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青森市環境保全シンボルキャラクター 地球の王子様「エコル」
青森市環境保全シンボルキャラクター 青森市環境保全シンボルキャラクター 地球の王子様「エコル」 地球の王子さま「エコル」 平成23年10月 青森市ごみ問題対策市民会議 集団回収運動部会 ■ はじめに 私たちは、高度経済成長を経て、物質的に豊かな社会を作り出しました。しかし、この 「豊かな生活」は「大量生産、大量消費、大量廃棄」の一方通行のシステムの上に成り立 っているものです。世界で唯一「もったいない」という概念の言葉をもつ私たち日本人で すが、いつのまにか「簡単にものは手に入るし、すぐ捨てることができる」という生活が 染みついてしまっているといっても過言ではありません。 ものがあまり作られず、どんなものも大切だった時代においては、 「リサイクル」という ことをあまり意識しなくても、生活環境から当然にリサイクルが図られていました。しか し、ものがあふれている生活の中では、ごみの減量や資源化の意識を図っていくことは容 易ではありません。 集団回収は、地域の人が協力して資源物を集める中で、普段の生活の中で、 「ごみを減ら そう」、「資源を大切にしよう」という意識を図ることができる活動です。また、資源物を 売却して得た収益金や市からの奨励金を活用して、地域活動の充実を図ることもできます。 私たち、青森市ごみ問題対策市民会議「集団回収運動部会」は、 「ごみの減量化、資源化」 を目的として、集団回収の推進を図っています。今後、 「集団回収推進員」の皆さんのお力 をお借りしながら、さらに集団回収を推進していきたいと考えています。 【 目 次 】 ● はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P1 ● 推進員研修会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P2∼6 1 推進員の目的 2 推進員の役割 ● 集団回収推進に関する意見交換・・・・・・・・・・・・・・・・・・P7 1 地域での活動について 2 今後の集団回収推進活動について -1- 推進員研修会 1.推進員の目的 〇青森市のごみの状況は?・・・とても多いのです! 私たちは、大量にものを生産し、消費して廃棄する生活をおくってきました。現在は 資源として再利用できるごみは分別収集されていますが、リサイクルできる紙類が燃え るごみに混じってだされていたり、段ボールの中にごみが入れられていたりするなど、 一部にきちんと資源ごみを分別していない人がいます。 青森市のごみは全国、県内と比較して多く、またリサイクル率も低い結果になってい ます。このことは、もっとごみの分別を進めればごみを減らすことができるということ でもあります。 ≪平成21年度の全国・青森県・青森市のごみの状況≫ 全国 1 人 1 日あたりのごみ排出量 994g リサイクル率 20.5% 青森県 青森市 1,049g 1,159g 【43 位/47 都道府県】 【35 位/40 市町村】 12.9% 10.0% 【46 位/47 都道府県】 【34 位/40 市町村】 下の図は、平成21年度の燃えるごみの内容ものを表した円グラフです。 最も多いごみが「紙類」で42.4%、次に多いものが「生ごみ類」で19.2%、 その次に多いものがプラスチック類で17.9%という結果になっています。収集場所 をみると、燃えるごみの中にリサイクルできる紙類が混じっていたり、段ボールにごみ が入れられていたりしています。紙類の分別を徹底していけば、容易にごみを減らすこ とができます。 平成 21 年度燃えるごみの組成分析 段ボール その他 20.5% 紙類 42.4% プラスチッ ク類 17.9% 生ごみ類 19.2% -2- 〇ごみの減量と分別を推進していくためには・・・『集団回収』が有効です 燃えるごみの中には、資源として利用できる「紙類」も多く含まれています。リサイ クルできる「紙類」は各家庭で分別を実践していくことが必要です。市や県・国、また マスメディアなどから、ごみの減量と分別を呼び掛けていますが、物があふれている社 会において、ごみの減量やリサイクルの意識を持ってもらうことは容易ではありません。 