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第28号(2011年6月) - 沖縄の公立大学|名桜大学
2011.6 vol. 主要日誌 平成23年2月∼平成23年6月 2月28日(月) 合同就職説明会(看護学科) 3月12日(土) 一般選抜試験・後期日程 (国際学群、スポーツ健康学科、看護学科) 3月13日(日) 平成22年度卒業式・修了式 行事予定 平成23年8月∼平成23年9月 8月 3日(水) 学期末試験期間 ∼8月 9日(火) 8月 6日(土) 第2回オープンキャンパス 8月10日(水) 追試験実施期間 ∼8月12日(金) 3月31日(木) 学年終了及び後学期終了 4月 1日(金) 学年及び前学期開始 4月 1日(金) 成績通知・登録関係資料等配布、健康診断 ∼4月 5日(火)(4年次対象) 4月 5日(火) 在来生オリエンテーション(全学) 4月 6日(水) 新入生ガイダンス ∼4月 8日(金) 4月 9日(土) 平成23年度入学式 4月11日(月) 前学期講義開始 (登録調整期間:4月11日∼4月22日) 4月16日(土) 学内合同企業説明会 4月16日(土) 1年次教育研修(スポーツ健康学科、看護学科) 4月18日(月) 健康診断(1∼4年次対象) ∼4月22日(金) 4月23日(土) 1年次教育研修(国際学群) 4月27日(水) 4年次キャリアガイダンス(看護学科) 5月 7日(土) 新入生歓迎スポーツ大会 5月 9日(月) 4年次領域実習(看護学科) ∼7月22日(金) 5月11日(水) 人類の進歩フォーラム 6月 6日(月) 教育実習(高等学校) ∼6月17日(金) 8月10日(水) 夏季休業 ∼9月21日(水) 8月10日(水) 4年次総合実習(看護学科)、 ∼9月21日(水) インターンシップ(スポーツ健康学科) 8月11日(木) 現地実習北米コース(国際学群) ∼9月 2日(金) 8月15日(月) 再試験実施期間 16日(火) 8月15日(月) 大学一斉休暇 ∼8月19日(金) 8月15日(月) 夏季インターンシップ(国際学群) ∼8月26日(金) 8月19日(金) 現地実習沖縄・日本コース(国際学群) ∼9月19日(月) 8月21日(日) 海外インターンシップ(国際学群) ∼9月19日(月) 8月23日(火) 自己推薦入試Ⅰ期(国際学群) ∼8月26日(金) 9月 1日(木) 現地実習中南米コース(国際学群) ∼9月16日(金) 9月 1日(木) 現地実習アジアコース(国際学群) ∼9月23日(金) 9月 5日(月) 教育実習(中学校) ∼9月22日(木) 9月 9日(金) 9月卒業式・修了式 9月10日(土) 寄付金を賜りました 「本学の教育・研究活動及び学生課外活動の奨励、また留学生 奨学資金などに役立ててください」と、次の方々からご寄付を 賜りました。寄付者のみなさまのご芳名を掲載し、改めてお礼 を申し上げます。 AO入試(スポーツ健康学科)、 編入学試験(スポーツ健康学科、看護学科) 9月17日(土) 第3回オープンキャンパス 9月20日(火) 成績通知・登録関係資料等配布 9月21日(水) 9月21日(水) 前学期終了 ■公立大学法人名桜大学後援会 ■スタジオエースグループ 会 長 荻 堂 盛 秀 様 代 表 比 嘉 千恵子 様 9月22日(木) 後学期開始、年次別オリエンテーション ■株式会社沖成ガード ■名桜大学教職員一同 代表取締役 東 江 正 寛 様 ■学校法人名護総合学園 後学期講義開始 9月26日(月) (登録調整期間:9月26日∼10月7日) 清算人 比 嘉 鉄 也 様 Vol.28 平成23年6月号 平成23年6月17日 9月26日(月) 3年次領域実習(看護学科) ∼2月17日(金) 編集・発行 名桜大学 広報室 〒905-8585 沖縄県名護市字為又1220-1 TEL.0980-51-1100 (代) FAX.0980-52-4640 URL http://www.meio-u.ac.jp E-mail [email protected] 印 刷 沖縄高速印刷株式会社 01. 特集 学生の自主活動と地域との連携 05. 国際学群長・人間健康学部長就任のご挨拶 06. 学事報告 平成23年度 入学式 平成23年度 1年次教育プログラム 第6回 人間健康学部シンポジウム 第14回 卒業式・第9回 修了式 看護学科4年次キャリアガイダンス・合同就職説明会 学内合同企業説明会 平成23年度 新入生歓迎スポーツ大会 平成23年度 教育実習・養護実習出発式 15. 就職活動支援レポート 16. 寄稿 長寿を支える信州の食 17. 教育・研究活動レポート 23. ウェルトーク 24. 言語学習センター 25. 数理学習センター&学習談話サロン 26. 就活だヨ! 全員内定[S - CUBE] 27. 課外活動レポート 31. シリーズ ■ゼミ紹介 33. 後援会だより 35. 公開講座報告&受講生募集 37. お知らせ・人事異動 39. 主要日誌・行事予定・寄付者一覧 28 前川ゼミ 食育指導 特 学生代表:國吉 砂緒里(スポーツ健康学科4年次、那覇西高校出身) 担当教員:前川 美紀子(スポーツ健康学科 准教授) 前 川 ゼ ミ で は 、金 曜 日 を 地 域 の 食 育 支 援 活 動 日 と し て 位 置 づ けています。活動内容は、保育園児から小学生を対象にした出前 授業「食育劇」の実践です。劇は、主人公の児童の食生活を通して、 バ ラ ン ス 良 く 食 事 を 取 る こ と や 、規 則 正 し い 生 活 リ ズ ム を 身 に 集 ※学生の年次、担当教員の職階は平成22年度時 名護の伝統文化・村踊りによるイベント創出事業 あけみおフェスタ2011 学生の自主活動と 地域との連携 本学は地域に開かれた大学を目指し、教員と学生が 一丸となって、地域に関わっていくための様々な取り 組みを展開している。これらの学生による主体的な取 り組みは、地域社会からの期待も大きくなりつつある。 それぞれの活動内容を紹介すると共に、それらの活動 に対する印象や感想を地域住民の方々からお聞きした。 学生代表:里見 勇人(観光産業専攻4年次、千葉県・富里高校出身) 担当教員:宮里 捷(観光産業教育学系 教授) 私たち宮里ゼミは名護の伝統文化・村踊りによるイベントを創 出すべく、歴代の先輩の研究結果をもとに、名護市内55地区の豊 年祭・村踊りについての調査を行いました。同時に、沖縄県のエン ターテイメント創出・観光メニュー開発等支援事業「元気プロジェ つ け る こ と の 重 要 性 で 構 成 さ れ て い ま す 。子 ど も た ち に わ か り やすく、そして、興味を持って見てもらえるように、 「 栄養・バラ クト」助成事業に応募したところ、採択され、イベント実現へ踏み ンス戦隊」が「バイキンマン」と戦う場面など、シナリオや演出、 子どもたちに問いかける國吉さん。会場に子どもたちの元気な声が響く 宇茂佐区による「高平良万歳」。その他、中山区、安和区、宮里区、屋部区、 東江区、城区の計7地区があけみおフェスタに出演した 出すことができました。 小 道 具 を 工 夫 し な が ら 取 り 組 ん で い ま す 。北 部 地 域 の 学 校 に 出 コミカルな演出に会場が湧く場面も見られた 関係団体(名護市役所・商工会・観光協会 他)と宮里ゼミ一同 「第一回あけみおフェスタ2011」は、3月6日から全6日間の 向いて上演する他、JAおきなわの企画と協同した食育プログラ 日程で実施し、会場の名護市営市場内パティオには、多くの地域 ムを実施しています。 「 食育劇」実践を通して、子どもたちの健康 住民や、観光客が詰めかけてくださり、のべ3002人の動員数を に つ い て 考 え る こ と で 、自 分 自 身 の 健 康 に つ い て も 見 直 す 機 会 得ることができました。 ( 3月19日から、 「東北地方太平洋沖地震」 になります。 の被災地への義援金を募るチャリティーイベントとして実施し ました。) 声 地域の 私たちが大学生を育て、 大学生もまた児童を育てていく 声 地域の 名護市立稲田小学校 校長 堀越 泉 氏 地域と大学が手を取り合って、 名護市の活性化を目指す 中山区長 名城 政雄 氏 宇茂佐区長 岸本 敏弘 氏 視覚から情報を取り入れることに慣れている子どもたちにと って、食育劇は非常に効果的です。前川ゼミ生による食育劇は、 「大学と地域の連携」と叫ばれているおり、学生自身が地域と 楽しく、面白く、伝えるべきポイントはしっかりと押さえられて 関わりを持とうと積極的に働きかけたことが良いですね。我々も、 います。また、舞台上だけでなくフロアに降り、子どもたちの意 区をアピールできる良い機会になったと思っていますし、他の部 見を吸い上げてくれるので、子どもたちに良い刺激になります。 落も刺激を受けたことでしょう。 ( 名城氏) 大学生が地域のことを考えて指導してくれることに感謝します。 宇茂佐芸能を披露できたこと、そして、名護市の活性化の一翼を 私たちも同じ地域の一員として大学生を育てていきたいです。 担えたことに喜びを感じています。これからも、地域と大学で協力 し合って、名護市活性化に向けてがんばっていきたいです。 (岸本氏) 名桜大学陸上競技記録会 朝市健康相談活動 学生代表:安田 剛士(スポーツ健康学科4年次、福島南高校出身) 担当教員:小賦 肇(陸上競技部監督、観光産業教育学系 准教授) 学生代表:大城 奈々(看護学科2年次、名護高校出身) 比嘉 美姫乃(看護学科1年次、宜野座高校出身) 担当教員:鈴木 啓子(看護学科 教授)、大城 凌子(看護学科 講師) 名桜大学陸上競技記録会は、沖縄県の大学生及び一般競技者に 看護学科学生と教員は、名護市宮里区産業部が毎月1回第3日 おける大会の開催数を増加させると共に沖縄県における競技力向 曜日に、地元の公民館で開催している「朝市」の会場で、住民の血圧、 上を目的として始めました。記録会の企画から運営まで学生が主 血管年齢、体重、体脂肪率等を測定し、健康相談活動を行ってい 体的に進めるにあたり、当初は審判員・補助員の確保が困難で機器 ます。学生は、主に住民と交流しながら血圧測定等の健康状態の ほとんどの区民が顔なじみのため、ゆんたくに花が咲く 観察を行い、相談活動は教員が担当しています。 健康チェックを行うことで、看護技術のスキルアップにも繋がる 運営スタッフとして活動する一方で、競技力向上を図るため競技に出場する 7月に行われる「宮里まつり」 ( 宮里区恒例行事)では、会場の一 子どもたちの意欲を上げるために、練習量と内容を意識し指導する 選手がスタートセットできているか確認するスタート監察員 審判員を務めるには、日本陸上競技連盟の公認審判資格が必要となる 角で健康展を開催し、パネル展示や血圧・血管年齢測定コーナー、 「コーチは優しくて好きです!」子どもたちの笑顔広がる 学習ボランティアサークル 声 地域の 学生代表:平良 祐麻子(スポーツ健康学科2年次、沖縄尚学高校出身) 担当教員:嘉納 英明(教員養成支援副センター長、 スポーツ健康学科 准教授) 宮里区民の朝市健康相談参加者 平成18年に開催された時から、1度も欠かさず参加しています。 やはり、いつまでも健康で、元気に歩き回りたいという思いがあ るので。宮里区出身で顔なじみの学生さんが、私たちの健康を気 づかってチェックをしてくれるのは、本当にありがたいことです。 今では、学生さんとのゆんたくも楽しみの一つになっています。 これからも、一生懸命がんばって、心優しい看護師さんになって ほしいですね。 申し上げたいと思います。 会の全てにおいて完全に学生の手で記録会が作り上げられます。 ピュアサポート 是非、たくさんの方々に出場していただき応援をしていただきた 密度測定等を追加し、測定コーナーの充実と、ミニシンポジウム 学生たちの明るく・思いやりのある 対応が素晴らしい これも沖縄陸上競技協会や他大学の協力があってからこそとお礼 しております。今年度は学生が審判役員及び補助員を行い、記録 行っています。さらに、平成20年より、12月の「朝市」では、学生 や健康講話、1年間の活動報告を行っています。 がら、昨年は3度の記録会を何とか無事乗り切ることができました。 さて、平成23年は合計5回の名桜大学陸上競技記録会を計画 手洗い体験コーナー等を設け、住民の健康づくりへの啓発活動を が中心となって「ゆんたく健康祭り」を開催し、従来の活動に骨 の配置や準備に戸惑うこともしばしばありました。試行錯誤しな 平成21年4月から本格的に活動を開始した学習ボランティア いと思います。 声 地域の 子どもたちがボランティア学生を 慕っている様子が伺われました 声 地域の 陸上競技にふれるチャンスが広がった サークル“ピュアサポート”は、名護市と名桜大学との協定により、 名護市立真喜屋小学校 父母会 市内の小中学校へ常時30∼40人程の学生を派遣しています。 真喜屋小学校では、名桜大学の大嶺さん(ピュアサポート所属) 活動内容は、授業の補助、放課後の教室で子どもの学習の補助、 に、バスケットボール部のコーチをお願いしていました。子ども 今年度から出場者の幅が広げられ、中学生も参加できることにな たちは大嶺さんをお兄さんのように慕い、心を開いて接している り嬉しく思います。中学生にとって、地元のお兄さん・お姉さんのハ ようでした。大学生による補助活動のメリットは、子どもたちが イレベルな競技を、目の前で見る機会はあまり無いことなので勉強 親近感を持つこと、また、放課後の貴重な時間に来ていただける と刺激になっています。参加した生徒からも「自分にできないこと ことだと思います。この活動は、子どもたち、地域、教職を目指す があるから勉強になる」と声があがっていました。これからも、記録 バスケットボール等の部活動の指導、保健室経営の補助等、様々 あります。なかには、小学校のバスケットボールの外部コーチと して活躍した学生もいました。サークルのメンバーは、大学の講 義やアルバイトの合間をぬって、実際の教育現場で子どもたちと 触れ合い、他では得られない経験を積んでいます。国頭村や本部町、 恩納村からも学生ボランティアの要請が相次いであり、地域から 学生、双方にとって有意義なので、今後も継続してほしいです。 名護市立羽地中学校教諭 比嘉 共樹 氏 会に参加したいので、継続してほしいですね。名桜大学陸上競技部 の日本インカレ入賞を期待しています! は大きな期待が寄せられています。将来、教職に就きたい学生は、 是非とも、教育ボランティアに参加してほしいと願います。 1 ※国際学群の3年次以降は専攻名、また、人間健康学部は学科名で表記しています 2 安田さん:特定検診の受診率向上に繋がったといったデータはあ りますか。 特 集 比嘉さん:直接影響を与えているかはわか りませんが、宮里区民の特に高齢者の受診 率がアップしているそうです。 学生の自主活動と地域との連携 座談会 座談会参加者 地域社会と積極的に関わっている学生団体の中 から、6人の皆さんに集まっていただき、活動を通し て学び得たことや、地域からの期待・要望等を話し ていただくと共に、 今後、 どのように取り組みを展開 していくのかを語り合ってもらった。 ※学生の年次、コーディネーターの職階は平成22年度時 第一回あけみおフェスタ2011 里見 勇人(観光産業専攻4年次、千葉県・富里高校出身) 前川ゼミ 食育指導 國吉 砂緒里(スポーツ健康学科4年次、那覇西高校出身) コーディネーター・嘉納:子どもとの関わりで、配慮していること はありますか。 学習ボランティアサークル ピュアサポート 大嶺 心(国際学群1年次、北中城高校出身) 名桜大学陸上競技記録会 安田 剛士(スポーツ健康学科4年次、福島南高校出身) 安田さん:小・中学生と運動を通してのコミュニケーションは、表 情や身ぶり手ぶりを用いたレクチャーが多いです。 「股関節を上 げる」という言葉では理解してもらえないので。 コーディネーター 広報室 嘉納 英明 准教授 安田さん:小・中学生が参加する陸上競技大会に審判員として携 わった際、他の審判員と親睦を深めました。