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2013年10月号 - NPO法人わくわくかん

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2013年10月号 - NPO法人わくわくかん
NPO
月 法人わくわくかん
発行 〒114-0034
東京都北区上十条 1-3-6-202
TEL:03-3906-9997
http://www.wakuwakukan.net/
2013 年 10 月号(通巻 151 号)
リボン便り
シャケ Zo くん
??なぜリボン??
??なぜリボン??
生まれ変わった、再生したという意味
生まれ変わった、再生した
の(Reborn)
。
という意味の(Reborn)。
新しく生まれ変わる「便り」にしたく
新しく生まれ変わる「便り」
て、名付けました。
法人のはじまりの事業「あゆみかん」の歴史を踏まえると、わくわくかんの歴史は今年で 20 周年を迎えます。リボン便りも
前月号が 150 号。NPO 法人わくわくかんは、大きな節目を迎えました。10 月 14 日には、地域交流イベントが行われます。
わくわくかんが 20 周年―10.14 に交流記念イベント
今年度から立教大学の河東田博先生が理事として就任されて
います。その河東田先生のゼミの学生さんとともに、わくわくか
んを利用されている方、ご家族、地域の方、法人関係者を巻き込
んで、
「NPO 法人 わくわくかん 地域交流イベント ~20 周年
の歴史をみんなで祝おう~」で、10 月 14 日(月・祝)に赤羽会
館の大ホールで、イベントを行うことになりました。
当日は、11 時から式典を行い、11 時 30 分から前総会時に行
うことが出来なかった、なごや障害者就業生活センター長酒井
英夫さんを招いて「精神障がい者の就労―障がい特性を越えて」
というテーマで講演をしていただきます。
20 周年の交流イベントは 12 時 45 分からお弁当など食事を含
めて開始します。イベントでは、各事業所の行っている業務に
ついてポス
ターなどを
作成し、その
展示をした
り、ヘルパー
ステーショ
ンでは景品
付きの輪投
げのブース
を設けます。
配食サービ
あゆみかんでの初のボランティア講座
スではクッキ
ーなどのお菓子などを用意します。立教大学の学生さんによる
JAZZ の演奏や、スライドショー、大道芸なども予定しています。
そして、なんといっても目玉は 15 時からの「わくわくかん 20
週年記念クイズ大会」
。わくわくかんに関する問題が趣向を凝ら
した方法で、出題されます。優勝者には商品も!!大きな節目
にふさわしいイベントを通じて、各々の結束、各事業所の理解、
地域・ご家族との連携が深まることが期待されています。
10 月 05 日(土)
10 月 08 日(火)
10 月 14 日(月)
10 月 28 日(月)
10 月 29 日(火)
★沿 革★
1979(昭和 46)年 11 月
在宅知的障害者の家族によりあゆみ福祉作業所設立
1991(平成 3)年 5 月
事業拡充のため「あゆみ会」発足
1993(平成 5)年 10 月
(私設)地域生活支援センターあゆみかん開設
障害者自立生活プログラムに社会福祉振興財団より助成開始
2000(平成 12)年 6 月
あゆみかんを特定非営利活動法人障害者自立生活支援センタ
ーあゆみかん(略称:NPO あゆみかん)として法人化
2002(平成 14)年 4 月
北区より就労センター北(あゆみかん)受託
2002(平成 14)年 9 月
東京障害者職業センターよりジョブコーチ事業受託
2003(平成 15)年 1 月
社会福祉協議会の助成でヘルパー講座開始
