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BV+XELIRI 療法
BV+XELIRI 療法 様 ~ 点滴スケジュール ~ ① 生理食塩液・・点滴のルートをキープします。 15 分 ② アバスチン ( )mg・・化学療法剤です。 生理食塩液 100mL 30~90 分 (初回の方は90分です) ③ プロイメンド点滴静注用150mg・・吐き気止めです。 アロキシ静注0.75mg・・吐き気止めです。 デキサート6.6mg・・吐き気やアレルギー反応を防止します。 生理食塩液 100mL 30 分 ④ イリノテカン ( )mg・・化学療法剤です。 生理食塩液 500mL 90 分 ⑤ 生理食塩液・・・点滴部位に残っている化学療法剤を押し流します。 BV+XELIRI 療法の投与スケジュール 2週間(14日) ゼローダ内服7日間 休薬(7日間) 1コース 2日目 8日目 1日目(点滴) ・ゼローダ錠300mg 内服する化学療法剤です。決められた量、 期間(7日)を守って 飲んでください。 1日( )錠 朝食後( )錠 夕食後( )錠 2コース目の1日目 BV+XELIRI は2週間を1コースとして 1日目に上記のお薬の点滴を行います。 また、ゼローダというお薬を 2日目から8日目まで毎日飲みます。 これを患者様の状態に合わせて 何コースか繰り返します。 市立吹田市民病院 薬剤部 ~ 副作用について~ ①「吐き気・嘔吐・食欲不振 」 (点滴開始から1日目以降) むかつきや食欲がなくなるなど消化器症状が 起こり、場合によっては吐いたりします。 最近では吐き気止めの点滴をする事で、 抑えられるようになりました。 日常生活では ● 1回の食事は少なめにし、消化のよい物 をゆっくり食べる。 ● 食べられない時は水分を十分取る。 吐き気がつらい場合は、我慢せずすぐに スタッフに伝えてください。 ②「味覚障害・口内炎」 (点滴開始から3日目以降) 塩味が鈍感になったり、苦く感じたり、甘み に敏感になったり、味を感じなくなったりと 症状には個人差があります。また、口内炎が できることもあるので、 ● ブラッシングやうがいで口の中を 清潔にする。 症状がひどい時は主治医と相談してください。 ③「骨髄抑制 」 (点滴開始から10日目以降) 白血球・赤血球・血小板が少なくなるため 風邪などの感染症にかかりやすくなったり、 貧血・出血が起こったりします。 そのため、 ● 手洗い・うがいをして体を清潔に保つ。 ● 無理はせず、睡眠・休養を十分とる。 ● 激しいスポーツ・仕事は避ける。 38℃以上の発熱、のどの痛みなど感染症の 兆候が現れた場合は、すぐに主治医に報告 してください。 イリノテカン特有の副作用 ④「下痢」 (点滴中から) 排便の回数が増えたり、水様便が出たりすることがあります。下痢がおこったら ● 主治医が指示した下痢止めを飲む。 ● カリウムが不足しがちになるので、バナナや柑橘類を食べる。 ● 食物繊維の多い食べ物、脂っこい物、 刺激の強い物は避ける。 ● 脱水症状を防ぐため水分を多めにとる。 1日4回以上下痢になったり、便に血が混じることがあればすぐに病院に連絡してください。 アバスチン特有の副作用 ⑤「高血圧・出血・たん白尿」 (副作用の出る時期は人によって異なります) 血圧が高くなったり、出血しやすくなります(特に鼻血)。 また、尿にたん白が出ることがあります。 ● 血圧をこまめに測り、定期的に検査を受ける。 安定時の繰り返しの測定によっても、最大(収縮期)血圧が180mmHgまたは 最小(拡張期)血圧が120mmHgを超える場合と、 出血(特に鼻血)が10~15分たっても止まらない時はすぐ病院に連絡して下さい。