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とりはた玄海園だより
編集発行
社会福祉法人
北九州身体障害者福祉事業協会
北九州市戸畑区北鳥旗町2-22 TEL(093)871-0841
http://torihata.or.jp
平成24年
2月号
第26号
とりはた玄海園生活支援センターが新しく生まれ変わりました。
!
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W
E
OLD!
N
▲
新居住棟
▼路面電車が走っていたころ(昭和50年)
話室や多目的室などを設置した他、新たに職員食
堂なども作り、人と人が触れ合う場所となる共有
スペースを多数設けました。
新居住棟での生活をスタートしてもうすぐ₄ヶ
月を迎えます。試行錯誤をしながらでしたが、よ
平成23年₈月28日、新しく建て替わった新居住
うやく新しい生活サイクルに皆が慣れてきたとこ
棟で竣工式典が華やかに行われ、皆が待ちに待っ
ろです。今と比べると不便が多かった旧居住棟
た新生活がスタートしました。
も、それぞれに色々な思い出や歴史がつまった建
新居住棟の大きな特徴は、全室を個室化したこ
物でした。新しく建った居住棟も、将来、皆でた
とで、プライバシーに配慮した居住空間が整った
くさんの思い出を語れるような建物となるよう大
ところです。関係するすべての人が利用しやすい
切にしていきたいと思います。
ようにするため、利用者の皆さんや地域の方々か
最後になりましたが、この度の居住棟建替えに
らも様々なご意見やご提案を頂いたことで、細や
伴い、ご尽力を頂きました多数の関係者の皆様に
かな配慮や工夫を数多く取り入れた建物とするこ
この場をお借りして深く感謝と御礼を申し上げま
とが出来ました。
す。
また、利用する方々の憩いの場となるように談
1
平成
年
仕事始め式あいさつ
理事長
渡 邉
崇浩
障と税の一体改革」が議論されて
おります。当法人が場違いにある
ということではなく、まさに渦中
にあると考えていただければと思
います。財政がただちに急激に悪
化するといったことにはならない
合って、厳しい時代を乗り切って
生 活 支 援 セ ン タ ー の「 建 て 替
え 」、 戸 畑 活 動 セ ン タ ー の「 指 定
を述べさせていただきます。
た。年頭に際し少し私の思いなど
いながら今日出勤してまいりまし
これぐらいの方がいいのかなと思
影響もありまして、非常に景気が
源の確保や外国の通貨不安などの
また、東北地方で大きな地震が
ありました。その復興のための財
いと願っております。
で、是非、立派に育てあげてほし
皆様方もそういうことはお感じ
になっておられると思いますの
ではないかと思います。
いただきたいと思います。
ることなく、明るく仕事をやって
ないかと思います。その点も忘れ
そういう気持ちで過ごせるのでは
気で皆さん方が日々仕事に取り組
理念もございますが、そんな雰囲
切です。本法人のスマイルという
識の中にあっても、職場の原点は
んでくだされば利用者の方もまた
昨年は居住棟建て替えのためお休みしていた『もちつき交流会』ですが、
今年度は居住棟と共に新しくなった玄関前広場で開催しました。
前日はみぞれまじりのお天気でしたが、当日は寒いながらも絶好のもち
つき日和となり、とりはた玄海園の利用者の皆さん他、地域の方やご家族
の方も多く参加していただき、楽しくにぎやかな交流会となりました。同
時開催のビンゴ大会はもちつき以上の盛り上がりも見られ、番号が呼ばれ
るたびに一喜一憂。
景品にはおやつ工房のお菓子詰め合わせもありました。
今回、戸畑区天神町の 「そがべ米穀店」 さんの全面協力で、スムーズか
つスピーディーに次々とお餅が出来上がっていく様は目を見張りました。
なかでも、もちちぎり器はその機能に皆さんびっくり!「来年もまたご一
緒に」と声をかけた次第です。
と思いますが、いずれにしまして
ます。
の で、
「知恵を出す」もまたお願
も厳しい中で色々な知恵を出し
いずれにしましても昨年の事業
は い わ ば 始 ま り の 始 ま り で、
「種
いをしたいと思います。
いかなければならないと考えます
そろいの中で新しい年をお迎えに
を撒いた」という、そういうレベ
