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第3章 まちづくりの方針

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第3章 まちづくりの方針
第3章
まちづくりの方針
5-4.供給処理体系の整備方針
① 水道供給
【基本方針】
● 地域の実情や土地利用にあわせ、安全・安心で良質な水の安定供給を図ります。
【整備の方針】
<安全・安心な給水の確保>
○ 「亀岡市水道ビジョン」に基づき、基幹施設である浄水場、配水池、配水幹線及び主
要管路などの耐震化や老朽管の更新整備を重要度の高いものから優先して推進し、水
の安定供給を図ります。
○ 水道未普及地域の解消については、地域の実情に応じた水道供給により、その解消を
図ります。
○ 土地利用計画に即した給水区域の拡張を図ります。
○ 基幹施設の耐震化に加え、緊急時連絡管の整備、給水拠点の整備、さらに関係機関と
の災害時における相互応援の迅速な対応などにより、災害に強い水道供給システムの
構築を図ります。
○ 上水道への統合が可能な地域において、簡易水道の統合整備を推進します。
○ 漏水防止に向けて「漏水対策計画」を策定し、配水管の計画的な更新を推進します。
<水質の保全>
○ 取水・浄水施設の機能維持・向上を図ります。
○ 水質検査計画の定期的な見直しなどにより、水質管理の強化を図ります。
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第3章
まちづくりの方針
■ 水道供給施設の整備方針図
○ 「亀岡市水道ビジョン」に基づき、安全・安心な給水を確保し
ます。
○ 水道未普及地域の解消に向けた取り組みを推進します。
○ 基幹施設の耐震化や給水拠点の整備などにより、災害に強い水
道供給システムの構築を図ります。
○ 簡易水道の統合整備を推進します。
○ 漏水対策計画を策定し、配水管の計画的な更新を推進します。
○ 取水・浄水施設の機能維持・向上を図るとともに、水質管理の
強化を図ります。
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第3章
まちづくりの方針
② 汚水処理
【基本方針】
● 快適な生活環境の確保及び公共用水域の水質保全に向けて、公共下水道(汚水)を
中心に、地域の実情に即した汚水処理システムの整備を推進します。
【整備の方針】
<公共下水道(汚水)の整備>
○ 公共下水道の整備計画に基づき、効率的な管渠整備及び維持管理の適正化を推進しま
す。
○ 土地区画整理事業や民間宅地開発などと連携し、効率的な管渠整備を図ります。
○ 年谷浄化センターの適切かつ計画的な改築・更新整備を図るとともに、新しい排出基
準の達成などに向けた高度処理施設の整備を推進します。
○ 広報活動を通じて、供用区域におけるトイレの水洗化を促進します。
<地域下水道事業の推進>
○ 地域下水道の整備計画に基づき、特定環境保全公共下水道、農業集落排水などによる
効率的な管渠整備及び維持管理の適正化を推進します。
○ また、農地への還元を主とする汚泥のリサイクル化を推進します。
<浄化槽設置の促進>
○ 公共下水道(汚水)及び地域下水道の事業区域以外の地域においては、浄化槽による
適切な汚水処理を促進します。
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第3章
まちづくりの方針
③ 雨水処理
【基本方針】
● 市街地を中心とした公共下水道(雨水)の整備と全市的な河川整備により、円滑な
雨水処理を図ります。
【整備の方針】
<公共下水道(雨水)の整備>
○ 雨水幹線の整備を進め、市街地における浸水防止を図ります。
<雨水流出抑制策の推進>
○ 市街地における浸水被害を防止・軽減するため、道路や公園、その他公共施設の整備
において透水性舗装や雨水貯留施設の導入など総合的な雨水の流出抑制に向けた取
り組みを推進します。
○ 新たな市街地開発にあたっては、適切な開発指導により、流域への雨水流出による負
荷の低減を図ります。
○ 一般家庭における雨水貯留・透水施設の設置促進に向けた方策を検討します。
<河川の整備>
○ 桂川の段階的な河川改修を促進するとともに、中小河川についても本来有する治水・
利水機能などとの調和を図りつつ、計画的な河川改修を推進します。
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第3章
まちづくりの方針
④ 廃棄物処理など
【基本方針】
● 環境負荷の少ない低炭素型社会の実現に向けた廃棄物処理システムの構築を推進
します。
【整備の方針】
<処理施設の整備など>
○ 廃棄物処理施設を計画的に基幹改良し、処理機能の維持・管理を図ります。
○ 最終処分場であるエコトピア亀岡の安全で適正な維持管理を図ります。
<廃棄物処理対策の推進>
○ し尿処理場などの生活排水処理施設の機能維持に努めるとともに、浄化槽の設置促進
と適正な維持管理の普及啓発を推進します。
○ 市民、事業者などへの不法投棄に対する意識啓発を図るとともに、監視パトロールの
