Comments
Description
Transcript
1 - 九州大学
九州大学海外派遣留学生 最終報告書 ※ 帰国後15 日以内に提出してください。 ※ 提出された情報は、海外留学HP に掲載します。 (色のついた部分は掲載しません) 留学先大学名 留学先学部名(または プログラム名) ボルドー第三大学 (国名: フランス ) DEFLE 留学期間 2014 年 9 月 学部/学府・年 次 ~ 文 2015 年 10 月 学部 留学により卒業または修了が遅れる見込みの有無とその期間 3 年次 ~ 4 年次 有 ・ 無 (期間: ) 遅れる見込みの 1.4年次に留学したため 2.単位が不足するため 3.新卒で就職したいため 方はその理由を 4.その他(具体的に記入) 書いてください (NO.に○印をつ ける) 卒業を遅らせな いためにどのよ うな配慮や工夫 をしましたか? 進路の予定 1.就職 ( 時期: 4月から /( 2.大学院進学( 大学 3.その他(具体的に: )年 ( )月から) 学府/研究科 ) ) 前項で1と答え た方は、就活時 期と方法を教え てください(予定 を含む) 進学先や就職先の選定に、留学経験が影響しましたか? 留学経験は就職活動の際に役立ちましたか? 1.留学先大学について 授 業 ( カ リ キュラ ム等) の概要 につい て DEFLE は、ボルドー第三大学に付属する語学学校で前期、後期で分かれており、最初の試験でクラスが決めら れる。語学留学にはおすすめするが、語学学校なためフランス人と知り合う機会は少ないが、逆に考えればほか の言語圏の人と知り合えるのは視野を広げるという意味では役に立つかもしれない。レベルによって授業数にば らつきはあるが、発音実践、発音講義、文法、作文、読解、文学や歴史などのオプション授業が二つ、会話(討 論)、リスニングというように、DELF 対策ができるもので、学期の最後に申し込めばう DELF・DALF を受けることも 可能。クラスのレベルは A1~C1まである。ボルドー第三大学は、いわゆるボルドー総合大学(第一、第二、第四 …)には含まれず孤立しているので、おそらく第三以外の授業を受けることはできないので注意。第三の授業は 受けられるが B!1~B2 レベルは必要。 留学先 大学の サポー ト 体制 につい て (語学 面/勉 学面/ 精神面 / 住 居・生 活面な ど) 当たり前だが、自分から積極的に話そうとしなければいつまでたっても話せるようにならないので、フランス人相 手とこだわらず、話したほうが良い。正直引きこもってばかりいたのであまり話せるようになっていない。ボルドー 第三大学に日本語学科があるため、日本に興味のある学生が多く、また日本語も達者だったりするので、話し相 手にしたらよいと思うが、日本語を使えば通じる場合も多いので、あえてまったく関係ないところで知り合いを増 やしたいところだが、最初のうちは難しいと思う。最初のさまざまな厄介な手続きに関してはとてもありがたかっ た。住居はあまり選択肢はないが、どこの寮に住んでもそれなりの問題がある。狭い、汚い、共用スペースでも のを盗まれる等、問題は尽きないが慣れるか値段的に妥協するしかない。 住居手当もあるし、食品は安いので 嫌な人は自分で探したほうが良いかもしれない。 留学先 大学に 対する 感想 自然に囲まれたキャンパスで、校舎もとても趣がある。実はボルドー第三大学はボルドーの隣接コミューンのペ サックという都市にあり、ボルドーの中心まで 30 分かかるが、交通の面で苦労したり面倒だと感じたりすることと はなかった。語学学校はじめ、先生方、教授陣、国際部の方々、人は非常に親切で、手続きや相談など込み入っ て解決に時間がかかることも多かったが親身になって話を聞いてくれたり、アドバイスをくれたりという対応をして くれた人が大体だった。 同じ 大 学への 留学を 希望す る人た ちへの アド バ イス 語学留学したければおすすめする。