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株式会社 バイコム BICOM Corporation バイコムは、水・食・エネルギーをテーマに 環境バイオテクノロジーという 新しい産業分野の確立を目指します。 会社概要 ■ 社名 株式会社 バイコム ■ 所在地 本社 (英文名:BICOM Corporation) :大阪府和泉市テクノステージ3丁目5番2号 TEL 0725-53-5111 FAX 0725-53-5122 営業所 :網走営業所 北海道網走市緑町2丁目4番5号 TEL 0152-43-1560 FAX0152-43-1562 URL : http:// www.bicom.co.jp ■ 設立 1994年3月28日 ■ 代表者 代表取締役 ■ 資本金 3,600万円 ■ 事業内容 微生物販売事業 ●アクアリウム関連事業 ●水処理関連事業 先川 心 1 沿革 ■1994年 3月 株式会社バイコム設立 ■1995年 4月 硝化菌・脱窒菌の高濃度大量培養技術確立 ■1999年 4月 大阪ガス株式会社(テクノグリーン株式会社)との提携により、VA菌根菌の一般販売開始 下水汚泥の有効利用に関して大阪府と共同研究を開始(公募採択) 11月 ■2003年 5月 閉鎖循環式養殖システム(IPS)を発表 アメリカで硝化菌・脱窒菌に関する特許取得 ■2003年 12月 IPS事業部門をシープラス株式会社として分割・分社化 ■2004年 オーストラリアで硝化菌・脱窒菌に関する特許取得 6月 ■2005~‘09年 「SKY AQUARIUM Ⅰ~Ⅲ」 「東京 AQUARIO 2007~2009」に協賛 ■2008年 12月 ドクターフィッシュ事業設立 ■2009年 ノルウェーで硝化菌に関する特許取得 9月 ■2010年 10月 11月 日本で硝化菌に関する特許取得 水処理事業部設立 2 コアテクノロジー 基本技術 : 硝化菌・脱窒菌の高濃度培養技術 特許:第4602615号 ※人工培養不可能といわれていた「硝化菌」の高濃度大量培養技術を確立 自然界の窒素循環 窒素汚染の歴史 窒素の工業生産 窒素(N2) 農業・畜産業の発展 脱窒 植物 人口の増加 NO3- → NO2-→ NO → N2O → N2 産業の発展 NH4+ → NO2- → NO3- 人間・動物 硝化 有害な窒素 化合物 アンモニア態窒素、硝酸(亜硝酸)態窒素 生活排水 産業排水 生活排水・ 産業排水増大 土壌汚染、 河川・海の汚染 赤潮・アオコ の発生 応用技術:生物学的窒素処理に よる水質浄化 3 硝化‐脱窒反応 無機態窒素を微生物によって分解除去する工程は、硝化‐脱窒法と呼ばれており、自然界における窒素 循環とも言われます。好気条件下で硝化細菌によってアンモニアを硝酸へと変える「硝化」と、嫌気条件下 で脱窒細菌によって硝酸を窒素ガスに変えて空気中へと放出する「脱窒」という2つのプロセスからなります。 まず、水中の有機物がBOD分解菌によって、水と二酸化炭素と アンモニアへと分解されます。次にアンモニアは好気槽で比較的 無害な硝酸へと酸化されます。この工程を“硝化”と呼びます。 硝化工程では、アンモニアは、アンモニア酸化細菌によって亜 硝酸に分解され、その後、亜硝酸酸化細菌によって硝酸へと酸化 されます。このアンモニア酸化細菌と亜硝酸酸化細菌を併せて、 硝化菌 (Nitrosomonas) “硝化細菌群”と呼びます。 次に、硝化によって生じた硝酸は、嫌気槽へ送られて、窒素ガスへと還元されます。この工程を“脱窒”と 呼びます。脱窒工程では“脱窒菌群”が無酸素状態で硝酸呼吸を行なうため、硝酸は亜硝酸、亜酸化窒素、 亜酸化二窒素を経て、窒素ガスへと還元されます。 (弊社では硝化細菌群を含むものを’’硝化菌’’、脱窒細菌群を含むものを’’脱窒菌’’として販売中。) 4 事業領域 コアテクノロジー(硝化菌・脱窒菌の高濃度大量培養技術)を核に、下記の事業を展開しています。 ■水処理関連事業 ■アクアリウム事業 (1) 鑑賞魚用水質浄化剤の販売 (2) 水族館他アクアリウム関連事業の水 質浄化(アンモニア除去、窒素除去)の コンサルテーション (3) ドクターフィッシュ関連イベントの実施 アクアリウム事業 (1)分野に合わせた菌体培養技術による 膜分離活性汚泥処理法を利用した 排水処理設備の設計・販売 (2)下水汚泥の減量化と有効利用(再資源化) (大阪府土木部下水道課との共同研究) (3)省スペース型のアンモニア・窒素処理 陸上養殖事業 水処理関連事業 システムの開発 コアテク コアテク ノロジー ノロジー ■陸上養殖研究開発 ー 閉鎖循環式陸上養殖事業 ー (1) システム販売 (2) コンサルティング・中間育成・流通経路の開拓 (3) 魚の生産・販売 (4) 種苗技術開発 農業資材関連事業 ■農業資材関連研究開発 VA菌根菌の販売 (ガーデニング用途、鉢植用の苗生産業者など) 5 アクアリウム事業 ■ 観賞魚飼育をより身近なものにする事業 ① アクアリウム向け微生物商材の販売 当社の硝化菌・脱窒菌を観賞魚水槽用として販売。 ② アクアリウム向け周辺資材の販売 当社のバクテリアを使用する際の補助剤として、生物担体、苔抑制剤などを販売。 ③各種アクアリウムイベントへの技術協力 ■ ドクターフィッシュ関連事業 ㈱エムアイディリミテッドと提携し、当社のバクテリアを使った足湯システムの開発・設置、 イベントの企画・営業に至るまでを展開。 6 農業資材関連研究開発 ■菌体の新たな利用法 農業資材開発・販売を目指す研究 ①菌体培養廃液等の農業資材への転用 これまで廃液として処理を行ってきた、高濃度の硝酸塩を含む廃液を、 新たに農業用資材として転用し、資源の有効活用を目指す。 ②菌体の新たな用途の確立 元来が土壌細菌である硝化・脱窒細菌を、これまでの水系での使用に留 まらず農業資材、バイオレメディエーション資材としての利用方法を探る。 (イメージ図) 7 水処理関連事業 ■分野に応じた菌体培養により、従来に比べ優れた処理能力を有する 排水処理設備の設計・販売を目指す事業 ①膜分離活性汚泥処理法の確立 原水採取から状況に応じた分解特性を追究した 菌体の特別培養と、膜分離処理法を組み合わせる ことで、安定した各種排水処理設備を設計・販売。 *水産加工排水や酪農排水を始めとする 各種水処理に対応。 ②硝化菌のシーディング剤としての販売 小型浄化槽などに向けた立ち上げ時の補助剤 としての販売を検討する。また、耐塩性の硝化菌 ・脱窒菌を利用して、高濃度に塩分を含む排水で の硝化・脱窒の需要を探る。 8 弊社の主な製品① 硝化菌群や脱窒菌群といったバクテリアは、基本的に耐塩性に乏しく、塩分が無い 環境下で長期間生息しているものは、塩分がある環境下では殆ど活動できません。 しかしながら、自然界でも干潟をはじめとする砂泥中では硝化反応が生じていま す。このことからも明らかなように、元来、塩分のある地域に生息するものは塩分耐 性を獲得することが出来ます。 そこで、弊社では塩分が存在する環境下のものを種とすることで、耐塩性を持ったバクテリアの培養を 可能としました。 淡水用 バクテリア その他アクアリウム用商材 (苔抑制剤) 海水用 バクテリア (バクテリア担体) 9 弊社の主な製品② 弊社の技術を活かした製品は、水処理分野や農業分野でも、ご利用頂けます。 硝化菌・脱窒菌(水処理用) ロータリースクリーン 水処理用不織布担体 VA菌根菌 (BICOM-MRT) 10