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交換留学報告書
交換留学報告書 派遣先 三重大学での所属学部・研究科 人文学部 法律経済学科 学年(出発時) 3年 大学名 ルンド大学 国 スウェーデン 留学期間 派遣先での身分 2013年 8 月 19 日 ~ 2014 年 6 月 5日 交換留学生 一日の生活スケジュール(通学時) 8:00 授業 9:00 授業 10:00 授業 11:00 授業 12:00 昼食 13:00 自宅で学習(授業) 14:00 自宅で学習(授業) 15:00 日本語学科のTA 16:00 日本語学科のTA 17:00 18:00 語学カフェ 19:00 友人と食事 20:00 友人と食事 21:00 帰宅 22:00 勉強(英語) 23:00 0:00 1 履修科目 科目名 時間数/週 履修単位 使用言語 授業内容(レポート、試験、授業形態等) Education, culture and Lifestyle 2 7.5 英語 講義、議論、プレゼン Swedish Level 1 2 7.5 スウェーデン語 講義、会話、グループワーク、テスト Economic integration 2 7.5 英語 講義、セミナー、テスト Swedish Society and Everyday Life 2 7.5 英語 講義、グループワーク、プレゼン、エッセイ Swedish Social Policy 2 7.5 英語 講義、グループワーク、エッセイ、議論 Economic History: Swedish Economic Development 3 7.5 英語 講義、議論、エッセイ、セミナー Economics: Labour Economics 2 7.5 英語 講義、プログラミング、テスト Swedish Politics 2 7.5 英語 講義、エッセイ、セミナー、グループワーク、プレゼン Introductory Swedish 2 2 スウェーデン語 講義、テスト 大学のサポート チューターの有無 無 チューターのサポート内容 無 語学コースの有無 有 スウェーデン語 コース名、料金、期間等 Swedish Level 1~4 無料(テキスト代hは別途) 通年 生活 住居のタイプ アパート 住居の名前 Klostergarden Student House 部屋タイプ Studio Flat ルームメイト(国籍) 無 室内設備 キッチン、トイレ、冷蔵庫、バスルーム、ヒーター 共用施設 洗濯機、乾燥機、ゴミ捨て場 インターネット設備 有 大学までの交通手段(交通機関、所要時間) 徒歩約30分 バス約20分 アルバイトの有無 有 アルバイトの内容 学生バーでのアルバイト 2 渡航 Visaの種類 居住許可証 Visa申請先 スウェーデン移民局 Visa取得にかかった日数 約1か月 Visa取得にかかった費用 約100万円の財産証明が必要 Visa取得方法、提出書類等 スウェーデン大使館のHPで財産証明(現地で暮らせるだけの 金額をもつことを証明するため)、海外保険、入学許可証を用 意し、pdf形式でアップロードし、該当するメールアドレスに送信 する。 留学先大学の最寄り空港までの経路 名古屋駅からバス→関西国際空港→ドバイ国際空港で乗り換 え→コペンハーゲン空港 渡航費用 23万円 ピックアップサービスの有無 有(コペンハーゲン空港で) 帰国後 留年や卒業の遅れの有無 1年卒業が遅れる 有る場合、その理由 自分の希望する職種の応募がすでに終了していること、他の企業にしても時期が遅すぎるため 就職活動開始時期 2015年4月 帰国後の進路 就職 留学にかかった費用 現地通貨=日本円(約) 1クローナ=約15円 保険料(海外旅行保険、国民健康保険等) 22万円 学費(教科書代や語学コース授業料等) 5万円 宿舎費(月額) 6万円 光熱費(月額) 宿泊費に含まれる 食費(月額) 3万円 その他 33万円 留学期間中にかかった費用の合計 約150万円 3 感想等(※800字以上で語学勉強の成果についての内容も含め、ご記入ください。) スウェーデンルンド大学に留学して一番良かったことは、いろいろな国の留学生とともに授業を受けられ ることです。アジア、中東、北米、南米、もちろんヨーロッパの学生と一緒に授業を受け、日本では明らかに 経験できないであろういろいろな人種の人々とともに生活することによって、自分が改めて日本人であるこ とを自覚し、日本人たる行動を心掛け、また日本の常識が必ずしも世界の常識でないことにも気づかされ ました。異なった価値観、それぞれの国の状況、考え方など学業外でも本当にいろいろなことが学べると いうのがルンド大学に留学する上での強みではないかと思いました。 