強化や監視カメラの活用、業務委託などによる不法投棄物の適正処理など、関係機関
との連携強化による不法投棄の未然防止と廃棄物の適正な処理の徹底を図ります。
<資源循環型まちづくりの推進>
○ 民間施設の活用も含めた資源化物の再資源化を推進します。
○ 市民・事業者・行政が協働し、3R(リデュース・リユース・リサイクル)の徹底など、
ごみ減量・資源化に関する幅広い取り組みを推進します。
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第3章
まちづくりの方針
■ 汚水処理・雨水処理・廃棄物処理施設などの整備方針図
○ 公共下水道や地域下水道における整備計画に基づき、効率的な
管渠整備及び維持管理の適正化を推進します。
○ 雨水幹線の整備による市街地の浸水防止を図ります。
○ 公共施設における雨水貯留・浸透施設の設置を推進するととも
に、設置促進に向けた方策を検討します。
○ 計画的な河川改修を推進します。
○ 廃棄物処理施設の処理機能の維持・管理を図ります。
○ 生活排水処理施設の機能維持に努めるとともに、浄化槽の設置
促進と適正な維持管理の普及啓発を推進します。
○ 不法投棄に対する意識啓発を図るとともに、未然防止と適切な
処理の徹底を図ります。
○ 民間施設の活用も含めた資源化物の再資源化を推進します。
○ ごみ減量・資源化に関する幅広い取り組みを推進します。
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第3章
まちづくりの方針
5-5.その他公共施設などの整備方針
【基本方針】
● 市民の快適・文化的な暮らしを支え、安全・安心に暮らせる人にやさしいまちづく
りを進めるため、教育関連施設、保健・医療関連施設、福祉関連施設などの公共施
設の適正な配置と整備・充実を図ります。
● 既存の公共施設については、耐震性の低い建物から計画的に耐震化を実施するとと
もに、誰もが快適に利用できるよう、バリアフリー化を推進します。
● 少子高齢化の進行にともない、子育てのサポートや安心した老後を送れるための施
設・サービスの充実を図ります。
● 火葬場は市民生活に必要不可欠な施設であることから、現火葬場の適正な運用管理
と計画的な維持修繕を行いながら、新火葬場の整備について検討します。
【整備の方針】
<学校教育施設>
○ 小中学校は耐震性が低い建物から計画的に耐震化を実施するとともに、大規模改修や
増改築などにより教育施設の整備を推進します。
○ 公立幼稚園を1園に統合した幼稚園を新設し、3 歳児保育の充実を図るとともに、幼
児教育総合センターとしての機能の整備を推進します。
○ 地域におけるコミュニティ活動の場や生涯学習の拠点として、教育施設の整備・充実
と有効活用を図ります。
<保健・医療施設>
○ 乳児期から高齢期までのライフステージに応じ、地域に根ざした切れ目のない保健・
医療施設の充実を図ります。
<福祉関連施設>
○ 「亀岡市いきいき長寿プラン」に基づいた高齢者福祉施設などの整備・充実を図ります。
○ 「新亀岡市障害者基本計画」に基づき、障害者の地域生活を支える福祉サービス提供
施設の整備・充実を図ります。
○ 多様化する保育ニーズに応じた保育所機能の整備や、集団活動の効果を維持できるよ
う、施設の適切な規模及び保育所の配置を検討します。
○ 子育てに関する情報の収集・提供を行う子育て支援センターの充実を図ります。
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第3章
まちづくりの方針
<生涯学習など社会教育関連施設>
○ 地域の主体的な取り組みによる生涯学習施設の新築・増改築や利便性の向上を図ると
ともに、ガレリアかめおかを中心とした関連施設のネットワーク化を推進します。
○ 亀岡会館のあり方について検討します。
○ 「丹波 NEW 風土記の里整備構想」に基づく事業を推進します。
○ 新たな文化資料館の建設に向けた市民と行政の協働による将来構想の策定を推進し
ます。
○ 市民の健康増進や相互交流を促進するため、スポーツ・レクリエーション施設の整備
を推進します。
<火葬場施設>
○ 亀岡市営火葬場の適正な運用管理と計画的な維持修繕を行いつつ、利用状況の推移を
検証し、新火葬場の整備構想の策定を推進します。
○ 新火葬場の整備にあたっては、市民との合意形成を基本に、新火葬場整備構想に基づ
き周辺環境と調和のとれた施設整備を図ります。
<その他の施設>
○ 地域拠点の中核的なコミュニティ施設として各町自治会館の機能の充実・強化を推進
します。
○ 地域の治安拠点である交番・駐在所の機能の充実・強化を促進します。
○ その他、社会経済情勢の変化や土地利用の動向に応じて、必要な施設の配置を検討し
ます。
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第3章
まちづくりの方針
■ その他公共施設などの整備方針図(市域全域)
○ 教育施設の計画的な耐震化や大規模改修などを実施するとともに、
地域のニーズに対応した施設の整備・充実を図ります。
○ 乳児期から高齢期までのライフステージに応じ、地域に根ざした切