その方に、名桜大学陸 上競技記録会の審判を依頼したことがきっかけで、私の活動が始 まりました。 里見さん:名護市活性化について、歴代の宮 里ゼミの先輩学生が調査した研究結果を 基に、私たち第4期ゼミ生が「村踊りイベ ントを実施してみよう!」と、声があがっ たことからです。 國吉さん:食育の知識や、子どもたちを対象にした食育劇の実践 活動が、 養護教諭を目指す上で、 役に立つだろうと考えたからです。 大城・比嘉さん:私たち2人は宮里区出身で、区民の皆さんとは顔 なじみです。皆さんの健康増進のお手伝いができればという思い から参加しています。 大嶺さん:大学に入学した際、中学の恩師から、名護 市内でミニバスケットボールの練習をみてほしい と話があり、真喜屋小学校で指導を始めました。 コーディネーター・嘉納:続いて、有意義だった体 験をお聞かせください。 笑顔と「ありがとう」の言葉が、 自信に繋がる 里見さん:地域の方々と共にイベントを運営することができたこ と、来場者の皆さんが楽しんでいる様子を見ると、純粋に「良かっ た」と思いました。それから、区長さんから「今後も大学と協力し 合いたい」とおっしゃっていただき、地域と名桜大学を繋げるこ とができたと、達成感を感じました。 3 安田さん:大嶺さんに質問です。陸上競技では高校進学を機に辞 めてしまう生徒が多く、小学生の時に過度な練習をさせてしま う指導により、バーンアウトしてしまうことが原因ではないか と思っているのですが、バスケットボールでも同じことがある のでしょうか。そして、小学生との関わりで気をつけているとこ ろはありますか。 大嶺さん:バスケットボールでも中学生の時、練習が厳しすぎて 辞めてしまう生徒もいます。私は小学生に、バスケットボールの 楽しさを伝えることをモットーに、1年間指導してきました。私 もプレーに参加するようにして、 子どもたちが興味を示すような、 例えばダンク等を見せています。中学校に入学した時に、子ども たちが「続けたい」と思ってもらえるように意識していました。 朝市健康相談活動 大城 奈々(看護学科3年次、名護高校出身) 比嘉 美姫乃(看護学科2年次、宜野座高校出身) コーディネーター・嘉納:本日は、5つの地域活動に携わっている 6人に集まっていただきました。まずは、皆さんがそれぞれの活 動を始めたきっかけをお話しください。 コーディネーター・嘉納:区民の皆さんの 健康に対する意識の変化が見られたと いうことですね。 安田さん:選手として、自分のパフォーマンスを発揮できる機会 が増えたことは、競技力の向上にも繋がります。沖縄では、一般・ 大学生が出場できる大会が非常に少なく、50歳以上の競技参加 者から、 「私たちが参加できる記録会があり、ありがたい」と感謝 され、嬉しく思います。 大嶺さん:私は教師を志望しているので、子どもたちとふれあえ ることが一番楽しいです。もう一つは、ミニバスケットボールの 大会に参加し、運営に携わることで大会運営の仕組みを知ること ができました。 國吉さん:子どもたちは幼児園生の時に見た前川ゼミの食育劇の 内容を、小学1年生に入学した今も覚えており、興味・関心が持続 していると実感しました。それから、劇を見た学校の先生、児童の 保護者から「劇、良かったよ」という声や、意見をもらうことで、地 域の人々と関わることができたと感じています。 大城さん:参加してくださる住民の方が喜んでくれますし、私自 身も育った地域に貢献できて嬉しいです。健康チェックへの参加 者は高齢者が多く、血圧測定や腹囲測定等、看護技術のスキルア ップに繋がります。 大嶺さん:真喜屋小学校では、同じフロアで低学年と高学年を分 けて練習するようにしました。高学年生には専門的な用語を教え ながら、低学年生には「ドリブルをしながら鬼ごっこをしよう」と いうような遊び感覚を取り入れています。 里見さん:これからもあけみおフェスタを継続してほしいと言わ れています。文化や伝統の継承も含まれますが、区から若い人が 出ていくことで、 「字 (アザ) 」 が無くなってしまうのではないか等、 切実な問題を抱えていることからです。観光客からは、名護全域 の村踊りを見たいとのことでした。 コーディネーター・嘉納:最後に、皆さんの中には継続される方も いますが、卒業を機に後輩へ託さなければならない方もいます。 これまでに活動してきたことを、次のステップとして後輩たちに 頑張っていただきたいことを聞かせてください。 これまでの活動内容を活かし、 より良い活動を展開してほしい 安田さん:これまでに開催してきた記録会は、高校 生以上を対象としていたので、今後は、小・中学生 に参加してもらい、出場者の幅を広げ「普及」の 部分を強化してほしいです。 大嶺さん:今、多くの学校から学習支援ボランティアの要請があ るので、一人でも多くの学生に積極的にボランティアに参加して ほしいです。 國吉さん:後輩の皆さんには「大人に向けた食育劇」を完成させて ほしいです。 里見さん:人との繋がりが活きています。実行委員活動を通して 知り合ったイベント関係者に協力してもらえることが多々あり、 そのネットワークが発揮できたのが、今回のあけみおフェスタだ と思っています。 大城さん:私たちが活動してきた内容を工夫・改善をして、より良 い活動を展開してくれたら良いなと思います。 コーディネーター・嘉納:地域社会へ踏み出すことで、自分自身の 「コミュニケートする力」を意識することから、地域の人々との繋 がりが強くなっていくということですね。それでは次に、 地域の方々 や学校からの要望や大学に期待されていること、皆さんが今後ど のように取り組んでいくのかを伺いたいと思います。 一時的なもので終わらせないためにも、 活動を継続していくこと Q&Aで理解する、それぞれの取り組み 大嶺さん:部活動の指導だけでなく、授業にも参加してみてはど うかと声が掛かりました。 大城さん:健康相談は、看護学科の先生が担 当していますが、相談されるご本人に「健康 を維持していくために、これからどうして いきたいのか」を考えてもらえるように アドバイスしています。 コーディネーター・嘉納:宮里区での活動プログラムを作って、別 の区に適応して活動の幅を広げることができると良いですね。 里見さん:名桜大学と7つの地区の繋がりを活用して、継続・実施 してほしいです。私たちが残した研究資料や繋がりをフルに活用 して、 自分たちなりの 「観光発展に繋がる事業」 を叶えてほしいです。 コーディネーター・嘉納:では、それぞれの活動に対し、質問があ ればどうぞ。 里見さん:実際の健康相談の様子について、聞かせてください。 大城さん:朝市の活動が5年目を迎えて、区民と先生・学生の信頼 関係が築けてきた段階ですので、 これからも継続していくことです。 コーディネーター・嘉納:里見さんは4年間名桜大学祭の実行委 員をしていましたが、実行委員でのノウハウが、今の活動に活か されているところはありますか。 國吉さん: 「子どもたちがTVやゲーム等で夜 更かしをしない方法」を考えて欲しいと要 望がありました。これからは、具体的なアイ ディアを取り入れて、展開していかなけれ ばならないと思いました。 比嘉さん:たくさんの人とふれあうことで、コミュニケーション を取ることの楽しさがわかりました。 紹介等、ツアー化して欲しい、いわゆるスポーツツーリズムの提 案が求められました。 最後に沖縄県陸上競技協会からは相互協力・ 連携ですね。 比嘉さん:活動に参加する楽しさを知ってもらいたいです。 里見さん:今後は国際学群、スポーツ健康学科、看護学科の垣根を 越えた活動を展開していけると良いですよね。 コーディネーター・嘉納:大学での学びが、地域での活動を通して スキルアップする、または、コミュニケーション能力が鍛えられ ていくということもあったことでしょう。今後、 学生が地域の中で、 継続的にどれだけ関わることができるか、仕組みをどう作ってい くのか、地域からの要求が非常に高まっている中、名桜大学がど のようなスタンスを持って、対応していくかが、大きな課題だと 思われます。本日はどうもありがとうございました。 コーディネーター・嘉納:バスケットボールの技術指導だけでなく、 学級経営の観点からおっしゃったのでしょう。 安田さん:名護や国頭で記録会を開催してほしいと保護者の方々 から要望がありました。子どもたちが、大学生・一般の競技を見て 「夢」を抱くことで、底辺の拡大に繋がるとのことです。県外の選 手からは、記録会開催に合わせて、ホテルパックや沖縄の観光地 4 国際学群長就任のご挨拶 て専門学科やコースを決めない「学群制度」を他大学に先 学事報告 駆けて導入しました。また、平成23年度よりリベラルア 平成23年度 ーツ教育を充実させて国際性豊かな教養人の育成を目指 入学式 しています。 国際学群に入学した学生は、まずコンピュータやレポー 国際学群長 金 城 亮 人類愛を大事にし、 学業に精巧して (学長告辞) 瀬名波学長による告辞 トライティング等のスキル科目と英語・ライフデザイン・ 沖縄理解・思想と論理に関する基礎科目を学びます。次に 人文科学・社会科学・自然科学分野の多彩な教養科目を選 択受講して視野を広げます。その後、2年次に提供される 平成23年度4月に国際学群長を拝命いたしました金 各専攻の基礎演習を受けて、自身の興味関心と将来計画 城亮と申します。どうぞよろしくお願いいたします。名桜 に 合 致 す る 専 攻 を 選 び 、3 年 次 か ら 専 門 分 野 の 学 習 と 研 平成23年度名桜大学入学式が4月9日(土)、北部生涯 大学には開学2年目の平成7年度より赴任し、今年度で勤 究に打ち込んでいくことになります。主専攻を決めた後も、 学習推進センターで挙行され、入学生541人が、名桜生 続16年目を迎えます。産業組織心理学領域の科目と演習 それまで幅広く学んできたことは無駄になりません。他 の一員として仲間入りを果たした。 を担当しています。 専攻の専門科目を体系的に修得することで「副専攻」とい 入学式にふさわしい春光うららかな日和のもと、式 国際学群では、名桜大学の建学理念「平和・自由・進歩」 う第2の専門性を獲得することができるのです。また、海外・ 典には稲嶺進北部広域市町村圏事務組合理事長をはじ のもと「21世紀市民として地域社会および国際社会で活 国内にある交流協定大学への留学の道も開かれています。 英語・商業・情報の教職免許が取得可能な他、日本語教師 め、多くのご来賓、ご家族が出席した。 躍できる人材の養成」を教育目標としています。 情報化とグローバル化の進展する21世紀社会では、急 や診療情報管理士、地域限定通訳案内士等の資格取得を 激に変化する社会環境に適応して、氾濫する情報から必 目指す人のための科目群も充実しています。専門性にお 要かつ正確な情報を取捨選択し活用できる人材が求めら いて複数の「強み」を合わせ持つ人は、特定の専門教育を 続いて、瀬名波榮喜学長が、本学創立以来もっとも厳し れています。さらに、地域社会・国際社会で活躍するため 受動的に学んできた人よりも、柔軟で適応力に富んだ人 い入学試験にチャレンジして難関を突破した新入生を には、語学力やコミュニケーション力を基礎として、自国 材となり得るでしょう。現代の国際社会また企業組織に 歓迎し、 「 今 年 度 か ら ス タ ート す る 独 自 の 教 養 教 育 と他国の多様な文化、歴史、価値観を含む幅広い教養を身 おいては、そのような人材が求められていると考えます。 ( l i be ra l a r t s /リベラルアーツ)から、明晰に、論理的 につけていることが大切です。 保護者ならびに地域社会の皆様には、国際学群の教育 に、深くそして広く考える能力を学び、学生の本分を全 語学留学をして視野を広げたい! Voice 国際学群では、その教育目標を達成するために平成19 目標ならびに教育活動にご理解を賜り、今後もご指導・ご うすべく不屈の精神をもって忍耐強く頑張ってくださ 年度、前身の国際学部から改組を行う際に、入学時にあえ 鞭撻くださいますよう衷心よりお願い申し上げます。 城間 元喜さん い」と告辞を述べた。祝辞に立った嘉数啓理事長は「新 私にとって名桜大学は、地元・名護で学べること、 しい環境に適応すべく、今までの生活習慣を変える“志” そして、留学できる環境が整っているところが魅力 をもち、4 年間の目標を立て、学業成績を一生懸命よく でした。夢である語学留学を果たすためにも、英語コ してほしい」と期待を寄せた。 ミュニケーション能力の向上を目指し、目標をしっ なお、式の開始前に、東日本大震災の被災者に黙とう かり持って学びたいと思 が捧げられ、瀬名波学長をはじめ各登壇者から哀悼の います。やりたいと思っ 意が述べられた。 たことは、積極的に取り 人間健康学部長就任のご挨拶 「自己教育力」を身につけた人材を養成するための教育課 入学宣誓は、新入生を代表して城間元喜さん(国際学 群1年次、名護高校出身)が登壇し、力強く宣誓を行った。 告辞・祝辞を傾聴する入学生一同 新入生の声 程は、教養教育を充実させそれに続いて専門基礎科目と 組んで、楽しく、充実した して医科学、公衆衛生学、社会福祉、栄養学等を配置し、専 学生生活を送りたいです。 門科目としてスポーツ健康学科では健康領域科目、スポ 入学宣誓を行った城間さん ーツ領域科目を、看護学科では看護師免許、保健師免許の 人間健康学部長 金 城 祥 教 人を育てられる人、 を育てていきたい 受験資格を取得するための看護学の科目を配置しており ます。さらに教員を目指す人のために教職科目を加え全 大学院 看護学研究科 第1期入学生 体が構成されています。 柴山 順子さん(北部地区医師会病院勤務:看護部長) この3月には看護学科の第1期生79人が看護師 ・保健 人間健康学部は平成17年に「スポーツ健康学科」がス 師として社会へ羽ばたいていきました。スポーツ健康学 タートし、平成19年に「看護学科」が開設されております。 科では80人の卒業生を送りだしました。就職率は看護学 人間健康学部では人々の健康を育みそだてる健康支援人 科 9 6 .1 %( 2 人 が 大 学 院 等 進 学 )、ス ポ ー ツ 健 康 学 科 は 材の育成を目指しています。健康支援人材とは、人々の暮 80%(6人が大学院進学)でした。公立大学となって今年 らしを理解し、人々が健康に生きることの価値を創出で の入学者はスポーツ健康学科104人(志願倍率5.3)、看 きるように支援する専門職をさします。 進学を希望していましたが、病院の現場が忙しく思 うようになりませんでした。名桜大学大学院看護学 【平成23年度 名桜大学入学生数】 新入生 308人 研究科には、昼夜開講制や長期履修制度があり、仕事 2年次編入生 6人 を続けながら履修が可能であることを知り、入学を 護学科83人(志願倍率6.2)でした。また、この4月より 3年次編入生 16人 人間健康学部では「人間の尊厳と権利を擁護できる能力」 決めました。現場スタッ 大学院看護学研究科がスタートして6人の大学院生が入 新入生 104人 を涵養し、学生自身が心身を充実させてよりよく生きる 学してまいりました。 フのモチベーションを高 7人 実践力(生活力)を身につけ、他者と協働して目標に向っ 人間健康学部は県外から多くの学生が入学してまいり めていけるような教育法 てチャレンジしていく力を修得し、生涯にわたって成長 ましたが、地域に貢献する公立大学として、また、国際社 し続ける力(自己教育力)を育成することを教育理念とし 会に開かれた大学として教育・研究活動をより一層充実 ております。このような「人間力」や「協働参画力」、そして 5 以前より看護教育を学びたいと考え、大学院への 式の開始前に、東日本大震災の被災者に黙とうが捧げられた したものにしてまいります。 国 際 学 群 国際学類 スポーツ健康学科 人間健康学部 看護学科 大 学 院 3年次編入生 新入生 3年次編入生 83人 5人 国際文化研究科 6人 看護学研究科 6人 を学び、北部を支える医 療従事者としてスキルア ップを目指していきたい です。 