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AIJ 投資顧問株式会社事案を踏まえた資産運用に係る規制

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AIJ 投資顧問株式会社事案を踏まえた資産運用に係る規制
№24-47
第4号
平成 24 年 10 月 17 日
団体年金事業部
AIJ 投資顧問株式会社事案を踏まえた資産運用に係る規制・監督等
の見直し(案)に係る御意見の募集の結果の公表について
金融庁より、「AIJ 投資顧問株式会社事案を踏まえた資産運用に係る規制・監督等の見直し(案)
の公表及び同案に係る御意見の募集について」が平成 24 年 9 月 4 日付で公開され、10 月4日ま
でパブリックコメント(意見募集)に付されていましたが、10 月 12 日にその結果が公表されま
した。
コメントの概要及びそれに対する金融庁の考え方については、金融庁ホームページ
(http://www.fsa.go.jp/news/24/syouken/20121012-5.html)の別紙1にてまとめられていますが、
当社にて確認したところ、原案をほぼ踏襲する内容となっております。
なお、「運用受託機関に対する顧客の分散投資義務違反の把握の義務付け」についての金融庁
の考え方の中で「年金基金から各運用受託機関に当該年金基金の総資産額が通知されるよう調整
される予定」とあります。基金さまにとってご負担とは存じますが、何卒ご協力のほどお願い申
し上げます。本件に関しましては、詳細が判明次第別途お知らせいたします。
弊社といたしましては、運用受託機関として真摯に対応し、微力ながら皆さまのお役に立てる
よう努力をして参りますので、今後とも宜しくお願い申し上げます。
<コメントの概要>
運用受託機関に対する顧客の分散投資義務違反の把握の義務付けについては、総幹事受託機関
以外の各運用受託機関では、その把握は困難であり、義務付けはするべきでないのではないか。
あるいは、義務付けをする場合も、義務付けの対象を総幹事受託機関にするか、当該義務規定
を努力規定としていただきたい。
<金融庁の考え方>
運用受託機関に対する顧客の分散投資義務違反の把握の義務付けに当たっては、年金基金から
各運用受託機関に当該年金基金の総資産額等が通知されるよう調整される予定です。
例えば、一の運用受託機関が当該年金基金が運用する資産の相当部分を受託している際に、当
該年金基金からの通知内容に照らし、自ら運用受託している資産が分散投資義務に違反してい
るおそれがあるかどうかについて把握できる場合があると考えられます。従って、このよ
うな場合に当該年金基金に対してその旨の通知行うことを義務付けることは合理的であ
ると考えます。
【ご参考】
なお、いわゆる総幹事受託機関は、各運用受託機関における資産構成割合等の運用状況等に
ついては、必ずしも詳細には知りうる立場にないことから、ご指摘の義務付けは適当ではない
1
と考えられます。
【過去関連資料】
AIJ 投資顧問株式会社事案を踏まえた資産運用に係る規制・監督等の見直し(案)の公表及び同
案に係る御意見の募集について
金融庁ホームページ
http://www.fsa.go.jp/news/24/syouken/20120904-2.html
年金通信第 24-34 号(平成 24 年 9 月 6 日付)
http://www.dai-ichi-life.co.jp/legal/welfare/nenkin_tsushin/pdf/index_12_019.pdf
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