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1.はじめに
介護家族サポートセンター
レインボーハウス 本部事務局
〒387-0006 千曲市粟佐806-2
TEL/FAX,026(273)0506
発行日:2015年 10月 29 日
10月24日(土) 集団タイムケア 昼食を持って、戸倉キティーパークに行きました。
1.はじめに
最近、レインボーハウス関係の家族が体調を壊し、わが子の介護を今後どこまでできるのか不安であ
る等の話を聞くことがありました。今、そうした介護家族の実態がアンケート調査で明らかになってき
ています。
それは、障害者介護でも、高齢者介護でも介護する家族の負担が限界に来ている状況をあらわしてい
ます。以下に、その調査結果を確認し、いま早急に対処するための施策とは?を考えてみたいと思いま
す。
2.アンケートの自由記述の部分で、見えてきた障害者家族の実態と願い
○障害児・者を抱える家族は、常に不安を抱えている。「もし自分が病気になり介護できなくなった
ら、子どの将来も不安、しかし、施設入所はさせたくない。」 「親子が一緒に入所できるグループ
(2)
レインボーハウス 通信 NO.18
ホームか小規模施設があれば・・・」
ることです。ほとんどの母親は、働いておらず、
また、親の切実な願いとして「せめて、土日・
低額の老齢年金が主な生活費であり、障害が重け
夜間・子供が病気になったときに預かってくれる
れば重いほど母親の介護が必要となり一心同体と
場があれば、在宅でもやっていける。」との声が
なっており経済的にも子どもの障害者年金が生活
あります。
費にまわることになります。
現在、地域の障害者の入所型施設において
「ショートステイ」制度のために、ベッドや部屋
を持っていますが、必ずしも緊急時に利用できる
わけではありません。
入所施設における夜間の職員体制は、50名定員
で3名程度です。もし夜間入所者が急病になり
救急車で病院へとなると、職員が一名付き添い
でいなくなると、残り2名となります。
そうなると、職員2名で、残り49名の「トイレ
介助」「夜間の徘徊」その他への対応は肉体的に
も精神的にも非常に厳しく、入所者への虐待には
しることも考えられます。
また、このような福祉・介護施設の職員に対す
る、賃金(一般職と比較しても7万円~9万円程
3.以上の実態をまとめ、提言につなげると
度低い)・労働条件の厳しさから退職する状況が
親は、障害を持った我が子の将来を常に心配と
あり、福祉分野への就労も敬遠されている状況が
不安におもっている。これに、応える対応として
あります。
考えると、障害者当事者・介護家族に地域の福祉
尚、緊急時に対応してもらう為にも、利用でき
そうな施設でのお試しショートステイを経験させ
ておくことが必要です。これは、利用する障害
サービスに関する情報がしっかり伝わることが必
要となる。
それは、障害児・者、介護家族に対して各自治
児・者にとっても、また受け入れる施設職員に
体の福祉制度・利用でき福祉サービスを、障害
とっても、事前に状況・状態把握するよい機会と
児の出産からの幼児期・学童期・青年期・成人
なります。
期・中高年期・高齢期等年齢にあわせての福祉制
これは、あなたの子供(障害児・者)の担当の
度・システムの確立をして、介護家族に利用でき
相談支援員(ケアマネージャー)や、地元市町
る福祉サービスを、介護家族の視点でわかりやす
村の福祉事務所・障害児者相談支援室にて相談を
いガイドブックを作成し周知できるようにするこ
して下さい。
と。また、各自治体で障害者介護家族の日常生活
○「日常は、障害を持つわが子の介護に追われて
での相談を気軽にできる相談支援員を配置した相
いるので、他の家族(他の子供や夫)に対してイ
談支援室を設置することが求められる。
ライラした対応をしてしまう。」「子供との距離
今後の展望としては、親子の依存関係を解消
感が必要であると考えて、無理に仕事についた。
し、障害者・家族がが安心して、暮らせる地域社
少しわが子のことを客観的に見ることができ
会を実現する為に、批准された障害者権利条約や
た。」と、家族と障害を持つ子供との関係を述べ
障害者基本法の精神・そして具体的な施策を早期
ています。
に実現させることが必要です。
しかし、親子共々高齢になると、親も「私にし
か、この子のことは分からない。」と親が子離れ
できなくなります。そして子供の介護が困難に
なっても、「子供と一緒に利用できる福祉施設に