ルンドでの生活ですが、スウェーデ ンの公用語がスウェーデン語なので街の標識、店の看板、商品の名称などは基本的にスウェーデン語で 書かれています。 しかしながらスウェーデン人はお年寄りの方々と移民の人々以外はほぼ皆英語がネイ ティブと遜色のないほど話すことができるので英語能力がある程度あれば、スウェーデン語を話さずとも生 活をしていくことができます。 ルンド大学では非常に簡単なスウェーデン語を学ぶ授業も本学期が始まる 前に留学生用に準備されており学生のサポートもしっかりしており、買い物をするときなどの簡単な会話は ここで学ぶことができました。 ルンド大学での授業ですが、基本的には留学生は留学生用のSASというカ リキュラムの中から授業を選択することになります。私は人文学部との交換留学ということで、社会科学の 授業を中心に履修しました。このカリキュラムでは主にスウェーデンの政治、文化、歴史、音楽、芸術など を学ぶことができます。 さらにこのSASで特に力を入れているのはメディア、宗教、スウェーデンの政治に ついてで主に北欧というスケールで講義が進められていました。 前述した通り基本的には留学生はルン ドの大学生とは異なる授業を履修することができますが、ルンドの大学生は留学生用の授業も履修できま すし、逆に留学生がルンドの大学生が普段受ける授業も限定的ですが参加することができます。私は経 済学専攻だったので担当のコーディネーターに相談したところ経済の担当の人に連絡をしてくれ各学期一 個ずつですが、ルンド大学の経済の授業を履修することができました。しかしながら基本的には留学生用 の授業を履修するということであまり多くの留学生以外の授業を履修することはできないようでした。 さ て、今回の留学では自分の専攻の勉強とともにもちろん英語力の向上という目的もありました。英語を勉 強するのにスウェーデンとは疑問を持つ人々も多いかもしれませんが、スウェーデンでの生活は基本的に 英語で行うことができましたので、大幅な英語力の向上を達成することができました。 先に述べたとおり、 世界中から留学生がルンド大学に来ており、彼らとのコミュニケーションは基本的に英語で行われます。大 学が提供する寮に住めば他の留学生と授業外で仲良くなることもできますし、語学カフェというところでは 英語以外の言語学習者がそこで留学生同士で話すこともあります。学生同士で頻繁にパーティーを行うこ とも多々あり、そこでの出会いも今になってみれば非常に重要なものでした。そして、なんといっても英語を 勉強する上でルンド大学に留学する強みは、いろいろな英語が聞けるということです。英語に関してネイ ティブ、非ネイティブの人々が英語を介して意思疎通を図るので大小さまざまな国ごとのアクセントがあり、 単にアメリカ英語、イギリス英語というものでは分けられない彼らの話し方に対応するためのリスニング力 が非常に鍛えられる場所でした。ルンド大学では英語はまさに一つの言語というものではなく、様々な国籍 の人々が意思疎通を図るための「国際語」でした。 休暇中にヨーロッパの国々を周ることもできましたし、 月並みな言葉ですが本当にいい経験になりました。願わくばルンド大学と三重大学が今後密接に交流して いくことを切に望みます。 4 今後留学する人へのアドバイス 今後留学する人に言いたいことは、ぜひ留学する前にある程度の英語力を身につけてほしいということ です。三重大学からルンド大学に留学するにあたって、英語の要件は特に指定されていません。これは三 重大学の先生方とルンド大学との関係による恩恵ですが、だからと言ってそれに甘えて全く英語力のない ままこの大学への留学を決めてしまうと最初の方は非常に苦労することが予想されます。ルンド大学には 英語が未熟な人に対しての英語を学ぶ授業が存在しません。基本的に英語は留学できる程度のレベル 以上あることを前提としています。よって、三重大学では英語の特別な要件は設定されていなくとも自分で TOEFL, IELTSbなどの資格試験で一般的に留学で認められるようなスコアを取得した上での留学が望まし いと思われます。他の英語を主言語とする大学と授業のスタイルは同じものの、語学の授業がない点では 他の英語圏の大学よりも高い英語能力が求められることを留意しておいてください。さらにあちらでは自分 の専攻が何かということを話す機会がたくさんあり、モチベーションの維持としても、ルンドで自分は何を勉 強したいかという目的意識を強く持って留学に望んでほしいと思います。そして、不明な点があればできる だけ留学前に既に留学した人からできるだけ情報を集めることが非常に重要です。 報告書記入日 2014年6月16日 5