そこで、多くの市町村では、町会や学校PTAなどの住民組織が自主的に資源物を集め る活動である「集団回収」に対して、奨励金を交付し、その活動を支援しています。 集団回収は、自ら進んで資源物を分別することにより「ごみの減量」 、さらに「ごみの 資源化」の効果が同時に見込める活動です。 さらには、地域住民の環境意識の向上や交流の活性化、資源物の売却金、奨励金が地 域活動の貴重な資金源にもなるなど、地域活動の核となりうるものです。 地域住民の繋がりが薄くなってきていると言われて久しいですが、今年3月に発生し た東日本大震災を経験し、地域交流の重要性を再認識させられたという人も多いはずで す。集団回収と同時に地域のごみ問題解決、さらには地域交流の活性化を図っていきま しょう。 ∼集団回収豆知識1∼ 青森市における集団回収奨励金制度について ・奨励金の額 1kgあたり4円 ・奨励金対象品目 ①古紙類:種類ごとに紙紐でしばります 新聞・広告/雑誌・紙箱・包装紙/ダンボール/紙パック ②びん類:一升びん/ビールびん ③缶類:アルミ缶/スチール缶 ④鉄類:鉄くず/ブリキ/銅 ⑤古布類 ・奨励金申請方法 ①集団回収実施前に、有価資源物回収事業の団体登録手続きをし ます。 ②回収月の翌月10日までに、奨励金交付申請書と買取明細書を 提出します。 ・その他 各団体は、資源物回収業者と個別に契約し、回収日時や回収品目、 回収場所等を決めます。 ※資源物回収業者名簿は、清掃管理課にあります。 -3- 〇集団回収を広めて、ごみを減らそう! 下の表は青森市のごみ処理の実績値と目標値を表したものです。 青森市では、平成 23 年度の 1 人 1 日あたりのごみ排出量の目標値を 1,100g、リサイ クル率の目標値を 12.0%としています。この目標を達成するためには、1 人でも多くの 方が「ごみを減らそう、きちんと分別してごみをリサイクルしていこう」という意識が 必要になります。 もし、町会から推進員として登録している方がいたら、収集場所を見てみましょう。 燃えるごみの日、毎回のようにダンボールにいれてごみが出されていたり、ごみ袋にた くさん紙類が混入しているということはありませんか? これらの紙類をそれぞれの家庭できちんと分別することで、ごみの減量と集団回収量 の増加を同時に図ることができますので、集団回収の啓発活動と同時にごみの分別につ いても確認をお願いします。 集団回収運動部会では、集団回収の推進を通じて、1 人でも多くの人にごみの減量と 資源化を意識してもらいたいと考えています。推進員の皆さんも、私たち部会と一緒に 集団回収推進を通じて、ごみの減らしていくよう呼び掛けていきましょう。 【青森市のごみ処理実績値及び目標値】 人口(見込み) 平成 21 年度 H23 年度 H24 年度 H27 年度 実績値 目標値 目標値 目標値 306,116 人 297,009 人 294,299 人 286,167 人 129,496t 119,577t 114,938t 102,852t 4,902t 5,653t 6,015t 7,332t のごみ排出量 1,159g 1,100g 1,070g 982g リサイクル率 10.0% 12.0% 13.0% 22.8% ごみ排出量 うち集団回収量 1 人 1 日あたり ∼集団回収豆知識2∼ 町会へ集団回収の説明会を行いたいという方へ 市では、集団回収やごみ出しルールを広めたいという団体のために、ごみ問題の 出前講座を行っています。5名以上で参加いただける団体やグループの方であれば、 どなたでも申し込み可能です。 出前講座では、ごみの分別方法のほか、集団回収の説明、ごみの減量方法など、 希望のテーマに沿ってお話します。なお、時間は概ね1時間程度、会場は申込み団 体で準備していただくことになっています。 ぜひ、ご検討ください。 -4- 2.推進員の役割 〇地域住民に集団回収をPRしていきましょう 集団回収を広めていくために、一番重要なことは周知活動です。所属する団体の集会 で直接PRするほか、回覧チラシ・回収場所への掲示板設置などにより、集団回収日時 を住民の皆さんにお知らせし、協力をお願いしましょう。 また、集団回収量を上げるためには、協力してくれる住民の皆さんに資源ごみの分別 方法を周知していくことも重要です。必要に応じて、古紙類の分別方法についてチラシ を配布したり、古紙類の分別方法についての講習会などを開催しましょう。 