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「AeroDR」のポータブル利用について 」のポータブル利用について

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「AeroDR」のポータブル利用について 」のポータブル利用について
静岡県放射線技師会 御中
(第22回放射線技師のためのセミナー)
KONICA MINOLTA
ワイヤレスタイプカセッテ型DR
ワイヤレスタイプカセッテ型
DR
「AeroDR
AeroDR」のポータブル利用について
」のポータブル利用について
2014.1.18
コニカミノルタヘルスケア株式会社
名古屋支店 ソリューショングループ
DR(
DR
(FPD
FPD)とは?
)とは?
まずそもそもDR(FPD)とは何か?ですが、従来はCR(ComputedRadiography)
が主流でした。それに変わるシステムとして現在幅広く注目されているのがDRです。
これら、CRやDRとは簡単に言うと、X線撮影における照射されたX線を画像化する画像入
力機器のことを言います。
画像入力機器の仕組み
②読み取り
(画像の取得)
①X線撮影
X-Ray
A/D変換
A/D
変換
蛍光体
発光
電荷に変換
③残像(画像)消去
2
DR(
DR
(FPD
FPD)とは?
)とは?
Computed Radiography(CR)
CRカセッテ
(IPプレート)
挿入
画像表示
読取操作
制御コンソール
X-Ray
排出
CR読取機
CRは輝尽したエネルギーを後から読む上、
。
スキャンを行なうので、 時間がかかります。
CRはレーザーの分布範囲を読み込んでい
るため、鮮鋭性がレーザーで決まります。
Flat Panel Detector (FPD)
DRパネル
画像表示
無線AP
制御コンソール
無線自動送信
X-Ray
DRパネル
DRはX線による蛍光をその場で、全ての
画素を同時に読むので、即時性に優れてい
ます。
DRは画素一つ一つで読み込むため、鮮鋭
性が高く、感度も高くなり、低線量撮影が
実現出来ます。
3
FPD市場の推移
FPD
市場の推移
これまでは病院市場、クリニック市場共にCRが大きな主流でした。
しかし、2011年頃各社が一斉にカセッテ型のFPDを発売し、急激にCRからFPDへの更新が加速して
います。
FPD台数推移(
FPD
台数推移(2001
2001--2011)
2011)
カセッテ型のみ
装置一体型含む
1,200
1,015
1,000
800
742
600
467
400
345
222
185
200
0
152
113
42
37
2001
2002
2003
110
89
2004
140
108
2005
186
107
2006
164
126
2007
177
119
2008
207
176
2009
2010
2011
※参考)新医療データ2011
4
X線曝射連動方式について
FPDでのX線撮影を実施する場合、X線の曝射タイミングとの同期を図る必要があるため、
X線装置と曝射連動を要します。その連動方式にはいくつかが存在します。
◆X線曝射連動(通常接続)
◆X線曝射非連動(AeroSync)
X線照射
線照射を
パネル自身
線照射をFPDパネル
パネル自身が
自身が感知(
感知(検知)
検知)して画像
して画像の
画像の読取
を自動で
自動で行なう。
なう。そのためX線装置
そのため 線装置との
線装置との物理的
との物理的な
物理的な接続を
接続を実
施する必要
する必要が
必要が無く、ポータブル撮影装置
ポータブル撮影装置など
撮影装置など曝射信号
など曝射信号の
曝射信号の出
力が困難な
困難な装置に
装置に対して有用
して有用です
有用です。
です。
5
基本構成
製造販売認証番号
製造販売認証番号 22200BZX00834000
225ABBZX00011000
AeroDR
CS-7 Portable
AeroDR回診UFユニット
マルチサイズクレードル
6
基本構成
前述を受けて、コニカミノルタがご提案する最適なDRシステム「AeroDR」をご紹介いたします。
DRパネル
画像表示
無線AP
制御コンソール
無線自動送信
X-Ray
DRパネル
CS-7 Portable
AeroDR1417パネル
AeroDR回診ユニット
このわずか3
このわずか3点セットを基本構成
セットを基本構成とし
基本構成とし、
とし、X線撮影~
線撮影~画像確認までを
画像確認までを可能
までを可能とする
可能とする。
とする。
7
全サイズ超軽量設計
AeroDRは、ワイヤレスタイプのカセッテDRとしてバッテリーを搭載しながら超軽量設計
超軽量設計を実現。
超軽量設計
と全サイズラインナップ、
かつ、1717/1417/1012と
サイズラインナップ、全サイズX線自動検出
サイズ 線自動検出に
線自動検出に対応しています。
対応
1717サイズ
1417サイズ
1012サイズ
3.6kg
2.9kg
1.7kg
フルサイズ撮影を実現
救急分野で効果を発揮
半切サイズにして3kg未満
次世代バッテリー搭載
導入実績多数
JIS規格1012inchサイズ
四肢の撮影などに最適
NICUにおける低線量撮影
8
製品コンセプト
従来のAeroDRシステムの特徴はそのままにポータブルシーンで
も実力を発揮します。
・高DQE51%
・リチウムイオンキャパシタ特性 ・充電時間30分
・プレビュー即時表示 ・世界最軽量2.9kg ・耐荷重性能 300kg@パネル全面 etc.