ある程度規模のある大学なので、人数もたくさん、教師もたくさん、その分対 応もさまざまだが、環境は良いと思う。 大学で講義を受けたい人は、大変だが前期が終わって DELF や DAFL の試験を受けたり、先生に個人的に相談し たりして、いろいろ決めるとよいと思う。年によっても違うと思うが、今年は日本人の留学生も多く、ほとんどの人 が語学学校の授業を受けて去っていったので、その中で自分のレベルが合わず、大学の講義を受けられないと いう葛藤に苦しんだ。当然だが、来る前からきちんとシラバスを確認し、どの講義が受けたいか、あたりを付けて きたほうが良い。 2.事前手続き(ビザ申請など) ビザの 学生ビザ 種類 ビザ申 請先 必要書 類、 手 続き方 法 在日フランス大使館 キャンパスフランスでの手続きが済んだのちに必要書類を用意して、東京の在日フランス大使館に持っていく。書 類チェックが終わったら、パスポートとともに 1~2 週間でビザが家に届く。 3 か月前から可能であり、返信に 1 か月要することもあるそうなので早めに準備したほうが良い。 パスポート 経済証明(銀行に頼んで発行してもらう必要がある) キャンパスフランスの登録終了の紙 移民局提出用用紙 返信用封筒 在学証明書 日本円(50€分) 手続き オンライン申請からビザ取得まで 3 か月くらい に 要し た時間 その他 1 大学へのオンライン申請 必要な 入学から全学期終了までの日付が書いてある受け入れ許可証原本が届く 事前手 2 キャンパスフランスへの登録 続き 3.日常生活 日常生 活の概 要、 感 想 一日の寒暖の差が激しいことと、日の出ている時間が異常に長いのに慣れるのに少し時間がかかった。夏と冬 の寒暖の差はあまりない感じがした。自炊していたので、特に食べ物のせいで体調を崩すということもなかった。 洗濯は近くにコインランドリーがあったのでたまに使っていたが大体手洗いしていた。日曜にはスーパーや多く の店が、月曜には銀行が開いてなかったので、それは不便だった。 たまに夜のイベントや友人のパーティーがあったが、トラムやバスはそれなりの時間まであったし、特に治安が 悪いという感じはない。 生活費 (月額) 及びお およそ の内訳 (円換 算で) 生活費計 日本か ら持参 した方 がよい もの (PCや 変圧器 等の要 不 要 も) これか ら留学 する人 への、 日常生 活(治 安対策 を 含 め)に 関する アド バ イス 30000~ 円/月 (生活費内訳)住居費: 17000 円、 光熱水料: 住居費に含まれる、 通学費: 0 円、 食費; 2000~6000 円、 電話代: 1500~3000 円、 インターネット代: 住居費に含まれる 書籍代: 円 その他:(具体的に) 学費・寮費以外に大学へ納入するもの(あれば) 30000 円 (徴収された費用の名目を具体的に:保険 PC、スマートフォン、カメラ(充電器も忘れずに) 文房具、歯ブラシ(日本製が断然良いので) 日本食、日本のお土産、仲良くなったフランス人とプレゼント交換するのに最適 ほとんど変圧器は不要だが旅行する先でタコ足があると便利 辞書(使い慣れたものであれば電子辞書でも紙辞書でも) ) ほとんどのものは安く買える(ドライヤー、ケトルは 10€、電子レンジも 50€あれば買える)ので、持って帰るのに 大変なものは持っていかないほうが良い。水が違うので、シャンプーやリンスは現地のものを使ったほうが良 い。日本から荷物を送ってもらうのは高いが、フランスから日本へ荷物を送るのは意外と安い、代わりに信用が ないのでやはり荷物は少ないほうがよい。寮によってはキッチンスペースがやたら狭いとか、共用キッチンとか いろいろあるが、とりあえず自炊したほうが安く済む。 また、移動はトラムかバスで、チケットは共通なので移動しやすいし、特にトラムは安全。街中ではないので治安 は悪くないが、大学周辺の駐車場にはジプシーがいるそうなので、慣れてきても注意すべし。 