入りたい。」と、願っています。問題となるの
は、親が年を取れば取るほど子ばなれできなくな
(文責;松丸道男)
レインボーハウス 通信NO.18
(3)
●7月11日(土) あじさいの花見、そして万葉温泉の足湯につかろう!**********
春、八 重 桜 の 花 見 に 行 っ た 智 識 寺
に、あじさいの花見に出発、今回はサ
ロンの食事ボランテアをしてくれてい
る松居さん中山さんも一緒、総勢16
名、福祉車両も借りられ、車3台で出
発、15分程で到着、大きなわらじを
両脇に吊るした山門をくぐり寺の本堂
にすすむ、昨年と変わらない鮮やかな
紫のあじさい、清楚な真白なあじさい、そして薄ピンク色の思わず抱きしめたくなるような可憐
な装いの小振りのものなど、やっぱり来てよかった。
当日は晴天に恵まれ、花見客もちらほら、Sさんはちょこんと横に座り交流
始める、車に戻り、ラベンダーの咲く運動公園へ行きました。ラベンダー色
はどこにも見当たらず、ちょっと遅かったみたい、ぐるりと回り、温泉に、
去年と同じ「はたや」で手打ちそば、うどんをいただきました。
T君は大好きな中山さんと幸せそう、Y子さんもほっとした表情、帰り
道、万葉温泉の足湯に寄る。足湯大好きKさん、熱いと皆早々に出ていく
中、30分はと頑張る、夏の足湯もけっこう気持ちいいよ、レインボー2で
休憩して、帰宅しました。
●7月25日(土)カレーを作って食べよう!**********************
連日の猛暑、外出するのも大変なので今日はレイン
ボーでゆっくり過ごすことになった。
毎年平和の集い
のレクリェーションに行っていたが、宮坂さんがおやす
みなのでなしとする。少しでも涼しく過ごしてもらいた
いと思うが、暑い、皆さんお茶しながら静かに過ごす。
尚、水分は十分とるように心掛ける。寛子さんに声を
かけて、一緒にカレー作りをしました。
夏野菜がたくさんあり、具だくさんになりぐつぐつ、、、いい感じで完成、
野菜サラダも寛
子さんがいっしょうけんめい作ってくれた。これもまた、おいしく完成、Nさんが先日よりカ
レーに餃子を入れて、話していたがそれはちょっと、、、水餃子でと話がついていたのに、また
騒ぎ、誠にうるさい、そのうち、ウインナーを見せて
入れたらどうか?と言う、結局、ボイル
してカレーと一緒に添えることで納得、やれやれ! Mさんは午前中、ふれあいバザーの準備で
満天に行っていたが松丸さんの迎えで12時過ぎに来た、さっそく配膳の手伝いをしてくれた、
みんな揃っていただきます、おいしかった、Kさんよく食べた、Sさん、別室に移っていったが
よく食べた。食後はゆっくり休息、寛子さんに音楽を流してもらい、ゆっくり寝ました。
(4)
レインボーハウス 通信NO.13
●8月8日(土)4回目の坐禅体験、永代寺にて! *********************
初体験のYさん含め7名の仲間、30分の修行?すごー
い、声をだす者なし、皆、集中して座っていた、天井の高い
本堂が涼しくて気持ちよかったのか、終わった後フルーツ
たっぷりヨーグルト和えをいただく、ごくをいただきアグリ
パークへ移動、それぞれ好みのメニューを自販機で購入、
ゆっくり食事、お小ずかいが足りず自販機からなかなか離れ
られない姿も見られたが、、、レインボーにて休憩、ゆっく
り時間がとれるとお互いに焦ることもなく満足できる、大事
な時間を満喫させてやりたい。
●8月22日(土)夏野菜でソーメンサラダを作ろう! ********************
一番暑くて体力消耗する季節だ、Kさんは、誤嚥性肺炎で長野日赤に4日間の入院、T君は前日歯科治
療の後遺症?で自宅療養、Y子さんはグループホームふっくらにお泊りで、迎えに行くが、家族からの外
出許可の手続きがされてなかったため、ただ帰り、東御市から出発した中山さんも体調不良のため引き返
すことに、、、U君とお母さんは参加してくれた。総勢9名でまず翌日行われるふれあい広場に向け、魚
釣りゲームの魚の描画等の準備、そのあとそうめんサラダ作り、いつの間にかSさんがレタスをちぎり始
めていた。そうめんの上にたっぷりの野菜さらに花オクラとトマトを乗せにぎやかになる。食欲旺盛なの
はMさんだけかな?午後は明日の準備のためNさん松丸さんは市民体育館に、Uさん達も早々に帰り、静
かになる。Nさんのお姉さんが見え懇談、近況報告をする、Sさん、Mさん山越姉さんもいないため落ち
着くところがない様子だった、Sさんはほとんどそうめんは手をつけただけだったかな?竹林の湯で満足
できたかな?
