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ファッションマーチャンダイジング実習
【62】 ファッションマーチャンダイジング実習 鈴木 明 3年 通年 ビジネスコース必修 ( 4 単位 実習 ) ■授業の方針・概要 この授業は、別名産学連携学である。 「産」 ・「学」連携によるコラボレーション(協労)のプロジェクト で、プロジェクトチームを設立し、一人ひとりの個人と組織としてのチームワークで1つのプロジェクトを 完成させる。企業と提携又は、コラボレーション(共同作業)して、1つの目標に向かって、限られた期間 内で成果を上げる。 論理、市場調査、企画立案、商品開発、デザインの創造等の知的情報戦略からプレゼンテーションを行い、 試作品(サンプル制作)展示会や、生産(量産)し、店舗展開(販売)を行う。プロジェクトの方向性と実 用化に向けて、結果を出す。組織の中での一人ひとり個人の力とそれぞれ各自が持っている能力(武器)と チームワーク力での組織力、その中で最高の自分を世の中に差し出す。何事も恐れない勇気とチャレンジ精 神を基に協調性や調和、独創力、創造力、判断力、交渉力、忍耐力、根性などを養う。自助努力(セルフヘ ルプ)の大切と、積極的な考え方など、調和と進歩を養う。 ■到達目標(学修成果) 本コースの総括的で主も重要な教育課題である産学連携による授業の取り組みである。実践力型学習(実務 型学習)により、卒業後の社会人としてのキャリアアップ基礎能力、即戦力として活躍できる実務能力とし て、①組織としてのチームワークで仕事をするチームワーク能力、②目標・目的・計画・実行(P.D.C.A.I: plan→Do→check→Action→Innovation・Improement)のプロセスで一つの課題を構築し、提案するため の創造力、発想力、自主的に考える能力、③一つのプロジェクトを最後までやりぬく根性・行動力・実行力・ 自主性の3つの能力を養う。 ■授業計画 1 回 ファッション産業の定義について「創・工・商」 「川上・川中・川下」の全体の流れについて触れる。 2 回 ファッションプロダクトマーチャンダイジング(Fashion Product Merchandising-F・P・MD) 3回 〃 4回 〃 5回 〃 6回 〃 7回 〃 8 回 ファッションリティールマーチャンダイジング(Fashion Retail Merchandising- F・P・MD) 9回 〃 10 回 〃 11 回 〃 12 回 ファッションビジュアルマーチャンダイジング(Fashion Visual Merchandising- F・P・MD) 13 回 〃 14 回 〃 15 回 まとめ 16 回 プロジェクトチームを設立する。個人とチームワーク(組織)について。プロジェクトとは何かチー ムの役割分担について、それぞれの任務と責任、仕事とは何か。 目標→計画→プロセス→結果→成果 17 回 提携の企業先との新プロジェクト会議に参画し、プロジェクトチームの目標と計画その仕事の任務と 責任についてコミュニケーションを行う。 18 回 ①企画立案………仮説会議(18 回目~20 回目) 19 回 〃 20 回 〃 21 回 ②市場調査………検証会議(21 回目~22 回目) 22 回 〃 (作成・市場調査・分析) 23 回 ③・提案 コンピューター ・企画立案………構成(組み立て) で仕上げる (23 回目~27 回目) 作成………企画書 製作………マップ 24 回 〃 109 【62】 25 回 〃 26 回 〃 27 回 ④提携先企業で企画発表の提案を行う。 プレゼンテーション(Presentation)発表、説明 28 回 〃 29 回 ⑤生産 ・試作品(サンプル制作)…新作の展示会 30 回 ⑥展示会及び店舗で販売員(ファッションアドバイザー・(FA))として販売を行う。 ■授業に向けての準備学修内容と授業時間外の学修内容 国際社会の中グローバル化時代の要請に答えるべき国際的視点から、海外・国内の情報に目を向け、①マ クロ環境、②市場環境、③自社環境の三つの視点で物事の情報をとらえる。一次情報の活用として、店舗(百 貨店、専門店)見本市・展示会での見学。