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でんでんくん - あきた総合支援エリア かがやきの丘
聴覚障害についての情報紙 でんでんくん でんでんくん by eriko №1 平成 23 年4月1日発行 秋田県立聾学校 幼稚部・支援部(ようちぶ・しえんぶ) (今年度から名称が変わりましたが、これまで通り、よろしくお願いいたします。) まだ風の冷たい日が続いていますが、「あきた総合支援エリア」は二度目の春を迎えています。今 年度も、聾学校から聴覚障害の子どもさんを担当される先生方へ情報紙『でんでんくん』を発行する ことにいたしました。どうぞよろしくお願いいたします。 (でんでんくんとあぶみ先生のイラストは本校の卒 業生=現在は大学 3 年生です=がデザインしました。耳の中にある蝸牛の形から、 「でんでんくん」と名付けました。 ) 毎日の補聴器点検をお忘れなく! 補聴器の電池とステゾスコープを通した 音のチェックは欠かさず行いましょう。雑 音は入っていませんか?音が途切れたり小 さくきこえたりしていませんか? お子さんと一緒に確かめることで、お子 さん自身の補聴器の自己管理の意識も高ま ります。 ステゾスコープで音をチェック! 電池チェッカーで電池の残量確認を! 廊 窓 下 難聴の子どもは、聴力と読話力(話し手の口元、表情を見て言葉を読み取る力)を合わせて話をき きとっています。話の内容を推測してききとることもあります。推測できない時は、周囲の友達の行 動を見て一緒に活動していきます。状況によっては、周囲の適切なサポートが必要です。また、補聴 器は 1 対 1 で行う会話をするときに使いやすいように作られているので、2~3mまでの距離で、正 面からやりとりをするように心がけましょう。 (座席について) 前から2番目、窓際から2,3列目が理想です。また、話者は窓際に立たないようにしましょう。 (先生は光源に向かって話すようにしましょう) 黒 板 (授業の際の配慮点) (話し方) 先生 教師、発言する友達の口元や顔がよく見えるように しましょう。 何かをしながらの会話は難しいので、作業等は一度 中断させてから指示しましょう。 話す時は、1音ずつ区切って話すとわかりにくいので、 はっきりと、ゆっくりと話しましょう。 側 (大きな音に注意) 補聴器は音を増幅しますが、一斉に机やいすを動かしたり、補聴器のそばで叫ぶなど、突然大きな 音を出したりすると、耳を痛めてしまいます。ざわざわしている教室の中は、補聴器をつけている 子どもにとっては大変うるさく、話者の話をききとることは難しいものです 側 (板書について) 視覚的な情報も大切です。しかし、板書しながら話した ことは、伝わらないので、板書後に話すか、顔が見える ように子どもに体を向けて板書しましょう。 聾学校がお手伝いします。~お気軽にご相談ください~ あぶみ先生 by eriko 今年度も、県内の小中学校、特別支援学校で補聴器をつけているお子さんや保護者の方、在籍校の 先生方へのお手伝いをいたします。どんなことでもお手伝いしますので、お気軽にご相談ください。 〔教育相談について〕 電話、FAX、E メールのいずれかでご連絡ください。その後で初回の相談日時を決定します。場 所は、聾学校/サテライト北教室(鷹巣小学校内・毎週火曜)/サテライト南教室(仙北市東地区 公民館内・毎週木曜)のいずれかとなります。 〔巡回訪問について〕 在籍校への巡回訪問も実施しています。 教育課程や授業に関すること、 補聴器やきこえについて、 また、職員研修についても要請があればいつでもお伺いいたします。日程を調整した上で訪問させ ていただきます。実施に際しては、 「派遣に関する依頼状」が必要となります。 〔巡回指導について〕 巡回指導の場所は、お子さんの在籍校となります。幼稚部・支援部の職員がお伺いし、相談 や指導を行います。担任の先生を通じてご相談ください。 (これも「派遣依頼」が必要となります。 ) 〔交流授業について〕 新規で希望される方には、交流のねらいを確認し、詳細(交流希望の教科、日にちや時間帯など) 聾学校にて授業参観をしていただいた上で決定いたします(昨年度は体育や音楽などで交流しまし た) 。継続のご希望がある方は、ねらい等の変更がなければ、詳細については電話や FAX などで連 絡・調整いたします。 〔通級による指導について〕 対象は、 「通常の学級に在籍しており、一部特別な指導を必要とする児童生徒」です。教育課程の 中に位置づけられており、その取り扱いについては学校教育法施行規則に定められています。聾学 校、サテライト教室でも「通級による指導」を行っております。個別指導が中心となることもあり ますが、必要に応じてグループ指導も行っています。手続きの方法や提出する文書の様式、指導の 回数や時間帯については、 「通級による指導の手引き(秋田県) 」を参考にしてください。 〔土曜交流教室について〕 今年度も、 「土曜交流教室」を 5 月から年 5 回予定しております。詳細は後日改めてご案内いた します。難聴学級のお子さんが交流できる貴重な機会となっております。たくさんのご参加をお待 ちしております。 難聴に関すること、補聴器のこと、毎日の授業のことなどについてお気軽にご相談ください。 (教頭または幼稚部・支援部の佐川、照井、本多へ) 〒010-1407 秋田市上北手百崎字諏訪ノ沢 3 番127 TEL 018-889-8572 090-8784-6302(サテライト教室直通) FAX 018-889-8575 Email:[email protected]