大学院看護学研究科第一期生一同 (右から2人目が柴山さん) 6 学事報告 本学では新入生を対象とした1年次教育プログラムを実施している。 新入生が 大学生活を始めるにあたって必要な、 心構えや自覚、 本学の教育課程、 及び、 履修 科目の選択の仕方や適正な履修方法等について学んでもらうことが目的である。 プログラムの締めくくりには学類・学科ごとに教育研修が行われた。 参加した 新入生は、 レクリエーション等を通じて、 新入生同士だけでなく、 先輩学生や教 職員と親睦を深め、 大学生活をスタートさせた。 アイスブレイキングで グで 新しい仲間ができた新入生たち ウェルナビによる履修指導 平成23年度 1年次教育プログラム (新入生ガイダンス・教育研修) 人間健康学部 スポーツ健康学科 国際学群 新入生ガイダンス 日程:4月6日(水)∼8日(金) 親睦を深め合う新入生たち 研 新入生ガイダンス・新入生オリエンテーション 修 日程:4月6日(水)∼8日(金) 概 要 内容:教育プログラム説明、教員紹介、履修指導 研 新入生教育研修 修 概 日程:4月23日(土) 場所:北部生涯学習推進センター、学内食堂 要 内容:レクリエーション 今年度は、新入生ガイダンスの前に教養教育センター を中心に英語、国語、数学の試験が実施された。英語は従 来から行われていたが、今回新しく国語と数学の試験が 加わった。学生の現在の学力を把握すると同時に教育効 果のための資料として活用される。午後からは各センタ ーの利用方法やウェルナビ学生による学内ツアー等が 実施された。 7日と8日の午前中は学生サポート教員が中心となっ て飲酒・喫煙や麻薬・薬物の問題、さらにネット・消費者 金融・悪徳商法、交通マナーの問題等、近年、学生を取り 巻く社会問題等についての話があった。特に、親元を離 れて生活する学生にとっては、身近な問題であり、熱心 に話を聞いていた。 午後からは学群、学部に分かれ新 入生オリエンテーションが行われた。 まず、国際学群の教育プログラム、 主専攻・副専攻について、次に、卒業 に必要な単位数、履修計画と時間割 作成等について説明した。高校と大 学のカリキュラム違いの一つに時 時間割作成の指導を行う ウェルナビ学生 間割がある。大学では将来の専門や 専攻、あるいは関心に応じて、また、卒業単位数を意識し た時間割作成が重要である。 8日午後にも各クラスに分か れて時間割作成の個別指導を行い、時間割に多くの時間 が割かれた。その間、学生の連帯も生まれ、教養演習にス ムーズに移行することができたのは、 思わぬ効果であった。 平成23年4月23日(土)、国際学群1年次教育プログラムの 一貫として、古宇利島ウォーキングを開催予定であった。こ のプログラムは、 名桜大学国際学群の一員として新入生同士 の交流を深めると共に、 大学生活では欠かせない先輩学生や 教職員との人間関係の構築に寄与すること、 さらに、 スポー ツやレクリエーションを通じて心と体の健康を養うことを目 的とし実施している。 今回で5回目を迎える国際学群恒例行 事であるが、 今年は降雨のため、北部生涯学習推進センター 実習・演習ホールへ場所を変更してレクリエーションを行った。 レクリエーションでは、各クラス内における声かけやク ラスリーダーによる協調性の形成等が随所に見られ、新入 生同士の交流を図る良い機会となったといえよう。また、 クラス担当の教員も新入生と共にゲームを楽しんだり、ク ラスの応援に参加する姿が見受けられた。 今年の古宇利島ウォーキングは、当日降雨となり体育館 でのレクリエーションとなったが、新入生らのレクレーシ ョンを楽しむ姿や、閉式後の表情をうかがうと大変意義あ る1日であったといえよう。心身共に教職員やウェルナビ 学生との親睦が図られ、今後の大学適応へ大いに役立つこ とと思われる。 最後に、新入生が入学する1ヵ月以上前から本プログラ ムに関わり準備を進めていただいた職員の皆様には大変 感謝申し上げたい。また、当日降雨による急なスケジュー ルの変更等にも対応していただいた。他にも昨年度ウォー キングを担当した先生方からも多大な協力をいただいた。 この場をお借りしてお礼申し上げる。 総評:国際学群 観光産業教育学系 准教授 小賦 肇 (古宇利島ウォーキング担当) 総評:国際学群 観光産業教育学系 准教授 宮城 敏郎 (1年次学年担当主任) 新入生の声 Voice 一瞬一瞬を笑顔で楽しく過ごしていきたい 滝川 智春さん(愛知県・豊川高校出身) 名桜大学は、先生や先輩との間に壁がなく、気軽に話しかけてくれるので、すぐに打ち 解けました。そのうえ、ウェルナビの先輩が大学生活をサポートしてくれるので、とても 安心です。先日も、履修登録を作成する際に、遅くまで一緒に残って教えてくれました。 古宇利島ウォーキングは、 雨のため体育館でレクリエーションに変更になりましたが、 ク ラス対抗レクで優勝できたことは、 クラスのチームワークを築く良いきっかけになりました。 自分が学びたい分野を選択していくことができる学群制度を活かしながら、コミュニ 「周りへの気遣いを大切にしていきたいです」と 話す滝川さん(手前左側) ケーション力や語学力を磨き、 国際社会に貢献できる人材を目指したいです。 7 研 修 新入生オリエンテーション 概 日程:4月7日(木) 要 内容:大学生活での心構え、教員紹介、履修指導、 資格取得関連、クラスワーク 平成23年4月7日(木)に、スポーツ健康学科のオリエン テーションを行いました。 このオリエンテーションは、新 入生全員と教員が初めて対面する場となりました。 学部長、 学科長挨拶に始まり、 スポーツ健康学科生としての在り方、 履修方法、 資格関連についてガイダンスを行いました。 4月16日(土)には、スポーツ健康学科新入生全員を対 象に「スポーツ活動を通した親睦会」を開催しました。大 学生活が始まる導入期において新入生同士や学生と教 員との親睦を深めることを目的に実施しました。プログ ラムが進行するにつれて、新入生同士が互いに関係を構 築していく様子が見受けられました。 大学での新たな「仲間」は、これからの4年間を共に支 え合う存在であり、 また、 生涯の友となる存在であります。 親睦会は、そうした仲間と一緒に、素晴らしい大学生活 をスタートさせる良い機会となりました。 総評:スポーツ健康学科 助教 深田 忠徳(1年次学年担当主任) 新入生の声 Voice 声を張り上げてクラスを 盛り上げていきたいです! 今城 裕紀さん(大阪府・常翔啓光学園高校出身) 沖縄に来て毎日が新鮮です。大阪と沖縄ののりが合うの で親しみを感じますし、すぐに友達になれました。今日の 親睦会で、さらに友人が増え、先生方とも距離が縮まり、楽 しい時間を過ごすことができました。 将来は、トレーナーを目指 しているので、しっかり勉強 して資格を取得します。アス レチックトレーナー資格を 取りにアメリカ留学も視野 に入れています。 声を張り上げて、盛り上げ ることが好きなので、これか らも、積極的にその役を買っ て出たいと思います。大学で はフットサルやエイサーな 仲間とともにエンジョイするぞ! ど新しいことにも挑戦して 後列で立ち上がり意気込む今城さん いきたい。 新入生親睦会 研 日程:4月16日(土) 修 名桜大学構内・中庭 概 場所:北部生涯学習推進センター、 クラス対抗バレーボール大会、 要 内容:アイスブレイキング、 バーベキュー 仲間と協力し合うこと 平成23年4月16日(土)、ス ポーツ健康学科2∼4年次で 組織された「学生リーダー」 による、スポーツ健康学科 新入生親睦会が開催された。 この会の目標は「新入生が この会を通じて沢山の仲間 優勝を目指し、 をつくり、 協力し合うことで、 白熱した試合が繰り広げられた これからの学生生活をより 充実したものにしていくきっかけをつくる」ことであった。 親睦会の内容は、 午前中はアイスブレイキング、 バレーボール、 午後からはバーベキューであった。 アイスブレイキングでは、 「クラス」 の枠組みを無くし、 ゲームの中で即席のグループを つくり、 自己紹介等をした後にゲームを2種目行った。 バレー ボールにおいては、クラスのメンバーでチーム編成をして8 チームのトーナメント戦を行い、優勝チーム対学生・教員チ ームとの交流戦も行った。 その中で、 この場を盛り上げようと、 大きな声で応援するとても積極的な学生たちがたくさん見 受けられた。 アイスブレイキングやバレーボールで仲間との 交流を深め、汗を流した後はいよいよバーベキュー。お腹を すかせた新入生たちはおいしそうに焼き肉や焼きそばを食 べていた。 また、 午前中は少し緊張した様子であったが、 この ときにはすっかり溶け込み、 とてもにぎやかであった。 今回、 親睦会を開催するにあたり、 私たち学生リーダーは、 春休みの期間を利用して、 親睦会を成功させるために何度も 教員やリーダー間でミーティングを行い、 学生でそれぞれ役 割を決め、 メンバー一人ひとりが役割を果たすために一生懸 命準備をしてきた。当日は、新入生の中から係になった学生 の協力もあって、 アイスブレイキング、 バレーボール、 バーベ キューとも予定通りに進行することができた。また、新入生 間のチームワークの良さを感じることができた。 私は、今回の親睦会当日を迎えるまで、成功できるかどう かとても不安であったが、後輩の2、3年次の協力、同級生の 友人たちの力強いバックアップのおかげで親睦会を無事成 功させることができたことを心から嬉しく思っている。 また この会を通して、 協力し合えばどんなことでも乗り越えられ ること、 協力し合うことの素晴らしさを感じることができた。 今後、 学生リーダーとして様々な行事を行っていくことにな るが、学生リーダーだけではなく、この学科の学生全員で協 力し合い、スポーツ健康学科をさらに発展させていきたい。 新入生には、 スポーツ健康学科の学生であることを自覚して、 有意義な学生生活を送ってほしい。 廣 佑樹 (4年次、 鹿児島県・大島高校出身) 8 学事報告 作成したポー 作成したポートフォリオを使用し自己紹介を行った オを使用し自己紹介を行った 人間健康学部 看護学科 研 修 概 要 新入生ガイダンス・新入生オリエンテーション 日程:4 月4日(月) ∼8 日(金) 内容:ユニフォーム採寸、健康診断、学科ツアー、ゼミ紹介・ 交流、英語プレイスメントテスト、学生部紹介(ウェル ナビや各施設の紹介)、大学生活の注意点(マナーや飲 酒、ネット消費者金融、交通安全、薬物等)、奨学金の説 明、履修指導等 互いに納得のいくまで意見を交換し合う 研 修 概 要 新入生教育研修 日程:4 月16日(土) 場所:看護学科棟、 名桜大学構内 内容:開会式(学科長開講宣言・学生代表宣誓)、学内オリエン テーリング、バーベキュー、レクリエーション、セミナー (大学生活をどのように送りたいか)、閉会式(学生代表 挨拶・学科長総評・閉会宣言) 第6回 人間健康学部 シンポジウム スポーツと人間教育 平成23年2月10日(木)、 「スポーツと人間教育」をテーマに、第6回 公立大学法人名桜大学人間健康学部公開シンポジウムが、本学多目 的ホールで開催された。 「文部科学省スポーツ立国戦略はじめに」では、 「スポー 今年度、 看護学科では、 ツは、世界の人々に大きな感動や楽しみ、活力をもたらす 初めての卒業生を輩出 ものであり、言語や生活習慣の違いを超え、人類が共同発 して新たな伝統が構築 展させてきた世界共通の文化である。また、スポーツは、 されつつあります。この 人格の形性、体力の向上、健康長寿の礎であるとともに、 新生の時期に83人の新 地域の活性化や、スポーツ産業の広がりによる経済的効 上記のガイダンスは、教員 入生と5人の編入生の88 や事務職員から説明されまし 人の新しい仲間を迎え たが、 看護学科では、 上級生や ました。この仲間を迎え ウェルナビ (学生ボランティア) るため、看護学科では3年次と4年次の助言を受けながら、 が主体となり、新入生に助言 2年次を中心に本教育研修の検討会を連日重ねてきましたが、 等を行っています。上級生の この方式が看護学科の特色でもあります。今年の目標は、 「新 成長も感じられたガイダンス 入生同士及び上級生、教員との親睦を深め、大学生活を始め でありましたが、新入生から るにあたり、各自の夢や目標を明確にする」ことです。様々 オリエンテーリングでは 設問に答えながら構内を探索した も 「来年は私たちがこのような役割を担いたい」 との声も なレクリエーションやセミナーを通して、新入生、上級生、 聞かれて効果的なガイダンスの内容でした。 教員との親睦を深めることができました。学内オリエンテ 我喜屋優氏 果等、明るく豊かで活力に満ちた社会を形成するうえで 武田建氏は、関西学院大学アメリカンフットボール監 欠かすことのできない存在である」 と、述べられている。 督として、10年間に全国優勝7回、関西学院大学高等部ア 公立大学法人名桜大学第6回人間健康学部公開シンポ メリカンフットボール部監督8年間に、全国優勝6回とい ジウムは、 スポーツの持つ価値を今まで以上に地域に普及 う輝かしい指導歴を持たれている。指導の基本は、ご専門 啓発するため、 沖縄県北部広域市町村圏事務組合との共催 の教育心理学の理論に基づいたもので、良い所を見つけ、 で、 「スポーツによる人間教育」 を趣旨として開催された。 そこを伸ばすことで、人は育っていくという話を中心に 今回の講師は、学校法人興南学園理事長・興南高等学校 講演された。持ち前の関西人の明るいキャラクターで、聴 野球部監督我喜屋優氏、公立大学法人名桜大学客員教授 衆の笑いを誘いながらの楽しい話であった。 武田建氏のお二人であった。我喜屋優氏は、春夏甲子園を お二人のご講演を踏 連覇した興南高等学校野球部監督として、 「高校野球を通 まえて座談会に入り、 「ス その後、先輩が作ったバーベキューを新入生と上級生、教員 した人間教育」というテーマで、また、武田建氏は、アメリ ポーツと人間教育」と 看護学科では、教員1人が学生5人前後を受け持つ少人 を交えて楽しみました。午後のセミナーでは、 「 大学生活を カンフットボールの甲子園ボール優勝監督として、良い いうテーマで、現代社 数制のゼミ活動を行っています。その中で、教員と学生、 どのように送りたいか」というテーマで意見交換を行い、グ 所を伸ばす「人を育てるコーチング」というテーマで、講 会のいろいろな問題を、 学生同士、上級生と新入生のチームワークを大事にしな ループ発表を通して、大学生活の目標を明確にしました。こ 演をお願いした。 青少年に対するスポー がら協働して取り組む力を養っています。今年のゼミ交 れまでは、個人学習が多かったと思われる新入生ですが、グ 我喜屋優氏は、名桜大学に初めて来られたということ ツ教育を通し、少しで 流会では、上級生が写真や資格認定証等の情報をファイ ループで検討を行い、個人の考えを主張しながら、他者の意 からか、 「私の人間創りは桜に例えている」 と話し始められ、 も改善できればという リングしたポートフォリオを作成して、新入生に自己紹 見にも耳を傾けるディスカッションにより、協働して作業 口下手な我如古選手が、 「この優勝は沖縄県民で勝ち取っ 視点で進められた。それ以上に、今の社会に対して、スポ 介を行っていました。ポートフォリオは看護学科のプロ する楽しみが図れた様子でした。 たものです」と、監督が言おうとすることを先に言えるよ ーツを通し、夢や希望を持てる明るい社会づくりに貢献 ジェクト学習には不可欠であり、学生が自ら目標を設定 今回の教育研修は、自ら定めた目標に向かって、4年後、新 うになったのは、朝の散歩から帰ってきた後の1分間スピ できればという内容になった。具体的には、1.スポーツの して、その進行状況を把握できる利点を備えています。 入生の夢が大きく開花することが予測される内容でした。 ーチの成果であると、 教育の重要性を述べられた。 さらに、 持つ価値や意味について、2.