さらに、二次情報の活用として、書店・図書館など身近にある学 習材料に常に関心を向ける。 ■成績評価の方法・基準 出席 授業態度・姿勢 プロジェクトの取り組み(課題発表) プロジェクトの取り組み(課題提出) 20% 10% 30% 40% (1)GPA(Grade Point Average―グレード・ポイント・アベレージ)制度による授業評価基準の導入 (2)学生自身による自ら自己点検評価システム(レザーチャート図による 5 段階評価) (3)新年度 4 月スタート→次年度 2 月(1 年間…前期・後期)終了 A4ファイル(60 ポケット)…全員→授業評価→最後に提出 ・資料(各企業とのプロジェクト資料)…企業・プロジェクト・企画書資料 ・テキスト資料 ・その他の資料 ・日報帳 ■教科書 ※必要に応じて、プリント配布。 ※教材の活用:本学に設置しているシステム、マルチメディア教育計画。 被服造形教育におけるデザイン・パターンデーターベースの開発システムの活用<ロータリーハンガー システム>よりデザイン・パターン検索を使用する。 ■参考文献 その都度指示する。自主的に且つ積極的に図書館での文献を活用する。 ■オフィスアワー・研究室 オフィスアワー:(月)12:10~13:00、 (火)12:10~13:00 ファッションビジネス研究室:第四校舎 3 階(4036 教室) ■備考 空き時間をうまく利用して作業をすること。 110 【63】 生産管理論 鈴木 明 3年 後期 ビジネスコース必修 ( 2 単位 講義 ) ■授業の方針・概要 20 世紀から 21 世紀にかけ大きな時代の転換期になり、顧客のニーズ(needs-要求)により市場規模の競 争原理が働き、市場淘汰が格段に厳しさを増している。これに対応するファッションメーカー(Fashion Maker-ファッション製造業者)側は、生産のプロダクション・コントロール(Production Control-生産管 理…etc)を組み立て一早く顧客のニーズ志向に確実に答え、対応しなくては、企業は生き残れなくなってい る。生産と流通が消費者に与える影響をどのように改善し提案してゆくか、その生産と流通現場から実務知 識から実践的に進めてゆく。事例研究として、トヨタ生産方式を学び、世界の生産工場の事例を検証して行 く。生産・物流の一線で現在活躍し、注目している企業のトップランナー、トップリーダー、経学者をはじ め各専門家の方々を招き、特別講義として 1 回~2 回(1~2 名)に分け特別講義を行う。ファッション業界 の現状をリアルタイムに現場の生の声を“知る” ■到達目標(学修成果) 学生の学習成果として体験型学習で直接現場を体験する。今やファッションビジネスにおけるファッショ ンメーカー(製造業者)のグローバル戦略は、 「生産」を主体とした流通戦略〔企画→生産→小売(店頭) →消費者市場〕までの一貫したシステムと言える。国際化した国内・世界の工場(生産工場)競争の激化、 ボーダレスワークをこえたビジネスワークの中、21 世紀の新しい「生産」論についての講義とその現場「検 証…工場見学」を取り入れ生産の実態を体験する。 ■授業計画 1 回 生産とは、生産(プロダクト-Product)の概念・生産と消費者について 2 回 ファッションメーカー Fashion Maker(ファッション製造業者)生産工場の現場を視察する。 3 回 プロダクション・コントロール(Production Control-生産管理計画・生産統制、作業管理、工程管 理、生産予測、運搬及び設備管理、環境管理 4 回 流通とは何か、商品の流通生産と消費について 5 回 販売業(小売と卸売のしくみ) 6 回 ロジステック戦略(logistic strategy)←物流戦略。ネットワーク 7 回 商品別流通 中間小テスト 8 回 事例研究(ケーススタディー)ファッション産業界と異業種産業界の生産と流通 (トヨタ生産方式の検証) 9 回 トヨタ生産方式の理論と検証(現場見学有り) 10 回 世界にみる国際化した「世界の生産工場」 11 回 ・中国 12 回 ・韓国 13 回 ・東南アジア ・ベトナム 14 回 ・タイ、その他 15 回 品質管理「International Organization for Standardization」―「国際標準化機構」 ISO 9000 シリーズの概要。