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健康な経済
健康な経済 CLOSE UP! 前進する産業とまちのにぎわいが、 明日への活力をつくる。 網走産原料のビールが誕生しました。 さらに平成 24 年には、網走市をはじめ スポーツ・ツーリズム 活力と交流を生む スポーツ環境を全国へ発信 2 市 2 町がサッポログループとの間で「オ ホクレン・ディスタンスチャレンジ ホーツク管内ビール大麦生産地連携協 空港から車で約30分の距離にあり、 移 定」を締結しました。 動が短いこと。さらに、 宿泊施設や医 地域に根ざした産学官の連携により、生 療環境などが充実していることです。 産・加工・流通に関わる 「ものづくり」だけで 最も重要なのは、 トレーニング環 なく、 「ひとづくり」においても地域活性化 境。ラグビー日本代表チームスタッ につながる取り組みを進めていきます。 フから 「日本一の芝生」 と絶賛された 網走スポーツ・ トレーニングフィール 網走/トップリーグ・タグラグビースクール ドは、41.4 ヘクタールの敷地にラグ 上海伊勢丹デパートでの物産展 アジアに発信する オホーツク観光 産学官連携による 網走産ビール 網走市では観光振興による交流人口の 網走でのビール大麦栽培の歴史は昭 拡大を目指し、東アジア地域からの観光 和初期にさかのぼり、現在は道内全体の6 客誘致に取り組んでいます。 割以上が網走で生産されるという一大産 網走市をはじめ2市4町で構成する「女 地に成長しています。 満別空港国際チャーター便誘致協議会」、 こうした背景から、包括連携協定を結ぶ さらに十勝圏と連携した「ひがし北海道国 東京農業大学とサッポロビールが網走産 際観光ルート整備協議会」などを中心に ホップの栽培に成功。平成 21 年に100 % 網走を訪れた日本ラグビーフットボール協会の皆さん 農大ビール「祝」 みんなで 網走を応援! ニスコート16面 (オムニコート) 、 野球 合宿地として、 ラグビー、 陸上、 バイア 場、 多目的屋内ドーム (人工芝) などを スロン、 野球、 スキーなど毎年約1700 配備。このほか、市内には第 3 種公認 人のトップアスリートが訪れるまち。約 陸上競技場(全天候型舗装)、総合体 ソウル五輪出場チームの直 25 年前、 育館、 プールなどの体育施設も充実し 前合宿の受け入れを機に土台づくり ています。 着実に高めてきた成果といえます。 網走がスポーツ合宿地として高く評 ラグビー合宿 価される理由はいくつかあります。夏 こうしたスポーツ合宿の取り組み は清涼な気候で日照時間が長いこと。 による経済効果は、年5億円以上にの 網走での合宿は、選手時代を含め通算20 網走市の友好都市・沖縄県糸満市でガラス工芸の みんなで 網走を応援! 8 回以上で、ほぼ毎年訪れています。 特にグラウンドは世界トップ10に入るほど すばらしく、気候の面でも、夏の合宿地とし 技術を習得し、生まれ育った網走にUターン。ガラス ては国内屈指。宿泊施設でも、選手がリラッ 工房とマーケットプレイス、カフェを併設した「流氷 クスできるよう、食事を含めてアットホーム 硝子館」を、平成22年にオープンしました。 な雰囲気をつくっていただいています。私自 「網走日台親善協会」との連携により、網 ここでつくるガラス製品の原料は、廃蛍光灯リサ 身、海産物を食べるのが毎回楽しみで、日本 走・台湾が経済交流や観光面でも協力関 イクルガラス。オホーツク管内で無害化処理したリ 代表エディー・ジョーンズHCも、めんめ(キン 係を深めていくことが期待されています。 サイクル原料を使うことで、地域資源の有効活用や キ)に惚れ込んだ一人です。 二酸化炭素の排出抑制につながり、エコにこだわっ こうしたすばらしいサポートを受けられる ます。こうした動きのほか、上海での物産 展や商談会などにも取り組んでいます。 7 また、平成24年に市民有志が設立した な分野の皆さんのおかげだと思っています。 欲の湧くモチーフに恵まれています。環境の変化に リラックスした環境で すばらしいサポートを 受けています。 伴って流氷が年々少なくなっているからこそ、環境 ラグビー日本代表アシスタントコーチ プリーグの大会誘致などで網走の活性化に のためにできることに進んで取り組み、流氷硝子館 薫田 真広さん つながることを願っています。 た製品づくりをしています。 ガラス製品を通じて 環境への願いを 共有したい。 「流氷硝子館」工房長 軍司 昇さん ●スポーツの魅力を 観光メニューに ぼります。さらに、長年の合宿受け入 に働きかけ、オホーツク観光の効果的な PRにつながるプロモーションを進めてい ビー、 サッカー場などのコート7面、 テ 網走は、 北海道を代表するスポーツ が始まり、 網走ならではの付加価値を 東京・恵比寿で北網地域の物産をPR 観光戦略を共有し、旅行エージェントなど 右から、薫田真広日本代表アシスタントコーチ、真下昇副会長、 森喜朗会長、矢部達専務理事、 ジョン・プライヤー日本代表ストレ ングス&コンディショニングコーディネーター、 スコット・ワイズマンテ ル日本代表テクニカルアドバイザー ●スポーツ合宿地としての実績 網走の大自然は表情豊かで、流氷や雪など創作意 の活動を通じて発信していけたらと考えています。 れによって培った市民の〝スポーツ愛 好心〟 や地域ぐるみの〝おもてなし力〟 は、網走の大きな財産といえます。 網走市では、 こうした優位性を生か してまちの魅力をさらに高めようと、 スポーツ・ツーリズムの推進に取り組 んでいます。ランニングやウォーキン グなど戸外の魅力を楽しめるスポー ツに、網走ならではの自然景観と食な どを組み合わせ、独自性のある観光 メニューを発信していきます。 のは、網走のスポーツ合宿を支えるさまざま 今後もさらにトレーニング環境が充実し、 トッ 陸上合宿 平成24年9月、 財団法人台湾観光協会へ訪問時の様子 14 15