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A.ゲルマニウムラジオ

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A.ゲルマニウムラジオ
070501
コラム
アンテナとアースについて
アンテナは、放送局から送信された電波をキャッチするために使われ、逆L
型アンテナやループ・アンテナ、バー・アンテナなど、いくつか種類があります。
家庭ではテレビのアンテナや電話線などを利用することもできます。
アースは、アンテナに流れる電流を地面に導くために用いられます。身近
なものでは、洗濯機や電子レンジなどに取り付けます。
災害で大活躍!?
電池いらずのゲルマニウム・ラジオ!
原
ループ・アンテナ
逆L型アンテナ
理
ゲルマニウム結晶
バリコン
アース
ラジオ
トランジスタ = 電流の増幅器
トランジスタの基本的な役割は電流の増幅です。
トランジスタには3本の端子があり、エミッタ、ベース、コレクタといいます。
ベース-エミッタ間に小さな電流(ベース電流)を流すだけで、
コレクタ-エミッタ間にベース電流の数百倍の電流(コレクタ電流)が流れ
ます。つまり、小さなベース電流を調節することで、その数百倍のコレクタ
電流を得ることができるのです。
トランジスタはこの増幅作用によって、電流の増幅やスイッチ機能に利用
されています。
ゲルマニウム・ラジオは1945年ごろ、
鉱石ラジオの鉱石に代わってゲルマ
ニウムを検波器に用いたことに由来し
モリブデン線
ロウ材
ています。
放送局から送られる電波をアンテナでキャッチすると、電磁誘導で導線に電
気が流れます。LC 共振回路(バリコンとコイル)でこの電流に含まれている特
定の波長の信号を選びます。これを同調といいます。この信号から、検波器
(ゲルマニウム・ダイオード)を使って、音の成分を取り出します。これを検波ま
たは復調といいます。
また、電源とトランジスタを用いて、音声信号を増幅させる低周波増幅回路を
追加して、音量をアップさせます。
アンテナ
参考文献
1.改訂やさしい電子工作教室、高田・中山、CQ出版、2004
2.ラジオ&ワイヤレス回路の設計・製作、鈴木けんじ、CQ出版、1999
ものづくり基盤センターの愛称 cremo には,ものを創造するという意味が込めら
れています。cremo では皆さんのアイディアを形にできる体制を整えています。
ものづくりを存分に楽しんで下さい。
ホームページ http://www.muroran-it.ac.jp/cremo/
©室蘭工業大学ものづくり基盤センター 2007
放送局
同調
検波
部
品
部品名・規格
個数
コイル
並四コイル
部品名・規格
個数
1
抵抗
470 kΩ
1/4W
1
バリコン
340 pF
1
抵抗
270 kΩ
1/4W
1
ゲルマニウム
ダイオード
1N60
1
トランジスタ
2SC1815
1
コンデンサ
100 pF
1
トランス
ST-30
1
1
イヤフォン
ジャック
3.5φモノラル
1
イヤフォン
クリスタル形
コンデンサ
0.01 μF
記号
ブレッドボードの使い方
写真
記号
ブレットボードの穴に部品の
線を差し込んで使用します。
左図の赤い線の横にある穴
同士は繋がっています。
ショートさせないように注意
しましょう!
写真
電源装置の使い方
電圧調節つまみ
3V
出力スイッチ
GND
1
電源
3V
アース
コンデンサ
0.1 μF
!
1
回 路 図
向きに注意!
①
②
C(コレクタ)
C
B
B(ベース)
E C B
E(エミッタ)
E
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