青少年はスポーツのどの場 新入生も先輩のポートフォリオを見て、 「意思ある学び」 新入生の皆様の日々の成長が楽しみです。 沖縄の高校野球の全国での歴史を語られる中で、自分た 面を通して成長するか、 そこでの指導者の関わりについて、 ちの知らない世界に入り、知っていくことの重要性を、ご その後、フロアーからのご質問に答えていただいた。 自身の静岡での経験、北海道での経験、キューバでの経験 まとめとして、沖縄県の青少年やスポーツ指導者、保護 等を、いろいろ具体的な例を示され語られた。講演の中心 者に望むこと、さらに沖縄県北部地域を、スポーツを通し は、人間を尊重すること、感謝すること、井の中の蛙にな た人間教育の拠点にするためのご提言をいただいた。お らないで、世界を知る重要性であったと考える。 二人とも、スポーツが持つ新しい価値の発見と、スポーツ ーリングは、大学内の施設を回るように工夫されています。 ポートフォリオを用いた自己紹介(ゼミ交流) の方法を感じ取っている様子がうかがえました。 総評:看護学科 講師 伊礼 優(1年次学年担当主任) 新入生の声 Voice 大学生としての教養を身につけて、 人間力アップに結び付けたい 湧田 香織さん(3年次編入学生、ぐしかわ看護専門学校出身) 名桜大学は、 ウェルナビや学科の先輩の皆さんをはじめ、 新入生のサポート体制が充実 していて、 とても心強く感じました。 また、 先輩方の豊かな人間性にも触れ感動しました。 研修会を通して、仲間意識や協働意識が芽生え、また、大学のシステムや施設、スケジ ュールが理解できたので、授業開始にスムーズに移行できると思います。特にセミナー では、 「 大学生活をどのように送りたいか」というテーマでディスカッションし、他の グループの発表を聞く中で、 積極的にがんばろうという姿勢を共有し、 新たな目標を見出 すことができました。 地域の方々の相談に乗ってあげられる保健師を目指して、幅広く教養を身につけ、 人間力を伸ばしていきたいと考えています。 会場には358人の来場者が詰めかけた 文化の重要性を述べられ、聴衆の皆様に大きな感銘と、感 動、 スポーツの重要性を考える機会を与えられた。 今後も、 スポーツを通した人間教育に取り組んでいく所存ですの で、ご意見等いただけると幸いです。 お二人の講演記録を発刊する予定で進めています。 ご希 望の方は、 名桜大学企画部企画広報課までご連絡ください。 グループで意見交換する湧田さん(中央) 柳人間健康学部前学部長司会のもと執り行われた座談会の様子 9 武田建氏 総評:人間健康学部 スポーツ健康学科 教授 柳 敏晴(当時:人間健康学部長) 10 最優秀卒業生・修了生 学事報告 卒業式 第9回修了式 第14回 公立大学第一期卒業生としての 誇りを胸に (学長告辞) 【国際学群等並びに人間健康学部卒業生学科別内訳表】 学部名 学 科 名 男 国際文化学科 国際学部 国際学群 平成22年度名桜大学第14回卒業式並びに大学院第9回修 了式が、平成23年3月13日(日)、北部生涯学習推進センター で挙行され、383人が学び舎を巣立った。 柔らかな春の日差しがのぞいた卒業式当日、式典には稲 嶺進北部広域市町村圏事務組合理事長をはじめ、ご来賓、 ご家族がご臨席した。 式典では、瀬名波榮喜学長をはじめ、各登壇者から3月11 日に起きた東日本大震災の被災者にお見舞いの言葉が送 られた。 卒業・修了生一同が入場すると、金城祥教看護学科長他有 志により校歌が斉唱され、瀬名波榮喜学長から国際学群・人 間健康学部・国際文化研究科の卒業・修了生代表者に学位記 が授与された。続いて、卒業生、修了生に贈る言葉として「本 学で学んだ知識や技能を思う存分駆使しその広野を開拓す る使命を果たすよう期待しています」と告辞を述べた。 卒業生を代表して、看護学科第一期卒業生の上地智子さ ん(具志川高校出身)が「自ら参画していくという本学での 学びを活かし、今後も邁 進していきたい」と答辞 を 述 べ 、教 職 員・保 護 者 への感謝で辞を結んだ。 式典の最後は、キャッ プを高々と投げ学生生 活を締めくくった。 人間健康学部 女 合 計 8 6 14 経営情報学科 7 3 10 観光産業学科 10 3 13 113 69 182 スポーツ健康学科 38 41 79 看護学科 13 66 79 189 188 377 国際学類 合 計 【大学院国際文化研究科修了生領域別内訳表】 領 域 名 言語文化 社会制度政策 経営情報 観光環境 合 計 男 女 0 0 1 1 2 2 2 0 0 4 合 計 2 2 1 1 6 卒業・修了記念事業 卒業式前日、第14期卒業生 一同から卒業記念として52 インチのテレビ2台が大学に 贈呈された。贈呈されたテレ ビは、学生や教職員の憩いの 場である食堂に設置される 予定で、 「 楽しいランチタイ ムを過ごしてほしい」との気 持ちが込められている。 国際学群 多くの仲間と出会い、絆を深めることができた ウェルナビでの活動 国際文化教育学系 友光 哲也(語学教育専攻、群馬県・高崎高校出身) ウェルナビ長としての活動を通し、とても成長することができま した。また、小学校教諭を目指し、仲間と共に一生懸命勉強・刺激し合 えたことで、現役合格をつかむことができました。大学で得た「人と の出会い」 「絆」 「仲間」の3つは、かけがえのないものであることを、今 後教師として、子どもたちに伝えていきたいです。名桜大学へ進学す ることに背中を押してくれた両親、どんな時も理解してくれた大切 な人、大学で出会った友人、教職員の方々、ウェルナビの皆、バイト仲 間、本当にありがとうございました! 友人と勉強に励み、 また、 名桜大学祭に参加したことは 大切な思い出です 経営情報教育学系 宇地原 愛可(情報システムズ専攻、具志川高校出身) 入学以来、診療情報管理士になる夢を応援し、支えてくれた両親、 ご指導いただいた先生方、そして、診療情報管理士の資格取得のため に、共に学び、励まし合った友人がいたからこそ、資格取得を成し遂 げることができました。とても感謝しています。これからは、診療情 報管理士として地域に貢献し、今後の医療を担う人材として成長で きるよう努力していきます。 儀間 徳子(観光産業専攻、那覇西高校出身) ・陸上競技部で顕著な成績を収めた(西日本学生対校陸上選手 権100 m、200m入賞等) 里見 勇人(観光産業専攻、千葉県・富里高校出身) ・名護市活性化イベント(第一回あけみおフェスタ2011)実行委 員長を務める他、名桜大学祭実行委員会、学生コミュニケーシ ョンサポート(SCS)等で活躍 東恩納 寛規(システムマネジメント専攻、名護高校出身) ・システムマネジメント専攻成績優秀者、4年間で152単位を修 得した、数理学習センター( MS LC)でチューターとして活躍 比嘉 真理奈(システムマネジメント専攻、名護商業高校出身) ・4年間で178単位を修得した、 就職活動支援サークル (S-CUBE) 、 名桜大学祭実行委員等で活躍 備瀬 美香(看護学科、那覇商業高校出身) ・看護学科学業成績第2位、学業と育児を両立させ優秀な成績を 収めた 教員採用試験に合格して、 “夢の一歩” を踏み出していきたい 宮里 樹理(看護学科、本部高校出身) 観光産業教育学系 神里 和弘(観光産業専攻、豊見城高校出身) ・看護学科学業成績第3位、学業と育児を両立させ優秀な成績を 収めた 私は他大学を卒業した後、 一度社会に出ましたが、 「教員になりたい」 という夢を抱き、教員免許(保健体育)の取得を目指して名桜大学に 編入学しました。大学生活は「学業と仕事を両立する」という大変な 3年間でしたが、自分に厳しく、講義に真剣に取り組む中で成長する ことができました。また、名桜大学で経験したこと、出会った人々は 私の大きな財産です。私のことを信じて、温かく見守り、支えていた だいたお父さん、お母さん、本当にありがとうございました。 人間健康学部 ● 大学祭の企画・運営は4年間携わり、卒業を迎えた今日、最後に 打ち上げた花火は、今でもよみがえってきます。忘れることは ありません。 (里見) ● M S LCのチューター活動で身についた、人に教える力、コミュ ニケーション能力、発言力を活かしていきたいです。 (東恩納) ● S-C U B Eの立ち上げに関わることができ、 さらに後輩に支援で きたことが最も良かったと感じています。 (比嘉) 今後も「日々成長」次のステップに向けて力を養っていきたいです スポーツ健康学科 和田 絵莉子(広島県・安古市高校出身) 卒業・修了生を代表して 友光哲也さんが目録を贈呈した 看護学科の上地智子さんが 卒業生及び修了生を代表して答辞を述べた この4年間は学業、課外活動に加え、病院や塾のアルバイト、休日は デイサービスで臨時職員として勤める等多忙な日々でしたが、目標 を掲げることで両立することができました。卒業後はJ I CAボランテ ィアに参加し、アフリカで保健体育教師として活動する予定です。私 を信頼し、いつも声を掛けてくださった教職員の方々、常に味方でい てくれた両親と祖父母への感謝を胸に、今後も「日々成長」し続けて いきたいです。 自分なりの答えを見つけながら成長し続けるナースを目指して 看護学科 上地 智子(具志川高校出身) 看護の道へと繋がる学問を修めることができて嬉しい反面、その 内容は高度なものが多く、十分に理解するためには多くの時間を要 しました。また、看護の道を歩む原動力となった各臨地実習での学び においては、臨床指導の先生やスタッフから貴重なアドバイスをい ただき、充実した看護実践へと繋げていくことができました。私たち の可能性を広げてくださった先生方、職員の皆さま、温かく見守って くれた家族、そして、多くの時間を共有したかけがえのない友人たち との繋がりを生涯忘れません。 大学院 関わり合ったすべての人に感謝します 国際文化研究科 ウデッシュ イランタ ウィックラマ セネヴィラトナ(スリランカ出身) 式典を飾るキャップ投げ 11 個人表彰 豊かな自然に囲まれた静かな環境で、落ち着いて学業に取り組む ことができました。私は日本語が不慣れで、日常生活においてコミュ ニケーションを図ることが難しい時もありましたが、大学院のクラ スメイトや言語学習センター(LLC)の仲間たちに、フォローしても らい楽しく過ごすことができました。大学院で深めた学問を母国の 発展に活かしていきたいと考えております。 ● 励まし合うことの大切さを実感しました。両親、家族、先生方、 そして、若い感性を受けながら学生生活を過ごせたことに感 謝です。 (備瀬・宮里) 団体表彰 【新入生支援ボランティアサークル 名桜ウェルナビ】 代表 友光 哲也(語学教育専攻、群馬県・高崎高校出身) 【就職活動支援サークル S-CUB E】 代表 謝敷 宗希(スポーツ健康学科、糸満高校出身) 【学習支援ボランティア P u r e S u p po r t】 代表 和田 絵莉子(スポーツ健康学科、広島県・安古市高校出身) 【宮里区「朝市」 健康相談活動実行委員会】 代表 松川 美咲(看護学科、普天間高校出身) 【看護学科ニュースレター 「ちゅら風通信」編集隊】 代表 仲程 晴香(看護学科、名護高校出身) 【看護学科4年次国家試験対策委員会】 代表 新里 真澄(看護学科、知念高校出身) 【看護学科クラス委員】 代表 山城 正久(看護学科、前原高校出身) ※国際学群は教育学系名・専攻名、また、人間健康学部は学科名で表記しています 12 学事報告 学事報告 「国家試験全員合格」 合格」に向けて 本格的な学習がスタート スタート スタ ト 看護学科4年次 キャリアガイダンス 看護学 ダンス キャリアガイ ル スケジュー ダンス 試験対策ガイ ・国家 座 経基礎固め講 ・脳神 策講座 師国家試験対 ・保健 科4年次 ご 合 平成23年4月16日(土)、今年度で5回目となる本学キャ 学年目 格する 験! き出そ う計画 か 管 的に! 理しよ く 苦 標 国家試 う 動 う 自分 の体! しい時 も助け 合おう! 4年次キャリアガイダンスの一環として、平成23年4月 28日(木)に、看護師保健師国家試験対策講座を実施しま 格的な学習がスタートしました。今回のキャリアガイダ ンスでは、4年次ほぼ全員にあたる78人の学生が講座を 受講し、 長時間にも関わらず集中して真剣に受講しました。 題の傾向を把握するコツや友人と協働して学習すると 成果が上がる等、受験対策のヒントを得ることができま した。講座では、特に難解である脳神経の解剖生理につ いて笑いを交えながら丁寧に講義していただきました。 自律神経系の神経伝達物質のカテコールアミンをS M A P に例えて講義するとは…。 午後からは、 保健師対策講座としてスクリーニング (ふ るい分け検査)について、問題を解きながら分かりやす く解説していただきました。4年次学生は5月の連休明け から治療回復過程実習が開始し、6月には地域看護実習 が開始します。今回の講座は、実習の事前学習にもなり、 国家試験に対する学習のモチベーションも更に高まり リア支援課主催(運営協力:株式会社エスエフシー) 「学 評価する一方で、 「 自己P Rがほしい」 「 他大学よりも就職 内合同企業説明会」が学生食堂にて開催された。県内の優 活動・就業意欲が感じられない学生が多い」といった厳し 良企業等21社がブースを設け、企業理念や事業内容の説 いコメントもいただいた。以上のような参加学生・企業等 明、就職活動の相談に応じてくださった。会場には学内外 の担当者からの声も踏まえ、本学では、厳しい就職戦線を から105人の学生が集まった。参加した学生からは、 「様々 乗り切れるよう大学全体でサポートしていく。 な業種の企業が参加して良かった」 「大学内での開催で参 キャリア開発委員長 仲尾次 洋子(国際学群 経営情報教育学系 准教授) 加しやすく、 のびのびと話が聞けた」 等の声が寄せられた。 学生の声 Voice 質疑応答では最初に手を挙げること! 参加企業さんとの距離が近いので、多くの情報を得ることができました 私は、接客に興味があり小売業を志望しています。今日は、百貨店と自動車販売を事業 とする企業の方にお話を伺いしました。自動車販売業においては、 「自分の営業成績が形 となって現れる実力主義である」とお聞きし、興味が湧きました。希望職種に内定をとる ことを第一の目標に、合同企業説明会の参加、企業研究・情報収集はもちろんのこと、販 売士取得を目指して、準備万端整えていきたいと思います。 経過し、新4年次学生も「国家試験全員合格」に向けて本 格率(60%)を再確認し、何度も同じ問題を解くことで問 参加企業の担当者からは、参加学生の素直さ・真面目さを 長堂 将二(システムマネジメント専攻4年次、コザ高校出身) した。看護師保健師国家試験の合格発表から早 1ヵ月が ガイダンスでは、昨年の看護師合格率(96.4%)、保健師合 学内合同企業説明会を開催 脳神経基礎固め講座の様子 目力も一つの武器として挑む長堂さん 熱心に聴き入る参加学生 学生の声 Voice 今日の学びを合格に繋げたい! 国家試験対策委員:比嘉 比嘉 美沙さん(陽明高校出身) 咲貴さん(宜野座高校出身) 今日受講した脳神経基礎固め講座では、 疾患等と関連 付けて覚える方法や、 看護でどのように活用していくか を学ぶことができました。難しい内容でしたが、講師の 方が身近なことに例えて分かりやすく説明してくださ りました。 効率の良い勉強の仕方を知ることができたの で、 今日の講座を振り返り確実に理解していきたいです。 国家試験対策委員として、 4年次全員の合格を目指し、 クラスの皆と協力しながら取り 組んでいきたいです! 学事報告 平成23年度 新入生歓迎スポーツ大会を開催 平成23年5月7日(土)新入生歓迎スポーツ大会が、北部生涯学習推進センター と名桜大学体育館で開催された。この大会は新入生が先輩学生や教職員と交流 を図ることをねらいとしている。種目はバレーボールで、学生と教職員合わせて 75チーム(新入生34チーム、在学生40チーム、教職員1チーム)が出場し、チーム 対抗で熱い戦いが繰り広げられた。 