2005(平成 17)年 8 月
ヘルパーステーションあゆみかん開設
2006(平成 18)年 4 月
法人名を特定非営利活動法人わくわくかんに変更
2006(平成 18)年 5 月
グループホームわくわくかん開設
2007(平成 19)年 6 月
就労移行支援事業(あかばね就労開拓校)開設
2010(平成 22)年 6 月
就労継続 A(雇用)型事業(わくわく配食サービス)開設
2011(平成 23)年 4 月
自立生活訓練事業(ボランティア響会)開設
就労移行支援事業(リボーンプロジェクト)開設
2013(平成 25)年 5 月
相談支援事業開設
2013(平成 25)年 8 月
わくわくメンタルクリニック開設
事務局移転(東京都北区上十条 1-3-6-202)
台湾・障害者社会的企業に学ぶ 13:30~ 港区立勤労福祉会館 無料
クリニック勉強会 16:30~ わくわくかんメンタルクリニック 無料
NPO 法人わくわくかん 20 周年地域交流イベント 13:00~赤羽会館大ホール 無料
第 7 回連絡会議 16:30~ スカイブリッジ
家族懇談会 16:00~ 障害者福祉センター4F
<わくわくかん10月予定表>
1
就労移行支援事業
北区赤羽南 2-6-6 TEL:03-3902-9996
作業プログラム
~正確さ、速さ、集中力を身につける~
あかばね就労開拓校のプログラム
には、作業と言われるものがありま
す。
作業を通じて正確さ、
速さ、集中力を身につ
けると共に一定の品質
を保った製品を製作で
きるように行っていま
す。
配食サービスのチケ
ット作成・ミサンガ・
パソコンクリーナー・アクリルたわ
し・パッチワーク等・・・。
いろいろな小物を作ってきました
が、今はクラフトバンドを使って箸
置きやコースター・かご・手提げか
ごを作っています。
配食サービスのチケットは、必要
に応じて作成しています。1 枚ずつ
はさみやカッターを使って切り、切
り取り用の点線を入れホチキスで止
め製本テープをつけます。
お客様がお金の代わり
に使うものなので、見
た目にもこだわり丁寧
に作っています。
クラフトバンドでは、
「よつだたみ編み」を
覚えていただき、コー
スターやかごを作って
います。編み方を覚えるのが大変で
すが、個々のペースで作ってもらっ
ています。
細かい作業や未経験ことに苦手意
識のある方もいますが、まずは作っ
てみる、やってみることから始め実
践に基づいて職業適性やより具体的
な課題の確認を行っています。
受講生の声

物によっては苦労したものもあったが、「集中力」「根気」「自信」につながったので、やってい
て良かった。

難しい課題も多く、ミスが出て、気になってしかたがない事もあったのですが、それをクリアし
ていく課題で仕事感ももどって来たので、今後仕事をしていくのに役にたつプログラムだと
思います。
2
就労継続支援 A 型事業
北区赤羽南 2-6-6
TEL:03-3598-0089
FAX:03-3598-0089
金時豆と豚肉の甘辛煮
<分量> 4~6 人分
金時豆(ゆでたもの)
豚こま切れ肉
玉ねぎ
にんじん
しめじ
絹さや
サラダ油
酒
みりん
砂糖
だし汁
しょうゆ
300g
150g →3 ㎝幅に切る
1 個 →短冊に切る
1 本 →8 ㎜角に切る
1 パック →石づきを切りおとす
20g →ゆでてななめ千切りにする
小さじ 2
大さじ 1
大さじ 2
☆
小さじ 1
2 カップ
大さじ 2
◎鍋にサラダ油を熱し、豚肉、玉ねぎを炒め、肉の色が変わったら、にんじんを加えて
炒め合わせ、☆を加えて 10 分煮る。
◎金時豆、しょうゆを加え、さらに 10 分煮て、しめじを加えてひと煮する。器に盛り、
絹さやを飾る。
事業開始から3年余、今や26人の従業員に!!