ISO 14000 シリーズの概要。 ■授業に向けての準備学修内容と授業時間外の学修内容 店舗(百貨店、専門店)見本市・展示会での視察。書店・図書館など身近にある学習材料に常に関心を向 ける。 ■成績評価の方法・基準 20% 授業態度・姿勢 出席 10% 30% レポート課題 40% 中間小テスト ■教科書 必要に応じて、プリント配布する。 ■参考文献 その都度指示。自主的に且つ積極的に図書館での文献を活用する。 ■オフィスアワー・研究室 オフィスアワー:(月)12:10~13:00、 (火)12:10~13:00 ファッションビジネス研究室:第四校舎 3 階(4036 教室) ■備考 毎時間、必ず配布プリントを持参してください。 111 【64】 ファッション・バイヤー論 大极 勝 3年 前期 ビジネスコース必修 ( 2 単位 講義 ) ■授業の方針・概要 ファッション業界における各種業態=百貨店、メガストアブランド、ハイブランドなどのバイヤーの具体 的業務を学ぶ。また、バイイングのプロとして求められる総合力=人間力を授業と実生活を通して修得でき るように指導。最終的に、目利き、バイイング、店舗管理、人員管理、販売管理までのトータルマネージメ ントを理解し、実社会で即戦力となれるように授業を進める。 ■到達目標(学修成果) 将来的に業界を牽引できるような人物となるべく、ファッション-バイヤーという職種に限定せず、広く 業界に携わっていくための総合力を身につけることを目標とする。 ■授業計画 1 回 バイヤー、マネージャー、MD、SV ディレクターの役割確認 2 回 バイヤーにあるべき姿-今、問われる総合的な人間力 3 回 百貨店バイヤーの働き 4 回 小売店バイヤーの働き 1(ハイブランド、その他) 5 回 小売店バイヤーの働き 2(レリアン事例) 6 回 メガブランドのバイヤーとは(FR) 7 回 日本の歳時記とバイイングのあり方 8 回 シーズン MD と 52WMD 各メリット-デメリット 9 回 実習:具体的な年間仕入計画の作成 10 回 バイヤーと販売力の関係性を探る 11 回 バイヤーとベンダーの関係性を探る 12 回 バイヤーに問われる各種数値管理各種 13 回 バイヤーの MD 計画書作成 14 回 単品管理と絶対単品管理 15 回 拙著コラムを教材にメガブランドの実情把握 ■授業に向けての準備学修内容と授業時間外の学修内容 東京都内で展開される各ファッションブランドにて、実際に接客を受けながら、それぞれの特徴を理解把握。それを統一フォーマットに記載し、商品展開や接客を比較検討できるようにしておく。 ■成績評価の方法・基準 出席状況・授業態度 課題提出 小試験 期末試験 30% 20% 20% 30% ■教科書 大极勝著「商品よりも『あと味』を先に売りなさい」2013 年 日本実業出版社 ■参考文献 柳井正著 「超訳-速習-図解 プロフェッショナルマネージャー・ノート」2010 年 プレジデント書籍編集部 他、各授業前回時にプリント配布 ■オフィスアワー・研究室 前期:木曜日(12:10~12:50)第三校舎講師控室(第三校舎 1 階) ■備考 112 【65】 ファッション・ショップ店長論 米澤 幸夫 3年 前期 ビジネスコース必修 ( 2 単位 講義 ) ■授業の方針・概要 ファッション業界における小売業を自分の目で徹底リサーチし、その分析を通じて店長に必要なリテール マネージメント力と販売、品揃え、VMD の 3 大要素を研究する。 ■到達目標(学修成果) 百貨店や専門店の違いを明解に理解し、リテールにおける 3 大要素の基本をマスターする。 またリサーチによる現場感覚とプレゼンテーション力を養成し店長としてのリテールマネージメント力 を身につける。 ■授業計画 1 回 ファッションリテール業態の変遷 2 回 ファッションリテールマネジメント戦略 3 回 販売の原点とは 4 回 ファッションリテール販売リサーチ 5 回 プレゼンテーション 6 回 ファッションリテールの伝達力 7 回 ファッションリテール業の現況 8 回 ファッションリテールマーケット調査 9 回 ファッションリテールヴァリュー 10 回 魅力ある売場作り 11 回 VMD リサーチ 12 回 プレゼンテーション 13 回 ファッションリテール顧客対応力 14 回 ショップストアの未来像 15 回 ショップ店長の総括 業界の変遷と服飾の位置づけ リーダーの役割とは 人間力の研究(ビデオ学習) 販売テクニックの確認 接客体験の発表 コミュニケーション力 百貨店やファーストファッションの事例研究 百貨店の徹底研究(4 大グループ) ファッションの価値創造とは何か VMD の重要性 VP、PP,IP の役割 ラルフローレン、トミーフィルフィガの企業戦略 クレーム対応4STEP ファッション販売の世界(ビデオ学習) 真のリーダーシップとは ■授業に向けての準備学修内容と授業時間外の学修内容 ファッション専門誌や業界新聞の購読 百貨店,専門店の調査。 ■成績評価の方法・基準 提出物 出欠状況・授業態度 プレゼンテーション 40% 20% 40% ■教科書 なし ■参考文献 各種ファッション雑誌や店長職向き雑誌を随時紹介します。 ■オフィスアワー・研究室 第 1 回の授業で指示します。 ファッション販売論研究室(研究棟3階) ■備考 日程及び内容は変更する事もあります。 113 【66】 ブランド・マネジメント論 鈴木 明 3年 前期 ビジネスコース必修 ( 2 単位 講義 ) ■授業の方針・概要 21 世紀変動の中、グローバル経済の市場競争は激化している。その中で、今や、一流企業のもつイメージ、 存在価値、企業イメージ統合戦略(コーポレートアイデンティティーCorporate identity)は、一つのブラ ンド(brand ―銘柄・商標)としての役割が大きく、世界のブランド戦略として、君臨している。 ブランドとは何か、ブランドがもつ概念・意味・影響力を空間からとらえた歴史観と、時間がとらえた過 去と現在の社会に与えた影響力とイメージは何か。国際社会の中で未来のグローバル戦略として、ブランド 戦略の役割と位置づけをどのように追求していくかを探求する。また、ブランド・アイディンティティとし て近年では社会の環境保全が企業価値として位置づけられ、社会貢献への積極的な取り組みが重要課題とし て社会義務になっている。 ■到達目標(学修成果) 学生のブランドに対する知識と意識を認識してもらう…ブランドバリュ存在。ブランド価値…ブランドに 対する知識を学ぶ。 ■授業計画 1回 「ブランドとは何か」 ブランドの基本概念と重要性。歴史観と過去・現在の要因 2回 3回 世界の一流ブランドに観るブランド・マネジメントとマーケティング 4回 グローバル戦略に立ち向かう企業ブランド“ブランド力”の強さ 5回 6回 7回 ―ブランド商品を創る― 8回 ブランド開発力(ブランドクリエイティブ) と新商品開発の手法 9回 ブランドアイデンティティ(Brand identity (BI)) 10 回 11 回 12 回 ―世界の一流ブランド力(事例)- 13 回 ・世界の一流ブランド力―歴史と文化に打ち勝った伝統のブランド 事例研究 14 回 ・日本の一流ブランド力―日本文化が生み出したブランド力「和」の挑戦 事例研究 15 回 ■授業に向けての準備学修内容と授業時間外の学修内容 製造業界、店舗、国際見本市、展示会の視察 書店、図書館など身近にある学習材料に常に関心を向けること ファッション産業界以外の業界(自動 車・家電 etc)に目を向け、企業ブラ ンドの実態を知る。 ■成績評価の方法・基準 20% 出席 30% 中間テスト 授業態度・姿勢 レポート課題 10% 40% ■教科書 必要に応じて、プリント配布。 ■参考文献 その都度指示する。自主的に且つ積極的に図書館での文献を活用する。 ■オフィスアワー・研究室 オフィスアワー:(月)12:10~13:00、 (火)12:10~13:00 ファッションビジネス研究室:第四校舎 3 階(4036 教室) ■備考 毎時間、必ず配布プリントを持参してください。 114 【67】 コミュニケーション論 浦井 しげみ 3年 前期 ビジネスコース必修 ( 2 単位 講義 ) ■授業の方針・概要 私たちのあらゆる活動は、自分ひとりで完結することはない。多くの人々とコミュニケーションを取り、考え方や感じ 方を共有して、作業や活動を共にできればよいのだが、誤解のない意志疎通は難しい。