X線との物理的な接続は不要、ポータブルセットの載せ替えのみで
全ての既存回診車を容易にデジタル化
AeroDRパネル/回診UFユニット/CS-7ポータブルの組み合わせは自由自在。回診車の待機
場所・台数に合わせて自由にレイアウトすることが可能です。
AeroDRパネルは一般撮影室とポータブル撮影の両方で兼用可能。
効率的な運用を実現します。
ローミング運用により一般撮影室のパネルをポータブル撮影へ持ち出しすることが可能です。
パネル枚数の最適化、経済的メリットを創出します。
9
ポータブル撮影シーンの現状課題
現状ポータブル撮影はCRで実施されている施設様が多いと思われます。
ただし、CR運用の中にはまだまだこんな課題があります。
1)複数カセッテの持ち運び
CRカセッテを撮影枚数分回診車に積み込んだり、回診車のあるところまで持ち運んだりしなければ
ならず、非常に労力と手間がかかっている。何よりも複数枚になると重い・・
2)業務の非効率性
CRカセッテの読取作業(カセッテをまた持ち帰る)、
カセッテ枚数以上のオーダーがあった場合の放射線科との往復、
再撮影とわかったときの憂鬱感・・
3)検査時間の増大
カセッテを持ち帰り、CRで読取作業が終わるまで画像確認ができず、
撮影枚数分の時間がかかる。読み取って初めて画像が確認でき、
そこからPACSへ出力することになる・・
10
AeroDRが実現すること
AeroDR
が実現すること
高画質・低被ばくの実現
撮影画像即時確認
・カセッテ読取も無く、撮影してすぐに画像が
確認できるので、再撮判断、患者負担
の軽減につながります
・CRに比べ、少ない線量での同等画質を
得ることができます。
残存物のガーゼや
・CRでは見えにくかった残存物
残存物のガーゼや
針先などが
針先などが鮮明
などが鮮明に
鮮明に見えやすくなります。
えやすく
AeroSync
作業効率化
RIS/PACS連携
・複数枚カセッテの運搬
運搬・
運搬・読取削減
・カセッテビニールは
ビニールは1枚
ビニールは 枚だけ
・複数枚撮影時のカセッテ移動も入替
入替え
入替え無し
・無線環境の活用により、撮影前後の
リアルタイムでのオーダー連携、
画像送信が可能になります。
・作業時間
作業時間の
作業時間の大幅な
大幅な短縮が期待できます。
短縮
ポータブル撮影業務
ポータブル撮影業務の
効率化・生産性の
生産性の向上
撮影業務の効率化・
11
作業効率化 <CR
CRとの比較>
との比較>
AeroDRを導入することにより大きく変わるのがワークフローです。従来のCRでの撮影に比べ、
飛躍的に作業効率がアップします。画像がすぐに確認できるだけではなく、撮影検査自体の短縮に
つながります。
X線曝射後、
画像表示:移動+読取作業
※読取サイクル:40秒/枚
CRの場合)
RIS
オーダー取得
オーダー取得
PACSへ
へ送信
カセッテ読取
カセッテ読取→画像確認
読取 画像確認
前室
前室
カセッテを複数枚持
カセッテを複数枚持っていく
複数枚持っていく
撮影
画像表示
約5分~10分・・
AeroDRの場合)
コンソール→PACSへは
無線送信した場合、、
RIS
オーダー取得
オーダー取得
PACSへ
へ送信
前室
撮影
AeroDR3点
点セットを持
セットを持っていく
画像表示
約10秒
12
既存回診車を簡単に
既存回診車を簡単にDR
DR化
化
基本構成であるAeroDR/回診UFユニット/CS-7 Portableのセットを搭載するだけで簡単にアナロ
グ回診車をDR化することができます。物理的な接続を必要としないため、搭載する回診車を選びま
せん。
レイアウト自由自在!