わくわく配食サービスは、2010 年6月 1 日より始まりました。
オープン当初は昼のみの営業でした。
配達は当時現理事長の関係する他の NPO 法人からお借りした軽ト
ラック 1 台しかなく、桐ヶ丘、赤羽台など荷台にお弁当と配達員 4~
5 人が乗り、現地に着き徒歩で配っていました。
夏の暑い日は荷台に乗っていてかなり暑くきつかったようです。
その後、他の団体が行っていた宅配弁当が廃業になり、お客様を引き
継いだので夕食をスタートさせました。
車も中古車を 2 台購入し軽トラックは廃車になりました。
昨年は馬主協会の助成金で新車を購入でき、古いのは 1 台廃車しました。電動自動車も加わり車 2 台と自転車 1 台で配達して
います。中も広く快適です。
今は 26 人の従業員(常勤・非常勤)で営業しています。
また、昨年度お客様に満足度のアンケートを取ったところ、味・量共に満足されている方が多くいらっしゃいました。
これからも味は変わらず、さらに満足度の高いお弁当を提供できるように努力していきます。
3
自立訓練(生活訓練)事業
〒114-0032 北区中十条 1-2-18
北区障害者福祉センター4F
TEL 03-5963-6888
外出報告~高円寺古着屋巡り~
参加者の感想
9 月 13 日
(水)
9 時 30 分に王
☆古着屋が思ったより少なかった。お昼を食べた
子駅集合した
ケネディーのハンバーガーがおいしかった。(A)
が、バスが遅れ
☆お金を持っていたら古着を買ったかもしれな
て 9 時 50 分く
かった。気に入ったのもあったが、気に入らない
らいの出発と
部分があったので買わなかった。(N.M)
なった。
☆ビッグマック 350 円で 2 個はお得でした。
(S.F)
バスは遠回
りなので 1 時
間くらいかか
ったが座れた
のでよかった。
11 時 前 に 高
円寺に到着し、それぞれ好きな店を見て回った。
お昼も各自で食べたあと、みんなで集合し、古着
屋を散策して回ったが、
見ただけで買わなかった。
価格は少し高め。
14 時頃バスの乗って帰った。
<シリーズプランター便り>
ゴーヤは枯れてしまった。
最後の一本は 8 ㎝位のがなっていた。
アサガオは紫色の花が咲いていた。
実がなって中に種が入っていた。
(N.M)
9月9日記
クッキング感想①(8 月 6 日)
冷しゃぶ、ポトフ
「冷 しゃぶは肉 がすこしか たかった 」
(T.T)
「フルーツヨーグルトはジャムの味を選
べてよかった」
(N.M)
「ポトフの味付けがちょうど良かった。」
(T.H)
クッキング感想②(8 月 20 日)
ハンバーグ、中華サラダ、
フルーツ缶詰
「ハンバーグはソースがとてもおいしく
てしっかり味がついていておいしかっ
た。
」(T.T)
「デザートはサイダーがアクセントにな
っていておいしかった」
(T.H)
☆
秋
が
来
て
も
う
す
ぐ
香
る
キ
ン
モ
ク
セ
イ
☆
夏
が
去
り
、
あ
な
た
は
何
の
秋
に
す
る
?
4
竹
美
の
コ
ー
ナ
ー
4
道―Tao―
あるところにたまにユニー
クな事を言うちょっと H な
人がいた。
S さんの方がすごいのです
が、その人の方がまじめ。
S さんはやさしい。
その人の方がもっとやさしい。
その人の弟子になりたいけど、
なかなかしてくれない。
すごいひとなのに……。
T.F
就労移行支援事業
〒114-0032 東京都北区中十条 1-2-18
北区障害者福祉センター4F Tel:03-5963-6888
9月11日、
「なごや職業開拓校」のメンバー計30名弱の人たちがリボー
ンプロジェクトに来られました。その際、
「なごや職業開拓校」の皆様と「リ
ボーンプロジェクト」メンバー10名で「働くこと」について話し合う場が
設けることができました。
お互いの事業内容の紹介から始まり、日頃訓練・仕事をしている中で気を
つけていること、大変だと感じたこと、やりがい、将来の夢などを話し合い
ました。
なごや職業開拓校の人からは「麺切りがとてもむずかしいので、気をつけ
て行っている」「毎日来店してくださるお客様の顔をみることができるので嬉しい。美味しかったと
言って帰ってくださる時はとてもやりがいを感じる」「うどんの生地を機械に載せる作業は微妙な調
整が必要で、最初がうまくできなかったが、今ではうまく行うことができるので、自分に任されてい
る。責任を感じる」という意見がありました。
また、リボーンプロジェクトの人からは「パソコン作業で一つ作品が出来たときはとても嬉しい」
「食券作成業務のリーダーとなっているので、責任も感じるがやりがいも感じている」
「 PC に触れた
こともない自分が PC を好きになることが出来た。今後は PC 作業も業
