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第 181号 - 由利本荘市
教育 ゆりほんじょう 第 181号 平成24年6月29日 由利本荘市教育委員会 学 校 教 育 課 教 育 研 究 所 理科教育センター たかが授業一巡・・ されど授業一巡・・! 今、市教委訪問が始まっていますが、なぜ、市教委訪問があるのでしょうか。皆さんと一緒にこの質 問について考えてみましょう。 学校教育法では、 「学校の設置者はその設置する学校を管理する。 」 地教行政法では、 「地方公共団体が設置する学校は、教育委員会が所管する。 」 と、記載されています。 つまり、市教委は、学校の管理機関であり、その管理は、「人的」「物的」 「運営」「管理」すべてを含 むものです。 したがって、市教委は、学校に対して、指揮監督、指示命令、指導助言、経費負担、その他学校の目 的を達成するために必要な一切の行為を行うことができ、学校訪問に対する絶対的な権限があるという ことになります。 それでは、市教委は何を見ようとしているのでしょうか。 ・「校長に付与したり、委ねたりしたことについて」 ~校長、教頭、各主任として適切に行っているかどうかを確かめる。 ・「教職員一人一人について」 ~名前、身なり、授業、学級作り、分掌などの観点から一人一人のイ メージを形作る。 ・「校内外について」 ~清掃の状況、整理整頓、掲示物の状態から全体的なイメージを持つ。 また、市教委員の方々は、その教室に踏み込んだ瞬間に、 わずか数分でも、「その学級の様子」 「雰囲気」「指導技術の レベル」まで把握することができます。 ○その一時間や日常の授業風景 ○教師の授業づくりの姿勢 ○教師と子どもの人間関係 ○その学校の研究の浸透ぶり だから、「数分の参観」と言えども侮ってはいけないと思います。このことは、市教委訪問に限った ことではありません。由利出張所長訪問、教科等訪問、学校評議員訪問、児童民生委員訪問などの授業 一巡も同じだろうと思います。そこで、次の点を再確認してがんばってほしいと思います。 (1)まず、教室の中をきれいにしてから学習に取り組みましょう。汚いところでは集中しないと言 います。きれいな場所で考えさせましょう。 (2)「課題」を必ず書いて、子どもに「今日は何をがんばればよいのか?」を意識させるようにし ましょう。そして、「まとめ」との整合性を図りましょう。 (3)「細案」を作って発問を整理して授業をしましょう。 (4)自分をアピールしましょう。「おれはこれで勝負だ!」というものを出してみましょう。 がんばれ! NEW FACE! ~初任者先生の紹介(1)~ 【佐々木恵教諭:尾崎小学校】 (出身地:秋田市) ①採用・赴任後の感想を聞かせてください。 ・講師の時以上に責任を感じ、身の引き締まる思いでした。 ②現場でうれしかったこと、感動したことは何ですか。 逆に、困っていること、苦労していることはありますか。 ・嬉しかったことは、クラスの子どもが笑顔で「おはよう!」 と登校してくれることです。困っていることは、教材研究の 時間の確保です。 ③子ども・教育に関することで、最近印象に残っていることがありますか。 ・教職員の不祥事が印象に残っています。教育公務員の自覚を忘れず、行動していきたいです。 ④これからの学校生活・授業に向けての抱負をお願いします。 ・いろいろなことにチャレンジして、毎日全力でがんばりたいと思います。子どもたちと一緒に、 楽しみながら学校生活を送っていきたいと思います。 【水沢佑希教諭:本荘東中学校】(出身地:能代市) ①採用・赴任後の感想を聞かせてください。 ・7年間受け続けてきた秋田県の教員採用試験に合格し、とに かく嬉しかった。努力は必ず報われるんだと感じた。 ・由利本荘の土地、先生方からたくさんのことを学び、成長し たい。 ②現場でうれしかったこと、感動したことは何ですか。 逆に、困っていること、苦労していることはありますか。 ・嬉しかったことは、学級担任として毎朝教室に行けること。 教諭とかけること。 ・感動したことは、生徒に思いが通じて、生徒が自分で考えて行動しているのを見た時。 ・困って、苦労していることは、重い責任、たくさんの業務があるので、計画性を持って迷惑を かけないよう取り組みたい。 ③子ども・教育に関することで、最近印象に残っていることがありますか。 ・総合的な学習の時間のアンケートで、「生き生きとしている身近な大人は誰ですか」という問 いに多くの生徒が学級担任の名前も書いてくれたこと。 ④これからの学校生活・授業に向けての抱負をお願いします。 ・教師としての自覚を持って、謙虚な姿勢を忘れず、「分かる、楽しい授業」をしていきたい。 また、「日本一通いたくなる学校」に貢献したい。常に、生徒のために悩み続ける教師であり たい。 【 教 育 情 報 】 6/21、日本PTA全国協議会は、全国の小5と中2の各2400人、保護者4800人を対象 に実施した携帯電話ゲーム調査の結果を公表しました。「ゲームで料金について保護者とルールがあ る」という質問に対して、「ある」と答えた小・中学生は37%、保護者は69%で、親子の認識に 大きなずれがあることが分かりました。全国PTA協議会は、「子どもに高額料金が請求されるケー スが問題になっており、親もルール作りを進めてほしい」と訴えていますし、消費者庁でも、ソーシ ャルゲームのアイデア商法「コンプリートガチャ」の法規制を決めています。また、ゲーム運営会社 の連絡協議会でも、18歳未満の利用限度を月額1万円以下にする自主規制に合意しています。