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フロンティアサイエンス通信

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フロンティアサイエンス通信
フロンティアサイエンス通信
七尾高校 SSH Frontie r Science 通信
H22・5・24
石川県立七尾高等学校
SSH推進室
平成22年度
第1号
七尾高校SSHでは、SSH通信のほかにフロンティアサイエンス通信を発行しています。フロン
ティアサイエンス通信では、理数科で実施されている学校設定科目(フロンティアサイエンスⅠ~Ⅲ、
スーパー数学ゼミ、スピークサイエンス、人間環境)等の授業内容を紹介しています。今年度も理数
科の様々な取り組みをわかりやすく皆さんに伝えていきたいと思っています。
スピークサイエンス
1,2年生の理数科では、スピークサイエンスという授業が行われています。これは、国際的に活躍
できる人材育成をめざして行われている学校設定科目の一つで、3年前から SSH 事業に取り入れられて
います。簡単な理数系のトピックを英語で取り上げたり、グループ活動やゲームなどを通して理科や数
学分野を英語で表現する能力を高めることを目標にしています。スピークサイエンスの時間はすべて英
語で行われ、ネイティブスピーカーの英語に触れることで、リスニング能力を養うという意味でも重要
な時間となっています。
フロンティアサイエンスⅠ
(第1学年理数科)
「科学実験基礎講座」(H22.4.16、30、
物理:北原教諭、化学:清水教諭、平野教諭、生物:井表教諭、荒邦教諭)
本講座は今後必要とされる基本的な実験技術を習得することを目的として、理数科1年生で年度
当初に必ず行われている講座です。物理・化学・生物の3分野にわかれ、ガラス器具の使い方やガ
スバーナーの使い方、光学顕微鏡の操作など、少人数のグループでしっかり学習しました。最初か
らはなかなか思う通りにいかなかったようですが、生徒たちは各自でよく工夫しながら熱心に取り
組んでいました。
物理
~ガラス細工~
物理では、バーナーの使用方法や、実験で使うガラス器具やピペットを作る作業を行いました。
この作業を通して、火の取り扱い方など、特に安全面についてしっかり学習しました。ガラスをやわ
らかくなるまで熱し、成形するのに少してこずっていたようです。下図右はたいへんうまくできた例
です。
26H 紙飛行機~How does ? affect the distance a paper airplane can fly?~
化学
26H 第 1 回のスピークサイエンスでは、紙飛行機をいかに遠くまで飛ばせるかという課題で、
各班で条件を変えて試み、その結果をプレゼンテーションで発表しました。それぞれ重さや形、
飛ばし方などいろいろな工夫が凝らされ、英語での発表もよく分析された内容となっていました。
英語力もさることながら、発想力や説明する力も試された難しい課題でしたが、短い時間でよく
まとめられていました。さすが、2年生!
16H
~実験器具の基本的な操作方法~
化学では基本的な実験器具の使い方を学びまし
た。ろ過の仕方や溶液の調整の方法、電子天秤の
使い方など、これから必要となってくる基本的な
操作方法について丁寧に学習しました。
生物
~オオカナダモの原形質流動~
生物では、オオカナダモの原形質流動を
観察し、ストップウオッチを使ってその
速さを求めました。
ヨウ素デンプン反応~The cell memb rane① Starch indicator~
オオカナダモ
○実験が楽しかった。化学は楽しいので早く習いたいと思った。
○色が変わっていく実験がすごく面白かったです。安全ピペッターの使い方がよく分
かりました。
○顕微鏡のピントを合わせるのは難しかったけど、細胞の中が動いているのを見てとても驚いた。
○オオカナダモの観察はとても楽しかった。動いている葉緑体を見つけるのが大変だった。
○スポイトを作る課程で、ガラスが柔らかく曲がることが興味深かった。また、ガラスは加熱部分
しか熱をもたず熱が伝わりにくいのかと思った。
○うまくできたのが嬉しかった。ガラス細工は初めてだったので緊張した。
○作ることはとても楽しく大事なことだと思った。こんな体験をもっとやってみたいと思った。
感想
ヨウ素デンプン反応を英語で行ってみました。ヨウ素デンプン反応とは、褐色のヨウ素液がデン
プンに会うと青紫色や赤紫色になる反応をいいますが、今回はいくつかの食物を比較して実験し
ました。1年生にとってはレイチェル先生がすべて英語で指示する中で実験を進めることは初め
てだったと思いますが、作業内容を確認しながら慎重に実験を進めていました。レイチェル先生
の授業は、生徒が理解しやすいよう、プレゼンや教材が色々準備されていて、英語を理解する助
けとなっています。今後も楽しい実習・実験が予定されています。
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