みなさんあけましておめでとう
ございます。それぞれにご家族お
なったこととお慶びを申し上げま
管 理 者 の 再 指 定 」、 就 労 セ ン タ ー
低迷しております。
す。
ルのことと考えております。これ 年明け早々から、頑張れ頑張れ
大変寒い仕事始めになりました を 本 当 に 育 て あ げ て 花 を 咲 か せ、 という話ばかりをしているようで
が、 正 月 気 分 を 吹 き 飛 ば す に は、 実を取る、というのがいわば今年 ありますけれども、そのような認
では「おやつ工房」の開業があり
どうぞ本年もよろしくお願いい
たします。
明るい職場であるということが大
ました。また、牧山通所センター
このような中で復興財源を捻出
するための増税や社会保障を持続
昨年は、法人にとって大きな出
来事がいくつかございました。
は、今年の新体系移行に伴いまし
可能なものとするために「社会保
平成23年12月17日(土)
地域ふれあいもちつき交流会
24
て名称の変更など検討をしており
2
とりはた玄海園だより
平成24年2月号
平成24年2月号
とりはた玄海園だより
『おやつ工房~おやつ まぃん~』はじまりました
「おやつきた~!!」「今日のは何??」
また、配達をすることで、直接学童保育の先生
おやつの配達に伺うと、子ども達が興味津津に
や子ども達と関わる機会が持て、地域とのつなが
やってきてくれます。
りも深まってきました。その他、「子どもおやつ
就労センターでは、『おやつ工房~おやつ
教室」等も開催し、更に地域に開かれた事業所を
まぃん』の営業が平成23年10月よりスタートしま
目指していきたいと思います。
した。~おうちの手作りおやつ~をコンセプトに
子ども達が「おいしぃ~」と笑顔で食べている
旬の素材を取り入れ、身体に優しいおやつを現
姿を思い浮かべながら、『おやつ まぃん』特製
在、12か所の北九州市内の学童保育様に配達して
おやつを、まごころ込めて作っていきます。
います。
スタートまでには、衛生管理や栄養素などの学
習会・調理実習を重ねてきました。設備面では、
使用されなくなった浴室を厨房へと改修工事を
行い、日本財団様からの助成金2,430,000円を受
け、厨房機器を完備し、『おやつ まぃん』の厨房
が完成しました。
毎日の作業においては、おやつ作りの難しさを
スタッフ
日々実感。たとえば…材料を入れるタイミングや
混ぜ方の加減(足りなければ膨らまず…、混ぜ過
ぎると固くなり…)など少しの違いで出来上がり
が違ってきます。
おいしいおやつを届けるために、腕を上げるべ
く、日々奮闘中です。
子どもおやつ教室
バザー
日本財団様助成金ありがとうございます。
このたび日本財団様から、
平成23年度助成金の交付を受けて、
下記の事業を完了することができました。
ここに事業完了のご報告を申し上げますと共に、日本財団をはじめ、ご協力を賜りました関係者の皆様
に謹んで感謝の意を表します。
事 業 名 称:手づくりおやつ配達
厨房機器整備事業
事業費総額:3,045,000円
助 成 金 額:2,430,000円
真新しい厨房機器に囲まれた作業場
3
平成24年2月号
とりはた玄海園だより
職員提案の審査結果について
23年度は提案件数66件(22年度は45件、21年度は26件)で、そのうち35件が
採用(最優秀賞₁件・優秀賞₃件・努力賞₆件)されました。
ほう賞提案およびほう賞一覧
ほう賞
提案者所属名
提案者氏名
提 案 題 名
提 案 概 要
最優秀賞
戸畑障害者
地域活動センター
為國 大
藤野 昂一
障害者本人のニーズに応じた支援が出来るよう、就労
自立訓練事業と就労移行支援事業の
移行支援事業と自立訓練事業の統一した支援方法を確
統一した事業運営
立する。
優秀賞
戸畑障害者
地域活動センター
藤井さわ子
「ライフプランを考える」事業の実 将来への不安や困りごとをベースにし、健康、心、経
施
済の3つの視点から、ライフプランを作成する。
優秀賞
就労センター
戸畑障害者地域活動センター
東 正孝
藤野 昂一
グループウェアの導入
法人全体の情報共有の速度向上や生産性の向上等を目
的としてグループウェアソフトの導入を行う。
優秀賞
戸畑障害者
地域活動センター
藤野 昂一
鴛海 真理
印刷複合機更新時の料金の軽減