●9月12日(土) 姨捨から棚田を眺めよう!サービスエリアでランチを!************
今年も実りの秋を棚田で満喫しようと、八幡神社に集合する。山越さんもメールしておいたこともあっ
てか、定刻には全員集合できた。今回はU君とお母さんの参加はなかった。松居さん中山さんの車も後に
続いた、Mさんは修学旅行で東京行き、U子さんは作業所の行事に、姨捨駅で辻出、西沢さんが待ってい
てくれた。総勢13名、駅のサロンでお茶とお漬物のサービスを受け、ホームで体を動かした、Tさんは
スイッチバックで止まっている電車に乗り込もうとしたり、車掌さんに手を振ったり、Sさんはホームを
行ったり来たりとよく動きまわった、Y子さんは代表してお茶をたっぷりいただく、それぞれに車に乗り
込みサービスエリアの駐車場へ、車いすのK君は通りがかった人に手伝ってもらい入れてもらっていた。
混雑する前の食堂で好きなものを自販機で買い、
いただきます。KくんはM君と同じカツカレーを
注文する。K君辛カレーは苦手らしく、途中から
あまり食べられなかった。愛犬モモを連れてきた
西沢さんは展望台の方でたべ早く終わった仲間も
外に出る。Sさんは、なめこそばを頼むが手伝っ
てもほとんど食べなかった、やはり食べることは
大 事 な の で、メ ニ ュ ー の 選 択 に 配 慮 が 必 要 だ。
「レインボー・2」(宮坂別宅)でゆっくり休憩
する。
(文責;宮坂サヨ)
レインボーハウス 通信NO.18
天候・その他の理由で、急きょ予定
が変更となる場合があります。
あらかじめ、ご了解ください。
(5)
(6)
レインボーハウス 通信 NO.18
町田 紘一
・・雑
感・・
『日頃感動したこと』
(レインボーハウス監事)
『教えられたこと』
●その1
身近なNPO法人のMさんは何とか事業を軌道
に乗せようと県・市や団体を飛び回り活路を見出
そうと奮闘している。
なかなか難しく継続的な事業の発展はこれから
だと思うが、どっしり構え地道にやっている
ある日のこと、私がMさんに尋ねた。
私
「大変だなあ・・・よくやっているなあ…
大丈夫かい?」
Mさんはポツリといった「いいんです…好きなこ
と(道)だから」
私は、?さんの活動の原点を知り納得した。
そういえば、先日ノーベル賞を受賞した人がいっ
ていたかな
「ただ研究が好きで実験を繰り返していただけ
だったんです」と・・・・話がちょっと飛躍しす
ぎたかな。
●その2
同じNPO の仲間のMさんと?さんは
仕事をやりながら「まったくもう!暑いし!いろ
いろあって手も足りないしやり切れないよ
お・・・」とこぼしながらやっている。
でも、事業報告のプロジェクターのスライドを
見ながら
「あのとき、○○ちゃんほんとにうれしそうだっ
たなあ」
「あの時は寒かったけど、○○がおいしくて○○
ちゃんよく食べたなあ」
スライドごとに二人は、わがことのように楽しそ
うに思い出を語っていた。
日頃、地道によくやっているなあと感心してい
たけど、この喜びや感激が原点かと勝手に納得し
た私でした。
私は7月に10日程入院したが、その間に一
泊2日の検査入院してきた人たちと同室となり
話をしましたが、教えられたことがたくさんあ
りました。
●その1 Yさん(72歳)
Yさん:この検査が終わったら北アルプスに登
山に行んだけど普段も、週1回くらい周辺の山
登りをやっているよ。
私 :俺は里山でも無理だなあ。
Yさん:ウォーキングだけでもいいよ。
私 :続かなくてなあ。
Yさん:部屋の掃除だって続ければ体にいい
よ。
私 :わかるけど考えているだけで何もやって
いないなあ。
Yさん:何でもやらないよりやったほうがいい
んだよ
(Yさんは2度のがん手術を経験しているとの
こと)
●その2
Kさん(77歳)
ゴルフで日焼けし精悍な体で家庭菜園も忙し
く、晩酌で焼酎のオンザロックが楽しみとい
う。現職時代の当時賑わっていた権堂町の話、
市場に勤務していた頃の魚屋さん・寿司屋さん
の仕入れの方法などを面白く話してくれた。