務に含まれている職場に就職していきたい」という意見がありました。
普段、他の事業所の人たちと話し合う機会はあまりありませんが、こ
うして就労に向かって切磋琢磨する人たちが将来のこと、働くことにつ
いて話すことができたのでとても有意義な時間でした。
働くことにやりがいを見つけて、それぞれの働きたいイメージに向か
って今後も進んでいけたらとおもいます。
「リボーンプロジェクト訓練生の交流感想」
◆
◆
まずわくわくかんとは全然違うということで

す。うどんを作りながら就労を目指すのは想
どんという細やかで大変な工程を学び、習得して商
像つきませんでした。それを通じてお互いに
品化し、店で実際に、お客さんに食べていただくと
得るものがあればいいと思います。私も早く
いう、マナーなど、お客さんの声とふれあいながら、
卒業したいと思うので、向こうの人も卒業し
就労への道を築いていくという事は、とても人間愛
て働くことができればいいです。
にあふれていて良いなと思いました。
(Y.S)
なごや職業開拓校の人達とリボーンプロジェ
私は、リボーンで色んな事(仕事をする上で必要な)
クトの人達とのミーティングは、お互いに自
を学んで、とても充実した日々を送っていますけど、
分達の就労の目標を目指して、頑張りたいと
彼、彼女たちは、とてもいきいき している様な気が
思いながらの親睦会だったと思うので良かっ
たと思います。
◆
わくわくかんのリボーンプロジェクトとは違い、う
(Y.O)
しました。

(H.K)
なごや開拓校の方といろいろお話できて良かったで
なごや職業開拓校の皆さんは、とても一生懸
す。リボーンと違った業務をしていて面白そうだと
命、話しを聞く姿勢に心打たれました。私た
思いました。
ちリボーンのみんなも、いつもと変わりなく
なごや開拓校の方が作ったうどんまだ食べていない
優しく受け答えをしていたのが、とても印象
けど試食してみたいです。
的でした。このように時々は、お互いに交流
を図り、共に前を向いて歩いて行きたいと思
います。
(T.S)
◆
5
(M.M)
ご
第4回
開催日時
場 所
内 容
わくわくかん
:
:
:
個人面談会
連 絡 先 :
案
内
家族懇談会のお知らせ
2013 年 10 月29 日(火)16:00~17:00
障害者福祉センター 4 階 自立訓練室
「一人で生活するための支援制度 その 2 (成年後見制度)
成年後見制度とは、精神障がいや知的障がいの方々を悪徳
商法などから保護し、支援する制度です。
*(事前にお申し込みください。) 17:00~18:00
TEL
03-5963-6888
FAX
03-3906-9997
11 月
平成 25 年度
就労の場または生活の場の施設見学
2月
「当事者が語る
12 月
懇談会
3月
余暇の過ごし方とボランティア活動
1月
年間スケジュール
その 2」
「当事者が語る その1」
シリーズ就労
業務上のストレス―質的負担をセルフチェックしよう
働き続けるためには体調管理が重要なことは言
後の予防を考えて(相談して)みると良いでし
うまでもあるませんが、職場内では対人ストレス
ょう。
や業務のストレス、物理的環境のストレスなど
様々なストレスが考えられます。その中で業務上
・今の仕事には、はっきりとした目標や目的が
のストレスについて JSS という指標があります。
ない。
JSS では職種を問わ
・現在担当している業
ずストレスの原因にな
務に興味を持てない。
る事項を「質的負担」
「量
・職場で自分に何が期
自分の置かれている状況の把握へ
的負担」
「部下への責任」
待されているか分から
に分けて、個人のストレ
ない。
ス状況を把握しようとしています。仕事量である
・重要でない仕事を担当している。
「量的負担」や、管理職における「部下への責任」
・職務内容についての説明か不明瞭である。
はイメージしやすいですが、
「質的負担」の項目を
・職場での自分の権限がどれほどなのか分から
一覧したものが右欄の項目です。これは業務内容
ない。
やそれが順調に進んでいるかどうではなく、本人
・自分の仕事は社会的に尊敬されていない。
がどのように感じながら日々働いているかに注目
・部署の決定事項にほとんど影響力がない。
したものです。
・仕事の成果が高く評価されない。
ストレスマネージメントとしては、まずは現在
・自分の仕事のやり方は不適切である。
の自分の置かれている状況をどうとらえるかが重
・よく分からない分野の仕事を担当している。
『JSS-R(量的負荷によるストレッサー)』より
要です。あてはまる項目が多い方は、対処法と今
投稿
「こうよう」
ウッドペッカー
秋もみじとか
赤にそれぞれそめて
いろとりどりキレイなふうけい
いちょうも
皆さんはいなかはあるかな?