事務所用印刷複合機とデザイン工房用印刷複合機を同
一メーカーで契約し、印刷経費の単価を下げる。
努力賞
戸畑障害者
地域活動センター
藤井さわ子
①ボランティアコーディネーター研
修の継続②他法人職員向けのボラン ①は23年度に引き続き実施する。併せて②③を実施す
ティアコーディネーター講座の実施 ることで地域の中核施設としての役割を果たす。
③市民向けボランティア講座の開催
努力賞
戸畑障害者
地域活動センター
鴛海 真理
個人アルバムの作成
努力賞
就労センター
原田 敦子
これまで実施してきた学生実習を、より効果的な実習
学生実習受入に関する法人全体の取
指導となるよう、また職員個々のレベルアップにつな
り組み
がるよう取組みを強化する。
努力賞
生活支援センター
森田 梨恵
利用者の喫食数アップ
生活支援センター利用者の喫食数(率)の5%アップ
を目指し、利用者に玄海園で食べたい!と思われるよ
うなメニューや環境づくり等を行う。
努力賞
生活支援センター
森田 梨恵
電話環境の整備
子機のコードレス中継アンテナを増設し、職員が事務
所にいないときも、外線を取れるようにする。
努力賞
戸畑障害者
地域活動センター
藤野 昂一
小原 尋美
納品請求書の変更
経費・時間の削減からパソコンのエクセルを使用した
納品請求書の使用に変更する。
行事の都度焼き増ししていた写真を、年度末に「1年
の想い出」となるよう、個人のアルバム作成に変え
る。
玄海牧山通所センターの名称が変わります。
平成24年₄月₁日の新体系移行に伴い、玄海牧山就労センターと名称
トピックス
が変わります。
生活支援センター新事業のお知らせ
平成24年₄月₁日から送迎型生活介護事業を始めます。
指定管理再指定について
平成19年₄月より戸畑障害者地域活動センターは当法人が指定管理者となり経営していますが、
平成24年から₅年間の再指定を受けました。今後も利用者・家族・地域のみなさまに「ためになる、
役に立つ、喜んでもらえる」センターとなるように努力しますのでよろしくお願いいたします。
日中一時支援事業について
平成24年₄月₁日から戸畑障害者地域活動センターの新規事業として日中一時支援事業を開始し
ます。
北九州市立小倉北特別支援学校に在籍している児童を対象として、放課後に活動する場所の提供
をおこない、障害児を持つ親の就労支援と介護負担の軽減を図ります。
4
平成24年2月号
とりはた玄海園だより
生活支援センター
『佐賀・唐津方面一泊旅行(9月29・30日)』
1 日目、「マリンワールド」ではイルカの素晴らしい演
技で水しぶきを浴び、楽しい時を過ごしました。
昼食場所の「ザ・ルイガンズ」ではその豪華さに「もう
少しここでゆっくりしたいね…」と利用者の言葉も聞かれ
ました。宿泊先の「唐津ロイヤルホテル」は、大きなお風
呂で疲れを癒したうえに、 サウナを初体験した利用者も
いました。
夕食は刺身になってもなお、箸でつつくと色が変わるほ
ど新鮮なイカの活き造りを堪能しました。
今回は行程に余裕を持たせたため、各所で時間がとれ、
有田ポーセリンパーク
お土産選びが大好きな皆さんも満足だったようでした。
就労センター
『九州新幹線で行く鹿児島旅行』
~ 10月18・19日 指宿温泉・桜島観光 50名の旅 ~
九州新幹線全線開通を記念して、早速旅行を企画。利用
者実行委員のアイデアで 2 つのコース(はやめ・ゆったり)
と、さらに、宿泊先到着後には別メニューとして砂蒸し体
験を設定し、参加する皆が自分にあったメニューを選び、
楽しめる旅行が実現できました。桜島観光中には、火山の
噴火に遭遇(写真)し、池田湖からは薩摩富士と呼ばれる
「開聞岳」を見学。自然の力強さと美しさを実感しました。
参加者がそれぞれ、砂蒸し温泉・露天風呂・展望風呂(錦
江湾が一望できる)のいずれかを楽しんだあと、夕食会が
実行委員により進行。
“黒豚しゃぶしゃぶ”
や
“さつま揚げ”
に舌鼓、
後半はいつものカラオケ大会で盛り上がりました。
最後には、多くの仲間たちが舞台にあがり、肩を組み合い
ながら、長淵 剛の「とんぼ」を大熱唱しました。就労セ
ンターの絆がいっそう固く結ばれた旅となりました。来年
の旅も利用者実行委員による活躍を期待しています。
牧山通所センター
噴火している桜島をバックにパチッ!