心と心が通い合ったと確信 できるようなコミュニケーションは可能だろうか。 本授業では、相手のニーズ(期待や要求)を耳を澄まして聴き取り、自分の心の中の思いを相手に伝え、お互いに 尊重し合い、感謝の気持ちでコミュニケーションを取り合える関係構築の考え方と方法を身につける。新しい聴き方と 話し方を活用して、身の回りの人々との関係を更に良好にするための知識と態度、スキル(技術)を学ぶ。 知 識: 二つの理解 コンテクスト理論 D.I.E. などのコミュニケーション理論 スキル: 傾聴力 共感力 建設的自己主張力 質問力 自尊心拡大力 衝突対応力 異文化対応力 タイプ別対人対応力 セルフコーチング力 態 度: 社会に出てからすぐに役立つビジネスパーソンとして、Win-Winの信頼関係を志向する態度 ■到達目標(学修成果) 聴き方・話し方・異文化間や衝突場面でのコミュニケーションの取り方について理解を深める。 自分の考えや気持ちを相手と密に交流し、協調的・協働的な人間関係を作るための様々なコミュニケー ション技術を習得する。 積極的に人と交流し、相手と共存しつつ高め合えるような態度がとれるようになる。 ■授業計画 1回 オリエンテーション (コミュニケーションにおける自分の課題を明確にする) 第 1 章 1 2回 コミュニケーション一般理論 (コミュニケ―ションとは何か) 第 1 章1~8 3回 聴き方① (主に言語表現スキルを中心としたアクティブ・リスニング) 第 2 章 1~2 4回 聴き方②(主に準言語と非言語表現スキルを中心としたアクティブ・リスニング) 第 2 章 3 5回 心の階層構造と承認(言動・思考・感情・願望・潜在ニーズと承認の大切さ) 第 2 章 4~5 6回 質問の技術 (オープン&クローズド・クエスチョン) 第2章6 7回 話し方① (建設的自己主張のステップを理解する) 第 3 章 1~2 8回 話し方② (Win-Winの関係構築の方法を演習する) 第3章3 9回 心の通うコミュニケーション (自尊心を維持・向上させる対応法) 第3章4 10 回 文化の違いを超えるコミュニケーション 第 4 章 1~2 11 回 異文化コミュニケーション(異文化状況での会議・意思決定の進め方) 第 4 章 1~2 12 回 コンフリクト(衝突)への対応(衝突・葛藤への考え方、対処のプロセスとスキル) 第 4 章 3 13 回 タイプ別対人対応法(4 つの異なるスタイルへの対応法) 配布資料 14 回 外に出てコミュニケーション(初めての人へインタビュー実践) 配布資料 15 回 自分のデータベースを造る 第 5 章 1~2 [ ■授業に向けての準備学修内容と授業時間外の学修内容 テキストの該当箇所を予習してくることが望まれる。グループワークなどで演習したことは日常で実践し てみること。毎回の提出物の内容は日常の活動点に勘案される。 ■成績評価の方法・基準 出席点 30% 日常の活動・レポート 30% 授業中の小テスト 40% ■教科書 『Perfectビジネスコミュニケーション』 *別途毎回配付物がある ■参考文献 『仕事力を今すぐ2倍に高める技術』 荒巻基文 著 幸福の科学出版 1600 円 『プロフェッショナルの条件』 P.F.ドラッカー ダイヤモンド社 1800 円 『「原因」と「結果」の法則』 ジェームズ・アレン サンマーク社 1200 円 『プレゼンテーションの技術』 荒巻基文 著 産業能率大学出版部 1500 円 ■オフィスアワー・研究室 前期:火曜日 12:10~12:50 第 3 校舎講師控え室(第 3 校舎1階) ■備考 連絡 大学校舎講師控え室(大学校舎1階) 115 【68】 グローバル・マネジメント論Ⅰ 大谷 毅 3年 前期 ビジネスコース必修 ( 2 単位 講義 ) ■授業の方針・概要 日本のファッションビジネスは他の事業とことなり、国際的な存在感が薄い。このことを念頭に置き、フ ァッションアパレル事業の経営実態と今後の展望を検討していく。グローバル化は ITC 化と並び会社経営の あり方、会社での仕事におおきな変化をもたらした。ファッションビジネスもまた、好むと好まざるとにか かわらず、その身をグローバルな視野におき理解する必要がある。