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生理学・口腔生理学

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生理学・口腔生理学
[講義] 第2学年 前後期 必修 5単位
生理学・口腔生理学
《担当者名》教授/石井 久淑 准教授/長田 和実 講師/佐藤 寿哉 【概 要】
生理学では人体の生命現象を司る様々な生体反応の機序とこれらの反応を維持するための生体の内部環境の恒常性(ホメオス
ターシス)の仕組みを理解することが目的であり、人体を構成する9つのシステム(神経、感覚、運動、循環、呼吸、消化、排泄、
内分泌及び生殖系)の役割とそれらの協調的な相互作用を学修する。口腔生理学では顎・顔面・口腔領域の諸器官による生理機
能、特に口腔機能(運動、感覚及び自律機能)を理解することが目的であり、咀嚼運動、口腔感覚及び唾液分泌の特色とそれら
の調節の仕組みを学修する。
【学習目標】
☆生体の恒常性を説明できる。
☆ニューロンの一般的性質を説明できる。
☆神経系の分類とそれらの機能を説明できる。
☆筋の種類とそれらの機能を説明できる。
☆感覚系の一般的性質を説明できる。
☆体性感覚と特殊感覚の発現機序とそれらの特徴を説明できる。
☆血液の各成分の機能とそれらの特徴を説明できる。
☆循環系の構造とそれらの機能を説明できる。
☆呼吸系の構造とそれらの機能を説明できる。
☆肺気量の種類とそれらの生理的意義を説明できる。
☆消化器系の構造とそれらの機能を説明できる。
☆排泄系(腎臓)の構造と尿の生成及び濃縮過程を説明できる。
☆内分泌系における各ホルモンの働き、作用機序及び分泌調節を説明できる。
☆生殖系の構造とそれらの機能を説明できる。
☆体温調節の仕組みと体温調節障害(発熱とうつ熱)を説明できる。
☆口腔感覚(体性感覚)の発現機序を説明できる。
☆味覚と嗅覚の発現機序とそれらの特徴を説明できる。
☆顎運動の中枢性(随意性)及び反射性調節を説明できる。
☆咀嚼の意義と評価法を説明できる。
☆嚥下運動とそれらの神経機序を説明できる。
☆嘔吐の誘因と嘔吐の神経機序を説明できる。
☆唾液の分泌機構と唾液中の成分及びそれらの役割を説明できる。
☆言語音声の形成過程を説明できる。
【学習内容】
回
テーマ
授業内容および学習課題
担当者
1
◎〈生理学総論〉
●生理学とはどのような学問かについて学ぶ。 ●細胞、組織、器官、系、個体について学ぶ。
●生体の恒常性(homeostasis)について学ぶ。
●受動輸送、能動輸送、体液について学ぶ。
(C-2-3-(1)∼(11))
石井 久淑
2
◎〈神経の一般的性質〉
●ニューロン(神経細胞)の構造と機能について学
ぶ。
●ニューロンの興奮の仕組みについて学ぶ。
●興奮伝導と興奮伝達の仕組みについて学ぶ。
●神経線維の分類について学ぶ。
●神経系の分類について学ぶ。
(C-2-3-(5)-②)
石井 久淑
◎〈末梢神経〉
●脳神経、脊髄神経及び自律神経の構造と機能につ
いて学ぶ。
(C-2-3-(5)-③)
石井 久淑
4
5
7
回
テーマ
授業内容および学習課題
担当者
8
◎〈中枢神経〉
●中枢神経系の成り立ちを学ぶ。
●脊髄の機能について学ぶ。
●脳幹の機能について学ぶ。
●小脳の機能について学ぶ。
●間脳の機能について学ぶ。
●大脳の機能について学ぶ。
(C-2-3-(5)-④)
石井 久淑
◎〈筋肉と運動〉
●骨格筋の構造を学ぶ。
●興奮収縮連関を学ぶ。
●単収縮、強縮を学ぶ。
●骨格筋、平滑筋、心筋の違いを学ぶ。
(C-2-3-(2)-④)
石井 久淑
◎〈反射〉
●反射の性質について学ぶ。
●体性反射について学ぶ。
●自律神経反射について学ぶ。
(C-2-3-(5)-⑥)
石井 久淑
◎〈感覚〉
●感覚の特性を学ぶ。
●視覚について学ぶ。
●聴覚について学ぶ。
●平衡感覚について学ぶ。
●痛覚について学ぶ。
(C-2-3-(4)-①、③)
石井 久淑
◎〈血液〉
●血液の組成と働きについて学ぶ。
●赤血球、白血球、血小板について学ぶ。
●血漿について学ぶ。
●血液の酸塩基平衡について学ぶ。
●血液凝固について学ぶ。
●血液型について学ぶ。
(C-2-3-(11)-③、④)
佐藤 寿哉
◎〈呼吸〉
●呼吸器系の構造と機能について学ぶ。
●呼吸運動について学ぶ。
●換気について学ぶ。
●ガス交換とガス運搬について学ぶ。
●呼吸運動の調節を学ぶ。
(C-2-3-(7)-①、②)
佐藤 寿哉
◎〈循環〉
●大循環と小循環について学ぶ。
●心臓の構造と性質について学ぶ。
●刺激伝導系について学ぶ。
●心周期について学ぶ。
●心音について学ぶ。
●心電図について学ぶ。
●心臓の神経支配について学ぶ。
●血管系の構造と機能を学ぶ。
●血管の神経支配について学ぶ。
●血圧について学ぶ。
●循環調節について学ぶ。
●リンパ循環について学ぶ。
(C-2-3-(3)-①∼⑥)
佐藤 寿哉
