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講師紹介 株式会社リブ・コンサルティング 取締役 自動車事業本部 本部長 田下 親男 Chikao Tashimo 食品会社で、営業マン・営業マネージャーを経験。コンサルティング 会社入社後、多種多様な業種の戦略策定支援、現場改善支援を経験。 直近5年は、新車ディーラーを中心に、中古車販売店、整備業など 自動車流通業界に特化したコンサルティング部門を率いている。 数多くのトップディーラー経営者と交流を持ち、情報共有を目的にした 「経営者勉強会」も主催している。 1 開催コンセプト 2012年秋 2013年春 2013年秋 自らを超えて ~発展し続ける為のカーディーラー戦略~ 「100年企業」 ~その進化の礎~ 未来への布石 ~きたるべき刻に備えて~ 2 2 目次 日本における カーディーラーの事業発展ステージを捉える 第 1 章 第 2 章 「よりよい組織風土」の構築こそが未来をつくる 第 3 章 組織風土構築の鍵を握るのは・・・ 3 第 1 章 日本における カーディーラーの事業発展ステージを捉える 4 1-1 世界の自動車市場 [出典:日本自動車工業会 世界自動車統計年報] [出典:世界自動車工業会 統計] ※一部弊社推測値を含みます ● 世界の新車販売台数推移 5 1-1 世界の自動車市場 [出典:日刊自動車新聞社 自動車年鑑] [出典:国土交通省 統計局] ※一部、弊社推測値を含みます ● 世界の保有台数推移 6 1-2 市場比較 ~国内市場とタイ市場~ ● タイ市場の現状 7 1-2 市場比較 ~国内市場とタイ市場~ ● タイ市場の現状 Memo 8 1-2 市場比較 ~国内市場とタイ市場~ ● 日本市場とタイ市場 新車販売 ディーラー・ バリューチェーン 中古車販売 入庫 サービス 代替 「新車販売⇔サービス⇔中古車販売」のサイクルを廻すことが、 「ディーラー・バリューチェーン」である。 9 1-3 国内市場考察 ● 日本の新車ディーラーの収益構造の変化 100% 90% 80% 70% 60% その他 中古車 50% サービス 40% 新車 30% 20% 10% 0% 1966年 1971年 1976年 1981年 1986年 1991年 1996年 日本は、ディーラー先進国である。 10 2001年 2006年 2011年 1-3 国内市場考察 ● 今後の環境変化要因 ・ 人口減少 (地域により減少スピードの差が大きい) ・ 地方の過疎化、高齢化率の上昇 ・ 若手人財の採用の困難化 ・ シニア人財の活用の義務化 ・ IT化の更なる進展 ・ 販売チャネルの多様化(可能性) ・ 消費税増税に伴う、中古車の個人取引拡大(可能性) 11 1-3 国内市場考察 ● 将来的な自社の強み(競争優位性)は何か? Memo 12 第 2 章 「よりよい組織風土」の構築こそが未来をつくる 13 2-1 経営戦略の考え方 ● 経営計画を策定する6つの視点 戦略 目標 手段 目標 ① 営業構造改善 自社ビジネステリトリーの特性(ターゲット)を 踏まえた営業構造の最適化 ② 商品力強化 提供する商品の選択、商品力の強化 ③ 組織構造改善 戦略目標を実行するための最適配置を考えた 組織に改善 ④ 人材能力向上 戦略を現組織で実行するべく人材能力の向上 ⑤ 結果 目標 組織風土改善 ⑥ 財務体質改善 人が力を発揮できる風土改善 収益を上げ続ける財務体質の改善 14 2-1 経営戦略の考え方 企業の発展は… × 現場の実行力と最も相関が高い要因の一つが、 「組織風土改善」である! 15 2-2 組織風土の考え方 組織風土がよい状態とは… ・ 社員全員が、 ・ 経営理念の実現、及び、目標達成に向けて、 ・ 高いモチベーションを有しながら、 (やりがいを持てている、主体性を持てている) ・ 日々の活動ができている状態 16 2-2 組織風土の考え方 ● 組織風土チェック5つの要素 ❶ 同一の危機感 組織構成員は同一の危機意識を持っている事が望ましく、危機感が 共有された組織では、改善意欲や進歩への情熱が見られる。 ❷ 共通の価値観 同一の危機感を持ったとして、その危機感を好ましい方向へ導いて いくためには、組織内の価値観を共有し、企業の向かうべき方向が 定まっている必要がある。 ❸ 自信と信頼 いかなる困難があろうともやり通せるという自信、我が社のメンバーな ら必ず成し遂げられるという信頼が存在する組織は、「あるべき姿」に 向かう推進力が生まれる。 ❹ 感謝の気持ち 「自信と信頼」は時に「過信と増長」へと変質してしまう事がある。