集団回収の実施後は、回収量や売却代金・奨励金の金額などを協力住民にお知らせし ましょう。また、集団回収で得た資金の使い道などもお知らせし、協力してくれた住民 の皆さんにきちんと還元されているということを実感してもらうことも重要です。 〇施設見学会や研修会に参加しましょう 青森市ごみ問題対策市民会議及び集団回収運動部会では、ごみ問題の意識啓発を目的 として、施設見学会や研修会などを行っています。今後も必要に応じて、開催していく 予定ですので、積極的に参加しましょう。また、参加して得られた知識は、地域住民に も還元していきましょう。 集団回収はもちろんのこと、地域のごみ問題に対しても関心を持っていきましょう。 〇ほかの地域の皆さんにも集団回収を広めていきましょう 市内には、まだ集団回収をしていない地域が多くあります。皆さんは推進員として、 このような地域の皆さんとお話する機会がありましたら、ぜひ集団回収をPRしてくだ さい。 運動部会は、今後、集団回収未実施地域での意見交換会や研修会などを実施していく 予定です。皆さんの住んでいる地域の近くで実施する場合はご案内しますので、積極的 にご出席くださるようお願いします。 ※今後の事業予定については、意見交換会で検討いたします。 -5- 【参考:集団回収量の推移】 H17 4,238 (30.9%) 7,739 (56.3%) 1,759 計13,736 (12.8%) H18 4,623 (34.1%) H19 4,570 (33.7%) H20 4,661 (35.7%) 7,206 (53.1%) 1,732 計 13,561 (12.8%) 7,025 計 13,557 1,962 (51.8%) (14.5%) 6,651 1,732 (51.0%) 計 13,044 (13.3%) H21 4,902 (37.8%) H22 5,163 (39.8%) 6,324 1,741 (48.8%) 計 12,967 (13.4%) 5,915 1,889 (45.6%) 計 12,967 (14.6%) 5,653 (H23) 0 6,015 (H24) 7,332 (H27) 集団回収量 分別収集量 その他 【参考:集団回収団体数の推移】 H18 62 H19 61 79 19 33 11 15 H20 64 77 19 34 18 H21 H22 83 69 74 74 0 68 50 町会 23 100 子ども会 婦人会 35 20 36 20 36 150 学校・PTA -6- 15 計 218 計 228 16 23 20 200 老人クラブ 計 234 16 その他 18 計 240 計249 31 250 意見交換会 1.地域での活動について 集団回収をこれから始める団体、すでに実施している団体、それぞれに団体ごとの 悩みや課題を抱えています。それらの悩みや課題について、どのようにすれば解決で きるか、または自分達の団体ではこのようにしてうまくいったということがあったら 教えてください。 (例) 〇これから集団回収を始める団体 ・住民への周知方法 ・回収場所や回数 ・役割分担 ・他の団体との関係 〇集団回収を実施している団体 ・集団回収量の伸び悩み ・協力してくれる住民が少ない ・役割分担 2.今後の集団回収推進活動について 運動部会では、今まで、 「町会を対象にしたアンケート」 、 「市民会議総会での活動報 告」、 「町会を対象にした意見交換会」 、 「会報せいそうでの広報活動」をしてきました。 これからは、推進員の皆さんの協力もいただきながら、集団回収を青森市全域に広 めていきたいと考えており、下記のような事業を検討していく予定です。 意見や提案などありましたら、お聞かせください。 〇集団回収未実施地域の町会長等を対象とした意見交換会 (希望者、若しくは近隣に居住している推進員も出席) 〇各団体における集団回収説明会 〇集団回収推進員だより(仮称)の発行 〇集団回収実施団体名簿の作成、ホームページでの公表(回収日・回収場所等) 《平成 23 年度からの推進員の主な事業予定》 事業名 期間 未実施地域での意見交換会 平成 24年 1 月から、月1回程度 地区は後日検討、決定次第「集団回収推進員だよ り」 (仮称)でお知らせします。 各団体における集団回収説明会 随時開催 集団回収推進員だより 事務局から随時発行 -7-