この講義はその手がかりをつかむための ひとつの入口の役割を果たしていく。 ■到達目標(学修成果) 基本用語(以下の授業計画の下線の単語)を自分で調べながら、ビジネス誌(日本語で書かれたもので可) のグローバル・マネジメントに関連する記事に興味を持ち、なにがしかの問題意識をもってこれを読み、そ の要旨や感想がかけるようになること。ビジネスジャーナリズムに登場するグローバルなファッションビジ ネスの話題を理解できること。 ■授業計画 1 回 グローバル マネジメント⇒グローバル・ファッション・ビジネス・マネジメント インポート、取 引 遠隔地取引 与信 マネジメント 以下 6 回まではファッション製品のトレーディング 2 回 インボイス コントラクト 信用取引 決済 手形 為替 3 回 ファッションと貿易(輸出入) 外国為替 信用状 荷為替手形 (船荷証券 ・為替手形 ) 4 回 売れる(貿易可能な)商品を探せ! マーケティング コントラクト インボイス 5-6 回 輸出入手続き クレーム 事例 7 回 ファッション事業と 在庫 見込生産 と 受注生産 8 回 ファッション製品の設計過程・製造工程と 商社 機能 とくに与信 OEM ODMについて。 9 回 ファッション製品と 加工貿易 (持ち帰り輸出) 。ライセンス生産 10 回 宿題レポート発表 テーマ例 Burberry を失った三陽商会は三原康裕で業績不振をカバーできたか? 11 回 ファッション製品と 海外直接投資 12 回 ファストファッション事業のグローバルビジネス 大規模情報処理システム BPR・ ERP 13 回 ファッション事業と M&A① 会社 とは、会社を買うとは 14 回 ファッション事業と M&A② 会社の 売買価格 DCF(含 NPV・IRR 等) 15 回 ファッション事業と M&A③ 売買価格と 無形資産 LVMH(ヴィトン)B. Arnault の経営判断 以上は Syllabus 作成時点(2015 年 12 月末)でのテーマ。変更の可能性ある。 ■授業に向けての準備学修内容と授業時間外の学修内容 各回プリントの復習が必要。また、他の回では各テーマに潜むグローバル・マネジメントの基本的な問題 を具体に展開。できるだけ資料は事前配布するので、予習してくること。 ■成績評価の方法・基準 出席状況・授業態度 20 % 臨時テスト・宿題レポート 40 % 期末テスト 40 % ■教科書 内容にファッションを含み、多岐にわたるので、テキストを決めてそれに沿ってというのは無理なので、 各回ともプリントを用意。 ■参考文献 各回、可能な範囲で参考書・文献類は紹介するが、ネットサーフが最も重要。 1:1-6 回は、稲葉英幸「最新入門の入門 貿易のしくみ」日本実業出版社、2008/3/20 が基本。 2:11-14 回は、B.アルノー、 『ブランド帝国 LVMH を創った男』 、日経ビジネス、2003/1/。 3:Jetro ニューヨーク・パリ・ミラノ・上海・バングラデシュ等の各センター等の HP、 4:Annual_Report。LVMH、H&M、Inditex(Zara) 、ファーストリテイリング、UA、三菱商事など。 5:大谷の研究紹介用ホームページ http://gtmb.shinshu-u.ac.jp/を随時参照。 ■オフィスアワー・研究室 原則として講義終了後、鈴木明先生ないしファッションビジネス研究室経由で要予約。 ■備考 116 【69】 新製品開発論 越護 啓子 3年 後期 ビジネスコース必修 ( 2 単位 講義 ) ■授業の方針・概要 新商品開発のビジネス現場に密着したカリキュラム編成を行い、事例研究に基づいた COM 法を 基本に習得を目的とする。 ■到達目標(学修成果) 基本毎回実践するワークシート提出を重ね、ヒット商品が世の中に生まれるまでのプロセスと、社会に 貢献出来る商品とは?を論議しながら、消費者の欲求の読み方、商品開発発想の技術、物語の作り方を 習得する。 ■授業計画 1 回 商品開発の基本的な概念と方法 2 回 商品開発における産業心理学のマーケティングへの適用 3 回 ヒット商品を開発する8つ着想。 4 回 新しいコンセプトを創出する。 5 回 商品の新しい価値を創造する。 6 回 ライバルを倒す商品を開発する。 