秋にしかない
いなかは行くと
秋だけのこうよう
こうようして
キレイにいろとりどりになる
皆さんも
けしきをみて
こうようの
ふとおちつく
もみじを持つとキレイ
きいろでキレイ
一回いってみると分かる
美しさを
(グループホームわくわくかん入居者)
6
今月の
ズームイン
台湾・障害者社会的企業の経営戦略にまなぶ講演会
10 月 5 日(土)13 時 30 分から田町の港勤労福祉会館で
台湾で障がい者の社会的企業を力強くおし進める「財団法人勝利」のチャン・インシュ
―主任を招いての講演会が 10 月 5 日(土)13 時 30 分から東京・田町の港勤労福祉会館第
一洋室で開かれます。障がい者の働く場として、日本の事例報告として、滋賀県大津市の社会福祉法人シンフォニー
の中崎ひとみさんも発言します。
財団法人勝利は 2000 年に台北で事業を開始しました。200 人のうち障害者は 8 割で、年商 15 億ほどをあげています。
そのうち補助金は 3%です。
財団法人勝利の主な事業は、台北市から委託を受けた中国石油のガソリンスタンドで 60 人が働き、うち視覚障害を
除く 8 種類の障がい者、24 時間 365 日の営業、給油の他洗車、カフェ、産直野菜の販売です。台湾最大の中国銀行の
クレジットデータ入力処理、知的障害者が働きセイカク率 99.997%と信頼は得ています。他には、総督府(大統領府)
の 1 階に観光客相手の記念写真撮影のスタジオ、または台北市役所 1 階には 60 席の食堂を経営、そして台北市から法
律に基づいた受注の印刷所、あるいはガラス工芸品の製造と販売で、これはいくつか賞をとり、高い評価を得ていま
す。
新北にあるファミリーマート(経営 3 件目)では、16 人の従業員のうち 9 人が障害者です。入口では知的障害者の
人が仕事をして大きな声で来客への挨拶(写真右上)、知的・精神の障害の人は品物を運んだりそろえたりし、レジは
視覚や身体障害者などが担当、店内の仕事をそれぞれ役割分担しています。
アジアで発展する社会的企業=社会的事業所を知る時代です。主催は NPO 法人共同連。共催は日本労働者協同組合
連合会、ワーカーズ・コレクティブネットワークジャパン社会的企業研究会。入場無料。
お問い合わせ [email protected]
共同連分科会感想
『はじめての障害者問題』(堀利和著)が好評!
「社会的に排除された人々のネットワーク」に出て…
当事者の声や貧困ビジネスの証言に衝撃
リボン便り読者には割引で提供!
表題の下、様々な立場からの話が聞ける、有意義な分科会で
堀利和(わくわくかん副理事長)の『はじめての障害者問題―
した。自分がこれまで直接的に接したことが無かった問題がほ
社会が変われば「障害」も変わ
とんどで、自身の無知に気付かされた。
る』が今、話題です。
日本の社会は排除された人々を復帰させる仕組みが出来て
昨年 4 月から 7 月までの立
おらず、そもそもセーフティネットが脆弱で、排除されてしま
教大学コミュニティ福祉部の
う人々が居る事に問題を感じた。そしてそれを解消するために、
「障害学入門」
の 9 講話の他、
民間が尽力しなくてはならない現実を知り、そうした共同体と
5 講話が加えられている。トリ
しての共同連の存在意義の大きさを実感する結果となった。
は「今なぜ障害者解放論か」が
特に印象に残った内容としては、当事者の方の、精神病に
まとめ。
当てはめられた扱いを受けることにより実際に発病した経緯
読者には定価 1300 円+税を
を聞き、「誰でもなり得る」という言葉に目から鱗の思いがし
1 冊 1000 円でお渡しします。
たことと、「あさひの家」訴訟問題について、貧困ビジネスと
申込者
いう形態だけでなく行政と癒着した実態について衝撃を受け
ゆうちょ銀行
た。これ程多様な内容の講演を聞く機会を与えて頂いたことに
(振込手数料:申込者負担)
感謝申したい。
(k.h)
7
共同連東京
[email protected]
記号 10170 番号 47648241
暗闇のメルヘン(下)
投稿
精神病院、寮施設。もう 29 歳じゃん。その精神科医は
あたしは社会を思いはじめてイカヅチに撃たれた。腐って
なぜあたしを救おうとしてくれたのだろう?嬉しいけれど、
いた愚痴の多い人生をどうにかするには人のためになる仕
だけど、なぜあたしはそれまでちっとも救ってもらえなか
事をするんだと、探し求め開いた福祉の雑誌に載ってた憲
ったんだろうね?絶望と孤独に肩を付き合わせて生きてき
法第 25 条にがく然とする。
「すべての国民は健全かつ文化
た。ただ親友の名は変わらず「希望」だった。
的な生活を営む権利を有する」
そうか、だから未だに生きてたんだ。
この法律は守らてていないじゃないか!!