真剣勝負に挑む 会場では、学生団体(スポーツ健康学科学生リーダー、ウェルナビ、男女バレー ボール部)のサポートや、お笑いサークルによるダンスパフォーマンスで、始終 賑やかな雰囲気に包まれ、参加した学生・教職員一人ひとりが笑顔を見せた明 るい一日となった。試合結果は以下の通り。 ました。 優 勝 鼻水出てるよ!ハルサーさん(看護学科3年次) 国家試験まで後296日! 合言葉は全員合格です ! 総評:看護学科4年次担当 永田 美和子 (看護学科 准教授) 武藤 稲子 (看護学科 講 師) 学事報告 看護師と保健師国家試験のW合格を 目指してがんばります(美沙さん、左側) 準優勝 ナベアツ(スポーツ健康学科4年次) 学事報告 人間健康学部 看護学科 合同就職説明会を開催 平成23年2月28日 (月)、本学学内食堂において看護学科 合同就職説明会(主催:名桜大学、運営協力:株式会社エス エフシー) が開催された。説明会には、 沖縄県内から20施設、 県外から27施設が集い、各施設の概要や、基本方針、教育 体制等が説明された。参加した学生(看護学科87人、国際 学群4人)は、興味・関心のある施設のブースを積極的に訪 れ、 人事担当者の説明に熱心に耳を傾けていた。 参加した池間かおりさん(看護学科3 年次、那覇国際高 校出身) は、 「各施設の特色を知ることができて良かったで す。 今日、 説明を受けた施設に、 後日見学しに伺いたいと考 えています。 説明会では、 同席した友人が施設の方に、 次々 と質問していた姿が印象的で、 『受け身ではいけない!』 と、 同じ就職活動生として刺激を受け、 意欲向上に繋がりまし た。とても貴重な体験でしたので、後輩の皆さんにも是非 参加してもらいたいです。今後は、自己分析と看護観を深 めて、自分の方向性を 定めていくこと、 そして、 先生や先輩からのアド バイスをもらい、情報 収集していきたいです」 と話し、就職に対する 意欲を高めていた。 施設担当者から学生に対し質問する場面も 見られた(右端が池間さん) 13 試合後は握手し合い親睦を深めた 試験に合格し、地元・北部地域に貢献できる 看護師になりたいです(咲貴さん、右側) 平成23年度 教育実習・養護実習出発式 平成23年5月20日(金)本学講義棟110教室において、平成23年度教育実習・養護 実習出発式が行われた。本年度、小中高等学校に赴く教育実習生は45人で、玉川大 ※ 3人も参加した。 学通信課程(小学校二種免許状取得希望者) 各教科 (国語、 英語、 商業、 情報、 保健体育、 養護、 小学校) 代表7人から挨拶があり、 どの代表もこれから始まる実習に対する不安と同時にやる気に満ちたものであった。 教科代表生の意気込みに耳を傾ける学生たち 養護の代表として挨拶した内田まいせさん(スポーツ健康学科4年次、東京都・和光 高校出身) は、 「実習中は、 『盗む』 ・ 『試す』 ・ 『恥をかく』 の3つを繰り返し、 恥をかいたこ とを次に活かしていく積極的な姿勢で実習に臨みたいです」 と、 決意の言葉を述べた。 最後に、喜久川美沢教職課程副委員長から激励の言葉、瀬名波榮喜学長から「徹 底した教材研究の大切さ」の話があり、緊張感と決意が漲る中で出発式を終えた。 教職課程副委員長 喜久川 美沢(スポーツ健康学科 教授) ※平成22年度から当課程は廃止した ※国際学群の3年次以降は専攻名で、また、人間健康学部は学科名で表記しています 教員としての心構えを指導した 14 就 支援 職活動 ト レポー まずはキャリア支援課へ!就活するあなたをサポートします! 「就職活動をしなければならないが、 具体的にどうしたら良いのか分からない」 という4年次学生の皆さん!一人で悩まずに、 まずは、 キャリア支援課に足を運びましょう。 就職情報 (求人票・合説情報) 、 模擬面接、 履歴書添削、 就職相談等、 細やかな指導を 行っています。 “ハイパー就職氷河期(就職超氷河期)”と呼ばれる時代が到来した現代、就職活動は、情報収集と準備(自己 分析・業界研究) が肝要です。 物事を前向きに捉え、 逆境をはね返し、 自分に合った就職を勝ち取りましょう。 ● 「敵を知り、 己を知れば、 百戦危うからず」 (孫子の兵法より) ● 「業界研究をし、 自己分析をすれば、 内定危うからず」 (キャリア支援課) 就職活動支援プログラムが、6月からスタート!! 3・4年次学生を対象に、就職活動支援プログラム「はじめて の就活①∼⑥ ※ 」のガイダンスがスタートしました(※①・②は盛 況に終了しました)。 3 年次学生は、 10月から始まる就活に向けての 第一歩として、まだ就活を始めていない 4 年次学生は、是非参 加して就活について一緒に学びましょう。 ※各ガイダンスの申込み受付は、キャリア支援課窓口で行っています。 なお、申込期間については掲示板でお知らせします。 平成25年3月・平成24年3月卒業予定者対象 就職活動支援プログラム(前学期スケジュール) 6月 22日(水) はじめての就活③ 就活に臨む姿勢 スーツやバッグ、靴の選び方、 ビジネスマナー等、 学生からの 質問が多い事項を押さえておく。 6月 29日(水) はじめての就活④ 自己分析 まずは自分の経験を棚卸しす ることからスタート。 「言語化」 の意識を持つ。 7月 6日(水) はじめての就活⑤ 業界・企業研究 最も手軽に情報収集できるイ ンターネットを活用しながら、 社会と自分をつなぐ。 7月 13日(水) はじめての就活⑥ 行動計画を立てる 夏休み期間中に何をどこまで しておくと良いのか?行動計 画を立てる。 ※日程や内容が変更になることがあります。 変更の際には、 事前に掲示板でお知らせ致します。 企業インタビュー 株式会社前田産業が求める人材像とは? 仲間とともに成長していける、 チャレンジャーを 求めます 株式会社前田産業 総務人事課 城間 秀美 氏 当社は昭和61年に設立以来、沖縄の北部(やんばる)でホ テル業・観光業を営んでいます。 「“ちむぐくる”でおもてな し」を経営理念の冒頭に掲げ、常に前進し続け、新しく豊か な価値を創造し、いつの時代も地域とともに歩み、地域社 会に貢献することを目指します。また、働く従業員一人ひ とりが幸せでなければ、お客様にご満足いただく良いサー ビスをご提供することが難しいと考え、社員幸福の実現に も努めています。 採用選考では、この理念・価値観に共感していただける 方かどうかということを大切にしています。 「 第 2 の我が 家として選ばれるN o.1 ホテルになる」事を目指していま すので、 「素直で明るく、 元気な挨拶が自然に出来る人」 「 、周 囲の人に自然な気遣いの出来る人」、 「人の喜びを自分の喜 びとし、人の悲しみに寄り添える人」、 「仲間とともに成長 していけるチャレンジャー」 を求めています。 在学中には様々なジャンルの本を読み、インターネット の情報だけに頼らず新聞を読み込み、活字から世界を見つ めてください。また、異文化に触れる等、多くの体験を通し て感性を磨いてください。美しい日本語を身につけ、正し い言葉遣いで話せることも重要です。 ● 名桜大学卒業生の働きぶりを教えてください 平成23年3月卒業生の就職戦線を振り返る (1)全国の就職内定状況 平成23年3月新規学卒者の就職戦線は、 “就職超氷河期”と表 現された通り、統計を取り始めてから過去最悪の数値が予想 されます。景気の低迷が主な要因ですが、その他に、大学生の 数が増えたこと、大企業・有名企業志望の学生が多いこと、そ れに反して大企業が新規採用を絞ったこと等が挙げられます。 また、3月11日に発生した東日本大震災の影響による「内定取 り消し」等も、新規学卒者にとっては痛手となりました。 (2)名桜大学の就職内定率 今春の卒業生の就職内定率(5月1日現在)は、国際学群・国際 学部が66%、人間健康学部が88.7%、全体で75.5%となってい ます。前年度(71%)より若干改善はしたものの、まだまだ、就職 を希望しているが卒業までに進路・就職を決定できない学生が 多く見受けられます。その主な要因は、潜在的に公務員・教員志 望の者が多いこと、就職活動に対する意識が低い者、あるいは まったく就職活動をしない者が多いこと等が挙げられます。 今後の対策として、学生はもちろんのこと保護者の皆様の 就職に対する意識改革も必要になります。我が子の夢や目標 を支援したいという親心を否定するつもりは毛頭ありません が、公務員・教員への道は狭き門です。希望すれば誰でもなれ るというものではありません。我が子可愛さゆえの“甘やかし (過保護)”を戒め、時には“心を鬼”にして厳しく接する勇気が 求められます。学生及び保護者の皆様には辛辣な表現に聞こ えるかもしれませんが、 「 現実を直視」していただき、堅実・確 実な就職を勝ち取ってもらいたいと思います。 15 当社に勤める名桜 大学の卒業生は、明る く元気でとにかく一生 懸命です。アイディア マンが多く、新企画に 積極的に取り組み、楽 しみながら仕事をし ている様子は、頼もし い限りです。 本学主催合同企業説明会にて 企業の理念や業務について説明する城間さん ● 学生にメッセージをお願いします あなたの夢は何ですか?子どもの頃、なりたかった職業 は何ですか?あなたは仕事に何を求めますか?就職活動 では、しっかりと自分自身を見つめ、強み・弱みを知り、自 分の能力を活かし成長できる企業を選んでください。企業 説明会では、色々な企業を訪問し、興味があれば積極的に 質問をしてください。その企業で働く人の声を聞くことも 大切です。 キャリア支援課から一言 企業が求める人材像とは何か?企業によって様々だと 思いますが、基本に「社会人"基礎力"」を備えていること、し っかりと自己理解をし、 さらに自ら望む企業について調べ、 自分の足でかせぎ、納得のいく就職活動をしてください。 キャリア支援課には、様々な企業の情報がありますので、 活用してください。 寄 稿 長寿を支える信州の食 信州長野県は1960年代まで、脳血管疾患(脳卒中)によ る死亡率が全国で上位など、健康・長寿県と呼ばれるに はほど遠い状況にあった。その原因の多くは、濃い味噌 汁や塩分濃度の高い野沢菜の漬け物に醤油をかけ食す等、 塩分の摂取が過多な食習慣が日常化していたからである。 このような危機的な状況から脱すべく、長野県では「県民 減塩運動」 (81∼83年)、 「食卓“愛”の運動」 (84∼96年)等 の様々な予防保健活動を地道に展開し、いつまでも健康 で医者にかからない予防医学を徹底してきたのである。 4回目である本稿では、長寿を支えてきた信州の伝統食・ 何でも食べた信州人 最近、 “地産地消”という言葉をよく聞く。これは地域で 生産された様々な生産物や資源(主に農産物や水産物)を その地域で消費することである。長野県は沖縄県が失い つつある地産地消を見直し、 「食卓“愛”の運動」などに見 られるように、地産地消を健康増進のために機能化させ た県である。沖縄県の料理は豚肉をよく使い味付けも薄 味なので、必要以上の塩分を取ることなく、良質のタンパ ク質を取ることができる (これは既に過去のものとなった) 。 比べて長野県は地域柄肉類の摂取量も特に多いわけでは ないので、良質なタンパク質の確保は重要となる。そこで 長野県では、伝統的に水田で鯉や鮒を飼い、畦では大豆を 栽培し、 さらに水路や土手でゲンゴロウや蜂の子、 イナゴ、 サザムシを採ることで、良質なタンパク質を確保してき たのである。所謂、信州人はゲテモ ノ食いだと言われるくらい何でも 食べてきたのである(沖縄県民から すると驚きかも知れないが、筆者の 蜂の子 故郷で長寿として有名な島根県で もイナゴは食されており、子どもの 頃によく食べていた記憶がよみが える)。さらには、地元の特産品であ るキノコ類や野菜類等をふんだん イナゴ に食生活に取り入れ、おやき(長野 県民の準主食といっても過言ではない野菜まんじゅう) 等にして食してきたのである。お年 寄りにもう一度食べたい昔の味は 何かと聞くと、多くの人が「かけ菜 の粕汁」 と答えるそうである。 「かけ菜」 おやき とは、秋の採り残しの青菜を竿にか け凍結乾燥させた保存食である。冬の厳しい長野県では、 このかけ菜を芋や他の野菜と煮たり、和えたりして、冬か ら春にかけて野菜を絶やさないように工夫してきたので ある。したがって、これらの様々な 食材の利用が、 「生活の知恵」として 習慣となり、格別意識しなくてもバ ランスのとれた食生活が伝統的に かけ菜 受け継がれてきたものと考えられる。 即ち、伝統的な生活の知恵+減塩活動+地産地消が、長 野県を健康長寿県へと押し上げていったのである。 特産品にフォーカスをあて、長野県の健康・長寿の秘訣 を探ってみたいと思う。実は伝統的に見ると、 長野県民は、 塩分の取り過ぎ以外はとても健康的な食生活だったの である。 信州長野県と言えば、沖縄県とは正反対に四方陸続き で海に面していない海なし県である。北・南アルプスを 代表に3000m級の峰が連なる山岳県としても有名である。 食べ物も沖縄県とは随分と異なり、当然、山のものが中 心となる。そのような環境にある長野県民は、いったい どのような食べ物を伝統的に食してきたのだろうか。 信州長野と言えば蕎麦 沖縄県では、豚は鳴き声以外全て食すといわれる。それ くらい沖縄県民にとって豚は日常的な健康食材となって いる。 それに負けずと、 長野県でも有名な健康食にソバ (蕎 麦) がある。 沖縄ソバとは異なり、 蕎麦の実を製粉し作られ る日本蕎麦はルチン※等を含む低カロリーで栄養価の高 い伝統的食材である (ソバといえば日本蕎麦のことを指し、 沖縄で食べるソバの場合、 必ず沖縄とかソーキとかソバの 前に名前を付けることがルールとなっている)。この蕎麦 は沖縄県での豚と同じように、 いろいろと工夫して食べら れていて、まさに生活の知恵が盛り込まれている。主なも のとして、 「そばがき」 「 、そばがゆ」 「 、そばすいとん」 「 、ソバ 焼き餅」、 「ソバ餅」、そして「そば切り:手打ち蕎麦」等様々 である。 そして、 手打ち蕎麦には信州特産のワサビを添え (ス ルフィニ ル ※を含む健康食材である)、栄養価の高い食材 として伝統的に食してきたのである。しかし、信州人は蕎 麦やワサビが「体によい食物」として食べてきたわけでは なく、身近にとれたから、飽きること なくいろいろな方法で食べてきただ けである。 それは、 生活の知恵であり、 また習慣そのものなのである。 蕎麦 蕎麦とワサビ 信州長野県民は、 質素でありながら心豊かにあたりまえ の生活を送ってきたことが、 いつしか暮らしの英知を育み、 日本に誇れる健康長寿県になったのではないかと考える。 ※ルチン:毛細血管を強化し、脳血管疾患を予防する作用がある とされている。また、体内の血圧上昇物質の働きを抑え、高血 圧を防ぐ効果もわかっている。 ※スルフィニル:本わさびの根や茎に特に多く含まれている辛み 成分で、肝臓をサポートし余分な物質を無害化したり、老化や 多くの疾病の原因となる活性酸素を強力に 消去する作用などがわかっている。 参考:長野県食農教育ネットワーク発行 『食育ガイドブック』 人間健康学部スポーツ健康学科 准教授 高瀬 幸一 profile 島根県出身。専門はバイオメカニクス、 運動生理学。 高齢者の筋機能に関する研究を行い、国際学会( A C S M )な どで活躍する傍ら、地域の老人会で「ゆんたく講師」を務め るなど、 幅広く活躍している。陸上競技部コーチ (中・長距離) 。 16 教 育・研 究 活 動 レ ポ ー ト 看護系大学から発信するケアリング 看護系大学から発信 発信するケアリング・アイランド九州沖縄構想プロジェクト アイランド九州 九州沖縄構想プロジェクト −学生コンソーシアムー 第1回看護学生フェスティバル ∼大学を超えた出会い、そして新たな学び∼ 私は平成22年6月から、ケアリングアイランド九州沖縄構想沖 するブース、食生活に関 縄地区学生コンソーシアムの一員として活動を開始しました。そ するブース、 他医療職 (臨 の頃は、現在の4年次が主体となり活動していましたが、看護学生 床検査技師、 言語聴覚士、 フェスティバルの企画を機に、 現在の3年次へと引き継がれました。 