周 囲の人からの目に見えない助けに「感謝の念」を持てるかどうかが組 織の正常性を測る指針となる。 ❺ 高い欲求水準 環境が変化する中、企業自身も変化しなければ生き残れない。自己 の発展に向けた積極的な行動を生み出す原動力として、現状に満 足しない高い欲求水準が必要となる。 17 2-2 組織風土の考え方 ● カーディーラー経営で、組織風土が重視される理由 ① 「 ② 他業界と比較して、 ビジネス手法が確立しており(複雑化している要素もあるが)、 スタッフのやるべき事が明確になっている 」と「業績」との相関が大きい 18 2-2 組織風土の考え方 ● カーディーラー経営で、組織風土の構築が難しい理由 ① 多拠点に展開する店舗ビジネスである ② 本部と店舗間、店舗と店舗間に物理的な距離がある ③ 組織構造が多階層になっている 19 2-2 組織風土の考え方 Memo 20 第 3 章 組織風土構築の鍵を握るのは・・・ 21 3-1 組織風土構築の考え方 ● カーディーラーにおける組織風土構築の考え方 視点1 全社的な仕組み構築 視点2 店舗における組織風土構築 【全社】 ← 視点1 【店舗】 【本部】 ← 視点2 ← 視点2 ← 視点2 22 3-2 視点1 全社的な仕組み構築 ● 「視点1 全社的な仕組み構築」の具体的な方法 施策 主担当者 ① 経営陣の言動 経営陣 ② 儀式 経営陣 ③ 採用&入社後教育 経営陣、人事部 ④ 人事評価制度 経営陣、人事部 23 3-2 視点1 全社的な仕組み構築 ● 「視点1 全社的な仕組み構築」の具体的な方法 ① 経営陣の言動 ・ 経営陣から社員へ向けたメッセージが充分に発信されている ・ 経営陣が会社の価値観について、すり合わせができている ・ 経営陣同士が日頃から充分にコミュニケーションを取れている ・ 経営陣は、言行一致できている ② 儀式 ・ 価値観を行動に移す為の具体的な場面を設定できている ・ それにより、社員が自社の価値観を体感できている 24 3-2 視点1 全社的な仕組み構築 ● 「視点1 全社的な仕組み構築」の具体的な方法 ③ 採用&入社後教育 ・ 自社の価値観に合わせた人財を採用できている ・ その採用基準(項目)が明確になっており、 経営陣及び採用担当者で共有されている ・ 入社後に、自社の価値観に関する教育を充分に行っている ④ 人事評価制度 ・ 自社の価値観に合わせた人事評価制度を構築できている ・ 社員は、人事評価制度の意味合いを理解し、運用できている 25 3-3 視点2 店舗における組織風土構築 ● 「視点2 店舗における組織風土構築」の具体的な方法 施策 主担当者 ① 店長人事 経営陣 ② 店長教育 経営陣、部門長 ③ 本部-店舗の関係性 経営陣 26 3-3 視点2 店舗における組織風土構築 ● 「視点2 店舗における組織風土構築」の具体的な方法 ① 店長人事 ・ 店長人事について、経営陣で選定基準を設定できている <選定基準例> ・ 仕事への意識、意欲が高く、高い業績成果を獲得したことがある ・ 同僚、部下からの評価が高い ・ 自己中心的な考え持たない (意思決定をしない) <店長人事の失敗パターン> ・ 店長の役割を誤認識して、部下へのパワハラを行ってしまう ・ 感情によって態度/判断が変わり、周囲の信頼を失ってしまう ・ 部下へ注意・叱責ができない。重要事項の意思決定ができない。 27 3-3 視点2 店舗における組織風土構築 ● 「視点2 店舗における組織風土構築」の具体的な方法 ② 店長教育 ・ 店長への教育、指導の役割 (担当者) が決まっている ・ それが、確実に実行されている <店長教育、指導のポイント> ・ 業績の指導に加え、店舗風土改善の指導を行う ・ 店舗スタッフのヒアリングを行い、店舗風土の問題点を抽出する ・ 店長の言い分を聞き、充分に話し合いをしながら、解決する 28 3-3 視点2 店舗における組織風土構築 ● 「視点2 店舗における組織風土構築」の具体的な方法 ③ 本部-店舗の関係性 ・ 店舗の自律性、自主性を一定レベル確保できている ・ 本部から店舗への「指示偏重」になっていない 29 Q. 自社の組織風土における課題を整理しましょう Memo 30 総拢 31 総拢 企業の発展は… 経営戦略 × 現場の実行力 現場の実行力と最も相関が高い要因の一つが、 「組織風土改善」である! 32 総拢 よりよい組織風土の構築は・・・ 「 」である! 自社の経営理念の実現に向けて、よりよい組織風土を構築することが、 どのような経営環境になっても勝ち残っていく為の布石となる! 33 総拢 Memo 34