お金の 管理や 受け取 り(銀 行口座 開設や 海外送 金, ま たはク レジッ トカー ド 持参 など) につい て,貴 方の留 学先国 で 最も 適当な 方法を 教えて くださ い。 フランスではほとんどクレジットカードが使える(一部露店や個人のお店、バーなどでは使えない)ので、クレジッ トカードは必須。上限や引き落とし日など確認して使っても、たまに機械との相性が悪く使えない場合があるの で、地銀より都銀のほうが安心。一応地銀でも下ろせる。また、下ろせなくなった時のために予備のカードを持っ ておくとよい。 住居手当を受けるためにフランスの口座開設は必須。日本のカードから一気にお金を引き出してフランスのカー ドに入れておくと手数料が少なく済むはず。また、フランスから外に出たときに日本のカードより ATM を使いやす かったりするので、とにかくあったほうが良い。また、銀行に頼めば小切手帳をもらうことができる。これはたとえ ば支払日を遅らせて口座が空になるのを避けたり、送金したりすることができるが、日常ではあまり使わないう え、慣れてないと使いにくい。(移民局での手続きの際、戸籍抄本のフランス語訳を在仏日本大使館に頼んだとき しか使わなかった。) 海外送金については、日本で手続きして現金引換えのための書類を送ることができ、郵便局に行けば簡単に受 け取ることができる。お金が引き出せない場合の最終手段になる。 4.住居、生活環境 住居の 種 類 ・寮 ・ホームステイ ・民間アパート ・その他( )d (○印を つける) 住所/ Viillage 3 C 309 9 Esplanade des Antilles, 33600, pessac 電話番 号 費 用 住宅手当なしの時 241€、手当申請後 148€ (月額) どのよ 大学のオンライン申請の際に一緒に希望を出した。 うにし て見つ けたか 次期留 学生に 推薦で きるか ど う か、お よびそ の 理 由。 大学の推奨の寮なので安いし、大学にとても近い。私が住んでいた Village3 の C 棟の部屋は、狭いがシャワー・ トイレ・コンロ、冷蔵庫・ベッド・机・棚があり、何より大学が歩いて 5 分のところにあったので、昼休みにはごはん を食べに帰れる距離だった。部屋や棟によって違うが、それぞれそれなりの問題がある。ちなみに C 棟にはゴキ ブリが出る。D 棟には出ない。もっと安い寮になると建て替え前で、共同のキッチン、シャワー、トイレなので、そ れよりは良いと思う。また、住居費に光熱費・水道代込なので、支払は楽で、週末は働いていないが寮の受付も 一応存在し、電気が切れるなど問題があった場合はすぐにいうことができたので、それも楽だった。 留学生 活を送 る上で 次期留 学生に 伝えた い地域 情報、 生活情 報 トラム・バスの共通年間パス、月更新パスを持っていれば便利。町中心へ行くのは 30 分くらい、最寄りスーパー はトラム・バスで 10 分圏内、SNCF(鉄道)の駅まではバス・トラムで 30 分~45 分、ボルドーの空港までも 45 分~ 1 時間くらい。26 歳未満の人は SNCF の carte jeune というカードを作るのに年間で 50€かかるが、出かける人な ら元が取れるくらいお得になる。パリまで行くなら SNCF を利用していくのが安くて手っ取り早い。 5.準備段階や留学中に役に立ったウェブサイト サイ URL コ メ ン ト ト名 在 日 http://www.ambafrance-jp.org/article3731 ビザ申請の際に参考にした フ ラ ン ス http://www.sncf.com/ SNCF の公式サイト 大使 館 SNCF 6.その他の特記事項 語学学校であれ、大学の講義であれ、とにかく長いバカンスがあるので、興味がある人は旅行に行くとよい。ヨーロッパは 陸続きなので、飛行機、鉄道、バスなんでもインターネットを駆使して安い旅行ができる。フランスに少しでも滞在していれ ば各国どの程度違いがあるのか、日本にいるよりもはっきりわかると思う。