作業療法士、 理学療法士) 初めはメンバーが集まるか不安もありましたが、希望者を募ると に関するブースを設け、 多くの学生が名乗りでてくれ、総数31人のメンバーで運営するこ 看護学生間だけではなく、 とになりました。 県内の高校生や看護専 企画検討会議では、 学内は勿論のこと、 琉球大学、 沖縄県立看護大 門学生、医療従事者と学 学、名桜大学の3大学間でも多くの時間を費やし、会議を重ねてき び、交流することができ ました。 大学同士のこだわり・考え方の違いで何度もぶつかり、 様々 ました。初の試みという な問題が出てくることもありましたが、 互いに理解し合い壁を乗り こともあり多くの戸惑 越えてきました。運営委員として、また、看護学生として、イベント いがありましたが、貴重な経験をさせてもらえたと感じています。 企画の難しさを知ると同時に、 新たな学びを得ることができました。 今後も沖縄地区の看護学生が共に学び・交流し、将来沖縄の医療を 平成23年3月5日(土)に開催した看護学生フェスティバルには、 約 支える看護師として互いに成長していけたら良いです。 300人の方々が参加しました。高齢者に関するブースや小児に関 総合研究所 講 演 会 [名桜大学担当ブース・S ATコーナー] 来場者と栄養バランスについて知識を深めた 伊敷 美沙樹(看護学科3年次、糸満高校出身) 観光と地域資源 ―沖縄観光の今後の方向性、観光形態の多様化と地域資源の保全と活用― 平成23年2月17日(木)に総合研究所講演会として「観光と地域 これまでは観光資源にな 資源―沖縄観光の今後の方向性、観光形態の多様化と地域資源の らなったのが観光資源に 保全と活用―」 のテーマで講演会を開催した。講師は吉田春生氏 (鹿 なる時代であり、地域に 児島国際大学福祉社会学部教授)に引き受けていただいた。先生 おける資源の掘り起こし、 は観光を観光資源の観点から研究してきている。温泉地の研究も 資源の魅力の維持・保全 あるが、最近は沖縄のエコツーリズムも研究の対象であり、今回 が観光を継続的に促進す は西表島での調査のついでに本学まで足を延ばしていただき、講 る上で重要であるという 演をしていただいた。 のが結論であった。 先生の講演では、 観光を旅行形態 (修学旅行、 招待旅行、 報奨旅行、 平日であるにも拘わらず、社会人の参加者は少なくなかった。 職場旅行、組織内募集旅行、パッケージツアー、メディア募集旅行 観光に対する意識の高さを伺うことができる。学生の参加が少な 等) と観光形態 (従来型の 「見る」 観光、 「する」 観光、 「体験する」 観光、 かったのは残念である。本学でもそうであるが、 他の先生の講演 (講 吉田氏による講演の様子 義)を聞くことは発見することも多い。F Dの観点からも重要であ ろう。機会を捉えて様々な講演会やシンポジウム等を開催してい る場合に有効であることを学んだ。観光のグローバル化の進行に くことは大学(総合研究所)の任務の一つであると理解する。 伴い、どんな地域でも観光客が訪問するのは必然になりつつある。 総評:国際学群 観光産業教育学系 教授 新垣 裕治(当時:総合研究所長) 平成22年度 大学院修士論文概要(中間) 発表会 及び 研究生論文発表会を開催 機と新しい発見」を明確にす 院1年次7人の修士論文概要中間発表、研究生6人の研究生論文発 ることなど、 厳しい指摘もあっ 表を行った。特に、研究生の論文発表は、初めてで、1年間の研究の た。研究生から2人が 4月から 成果を報告した。 研究生の発表論文は次の通りである。 ブ・タン・ティ 本大学院へ進学した。これま さん(経営情報)が「日本のモバイル・ペイントに関する研究」、大濱 での研究生論文を基に、大学 健一さん (人間健康科学) が 「ウエイトリフティグ競技におけるスナッ 院で「独自性、新しい発見と貢 チ動作のフォーム解析」、神野詩子さん(人間健康科学)が「個人の 献」の備わった修士論文が生 環境配慮行動に効果をもたらす方法について」、周静波さん(言語 まれることを期待したい。 17 講演後、質疑応答を含めた意見交換が行われた [第6回 F D研修会] 3月1日(火)に就職支援及び就職指導についての研修会をキャリア開発委員 会と共同で開催しました。講師として追手門学院大学教授の三川俊樹先生をお招きし、 「キャリア 教育の今日的位置づけにおける教職員の関わりについて」 という演題で講演していただきました。 講演に先立って、本学の上原キャリア支援課長から名桜大学の現状について報告されました。講 演は、大卒のフリーターが急増する今日において、大学にどのようなキャリア形成支援が求めら れているか、そのような支援を行うためには大学職員と教員が協働する教育システムを作ること が肝要であること、具体的にどのように支援すればよいかという内容にも言及する充実した内容 でした。参加者からは、 「本学のキャリアカウンセリングの問題が分かった」、 「支援するときに大 いに役立つと思った」などのコメントが多数寄せられた。 三川氏による講演 [第7回 F D研修会] 3月23日(水)にFD関連学外研修報告会が開催されました。本年 3月に、財団 法人大学コンソーシアム京都主催の第16回 F Dフォーラムで行われた全体シンポジウム「組織的 F D の取り組み−F D義務化から現在 (いま) −」 及び分科会 「地域連携型教育の可能性」 について経営専 攻宮平栄治教授から、分科会「何のための、いかなるやり方での教員評価か?」について看護学科 金城祥教教授から、ミニシンポジウム「初年次教育等における話す力・コミュニケーション力の育 成」 についてスポーツ健康学科深田忠徳助教から、 分科会 「教育手段としてのe-Learn i ngの可能性」 について情報システムズ専攻佐久本功達 (当時:准教授) からプレゼンテーションが行われました。 学外研修会に参加した教員による プレゼンテーション 平成23年3月23日(水)、国際学群国際文化専攻は沖縄キリスト 教学院大学の新垣誠准教授を講師に F D 研修会を開いた。新垣准 教授は「国際平和学」 (2単位)を担当し、その後、10日間の体験学習 (2単位)をフィリピンで実施している。費用は10万円。国際平和学 には約100人が受講し、その中から約10人の学生が体験学習に参 加している。講義で学んだことをそこで終わらすのではなく、海 外体験で発展させることをねらいとしている。フィリピンを実習 地に選んだ理由は、近い英語圏の国で、フィリピンの沖縄出身者で 組織する沖縄協会の支援があり、基地問題を含めて沖縄と似通っ た問題を抱えていることなどをあげている。また、海外体験学習 の意義について、 「 グローバル時代におけるサバイバルに国際関 係学は必須」 が持論である。 海外体験学習後は国際ボ ランティア実務士の資格 を与えている。国際文化 専攻の先生方は講師の講 演と意見交換の中から、 現地でのプログラムの組 国際文化専攻 F D講演会 み方、 現地のコーディネー ターとの協力体制による安い研修費の捻出方法などを学んだ。 国際学群 国際文化教育学系 教授 仲地 清 実用数学技能検定に5人が合格 平成23年2月19日(土)、実用数学技能検定が実施され、本学から5人の学生が合格した。 合格者は以下の通り。 (年次は平成22年度時) <準1級合格> 都能友衣子(国際学群1年次、愛媛県・済美高校出身) < 2 級 合 格 > 明直希(国際学群1年次、 鹿児島県・樟南第二高校出身) 当山まり(国際学群1年次、前原高校出身) <準2級合格> 城間裕(情報システムズ3年次、沖縄工業高校出身) 富山裕大(システムマネジメント専攻、4年次、那覇西高校出身) 神野さんによる研究計画発表の様子 文化) が 「日本語のポライトネスにおける語用言語的 (Pragmat i cs) 調査」を、発表した。観光産業教育学系の李鎮榮教授から「研究動 [第5回 F D研修会] 平成23年1月21日(金)に多様化する学生に対する指導方法に関する研修会 を学生相談委員会と共同で開催しました。講師として山梨英和大学教授の窪内節子先生をお招き し、 「大学における学生相談」という演題で、本学と規模や学生の質において類似点の多い山梨英 和大学の学生相談の現状の紹介に加え、学生相談がどのようなサービスを今日の大学教育の中で 求められているかについての総論的な内容について講演していただきました。その中で、L Dや A D H D 等を含む発達障害の学生への支援が重要性を増してきていることなどが示されました。 参加者からは、 「幅広い視点からの課題を明らかにして頂き心より感謝いたします」 等の声もあり ましたが、その一方で、 「参加教員が少なく、問題の共有ができないことが残念…」との声も寄せら れました。 国際学群国際文化専攻 FD 研修会を実施 スとして捉えると、ある地域に適した観光や観光の問題を把握す 名桜大学大学院国際文化研究科は平成23年3月24日(木)、大学 第5・6・7回FD研修会報告 総評:FD委員長 山本 健司(人間健康学部 スポーツ健康学科 講師) 「鑑賞する」観光、 「癒し」の観光、 「学び」の観光等)とのマトリック このような時代では観光資源に対する考え方も以前とは異なる。 平成22年度 総評:大学院国際文化研究科長 仲地 清 (国際文化教育学系 教授) ※国際学群の3年次以降は専攻名で、また、人間健康学部は学科名で表記しています 合格した 5人は、数理学習センター( M S LC)の学生チューターを務めている。 「チューター 同士で、お互いに教え合いながら学びました(都能)」、 「 準 2級の対策講座を担当しながら、 2 級に挑みました。後悔しないよう努力しました(明)」、 「 数学は不得意でしたが、明さんの 講座を受ける内に、理解することができました(城間)」と、検定の対策にM S LC 講座を有効 に活用したことを話した。 4月28日(木)、瀬名波榮喜学長に合格の報告に訪れた 合格者一同(前列左から明さん、都能さん、城間さん) 18 教 育・研 究 活 動 レ ポ ー ト 「平成22年度名桜大学学生支援推進プログラム」 「平成22 年度 年度名桜大学学生支 生支援推進 進プロ プ グラム」シンポジウムを開催 第4回 新入生支援ボランティア養成宿泊研修会 新入生をサポートするぞ!−先輩学生が新入生支援のための研修会を開催− 平成23年3月9日(水)、名桜大学総合研究所にて「平成22年度名 桜大学学生支援推進プログラム」 (文部科学省GP、3 年事業で本年 度は 2 年目)シンポジウムが開催され、教職員や学生、他大学教員 平成23年3月9日(水)から10日(木)の1泊2日の日程で、 「第4 2日目は、本学の教 等約70人が参加した。 回新入生支援ボランティア養成宿泊研修会」が北部生涯学習 職員を講師に、新入生 同学生支援推進プログラムは、本学にある4 つの学生支援団体 推進センターで開催された。この研修会は、この4月に入学し 用の履修指導と学生 でS N S(ソーシャルネットワーキングサービス)やリーダー会議等 てくる新入生の支援に必要な知識と技術を修得することを目 相談の具体的なノウ を用いてコミュニティを構築し、学生支援を行ってきた。 「 言語学 的に、先輩学生自らの手で企画・運営されるもので、今回で第4 ハウを学んだ。また、 習センター」 ( L L C )では外国語学習の支援、 「名桜ウェルナビ」で 回目を迎えた。研修会には、本学の学生団体「名桜ウェルナビ」 新入生支援の目的や は初年次学生の適応支援、 「数理学習センター」 ( MSLC) では、 数学・ の現メンバー41人と新メンバー26人に加え、教職員11人と卒 役割を新旧メンバー 業生5人も参加した。 が真剣に議論し、活動 初日、瀬名波榮喜学長の挨拶で研修会がスタートした。緊張 目標と計画、 役割分担などを決定した。 物理や情報科目の学習支援、 「 S-C U B E(就職活動支援サークル)」 では就職活動の支援を主にそれぞれの団体で行ってきた。 同シンポジウムでは、四国大学学修支援センター室長である谷 履修指導や学生相談等、 新入生支援のノウハウを学ぶ していた新メンバーの顔も、自己紹介やアイスブレーキング 閉会式で、宮里捷学生サポート委員長からは、大学の活性化 に入ると笑いも起こり、和やかなムードとなった。午後は、 に貢献する学生ボランティアへの大きな賛辞をいただいた。 谷川裕稔氏による基調講演 「大学生活でのもう一つの居場所 ―四国大学学修支援センターでの取り組み―」 N POキャリアサポートここひらのスタッフを講師に招き、 様々 さらに卒業メンバー17人による挨拶が続き、活動中の挫折感 の歴史を概説した上で、同校の学修支援センターの活動内容や成 な問題事例と対策を議論し、グループで発表した。夕方はチー や達成感、人間的な成長、将来の抱負など涙ながらの後輩や仲 果、組織、運営の困難点などについて事例発表を行った。講話の中 習センター活動と ム対抗運動会でレクの技術を学ぶとともに、懇親会で親睦を 間に贈った感謝のメッセージに会場から大きな拍手が起こっ で、センターへの教職員や管理者の理解や連携、学修支援の必要 名桜大学における 深めた。恒例となった卒業メンバーによる笑いあり涙ありの た。 性などが強調された。さらに、谷川氏は名桜大学の学習支援の施 学習コミュニティ サプライズ・ライブは、学部・学科を超えた後輩から先輩への 先輩が後輩を育て、 その後輩がまた先輩となり後輩を育てる。 設見学や取り組みの説明を受けて、 「 名桜大学は学生チューター の 将 来 像 」と い う 強い「絆」の大切さを伝える内容となった。その後、時間を惜し その「絆」の中で学びあい、支えあい、自然と社会性や人間性を が自主的に運営をしている先鋭的な形態で、全国に誇れる学習支 副題で、 具体的には、 むように深夜まで語り合う学生たちの姿が見られた。 獲得していく。 新入生支援という名の 「先輩・後輩コミュニティ」 川裕稔教授を講師として招き、名桜大学 2 センターの成果発表、 パネルディスカッションが行われた。 プログラムの冒頭では、 谷川氏がアメリカにおける学習センター 援の取り組みである」とコメントを述べた。 「数学」の講義と連 の姿をこの研修会の中に見ることができた。 谷川氏の講話に引き続き、 「言語学習センター」 (平成13年設立) 携 し て 、数 検 合 格 と「数理学習センター」 (平成21年設立)の活動報告がなされた。成 者が増加した成 果報告をした「言語学習センター」の津嘉山淳子マネジャーによ 果 や 、組 織 の 体 制 ると、平成14 年に米国のC R LA(College Reading Learning 作りとしてチュー Association)から、日本国内で初めて認可を受けた団体として、 ター定例会議を通してチューターを育成、M S LC月刊誌による広 これまでC R LAプログラムに従って学生チューターのトレーニン 報等を行ってきた。最後に提言として、カリキュラム改革や講義と グを行い、C R LA証明書(3段階)を数多くの学生に授与し、その過 の連携、チューターの育成等の将来の名桜大学学習支援の構想が 一員として成長できるよう、学生と教職員が協働して応援し 程で学生チューターの大きな成長が見られた。利用学生の評価に 提言された。 ていくことの素晴らしさを実感した研修会であった。 最後に、この研修会を支援してくれた教職員の皆さん、自分 たちの手で企画・運営をやり遂げた学生メンバー、後輩を温か パネルディスカッションでは 参加者から質門や意見が相次いだ よると、利用前と利用後の印象や語学力向上についてはプラスの 最後に講師の谷川氏、本学の津嘉山氏、高橋氏がパネリストして 評価があった。今後の課題としては、教職員、専門職員、学生チュー フロアーと熱を帯びた質疑応答、意見交換がなされ、最終年次へ ターとの連携や、チューター育成等が報告された。 の飛躍を全員で確認してシンポジウムを閉じた。 く見守ってくれた卒業メンバー、勇気を出して一歩を踏み出 してくれた新メンバーの皆さんに感謝する。