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PBL(医事ニュースを読み解く統計学)

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PBL(医事ニュースを読み解く統計学)
平成28年度 M1
科目名
科目コード
単位数
責任者
医事ニュースを読み解く統計学
PBL 115
1
川村 浩之
学習内容・概要
「コーヒーを飲むと心臓病になりにくい」、「バナナは花粉症に効く」。新聞や雑誌には医療や健康にまつわる研究報告が毎週のように掲載される。その中にはメカニズムが推
測できるものから「やってみたらそうなった」という類のものまで様々あるが、いずれも統計的な有意性を根拠としている。このPBLでは新聞や雑誌、ウェブサイトなどに掲載され
た、我々が親しみやすい医事ニュースをテーマとして取り上げ、その統計学的根拠について調査、議論、考察を行う。
まずはテーマについてグループ・ディスカッションを行い、背景知識についてグループ学習を行う。その後に原論文にあたって特に実験・観測についての統計解析に重点を
おいた検討を行い、その信憑性(考えられるバイアス、有意性の度合い)やどんな追実験が望まれるか、などについて議論する。
学習目標
[一般目標]
・テーマに関して明らかにすべき課題をディスカッションを通して探り、グループで協力して解明にあたる。
・原論文で用いられている統計解析の意味を理解し、批判的に検討する。
・テーマの設定、実験の方法、結果の解析、考察についてプレゼンテーションを行い、報告書にまとめる。
[到達目標]
1.実験デザインと統計解析の具体例を説明できる。
2.医学統計の応用についての批判的検討を行える。
3.ディスカッションを通じた共同学習が行える。
4.調べた事がらについてパワーポイントを用いたプレゼンテーションが行える。
5.調べた事がらについて図表入りのワード文書にまとめることができる。
自己学習(準備学習)
取り上げたい医事ニュース(何らかの形で統計学が用いられる研究に関するもの)を事前に各新聞社やBBCのウェブサイトなどで探しておくこと。
必修科目「統計解析への数学」のテキスト「統計解析入門」の9章、10章を予習しておくこと。
( 151 )
( 152 )
平成28年度 M1
学習上の注意点
少人数グループによるPBL形式の授業なので各自が自覚をもって主体的に取り組むこと。
統計処理でわからないことは教科書やウェブ等で調べること。
成績評価方法
ログノート、授業参加態度、プレゼンテーション、報告書を総合的に評価する。
指定教科書・参考教科書・参考書等
指定教科書
統計解析入門[第2版] 篠崎信雄・竹内秀一 共著 サイエンス社
参考教科書
「医療統計力」を鍛える! 千葉康敬 著 総合医学社
An introduction to medical statistics 4th ed. M. Bland, Oxford University Press
PBL(医事ニュースを読み解く統計学)
日時
担当
川村 浩之
授業タイトル
医事ニュース
9/
平成28年度 M1
サブ・タイトル
キーワード
グループ討論による課題設 テーマ選択・課題設定・調
定
査
準備学習(予習・復習等)
到達目標
注意点
事前に興味のある医事ニュー テーマについて何をどこまで 各自が主体的にグ
スを収集しておくこと。
明らかにするかを主体的に設 ループ研究に参加
すること
定する。
授業形式
PBL
2~4限
川村 浩之
9/
科学的根拠とはなにか? グループ討論による原論文 実験デザイン、統計解析
の検討と調査
医事ニュースの原論文を分
担して読んでおくこと。
実験結果から結論を導く際の 各自が主体的にグ
科学的根拠を理解する。
ループ研究に参加
すること
PBL
2~4限
川村 浩之
統計学の果たす役割
9/
グループ学習による統計解 統計的推測、区間推定、仮 原論文で用いられている統計 用いられている統計解析の手 各自が主体的にグ
析の理解
説検定
解析について各自調べてお 続きと意味を理解する。統計 ループ研究に参加
処理を実際に行って結果を すること
くこと。
チェックする。
PBL
2~4限
川村 浩之
プレゼンテーション準備
9/
グループ討論による統計解 実験デザイン、バイアス、標 最初の3日間で明らかにした 用いられている統計解析の妥 各自が主体的にグ
析の検討
本サイズ
ことをパワーポイントにまとめ 当性を考察する。今回学んだ ループ研究に参加
すること
ことや考察をプレゼンテー
ておく。
ションにまとめる。
PBL
2~4限
川村 浩之
9/
発表会
プレゼンテーション、
報告書作成
プレゼンテーション資料を作 相手に伝わるプレゼンテー
パワーポイント、プレゼン
ションを行い、聴衆からの質
テーション・スキル、科学論 成しておくこと。
問に適切に答える。
文の書き方
2~4限
( 153 )
各自が主体的にグ
ループ研究に参加
すること
PBL
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