7 回 新商品開発のためのリサーチをする。 8 回 言葉からコンセプトを開発する。 9 回 多くの辞書から引用する方法。 10 回 固定概念を捨て、根源コンセプトを発見する。 11 回 キャッチコピーとフレーズの創出。 12 回 魅力的なネーミングとは。 13 回 魅力的なパッケージングのデザインとは 14 回 深層心理学でシンボルを創出する。 15 回 「自分」を商品開発する。 ■授業に向けての準備学修内容と授業時間外の学修内容 カリキュラムの目的に応じて、市販商品ウオッチング、タウンウオッチングなどの野外活動を取り入れる ■成績評価の方法・基準 授業態度・姿勢 日常課題 30% 70% ■教科書 A4判諸縦シートを基本に講師が独自に作成した「コピー製本」テキストを作成 ■参考文献 「商品開発戦略シナリオ(広野穣著作) 」 「心理学事典」 「シンボル事典」 「国語語源辞典」他 ■オフィスアワー・研究室 後期:なし 連絡先:本校舎一階教務課 出講日:月曜日 ■備考 なし 117 【70】 ファッションマーケティング論 鈴木 明 3年 前期 ビジネスコース必修 ( 2 単位 講義 ) ■授業の方針・概要 現代のファッションビジネス、これからのファッションマーケティングの基本概念、考え方を追求し、学 ぶ。ファッション産業界(川上、川中、川下)の各業界の一戦で現在活躍している企業のトップリーダー、 経営者をはじめ製品開発部・マーケティング部のマーケティングマーケッター、有名ブランドによる企画製 品開発部の企画立案の MD(マーチャンダイザー)等のトップランナーを招き、ゲスト・スピーカーによる 特別講義として(1~3名)の講師を1~3回に分け特別講義を行う。現在ファッション界のリアルクロー ズ、ファッションビジネスの現状状況を捉え、ファッション産業〔川上(繊維素材業界) ・川中(アパレル 製造メーカー業界) ・川下(小売業界) 〕から消費者・市場までの一貫したアパレル業界(レディス・メンズ …etc)、アパレル小物(スカーフ…etc) 、アパレルアクセサリー(バック…etc)の各業界からマーケティン グの基本と本質を学ぶ。 ■到達目標(学修成果) この授業を通じて、ファッション業界の一線で活躍しているトップリーダーと直接意見交換(質疑応答) し、交える。学生としての大学での学業と社会生活の自立への道に向けての関心と意識で社会認識を知る。 また、ファッション産業界の総合的な理解と専門的な知識に通じた見識やファッションマーケティングの基 本的な概念を学び身に付ける。 ■授業計画 1回 マーケティングの歴史とその定義、基本的な概念・管理について 2回 3回 消費者市場の変化と行動 4回 競争分析、市場需要の測定と予測、市場標的市場セグメント、ポジショニング、グローバル市場等 5回 ゲスト①…ファッション業界、他分野のトップランナーを招きゲスト・スピーカーによる特別講義 6回 マーケティング・ミック(Marketing Mix),戦略の体系 4P について 7回 1.製品戦略―Product strategy 8回 2.価格戦略―Price strategy 9回 3.プロモーション戦略(コミュニケーション)―Promotion (communication)strategy 10 回 ゲスト②…ファッション業界、他分野のトップランナーを招きゲスト・スピーカーによる特別講義 11 回 4.流通チャンネル戦略―Place(channel)strategy 12 回 13 回 市場データー分析(マーケット・アナリシス―Market analysis),マーケティング・リサーチ 14 回 (Marketing research)の手法と技術。 15 回 ファッションマーケティング・リサーチの実践と課題(市場調査の課題提出と発表) ■授業に向けての準備学修内容と授業時間外の学修内容 ファッション業界の各分類別、アパレル業界の業界分類にファッションマーケティングのあり方を国際見 本市、展示会等で視察する。 ■成績評価の方法・基準 出席・ 20% 授業態度・姿勢 10% 1 回目課題 レポート課題 2 回目課題 レポート課題 3 回目最終 レポート課題 15% 15% 40% ■教科書 必要に応じて、プリント配布。FB・M コース 3 年生全員繊研新聞(1 年間の購読)の文献を活用する。 ■参考文献 その都度指示します。自主的に且つ積極的に図書館での文献を活用する。繊研新聞…等。 ■オフィスアワー・研究室 オフィスアワー:(月)12:10~13:00、 (火)12:10~13:10 ファッションビジネス研究室:第四校舎 3 階(4036 教室) ■備考 毎時間、必ず配布プリントを持参してください。 118 【71】 ビジネスプレゼンテーション技法 水越 綾 3年 前期 ビジネスコース必修 ( 1 単位 演習 ) ■授業の方針・概要 ビジネスプレゼンテーションとは、ファッション分野において、企画、MD(製品・商品計画)デザイン 等を取り組んでいく上で、ビジュアル・コミュニケーション・デザイン(Visual communication design) or ビジュアル・デザイン(Visual design)ともいわれ、視覚(伝達)デザインにより、自らも主観的に認 識・識別し、情報を客観的に相手(第三者)に伝えることを目的としたデザインである。人間の五感である 認識・識別できる能力の一つである視覚から入る伝達能力は、80%以上だと言われている。本授業では Photoshop,Illustrator による表現手法の修得を主としつつも、総合的に「伝える力」を身につける、実践 型教育である。 ■到達目標(学修成果) PCによる端末とソフトを駆使し、フォトショップ(Photoshop) 、イラストレーター(Illustrator)を 活用し、その能力を習得し、身につける。 デザイン思考のプロセスを身に付け、様々な課題に活用できるようになる ■授業計画 1回 オリエンテーション、Photoshop①基本操作の確認 2回 Photoshop② 周辺機器(スキャナ、デジカメ)から画像を取り込み、編集を行う。 3回 Photoshop③ 〃 4回 Illustrator① 基本操作の確認、ベジエ曲線 5回 Illustrator② ベジエ曲線、文字入力と加工 6回 Illustrator③ テキスタイルデザイン① 7回 Illustrator④ テキスタイルデザイン② 8回 Illustrator⑤ ファッションデザインスタイリング① 9回 Illustrator⑥ ファッションデザインスタイリング② Ⓐファッション画、Ⓑハンガーイラスト、Ⓒ:衣料品、小物、アクセサリーの中から一つを 選び Illustrator で作成する。 10 回 11 回 12 回 13 回 応用…アパレル分類による ①衣料品…メンズ、レディース、キッズ ②アパレル小物…小物、アクセサリー、雑貨 ③アクセサリー より一つ選び、その S/S,A/W の提案書を作成する。 14 回 (Photoshop,Illustrator,PowerPoint を活用する) 15 回 発表会・講評 ■授業に向けての準備学修内容と授業時間外の学修内容 授業内では、PC を使用した授業となりますので、その為に必要な情報収集やアイデアスケッチやストーリ ボード作成等は時間外に制作して頂く事になります。 ビジュアル(視覚―Visual)をきたえるために、常日頃から店頭見学(店外―ショーウィンドー・店内・ VMD―ビジュアルマーチャンダイジング)を行い、マーケティング・リサーチ(marketing・research― 市場調査)に気を配る。また、国内・海外のファッション雑誌、専門誌など広い分野で多くの情報を収集し ておくこと。書店、図書館をフルに活用する。収集したデーターは文章やイラストで可視化する、写真等は スクラップするなどしておきましょう。 ■成績評価の方法・基準 出席・授業態度 30 % 日常課題 40 % 発表(プレゼンテーション) 30 % ■教科書 Illustrator&Photoshop 操作とデザインの教科書 ■参考文献 すべての人に知っておいてほしい 配色の基本原則(大里浩二 (監修), フレア (編集) エムディエヌコーポレーション) その都度指示。自主的に且つ積極的に書店、図書館をフルに活用する ■オフィスアワー・研究室 オフィスアワーについては、第 1 回目の授業で指示します。 研究室:研究棟 1 階6012B ■備考 日程及び内容は、変更することもあります。 USB メモリを用意しておいて下さい 119