あたしだけじゃない、食って寝るだけじゃ
ラリってる間も律儀に払っていた入院型
ない健全な心を持ち文化を楽しむ暮らし
の保険がおりた。身よりなきあたしはまとま
をするのは権利なのに、誰に向かって守ら
ったお金を持てた。31 才で定時制高校に入
れている?
学。学ぶことが嬉しいと素直に感じた。少し
今はまだ惑う 42 才。数奇な半生を発信
づつ人を受け入れだす。信じはじめる。友だ
し始めたあたしは、自分の使命を探す。あ
ちが欲しいだとか家族が欲しいだとかのく
たしにできることは?闇に光を当てなく
すぐったさ。初めてに近い感謝の思い。どこ
ちゃ、死ねないどころか生きれやしないさ。
か自分を悪くみせたくふるまうのはあたし
この社会も捨てたもんじゃなくて、あたし
のおかしな癖だと思う。
もこの社会の一部なんだと胸をはりたい。
あたしの中にはまだ震えてる小さな寂しいあたしがいて、
人は信用ならねぇと毒づく。けれどそいつを抱きしめて大丈夫
あんたも救われなきゃね!
あたしがまだ生きてるように。
NPO 法人 SEAN
だって言って聞かせるんだ。
にゃき
「友達作り」
トライ・ザ・ブルースカイ
代表 宮澤秀一
私は小5の時にクラスメートにいじめられた。しかし、そんな時にも3人位の友達はいた。その友達たち
は地味だったが、とても良い人達だった。小4までの私は行動が派手で、沢山のクラスメートと遊んだが、
「仲間外れは作らない」をモットーにしていて、自分なりに満足していた。だが地味なその友達にある時、
さり気なく言われた。
「じっちゃん(私のあだ名)、前は僕達の事、無視してたじゃない」と。その瞬間、私
はハンマーで頭を叩かれた様になった。その通りだった。私は、仲間外れを作らない等と己惚れていながら、
確かにクラスで無視していた一群がいたのだ。それも、こんなに性格の良いクラスメートを。それから私は
誰に的を絞って友達付き合いをしたら良いかが、判らなくなった。
「この人達と遊んだら、あっちの人達は
どうなるのだろうか。この人達とこんな話題で楽しく話して良いのだろうか。最初は全く知らない人同士が
友達になるプロセスは一体どうなっているのだろう。」そして段々私は精神の病に入って行ったのだ。
グループホームわくわくかん
就労支援センター北わくわくかん
登録者(2013 年 8 月末)
就職者
グループホームわくわくかんでは、男性 2 名女性 4 名の方が入居中で
411 名
す。8 月の共同連新潟大会には、3 名の入居者さんが参加しました。
3 名(清掃、事務補助、軽作業)
交流会に、花火大会、お土産選びに、帰りの新幹線では罰ゲーム有り
のババ抜き大会で盛り上がりし、車掌さんから怒られる場面も。
先月 ご協力いただいた皆様
皆にとって、とにかく楽しい夏の思い出が出来ました。
NPO 法人わっぱの会・東栄部品株式会社・株式会社スズ
ケン・立教大学 河東田ゼミ・産業労働局・滝野川・王子・
赤羽障害相談係・周愛利田クリニック・
(株)EOS ファー
ム日本橋・北区障害福祉課・王子特別支援学級・東京都障
がい者就業支援・事業所の会・ハローワーク上野・飯田橋・
品川・王子・豊島区通勤寮・江戸川区就労支援センター・
那須志島ふるさとファーム・ヤサカ観光、リンクマーケテ
ィング、ほか多くの方にご協力いただきました。
編集後記
「生活困窮者の就労支援を考える」シンポジウムに出かけた。ゲストの
イ・ウネさんは「韓国経済が 100 人だったら」にたとえて、そのうち
大企業の 594 社にはたったの 1 人、非正規が 14 人の数字をあげられ
た。日本も韓国も、若者に深刻な失業とワーキングプワがおしよせてい
る共通性がうかびあがった。
8
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