字奉仕団員に提示 し、 団員か
らの志願者を募 ります。次いで、志願者が 2人 1組 で活動できるよ うに人数を調整 し、各 自の担当日
を決定 します。
活動 日には、各 自で学校 へ 出向き、 まずは職 員室に挨拶 します。 また、養護教諭の先生か らの連絡
事項を確認 します。
昼食は、学校からおい しい給食をいただいています。
辛 70赤 十字奉仕団活動事例集
愛知県扶桑町赤十字奉仕団
他団体 との連 携
活動 の き つか けが教 育長 か ら
の要 請 だ つた こ ともあ り、扶桑
町 教 育 委 員 会、 各 校 の 先 生 方、
そ して扶 桑 町役場 の分 区担 当者
と良好 に連 携 しな が ら活動 して
います。
また この 活動 を契機 に、各校
の 「
総 合 的 な学習 の 時 間」等 の
際に、家庭看護法、応急手 当教室、
ボ ラ ンテ イア講話 な どの講 師 に
呼 ばれ る よ うにな り、子 どもた
ち に赤 十字 の心 を伝 え る良 い 機
会 にもな つています。
河村教育長 と藤井委 員長 を囲んで
活動 の効果
で活動するので、交通費もかか りません。
学校 でのボラ ンテ ィア活動 を通 じて子 どもたち とも顔見知 りにな り、道
今
で会えば 「こんにちは」と声をかけて くれ ます。何度 も保健室で会 う子も 「
あの時はお世話 にな りま した。」とニ ッコリ笑つて くれます。地域における
日は元気だ つたよ !」 「
一
児童の健全育成 を地域の 員と して担 つている実感が得 られます。
また、 この活動 の仕掛け人のひとりである扶桑町教育委員会の河村教育長は、住民聴講生制度を
開かれた学校 づ くり」を目指 してお り、このボランティア活動も町
全国に先駆けて導入す るなど 「
の教育政策の一 つ としてお役にた つていることと思います。
さらに、 この活動 を していれば こそ、救急法など赤十字の各種講習を受講する必要性を実感 しま
一
す。そのため、扶桑町赤十字奉仕団では研修の 環 として、毎年、救急法等の講習会を開催 してい
ます。
救急法の習得 にも熱が入る
赤十字奉仕団活動事例集 71辛
特色 のあ る活動
活動 にかかる経費
経費 は一 切かか らな い活動 です。団員はお のおの最寄 りの学校
ボランテ ィア活 動 も信頼 され ることが 第 一 なので、 「
あいさつ を
心 が けて い る こと
欠かさない」、 「
活動場所 の方 々との 交流を大切 する」、そ して 「
約
束を守る」な ど、 当た り前の こ とですが基 本的な事項を守るように しています。
また、 活動を長続 きできるよ うに、次の 3つ の ことにも気をつけ て い ます。
(1)無 理を しない こと。家族の理解 。協力を得なが ら、 自分の生活に合 つたペ ー ス で活動する。
(2)自 分の思 い込みだけで行動 しない こと。赤 十字奉仕団の共通の 目標 を忘れ な い ようにする。
(3)ボ ランテ ィア活動 で知 り得 た個人 1青
報を、他 に漏 らさない こ と。 ボランテ ィア活動 は信 頼
がいのち。
この活動は、経費もかか らず、皆か ら喜ばれつつ無理な くずっと続けて
今後 の展 望
い くことのできる活動だと思います。 しか し、 学校の保健室で子 どもたち
と接 していると、時 と して 「
おや っ」 と思 うこともあ ります。 食育の問題や親 子関係の変化、 物は
豊かでも心 は希薄であるな ど、子 どもたちを取 り巻 く社会情勢が見え隠れ しています。
赤十字奉仕団員 と して、もつと社会情勢を把握 した うえで、よ り社会に求め られているボランテ ィ
ア活動 に取 り組んでい く必要性を感 じます。
また、 この活動 に限 らず、今後の奉仕団活動には男性の力も必要で すので、男性を歓迎できるよ
特色 のあ る活動
うな活動を展開できるよ うに考えているところです。
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平成 18年 度活動計画表
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f保健室のお留守番」
聖隷 ク リス トフ ァー 大 学
准教授 福 口 俊 子
さまざまな赤十字奉仕国 の ボランテ ィア活動の 中で、扶桑町 は 「
小 ・中学
校 の保健室 お留守番ボランテ ィア」 とい う、全国的 で もめず らしい教育機関
での活動 を展開 してい ます。
教育委 員会教育長の河村共久先生は、 「
開かれた学校 づ くり」 を推進す るた
めに、 「
地域 の方 を講師 として学校 に招 く」 のでは な く、 「
地域 の方 が学校 の
中に入 り、 じっ くりと内部 か ら学校 の実態を見 ていただ く」方法 を模索なさっ
てい ま した。 その一 つが、養叢教諭が不在 にな る ことも少 な くない小 ・ヤ学
校 での保健空 に、地域ボランテ ィアを導入す るとい う本活動で した。
子 どもや教職 員 の怪我や病 気へ の点 急央 置を した り、何 らかの事情 が あっ
て教室へ は行 けない子 どもたちに対点 した りとい う場所、 それが保使室 です。
人 の健康 に何 らかの形 で関与す る養謹教諭 は、 学校教育 において大変重 要 な
役害」を担 って い ます。し か しなが ら、 養養教諭 は学タ
ト活動 へ のラl 率者 となる
ことも多 く、保健宣が留守 にな る ことを造配 しなが ら出かけなければな らな
い とい う問題 が生 じて い ま した。 そ こで、こ の問題 を 「
地域に関 かれた学校
づ くりの取 り組 み」 と結 び付けて解決す る方法 として、扶桑町赤十年奉仕回
が 「
お留守番ボランティア活動」 を展開する ことに な りました。
ボランティアの私 たちが怪我や病気へ の故急対点ができるのだ ろうか」汚
「
動 を開始 す るに あたって、こ の よ うな不安 を回員 のみなさんが抱 えて いた と
伺 い ま した。し か しなが ら、 赤十字 奉仕 団 員 は学校 に 不安 をきちん と伝 え、
学校 は不安 を解決するための体制 を整備す るといった、高者 の間で地迫 な 「
や
りと り」 がなされた結果、 それが現在 の 「
連携」 に結 ずつぃて い ると感 じま
した。今では、「
保健室のおばちゃん」として、
赤十年奉仕団の活動は学校にとう
て欠かせない存在となっています。この歴史と現状は、
‐
‐
非常に高く評価│ で
き‐
ます。 ボランテ ィアを受け入れ る標」とす る側 の向者 が、安│ むして新規の活動
を開始 し、継続するモデルケー スだと吉 えるで しょ う。 ■‐ │ ‐ │ ‐ │
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求十宰押
芙
731キ
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