ぽろたん「焼き栗・生栗×スイーツ」 夢のコラボPR販売、実現！ ～農家

ぽ ろ た ん「 焼 き 栗・生 栗 ×ス イ ー ツ 」
夢 の コ ラ ボ Ｐ Ｒ 販 売 、実 現 ！
～農家研究会と菓子・料理店連携で商品化、農業祭でお披露目～
去る１１月１０日に開催された「第９回ひがしみの農業祭」において、地元産のクリ品種
「ぽろたん」の「焼き栗・生栗×スイーツ」コラボＰＲ販売を行いました。
農業祭でのぽろたんＰＲ販売コーナー
コラボ販売した「焼き栗・生栗×スイーツ」
ぽろたんは、果実が大粒で、渋皮が中国産の天津甘栗のように「ぽろっ！」とむける、こ
れまで日本産にはなかった画期的なクリです。
今秋、中津川市・恵那市内のクリ農家４７戸から計１．８ｔ弱の出荷があり、栽培農家や
指導支援機関（ＪＡひがしみの、恵那農林事務所等）で構成する「東美濃ぽろたん研究会」
が中心となって、秋イベント等で焼き栗・生栗の販売を行ってきており、今年度最後の秋イ
ベントとなる同農業祭会場においても焼き栗・生栗を販売しました。
一方、このぽろたん、出荷量は年々増加していく見込みで(来年秋２．５ｔ出荷予測)、研
究会では加工業務用向け原料販売も視野に、新たな用途・販路を模索中です。
今回、中津川市及び恵那市内の菓子店・料理店(３店舗)の協力を得て商品化研究を依頼し、
創作いただいたぽろたんスイーツも、同農業祭会場において、各店舗５０～１００個・セッ
トを１個・セット２００～５００円にて限定販売しました。
タルト(「レ・ブラン」協力)
ロールケーキ(「レ・ブラン」協力)
マロングラッセ(「恵那寿や」協力)
和風デザート詰合せ(「四季 さい波」協力)
当日、会場はあいにくの雨模様でしたが、
お客さんから『(事前告知掲載のあった)新聞
を見て、ぽろたんスイーツを楽しみにして来
た。』といった声も聞かれ、用意いただいた商
品は好評のうちに完売となりました。
今後、購入者の外観・食味・許容価格等の
アンケート結果をとりまとめ、協力店舗へ情
報提供し、今後の商品づくりに活かしてもら
和風プリン(「四季 さい波」協力)
う予定です。
恵那農林事務所農業普及課が活動支援す
る東美濃ぽろたん研究会では、５年前からぽ
ろたんの栽培普及を推進し、渋皮がむける画
期的な特性を活かした地元産ぽろたんの高
付加価値化等に取り組んでおり、今年度はＥ
ＮＡみのじ祭（９月２２日）の会場において
も、恵那市内の菓子店 (１店舗)の協力を得
て、創作いただいたぽろたんスイーツをＰＲ
販売してもらうことができ、４店舗で６種類
の菓子・料理の開発・販売に至りました。
赤飯まんじゅう(「良平堂」協力)
※ＥＮＡみのじ祭にて販売
今後も増産が見込まれる東美濃ぽろたん。秋イベントによる焼き栗・生栗での直売には販
売量に限度があり、加工業務用向け等の安定した販路の確保がこれからの課題です。
今後は、今回ご協力いただいた地元の菓子・料理店を中心にさらなる農商工連携を模索し、
加工手間がかからない(渋皮が剥きやすい)メリットのあるぽろたんを使った菓子・料理のさ
らなる商品研究と店舗での販売を進めてもらい、その商品価値が高まれば、ひいては原料ク
リを出荷する農家の所得増加にもつながるものと考えています。