れ目のない保健・医療施設の充実を図ります。
○ 「亀岡市いきいき長寿プラン」に基づく高齢者福祉施設などの整
備・充実を図ります。
○ 「新亀岡市障害者基本計画」に基づく福祉サービス提供施設などの
整備・充実を図ります。
○ 子育て支援センターの充実を図ります。
○ ガレリアかめおかを中心とした関連施設のネットワーク化を推進
します。
○ 「丹波 NEW 風土記の里整備構想」の事業の推進を図ります。
○ 新たな文化資料館の建設に向け、市民と行政の協働による将来構想
の策定を推進します。
○ 新火葬場の整備について検討します。
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第3章
まちづくりの方針
■ その他公共施設などの整備方針図(市街地とその周辺部)
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第3章
まちづくりの方針
5-6.都市防災の方針
【基本方針】
● 「亀岡市地域防災計画」などに基づき、総合的な防災体制の確立を図ります。
● 広域連携による大規模災害への体制強化を図ります。
● 砂防・治山対策や治水対策の推進により、自然災害の発生防止を図ります。
● 火災や震災を含めた防災対策として、災害に強い都市構造の構築を図ります。
● 市民・関係機関・行政などが「自助・共助・公助」の役割認識と相互連携により、
防災・減災対策に取り組み、誰もが安全で安心して暮らせるまちづくりを推進しま
す。
【整備の方針】
<総合的防災体制の確立>
○ 「亀岡市地域防災計画」に基づき、現状に即応した総合的な防災体制の確立を図りま
す。
○ 災害時における迅速な救助活動や支援物資の輸送を支える、緊急輸送道路ネットワー
クと防災拠点の整備を推進します。
○ 市民の安全を確保する避難所の追加指定や防災資機材の段階的な整備を図ります。
○ 大規模災害発生時に備え、近隣自治体や消防機関をはじめ、広域的な相互協力体制の
強化を図ります。
○ 防災訓練やワークショップの開催、ハザードマップの活用などによる防災意識の啓発
など、市民との協働による防災体制の強化を推進します。
○ 防災面からみた都市の課題を抽出するため、国が検討している「(仮称)防災まちづ
くり情報マップ」などの作成・活用を検討します。
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第3章
まちづくりの方針
<砂防・治山対策>
○ 市域の 70%を占める広大な森林について、水源の涵養機能や土砂災害防止機能を保
持するため、森林の維持保全を図ります。
○ 砂防事業や急傾斜地崩壊対策事業などの実施による土砂災害防止に向けた取り組み
を推進します。
○ 土砂災害の危険から市民の安全を確保するため、土砂災害防止法に基づく警戒区域の
指定を推進するとともに、危険箇所の監視、ハザードマップによる市民への危険の周
知などの取り組みを推進します。
<治水対策>
○ 治水機能の向上と浸水被害の防止・軽減に向け、暫定計画から基本計画へ段階的に目
標を定め、事業者との連携により着実な治水安全度の向上が図られるよう、桂川河川
改修を促進します。
○ 一級河川について、河川改修などによる着実な治水安全度の向上を京都府へ要請する
とともに、その他の中小河川についても、周辺の自然環境に配慮した河川改修を推進
します。
○ 治水計画の策定段階から地域住民や市民団体との協働の取り組みを推進します。
○ 日吉ダムについては、大雨などの危険時における適切な洪水調節の実施を引き続き要
請します。
<震災・火災対策>
○ 市街地において、各地域の防災性の向上を図るため、亀岡運動公園などの防災活動拠
点となる公園整備を推進するとともに、災害時の避難路・避難地・ヘリポートとして
利用可能なスペースや農地のオープンスペースを確保するなど、都市防火区画や防災
環境軸の整備により、災害に強い都市構造の構築を図ります。
○ 公的建築物や民間住宅について、各種事業や補助制度などを活用した耐震化や耐震改
修を推進します。
○ 水道及び下水道施設の耐震化を推進するとともに、電気、ガス、通信事業者との連携
により、ライフラインの耐震化を促進します。
○ 地域住民との話し合いのもと、都市の耐火性の向上を図るため、住居系用途地域への
防火地域・準防火地域の指定区域の拡大を検討します。
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第3章
まちづくりの方針
■ 都市防災の方針図
○ 「亀岡市地域防災計画」などに基づき、現状に即応した総合的
な防災体制の確立を図ります。
○ 緊急輸送道路ネットワークや防災拠点の整備を推進します。
○ 大規模災害発生時に備え、広域的な相互協力体制の確立を図り
ます。
○ 森林の維持保全を図るとともに、土砂災害防止に向けた取り組
みを推進します。
○ 治水計画の策定段階から協働の取り組みを推進します。
○ 公的建築物や民間住宅の耐震化や耐震改修を推進します。
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