今春、新入生が安 心して大学生活のスタートをきり、名桜大学コミュニティの 総評:名桜ウェルナビ顧問 第4回新入生支援ボランティア養成宿泊研修会 参加者一同 木村 堅一(国際学群 経営情報教育学系 教授) 続いて、 「数理学習センター」の高橋大介講師から報告がなされ た。名桜大学における「数理学習センター」は文科系が中心の本学 総評:国際学群 国際文化教育学系 教授 渡慶次 正則 「2010年度数理学 で、ユニークな学習支援を行っている。報告は、 スプリングフィールドカレッジ協定書覚書調印式 「社会福祉援助技術」 で車椅子体験を実施 部ばかりでなく、国際 ツ州にある大学で、1885年創立、2010年に125周年を迎えた、 学群においても、可能 体育・スポーツの指導者養成で著名な大学である。最も知ら 性を幅広くするもの 平成23年4月25日(月)、人間健康学部スポーツ健康学科の「社 を感じるほどだった」 「 トイレの入り れているのは、バスケットボールを誕生させた大学で、 “Great と考えている。スプリ 会福祉援助技術」の授業において、車椅子体験を行いました。これ 口までの廊下の幅が狭く、しかもドア i d ea was bo r n h ere.”という表現で、玉子の殻を破ってバス ングフィールドカレッ までに車椅子に乗った経験のある学生もいましたが、今回の主な が引き戸なので、車椅子のまま入るこ 目的は、車椅子を足とする人たちにとって、本学のキャンパスが とができなかった」などの指摘が挙げ どのような場所なのかを疑似体験してみることです。学生 3 人が られました。 1 組になり、1 台の車椅子に交互に乗り合いながら人間健康学部 この体験をきっかけに、学生たちが 棟を出発し、本部棟、研究棟、図書館、AT M などまで足を伸ばしま 車椅子使用者の視点に立って大学内 した。 外の環境に目を向け、誰にとっても使 体験した学生からは「普通に歩いていたらわからないこと、車 ケットボールが出てくるポスターを創っている。また、バレー ジ との協定書覚書調 ボールを誕生させたのも、このスプリングフィールド大学卒 印は、スポーツ・ウエ 業生のウイリアム・モーガンで、隣町ホリヨークY M CAの体育 ルネスの本場で、最新 主事が、ビジネスマンが安全で楽しくできるスポーツをとい の情報・プログラム・ うことで、考案された球技である。世界中の体育・スポーツ指 施設・指導者と触れ合い、社会の中でのスポーツの位置につい いやすいユニバーサルデザインやバ 導者が、この大学で学び世界へ飛び立っている。名桜大学が中 て、新しい視点を持つことができるものと確信する。 椅子に乗って初めて気づくことがたくさんあった。一人では行け リアフリーについて考えていってもら 心の一つとして考えているウエルネスについても、スプリン ないところが多い」との感想が寄せられました。具体的には、 「少 えたらと思います。 車椅子で大学構内を巡る しの段差でもつまずいてしまった」 「 、テニスコートから多目的ホー ルに上る急な坂道や学生課から図書館に続く長い坂道では、恐怖 19 スプリングフィールドカレッジは、北米東部マサチューセッ 人間健康学部 スポーツ健康学科 准教授 竹沢 昌子 (社会福祉士) 調印式の様子 グフィールド大学の教員達が、日本Y M CA同盟の要請で、シン 人間健康学部 スポーツ健康学科 教授 ポジウムを富士山の麓で開催したのが始まりである。この歴 柳 敏晴(当時:人間健康学部長) 史ある大学と姉妹校提携ができたということは、人間健康学 20 教 育・研 究 活 動 レ ポ ー ト 人間健康学部スポーツ健康学科 人間健康学部 部スポーツ健康学 学科 平成22年度 インターンシップ・アンケート調査を実施 平成22年夏にスポーツ健康学科で実施したインターンシップ (2年次93人を含む合計113人が参加)終了後、学生及び受け入れ 施設・企業(スポーツ健康増進施設、野外教育施設、社会福祉施設、 行政・一般企業などの担当者)の両者を対象に、初めてのアンケー ト調査を実施した。アンケート項目は、インターンシップの目標達 成度に関する意識や事前学習に関する意見などについてである。 調査の結果、①施設・企業の理念と経営方針についての理解、②仕 事の内容と流れについての理解、③職場における人間関係やチー ムワークの大切さについての理解、④社会人としてのマナーを身 につけること、の4 つのインターンシップの目標については、学生 及び受け入れ担当者それぞれ達成度の度合いに関して認識の違 いが見られたものの、9 割以上の回答者が「おおむね達成できた」 と回答した。一方、事前学習については、約4割の学生及び受け入 れ担当者が 「不十分であった」 と回答した。双方に共通して 「不十分」 第17回 との回答の多かった項目は、 「 コミュニケーション能力」 ( 学生の 65%、施設・企業担当者の48%)である。 様々な職種やバックグラウンドのスタッフと共にチームワー クによって仕事をしていくために、相手の話に耳を傾ける力、自 分の意見や気持ちを率直に伝える力が一層求められている。15日 間のインターンシップの経験をきっかけに、 学生たちがコミュニケー ション能力の不足や大切さを自覚した成果は大きい。インターン シップでの経験や気づきを生かし、自分の目標に向かってさらに 意識的な努力を続けてほしい。 本調査の詳細については、 『名桜大学紀要』第16号をご参照いた だきたい。 人間健康学部 スポーツ健康学科 准教授 竹沢 昌子(社会福祉士) 名桜大学ポルトガル語暗唱・弁論大会 去る平成23年2月20日 (日)、第17回ポルトガル語暗唱・弁論大会 が、瀬名波榮喜名桜大学学長、西原篤一在那覇ブラジル名誉領事、 並びに岸本能子名護市国際交流親善委員会会長のご臨席のもと 講義棟111教室で開催された。本大会は、名桜大学が設立された平 成 6 年から毎年開催してきた。今年の暗唱部門には 4人の参加者 があり、その内の3人は国際学群1 年次学生で、もう一人は名桜大 学で社会人シニアとしてポルトガル語を1年間履修してきた宜野 座村在住の社会人の方である。また弁論部門には 3人の参加者が あり、まず本学からは国際学群4年次の女子学生が参加した。彼女 は、本学とブラジル・パラナ州・ロンドリーナ市にある日伯文化連 合会(アリアンサ)との研修協定に基づき、平成22年4月から9月の 半年間の留学経験を有する。次に2人の社会人が弁論部門に参加 され、その一人目は在那覇コールセンターでポルトガル語の通訳 として勤務している。そして 3人目は、沖縄キリスト教短期大学名 誉教授で、 以前から独学でポルトガル語を学んでこられた方である。 今回の大会を終えての 感想であるが、まず暗唱部 門の参加者4人は約2ヵ月間、 ポ ルトガル語研究会が用意 した課題テキストの練習に 精魂を傾けた。その努力の 甲斐もあって大会前には参 テキストをほ 主催者・協賛者・参加者一同 加者全員が、 ぼ暗記するレベルまでになっていた。特に、社会人シニアの方の 努力には頭の下がる思いがある。次に弁論部門は、ブラジル留学 中に感じた挨拶の違いによるカル チャーショックの事を述べた 本学学生の発表や、2番目の弁士は、沖縄方言とポ ルトガル語との 類似性を問うた発表を行い、また最後の弁士は、ブラジルにある 沖縄県人会館とうりずん会を沖縄に設けることや、那覇にある県 立大学のいずれかに、 ポルトガル語の講座を設け、 それを一般の人々 にも開放するといった提言を行った。今回の弁論部門の参加者は、 その内容の卓越さ、ポルトガル語のレベルの高さ、それに暗唱力 は過去の大会を遥かに凌ぐもので、どの弁士も全国大会に出場し ても上位入賞は確実であるという印象をもった。また、フロアの 聴衆者も40人ほど南部から来ていただき、とても活気のある大会 となったことは本大会を主催するものとして大変喜ばしいこと であった。審査の結果は次の通りである。 ■ Hiroshi Kakazu "Sustainable island tourism: the case of Okinawa". In: Island tourism: sustainable perspectives, edited by Jack Carlsen and Richard Butler (London: CABI International, 2011) , pp.171-185. Carlsen's and Butler's book considers sustainable island tourism development from ecological, social and economic perspectives, featuring cases of cold water islands in the Atlantic and Southern Oceans as well as islands in the warmer and more popular Mediterranean, Caribbean, and Pacific and Indian Ocean areas. Islands are the most vulnerable and fragile of tourism destinations, and they will experience even more pressure as the combined impacts of economic, social and environmental changes accelerate in the future. Eco-tourism, or nature-based tourism that is managed to be learning-oriented as well as environmentally and socially sustainable, has emerged in the past 20 years as one of the most important sectors within the global tourism industry. As the publisher states, Kakazu's chapter "examines the transformation of the Ryukyu Islands of Okinawa, Japan towards a more sustainable economic footing" and describes "how islands such as those in Okinawa can be transformed rapidly into tourism-dependent economies because they have maintained internal political stability and offer warm hospitality to visitors." However, the chapter also considers factors that give small islands a comparative advantage that they do not have in for instance manufacturing. For many small island economies, such as Okinawa, Hawaii and certain other Pacific islands, tourism has been the fastest growing and most important industry, accounting for 20-70% of their external receipts. Concomitantly, some islands' over-expanded tourism industries have raised various serious socio-economic issues such as cultural friction, water shortages, environmental degradation, food insecurity, imported inflation, income inequality, and family problems in the lives of the islanders. Kakazu's chapter identifies and quantifies the "carrying capacity" of tourism-dependent island economies. In Okinawa, as a case in point, after tourism expanded about tenfold in the past three decades, the island's tourism industry now faces a serious turning point: although its total tourist expenditures have declined in recent years, the numbers of tourists are increasing, and they consume huge amounts of the islands' fragile, non-renewable resources. ■大阪人権博物館見学 ていることから、歴史 平成23年3月25日(金)から27日(日)まで、大阪市の人権博 現代でも、まだ差別問 上そうであったにしろ、 暗唱部門 名桜大学学長杯 受賞者:長嶺 有紗(国際学群1年次) 物館、愛称リバティおおさかを見学した。目的は関西における 題が深く残っているこ 沖縄県出身者の人権問題に関する予備調査であった。人権博 とを現認した。 在那覇 ブラジル名誉領事杯 受賞者:野原 綾 (国際学群1年次) 物館は1985年オープンした日本で最初の人権に関する総合博 大正区でマルフク・ 物館である。設立目的を「被差別部落、在日コリアン、アイヌ民 レコード会社を昭和2 族、琉球・沖縄、女性、子ども、公害、都市下層など日本の社会的 年に起こして、 「移民小 差別に関する資料を収集保存し、展示することによって人権 唄」など数多くの琉球民謡を作曲した普久原朝喜さんの音楽 思想の普及と文化交流」と、する。 活動の展示にも打たれた。また声の証言集のコーナーで、私と 大阪人権博物館に興味が惹かれたのは、1930年の大阪博覧 同世代で1960年代に沖縄から大阪へ集団就職した読谷出身の ※年次は平成22年度時 弁論部門 名護市国際交流親善委員会 受賞者:堀越 誠一朗(一般参加) 委員長杯 演題「沖縄で見つけたブラジル」 総評:国際学群 国際文化教育学系 教授 住江 淳司 宮里区 高齢者ユンタク会を実施 平成23年4月26日(火)、名護市宮里区公民館において、高齢者ユンタク会が実施さ れた。高齢者ユンタク会では、人間健康学部スポーツ健康学科の高瀬幸一准教授が講 師を務め、沖縄県が健康長寿地域と言えなくなりつつある現状とその背景を踏まえ、 健康を維持するための具体的なアドバイスを送った。 参加した区民の方々から、食生活や生活環境についての質問が相次ぎ、健康に対す る関心の高さが伺われた。 高瀬准教授は終わりに、健康意識を高めることの重要性について説き、名桜大学が 地域の健康に対し、いかに貢献していくか課題であると述べた。高齢者ユンタク会は 健康を通した交流の場として、今後も継続して実施される予定である。 高齢者ユンタク会には30人の区民が参加し健康意識を高めた 21 研 究 活 動 紹 介 大阪市の人権博物館 会で、人類館の中にアイヌ人、台湾人、支那人、インド人、ハワ 平安名常得さんは「賃金でも待遇でも差別があった。それを、 イ人に混ざって、生きている琉球人2人も展示され、それが琉 沖縄人独特の大らかさで、乗り越えてきた。