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授業 コード 科目名 ホテル文化論 担当者名 野本 哲平 副題 【授業概要

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授業 コード 科目名 ホテル文化論 担当者名 野本 哲平 副題 【授業概要
科目名
授業
コード
5702
ホテル文化論
担当者名
副題
野本 哲平
Intercultural communication
【授業概要】
文化とは民族の創造力であり、文明とはその施設外観であるといわれている。
古代ローマのポンペイ遺跡から発掘されたホテル、その目的・基本的機能は現代のホテルと殆ど変わら
ない。
一方、現在で言うところの都市型ホテルの原型は時代を経て欧州貴族文化華やかりし頃に出来上がった
といわれている。
日本を例に見てみると、江戸時代、街道筋には旅人のために宿があった。
幕末・明治期になると諸外国の圧力により開国がなされ、当時の我が国の国益のために、来日する外国
人の接遇と異文化を吸収する必要性からホテルが設置された。
この事実を見ても、ホテルは文化と文明の双方に密接な関係を持っていることがわかる。
文化と文明の変遷である歴史を背景に、その時代時代の思想、政治、風俗などがホテルにどのような
影響を及ぼし、またその中でホテルがどのように変化していったかを解明し将来の国際社会における
我が国のホテル産業のあり方を考察する。
【到達目標】
ホテルは、文化・文明と密接な関係を保っている。その土地のホテル見れば民族性を理解でき、
其れは同時にその民族の歴史を見ることに繋がる。ホテルを通して歴史、文化に興味を持つことで
観光産業に従事する者にとって必須である国際性を涵養する。
【授業計画・方法】
ローマの歴史家クルチュウス=ルーフスの言葉「過去に起こったことは同じようにしてその後の時代
にも繰り返し起こる。」にもあるように、歴史をベースに講義を展開する。
各時代の思想・政治・芸術・科学・経済などを紐解きながら、ホテルのその時代時代における役割を
解明することにより、ホテルと文化の関連性を講義する。
たとえば、現在ホテルで行なわれているディナーショーはテレマンのターフェルムジーク等にその
原点を見ることが出来る。あるいは、非常事態下(災害時等)のホテルの役割を調べることにより、
国際社会におけるホテルの存在意義を知ることが出来る。
1 オリエンテーション
9 ホテルの備品・什器
2 宿泊施設発祥の必然性
10 ホテルの設備
3 古代ギリシャ時代
11 ホテルの食事
4 古代ローマ時代
12 ホテルと政治
5 巡礼と宿
13 ホテルと芸術
6 貴族とホテル
14 ホテルと IT
7 フランス革命とホテル
15 総論・まとめ
8 ヒエラルキーとホテル
【受講上のアドバイス・準備学習・復習】
ホテルが生まれた必然性並びに発展存続を理解するため歴史を背景に講義を展開する。
欧州の歴史・文化(音楽・陶芸・絵画など)を予習・復習しておくこと。
【履修上の注意事項】
遅刻、欠席、早退は許可・届け出を要する。 講義室内では脱帽・飲食禁止
受講態度(40%) レポート(60%)
成績評価
方法
参考書
教科書
講義内容に即したレジメを必要に応じて講師が作成し配布。
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