今でも、現役そのもの「今の今を楽しく過ご
すがモットー」とのこと。
(奥さんを16年介護していて今回の検査入院
にあたり奥さんはショートステイにお願いして
きたとのこと。)
レインボーハウス 通信NO.18
(7)
お寺の母ちゃん
いもの子汁 レシピ
毎年秋の風物詩として東北各地の「いも煮会」の風景がテレビの
ニュースに登場します。主に岩手県・山形・宮城県等が盛んですが、
同じ県内でも地域ごとにそれぞれ独自の料理法での食文化として伝
わっているようです。そこで、今回は岩手県盛岡市の「いもの子汁」
を紹介します。
6)ねぎは、大きめのななめ切りにする。
●材料
・里いも
1袋10ヶ位
・豚こま肉
100g
・鶏肉(モモ・ムネ)100g
・ごぼう(人参:小1)半本
・こんにゃく
・きのこ類
たっぷりの水を入れ中火で具材が柔らかくな
るまで、あくを取りながら煮る。煮えたら大
さじ1の酒を入れる。
1丁
舞茸・じめじ・ひら茸
それぞれ1パック
えのき茸 1ワ
※天然物のきのこがあれば最高
・ねぎ
2.大きめのなべに1)~6)の材料を入れ、
○塩仕立;隠し味の白味噌・薄口しょうゆ各
大さじ1を入れ塩は味をみながら少量
ずつ好みの味になるまで入れる。ねぎを加
え一煮立ちしたら出来上がり。
1本
●作り方
○醤油仕立;大さじ1の味噌を入れ、好みの
味になるまで醤油を加え最後に一つまみ
1.
1)里いもは皮を向き1口大に切り、米のとぎ水
等で下ゆでをする。
の塩を入れる。ねぎを加え一煮立ちしたら
出来上がり。
2)肉類は1口大に切り熱湯で約1分位、ゆでこ
ぼしざるに上げておく。
3)板こんにゃくは、まな板の上にのせ、すりこ
ぎ等でたたいてからスプーン等で1口大に削り
きりをして熱湯で下ゆでをし水気を切る。
4)ごぼう(人参)はささがきにして水にさらし
てから水気を切る。
5)きのこ類は、それぞれ食べやすい大きさに
○味噌仕立;大さじ1の醤油を入れ、好みの
味になるよう味噌を加え塩一つまみを
入れる。ねぎを加え一煮立ちしたら出来上
がり。
(8)
レインボーハウス 通信 NO.18
今後の活動予定・・・
◆◇◆ 県推協の県との陳情懇談会の日程 きまる! ◆◇◆
陳情懇談項目には、障害者・家族・障害者団体から寄せられた、障害の早期発見・療育そして教
育・医療・生活・労働・雇用・福祉施設・文化スポーツ・災害・国に向けての要望等の項目があり
ます。
日 時 12月22日(火)12:15県庁1階ホール集合 打ち合わせ
会場 13:00~16:00 県庁議会棟4階特別会議室
(陳情懇談会に、あなたもご参加してみませんか?希望者はレインボーハウス事務局までご連絡下さい)
◆◇◆
湯のさとちくま白鳥園 10月27日オープン ◆◇◆
平成26年3月31日に閉鎖した、戸倉の白鳥園がオープンしました。しかし、障害者には使いづ
らいとの指摘もあります。あなたの目で確かめて下さい。
◆◇◆ 第3回 防災シンポジウム 実行委員会開催のご案内 ◆◇◆
ご案内: 千曲市ボランティア連絡協議会とレインボーハウスが共催して 2013年より開催された
要援護者・家族の為の防災シンポジウムが、第3回を開催することになりました。
今回は、災害でいのちが助かった後の「避難所」「情報」「こころのケア」等の課題を問
います。尚、第3回防災シンポジウムは、2016年3月27日(日)午後に開催予定で
す。昨年と同じく会場は千曲市文化会館小ホールを予約しました。
※第1回実行委員会を下記の日程で開催します。あなたも、是非ご参加下さい。
日 時;2015年11月12日(木) 午後7:00より
会 場;千曲市埴生公民館 第1会議室
尚、今後は、月1回 第2木曜日に実行委員会を開催する予定です。
●問合せ先;
★レインボーハウス事業拠点
〒387-0007
千曲市屋代98-5
TEL/FAX. 026(272)5460
E-mail:[email protected]
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