『秋です!魚と遊び名物を食し秋を満喫す!
!』
私たちは、
10月20日の澄みきった青空の中に日帰りバスハ
イクで「下関海響館」と「川棚グランドホテル」へ行きました。
海響館では、イルカとアザラシのショーを観たり、日頃
見ることのできないマンタ、サメ、マンボウや珍しい魚た
ちと楽しい時間を過ごすことが出来ました。
川棚では、名物瓦そば定食に舌鼓を打ち温泉でゆったり
と湯に浸かり日頃の疲れを癒すことが出来ました。
帰途の中、コスモスに誘われ「リフレッシュパーク豊浦」
に立ち寄り様々に咲き誇る花の中で秋を身体いっぱい受け
止めました。今回は、珍しい魚の生態を観て名物を食し温
泉で癒されコスモスで秋を満喫した本当に楽しい日帰り旅
行となりました。
下関海響館ペンギン村
5
平成24年2月号
とりはた玄海園だより
第15回親善ソフトボール大会
第22回全国ふうせんバレー大会
11月₄日、金曜日、青空の下、第15回親善ソフト
2011年11月20日、今年も北九州市立総合体育館
ボール大会が開催されました。大会に出場するに
で行われる全国ふうせんバレーボール大会に出場
あたり前回は優勝をのがしていたため『優勝する
しました。大会に向け、何度か練習を行って挑み
んダ!』をスローガンに₄月から昼休みの時間を
ましたが、他のチームとの力の差は歴然、ふうせ
利用して練習を行って来ました。今年のチームは
んバレーボールにかける熱い思いと気迫の前に惨
新たな期待の若手選手が加入。若とりはた軍団と
敗。優勝することはできませんでした。今年は練
なっていどみました。練習の成果がでて決勝戦へ
習の機会を増やし、良い成績が残せるようにみん
進むことができました。むかえた決勝戦では選手
なで頑張りたいと思います。
は真剣そのもの、両チームの気持ちと気持ちがぶ
つかりあう熱い戦い。感動を呼ぶ目頭が熱くなる
試合を選手は観せてくれました。みんなの気持ち
次回がんばりまーす!
が一つになったとき、
みごと優勝!の₂文字がとり
はた玄海園へ舞いおりました。とりはた玄海園お
めでとう!!そして、熱い戦いをありがとう!!
優勝しましたー!
!
第11回全国障害者スポーツ大会
10月22日(土)から、
山口市の維新百年記念公園
陸上競技場で、
「おいでませ!山口大会」が3日間
にわたり行われました。
当事業所からは藤原正道さん(障害区分7)が
とりはた玄海園ソフトボールチーム
出場し2種目で金メダルを獲得しました。
記録
50m走
立幅跳
7秒30
2m22cm
1位 (大会新)
1位 (大会新)
事業所内で行った
とりはたてるちゃん
ソフトボール大会
第1・2回総合優勝
『倉本ホークス』
編集後記
今年ももうひと月が過ぎ2月に入ってしま
い、発行が遅れたこと深くお詫びします。
載せる記事がいっぱいありすぎて4ページ
の予定が6ページになってしまいました。
まだお知らせしたいことがたくさんありま
す。ホームページを見てください。
http://torihata.or.jpです。 (Ton)
6
大会新で優勝した藤原正道さん(手前)
生徒さんにつくっていただきました
福岡県立
戸畑工業
高等学校様
ベンチ 12脚
Fly UP