またパネルだけを兼用するなど運用とコストを考慮したユニットレイアウトも自由です。
A
B
C
13
画像がその場ですぐに確認できます
CR運用と異なる最大のメリットは、撮影した画像がコンソール上にてその場ですぐに確認できるこ
とです。その場にいる医師や看護師と共に残存物等の確認に最適なシステムとなります。
CS-7 Portableを搭載
撮影後、その場で
画像が確認できます!
画像ダブルクリックで
画像ダブルクリックで
フルスクリーン表示
フルスクリーン表示が
表示が可能!
可能!
14
実際のOPE
実際の
OPE場での活用シーン
場での活用シーン
その場ですぐに画像確認が可能です。
技師だけでなく、医師、特に麻酔科の医師から有用性を評価いただいております。
複数枚撮影時も、CRカセッテのように入替え
(抜き差し)が無く、患者の体を持ち上げての
スライド移動のみで負担軽減につながります。
15
カテ先・ガーゼ強調処理
撮影された検査画像に対してカテ先やガーゼなど強調処理を行う機能です。
OPE室等ではガーゼなどの残存物の確認における精度向上が期待できます。(オプション)
強調処理実施
強調表示は3段階準備しており、それぞれ患者の体型や好みに合わせて切替が可能です。
<対象部位>
胸部正面
腹部正面
頭部正則
小児胸部正面
乳幼児胸腹部
胸部側面
腹部側面
頭部タウン
小児胸部側面
16
処理OFF
処理OFF
カテ先・ガーゼ強調処理
処理ON
処理
ON
17
筒型形状モノコックカーボン筐体
カセッテ撮影を行う上で、重要な堅牢性。日々様々な衝撃や荷重からパネル内部を保護するために、
AeroDRでは筐体構造に軽量かつ剛性の高い筒型形状のモノコックカーボン筐体を採用しました。また、
マグネシウム合金製の蓋部コーナーに落下衝撃を吸収する構造を採用し、バッテリーを内蔵させることで
取り出し口の排除に成功しています。
継ぎ目の無い炭素繊維壁で
前面、後面ともに穴無し。
炭素繊維の網目状に織ることでさらな
る強度向上がなされている。
AeroDRはバッテリー内蔵式。
AeroDRはバッテリー内蔵式。
バッテリー脱着式の場合、どうしても交換用の
スペースと蓋が生まれる。このため筐体強度が
弱くなる。
変形前
変形後
角部の強度向上が課題。蓋部の塑性変形を利
用してバンパー的に衝撃を吸収!