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17
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20
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23
24
25
27
回
テーマ
授業内容および学習課題
担当者
28
◎〈内分泌〉
●種類と働きを学ぶ。
●受容体について学ぶ。
●分泌調節について学ぶ。
●視床下部-下垂体系を学ぶ。
●甲状腺について学ぶ。
●副甲状腺について学ぶ。
●膵臓について学ぶ。
●副腎について学ぶ。
●副腎皮質について学ぶ。
●ストレス説について学ぶ。
(C-2-3-(8)-①)
長田 和実
32
◎〈生殖〉
●精巣の機能とその調節機構を学ぶ。
●卵巣の機能とその調節機構を学ぶ。
●卵巣周期と月経周期について学ぶ。
●受精と妊娠について学ぶ。
●乳汁分泌の機序について学ぶ。
(C-2-3-(10)-①)
長田 和実
33
◎〈消化と吸収〉
●消化器系の構造と機能の概要を学ぶ。
●咀嚼による機械的消化、唾液に含まれる消化酵素
による化学的消化の機構を理解する。
●胃液分泌の調節機構、胃液の成分とその作用を学
ぶ。
●胃の蠕動運動とその調節機構を理解する。
●膵液、小腸液、胆汁の分泌調節機構を理解する。
●膵液、小腸液、胆汁に含まれる消化酵素による三
大栄養素の消化過程を学ぶ。
●小腸の運動パターンと役割を理解する。
●最終消化産物の吸収過程を学ぶ。
●大腸の形態と役割を学ぶ。
●大腸の運動様式と排便の機構を学ぶ。
(C-2-3-(6)-①∼③)
長田 和実
◎〈腎臓〉
●腎臓の構造を理解する。
●糸球体濾過の機序を理解する。
●尿細管再吸収の機序を学ぶ。
●尿細管分泌の機序を学ぶ。
●クリアランスの意味と抗利尿ホルモンの作用を理
解する。
●心房性Na利尿ペプチドの作用を学ぶ。
●膀胱の内圧と内容量の関係を学ぶ。
●排尿反射について学ぶ。
(C-2-3-(9)-①、②)
長田 和実
◎〈体温と代謝〉
●体温の測定法と正常体温の意味を理解する。
●産熱と放熱のそれぞれの調節機構を理解し、両者
のバランスについて学ぶ。
●外気温と体温との関係を学ぶ。
●自律性温度調節と行動性温度調節について学ぶ。
●発熱とうつ熱の違いについて学ぶ。
●発汗の起こる機序と汗の成分について学ぶ。
●基礎代謝および食事後の中間代謝の概要を理解す
る。
(C-1-1-④)
長田 和実
【口腔生理学】
◎〈口腔生理学総論〉
●口腔生理学の意義について理解する。
(E-2-2-①)
石井 久淑
31
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35
37
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39
40
回
テーマ
授業内容および学習課題
担当者
41
◎〈顎・口腔・顔面の体性感覚〉
●歯と歯髄の体性感覚について学ぶ。
●歯根膜の体性感覚について学ぶ。
●舌・口腔粘膜・口唇の体性感覚を学ぶ。
●顎筋と顎関節の体性感覚について学ぶ。
●顔面の皮膚感覚について学ぶ。
(E-2-2-①)
石井 久淑
◎〈顎運動と咀嚼〉
●咬合について学ぶ。
●咀嚼について学ぶ。
●顎位について学ぶ。
●顎運動の神経機構について学ぶ。
●顎反射について理解する。
●咀嚼運動の神経機構について学ぶ。
(E-2-2-⑥)
石井 久淑
◎〈嚥下と嘔吐〉
●嚥下の概念について学ぶ。
●嚥下の特徴を学ぶ。
●嚥下の神経機構を学ぶ。
●嘔吐の概念について学ぶ。
●嘔吐の特徴を学ぶ。
●嘔吐の神経機構を学ぶ。
(E-2-1-⑧)
石井 久淑
◎〈発声と構音〉
●発声の機序を学ぶ。
●構音について学ぶ。
●喉頭原音から言語音声への変換過程を理解する。
(E-2-2-⑦)
石井 久淑
◎〈唾液〉
●唾液腺の構造について学ぶ。
●唾液の分泌機構について学ぶ。
●唾液の性状と機能について学ぶ。
●唾液と口腔疾患について学ぶ。
●唾液の機能と加齢の関係を学ぶ。
(E-2-2-④、⑤)
石井 久淑
◎〈味覚〉
●味覚の特徴について学ぶ。
●味覚の受容機構について学ぶ。
●味覚の中枢機構について学ぶ。
●味覚障害について学ぶ。
(C-2-3-(4)-④)
長田 和実
◎〈嗅覚〉
●嗅覚の特徴について学ぶ。
●嗅覚の受容機構について学ぶ。
●嗅覚の中枢機構について学ぶ。
(C-2-3-(4)-④)
長田 和実
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【評価方法】
◇試験(100%)
【備 考】
教科書 : 「ビジュアル生理学・口腔生理学」学建書院
【学習の準備】
教科書の該当するページあるいは配付資料を事前に読み、専門用語の意味を理解しておくこと。
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