18
AeroDRのバッテリー特性
AeroDR
のバッテリー特性
前項のとおり、リチウムイオンキャパシタを採用したAeroDRのその他の特徴的なバッテリー性能に
ついて一般的なリチウムイオンバッテリーとの比較においてご紹介します。
リチウムイオンキャパシタ
(AeroDRで
で採用)
採用)
リチウムイオンバッテリー
バッテリー構造
正極:物理反応 / 負極:化学反応
(正極に活性炭を使用)
正極・負極:化学反応
(正極にリチウム酸化化合物を使用)
安全性(リスク)
異常発熱、発火の危険性無し
(原理的に熱暴走しない)
異常発熱、発火の危険性を否定できない
(熱暴走リスク)
継ぎ足し充電
(有線接続)
寿命消耗が少ない
(有線接続で給電しつづけても
バッテリー劣化が少ない)
寿命低下が加速
(有線接続で給電しっぱなしに弱い)
バッテリー寿命
(充放電サイクル)
約40,000~50,000回
(バッテリー交換不要)
約300~500回
(数年でバッテリー交換)
充電時間
約60分(有線ケーブルによる)
※約30分(専用クレードルによる)
約3時間(充電器)
エネルギー密度
15~30(Wh/kg)
100~150(Wh/kg)
19
省電力設計への対応
はバッテリーの浪費を抑える省電力設計にも対応。
消費電力ICの採用と待機モードへの自動遷移により安心してお使い頂けます。
低消費電力のキー技術
① 低消費電力読み出しICの開発 (DRパネルのキーパーツ)
※一般的には消費電力の削減はノイズ増(画質劣化)。
② 低消費電力ICの選択と低消費電力システム設計
③ 動的なパワーマネージメント
(Clock Gating/Wake on Wireless LAN/Sleep and Sensor-ON-Wait control)
zzz…
zzz…
撮影待ち
スタンバイ
スリープ
AeroDRは省電力モードに自動で切り替わっていくことで、
AeroDRは省電力モードに自動で切り替わっていくことで、
16時間
時間を達成!!
待機状態でのバッテリー持続時間16
20
途中充電可能なオプションを搭載
前述のとおり、AeroDRはバッテリー完全内蔵型。従って、通常AeroDRを充電するためには
充電用のクレードルが必要になります。しかし、クレードルの運搬をするとなると非常に煩雑となる
ため、回診ユニットのバッテリーから充電可能なオプションケーブルをご提案可能です。
<パネル充電ケーブル装着時>
AeroDR回診ユニット
AeroDR
・パネル充電
・パネル充電オプション
充電オプション(
オプション(専用ケーブル
専用ケーブル)
ケーブル)
・追加用バッテリー
追加用バッテリー
フル充電5
フル充電
5回分の充電が可能!
21
PDA端末対応
PDA
端末対応
オプションであるPDA端末(Apple社i-pad /i-pod touch)を購入いただくことで、
CS-7 Portable本体で無くとも以下の操作が可能となります。ポータブル撮影シーンという現場で、
より自由度の高い新たな操作性を実現します。(オプション)
WL表示
検査開始機能
撮影部位/数
確認
曝射
本画像表示
検査終了
写損・保留
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災害・在宅向けパッケージ
<導入メリット>
撮影してすぐにその場で画像確認
訪問診療時の肺炎や骨折などの早期発見
災害現場でのトリアージ業務寄与
<特徴>
持ち運びしやすい専用キャリングケース
緊急災害時でも運用可能なバッテリー設計
豊富な携帯型X線装置との接続パターン
1. AeroDRシステムは、パネル/ポータブルユニット/CS-7
ポータブルの全てが省電力バッテリー駆動であり、電源の
ない状態での長時間使用が可能。
2. 特にパネルについては、内蔵リチウムイオンキャパシ
ター・省電力IC+様々な電力コントロール技術を駆使し、
十分な撮影枚数を確保した上で急速充電も可能とした。
携帯型X線装置
カセット式発電機
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使用用途の拡大
・検診業務の効率化
・検診バス
検診バス搭載
バス搭載
検診(車載)
・病棟/OPE/ICU/救急
救急への
病棟
救急への提案
への提案
・業務効率化
災害
病院(回診)
病院(一般撮影)
診療所
・高画質/低被ばくの提供
・CR to DRの実現
在宅
ウマ(産業動物)
動物
・競走馬セリでの活用
・画像即時確認
・簡単操作、画像即時確認
・災害現場
災害現場での
での活用
での活用
・簡単操作
・圧倒的シェアの確立
・訪問診療時の画像参照提案
・老健施設出張
24
ご清聴ありがとうございました。
最良のご提案と
万全なサポート・サービス体制
の構築をお約束致します。
何卒ご支持賜りますようお願い申し上げます。
25
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