ウチナーンチュと 球人の反対で展示は降ろされたが、琉球人差別の事実として して誇りは常に持ち続けてきた。今は、琉球文化のよさで日本 私の記憶から消えていなかったからである。また、戦前、沖縄 全体をよくしようと思う」と思いを語る。事業推進室教育普及 から紡績業など出稼ぎで大阪へ移住し、今では、大正区を中心 課長の仲間恵子さんの父親は私と同郷の金武町出身で、大正 に沖縄出身者のコミュニィティが形成され、大正区の沖縄県 区の沖縄社会が受けた差別の歴史と琉球文化の誇りを視点に 出身者の人口はおよそ8万人で、沖縄県内の市町村と比べても 調査研究をすすめている。大正区は大和の中の沖縄社会を研 大きな自治体になっている。 究するベスト地域である。人権博物館見学は人権研究の第一 大正区を中心する在日コリアン、沖縄出身者のこれまでの 歩となった。 たたずまいは、差別および人権研究の研究材料である。在日コ リアン、アイヌ人、琉球・沖縄人、被差別部落人の同列に展示さ 国際学群 国際文化教育学系 教授 仲地 清 22 学生支援推進プログラム/先輩・後輩コミュニティを基本とする学生支援センターの構築 学生支援推進プログラム/先輩・後輩コミュニティを基本とする学生支援センターの構築 Language Learning Center こんにちは!私達… ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「ウェルカムナビゲーション (通称:ウェルナビ) 」 です! ! 言語学習センター ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ウェルナビとは?? welcome navigation∼ウェルナビ∼とは、入学 してきたばかりの新入生が大学生活をよりエンジ ョイできるように、サポートを行っている、新入生 支援ボランティアサークルです!!自由な雰囲気の中、 現在52人の個性豊かなメンバーが活動中です♪ 【講義棟2F/204教室】 TEL.0980- 51-1117 ホームページ http://www.meio-u.ac.jp/llc/ ウェルナビキャラクター 「ウェルレオ」 様々な悩みを全力でサポートします! 08 Vol. *履修登録 *教室・施設の場所 *友だちづくり *サークル *初めての一人暮らし *恋の悩み 言語学習センター(LLC)とは 利用者の言語サポートはもちろん、学生の自主学習の促進を勧める「語学を学ぶ最良の場」として2001年に設立されました。利用者だけでな く、センターで働くチューター(学生アルバイト)の教える技術やリーダーシップの育成のために*CRLA(College Reading and Learning Association)証明書取得システムも導入(2001年)されており、教授法をトレーニングされたチューターが学生のサポートを積極的に行って います。ぜひ、一度LLCに足を運んでみてください。 楽しいチューターたちがお待ちしています。 名桜大学本部棟2階、ウェルナビブースにて皆さんを待っています! 新入生支援ボランティア養成 宿泊研修会を開催しました! 新メンバー26人が加わり、総勢52人の新たなウェルナビが、 平成23年3月9(水)、10日(木)の研修会を機にスタートしま した。チームとして活動することの心得を学び、交流会では絆 の強さを感じることができました。これからも新入生支援を 中心に大学を盛り上げるためにがんばりますので新生ウェル ナビをどうぞよろしくお願いします! (本誌p20に研修会の詳細が掲載されています) 新入生ガイダンスで履修指導を 行いました! 新生ウェルナビの大イベント 「履修指導」 を行いました。宿泊研修の時に学んだこ とを活かして、新入生に分かりやすく伝 えられるよう、ウェルナビ一同全力を尽 くしました。新入生の「ありがとう」の言 葉がとても嬉しく、ウェルナビをしてい て良かったと思えた瞬間でした。 \ LLC利用学生K. Y. さんに聞きました!/ LLCでは、英語を中心に、10カ国語以上の辞書や資料等を揃え、 学生の自主学習の場を提供しています。日頃、LLCを利用している 学生は、どのように利用しているのでしょうか。 K.Y.さん(国際学群 観光産業専攻4年次)は、最も頻繁にLLCを 訪れる学生です。英語学習にとても熱心に取り組まれているK.Y. さんに、LLCについて伺ってみました。 Q LLCの印象はどうですか? A 家にいるような感じでリラックスできます。チューターが家族 のような存在です。 国際学群1年次教育研修 information 「学群レク」に参加しました! Q LLCを利用される目的は何ですか? 人間健康学部実験・実習棟にウェルナビブースが設置されました! ぜひ足を運んでくださいね♪ A パソコンや本等、設備や資料が充実しているので、自主学習に 第6回名桜杯男子野球大会開催! ※詳しくはウェルナビの新垣しおり、島袋玲奈まで Q LLCは学生にとってどのような場所ですか? 最適です。また、外国語で会話できるのも魅力の一つです。 A 言語習得にあたって、とても役に立つ学習環境です。時には、 授業で利用することもあります。先生や、学生、チューターと、 平成23年3月∼5月ウェルナビの活動 3月: ● 新入生支援ボランティア養成宿泊研修会 4月: ● 入学式、新入生ガイダンス、国際学群1年次研修 5月: ● 新入生歓迎球技大会 ■クラス対抗で優勝したチームと記念に 毎年恒例の古宇利島ウォーキングですが、今年はあいにくの 雨で体育館でのレク大会になりました。始めのうちは緊張して いた新入生たちも、ウェルナ ビ担当のレク「ドッヂビー」を 通して自然と仲が深まってい ました。ウェルナビメンバー のダンスやコントも、大絶賛!? いつもと一味違った国際学群 1年次教育研修でした♪ ■KARAのヒップダンスをお披露目 名桜大学ガイドブックを作成 新入生がスムーズに大学生活を送れるよう、 大学周辺MAPや、学部・学科の特色や、お得 な情報を盛り込んだガイドブックが完成し ました!今年は県外からの新入生が多いと いうことで、大学周辺の情報を充実させまし た。アパートや病院、お食事処、遊び場のおすす めスポットが満載です。新入生の皆さん、ぜひ活用してください! 23 平成23年6月∼9月ウェルナビの活動計画 6月: ● 第1回オープンキャンパス ● 第5回名桜杯 (野球大会) 7月: ● ちゅらぐくるフェスタ コミュニケーションが取れる場所でもあります。 Q 新入生に一言お願いします。 A 今年の新入生は、 「 高い学習意欲を持った学生」という印象があ ります。モチベーションを持ち続け、頑張ってください。何事に も余裕を持つことが大切です。 Q LLCチューターたちに一言お願いします。 A LLCを利用する学生たちは、皆さんのようなチューターを必要 としています。皆さんの活躍を楽しみにしています!これから も頑張ってください。 私たちLLC チューターと一緒に 外国語や異文化を楽しく学ぼう グエン・タン・トアン (国際文化研究科2年次、ベトナム出身) 英語を学びたい皆さん、 こんにちは!トアンです。ベトナ ムから来ました。LLCでは、皆さんの英語学習を手伝いたい と思っています。文法、 発音、 新しい言語を学び合いましょう。 Practice makes perfect! Let's study together! ブ・タン・ティ(国際文化研究科1年次、ベトナム出身) ハイサイ∼!LLCのマスターチューターを目指してい るブ・タン・ティです。皆さん、英語を学びながら仲良くな りましょう∼。よろしくお願いいたします。 蒋 明霞 (国際文化研究科1年次、中国出身) 私は中国から来た蒋明霞です。現在は大学院国際文化研 究科1年次です。日本語の教師を目指して、今は大学院国 際文化研究科の言語文化研究領域で学んでいます!LLC でチューターとして、色々な人と互いに学び合うことを楽 しみにしています。特に、中国の文化や中国語に興味があ る人はいつでも気軽にLLCに来てください!友達として 交流ができればとても嬉しいです。中国語以外に、英語学 習のサポートもしています。私の外国語学習の経験が少 しでも役立つことができれば良いなぁと思っています。 皆さん、ぜひLLCに来てください! ミシェル・リーズ(交換留学生、イギリス出身) 言語学習に対する熱意とエネルギーを、LLCを利用す る学生の皆さんと共有したいです。英語のネイティブ スピーカーとして言語学習の他、イギリスの文化や習慣 に関する知識を皆さんと分かち合えればと思います。 8月: ● 第2回オープンキャンパス 9月: ● 第3回オープンキャンパス K.Y.さん、どうもありがとうございました。K.Y.さんのように、 LLCを利用してくれる学生が増えること心より望んでいます。 ウェルトーク担当者の一言 初めましてこんにちは。 ウェルトーク担当新メンバーの神谷美麗です。 皆さんに楽しんで読んでもらえるような記事を書けるように頑張ります! ウェルトークのチェックをよろしくお願いします!(神谷) 担 当 者 の 一 言 今回でウェルトークを担当して3回目に なりますが、毎回楽しく書かせてもらい、 仕上がりがとても楽しみです♪(玉城) 皆さま、今学期LLCのPRを務めます加治と久です。 新年度も2ヵ月が過ぎ、新入生も大学に慣れ、楽しいキャンパスラ イフを満喫していると思います。LLCのPRをしながら、LLCが名桜 生の学生生活の明るい思い出になるよう頑 張っていきたいと思っています。私たちと 一緒にその明るい思い出を築いていき ましょう!是非LLCに来てください。 神谷 麗美(国際学群2年次、左側) 玉城 吏織(看護学科2年次、右側) 加治 和人(観光産業専攻3年次、 (観光産業専攻 年次、左側) 山崎 ヴケリッチ 久(国際文化研究科2年次、 (国際文化研究科 年次、右側) ※国際学群の3年次以降は専攻名で、また、人間健康学部は学科名で表記しています 山川 ウエウンテン カオリ(交換留学生、ペルー出身) ペルーの交換留学生のカオリです。LLCとの出会いは、 誠に喜ばしいことです。LLCは、様々な言語を学ぶと同時 に、様々な文化的背景を持つ人々に出会い交流ができる 場所です。私にとって新しい貴重な経験だと思います。と てもエキサイティングな場所です。チューターまたは学 生の皆さんと仲良く楽しい時間を過ごしながら、お互い に英語と日本語の能力を高めることを望んでいます。 様々 な人に出会って経験豊かな人になりたいです。 伊佐 勇人(国際学群3年次、読谷高校出身) 勉強でわからないことがありましたら、一緒に考えな がら頑張っていきましょう。 24 学生支援推進プログラム/先輩・後輩コミュニティを基本とする学生支援センターの構築 学生支援推進プログラム/先輩・後輩コミュニティを基本とする学生支援センターの構築 【講義棟2F/202教室】 開 設 時 間 9:00∼20:00 (学習談話サロン) チューター受付 10:30∼17:30 (質問・相談受付) 【活動場所】名桜大学多目的ホール2階(交流研究室2) 【活 動 日】10:30∼16 :30(月曜日∼金曜日) 数理学習センター S-CUBEとは? S-CUBEは、就活を経験したメンバーが「就活って何から始めれ ばいいの?」と悩む就活初心者の皆さんや、就活に本腰を入れて 取 り 組 む 学 生 た ち の 就 活 を 支 援 す る サ ー ク ル で す 。S - C U B E メ ンバーそれぞれが、就活に関するサポートを行うほか、毎週、火 曜日・木曜日・金曜日は専任スタッフのキャリアコーチが、履歴書 添削や面接練習、相談等サポートしてくれます。学生メンバーが 中心となって活動をしているので気軽に足を運んでください♪ &学習談話サロン MSLCとは? MSLCの目標 平成 21年5月8日より、数理系の基礎学力向 上と、教養科目に対する学習支援活動の推進を 目的とし、数理学習センター(MSLC)が開設さ れました。MSLC内には、数理系の教科書や参 考書などの資料はもちろん、自習スペースもあ ります。分からない時にはチューターに質問を することもでき、誰でも気軽に利用することが できる環境を提供しています! ①学生に理数系科目への興味関心を抱いて もらうこと、②学生の基礎学力の向上、③補習 対応として自学自習のサポートを行うこと、 ④就職率の向上、⑤大学を利用してもらい地域 活性化を図ること(地域貢献)等が目標となり、 学生支援や地域貢献を目指した活動をしてい ます。学生の学生による学生のための学生支援 ということです! S-CUBE 比嘉&亀川が聞く! 学内企業説明会参加学生にインタビュー 平成23年4月16日(土)に、学内企業説明会がありました。 S-CUBEサークルメンバーの比嘉秀太と亀川翔太が、学内 企業説明会に参加した4年次の学生にインタビューしました! S-CUBEサークル室の紹介 各種参考書・ 雑誌コーナー 筆記試験対策から業界 研究等、様々な就活本 を置いています。 M S LCイメージキ LCイメージキャラクター 「数理橋大介&スリ猫」 「数理橋大介& 1年次教育研修に参加しました Q.チューターとは? ワークルームスペース ワークルームスペース MSLC利用学生と一緒に課題に取り組み、共に考えながらアドバイスをする学生 のことをチューターと言います。理数系はもちろん、情報系やその他の分野において も対応しています。 では、書類作成や筆記試 験対策の本を参考に勉 強することができます。 Q.チュータリングとは? ※本の貸し出しは、行って MSLC利用学生とチューターがマンツーマン形式で学習できるシステムのこと です。授業で与えられた課題や各種検定のサポート等、随時、柔軟に対応できるよう 日々努力しています。答えを教えるのではなく、利用者と一緒になって考え、疑問へ の考え方やアプローチの仕方などを指導しています。これにより、利用者だけでなく チューター自身も共に成長していける良いサイクルを作りだしています(自律分散 協調型の学習サポートシステムといいます)。 Q.誰でも来ていいの? 本学学生・教職員、そして学外の方もどんどん利用してください!また、学習だけ ではなく、雑談や交流の場としても大いに利用してください。 いません。 Q 就活への不安はありますか? 平成23年4月23日(土)に行われた、1年次教育 研修の学群レク大会に参加しました。チーム対抗 ドッヂ ビーでは初戦敗退でしたが、新入生や留学 生と触れ合える良い機会になりました。これからも、 積極的に学内行事に参加していこうと思います! 平成23年度(前学期)活動記録 ◆平成23年度前期 対策講座・勉強会 毎週チューターによる講座・勉強会が行われています。 現在行われているのは以下の5つです。 【イベント】 数検対策講座 3級/準2級/2級 毎週月・水曜日(5限目) 4月 新入生オリエンテーション 1年次教育研修 5月 新入生歓迎スポーツ大会 MSLC2周年記念パーティー 担当チューター:都能・知花・ 山之内・山里 診療情報管理士勉強会 毎週火曜日(4限目) 毎週木曜日(3限目) 担当チューター:池村・亀安 日商簿記3級勉強会 ITパスポート 試験対策講座 今回から新規チューターの2人で担当しま した。MSLCについて分りやすく伝えていける ように頑張ります。談話など、講義や課題以外 でも気軽に M S L C を利用してください。お待 ちしています♪ 山里 真以 (国際学群2年次、左側) 毎週木曜日(4限目) 毎週金曜日(4限目) 担当チューター:当山・當銘 担当チューター:浜端・当山 担当チューター:川満・野平 當銘 あずさ (経営専攻3年次、右側) 履歴書・ 「応募書類 開催 エントリーシート 対策講座」 日 時 6月21日(火) 、6月28日(火) 4限(14:30∼16 :00) Q 就活をしていての悩みはありますか? A.卒論と就活との両立が大変です。また、県外就活もしてい るので就活費用を工面すること等です。 *両日、同内容 対 象 4年次 *まだ1社も応募したことがない、書類選考で落ちてしまうという4年 次の皆さん、ぜひ受講してください!詳しいことは、S-CUBEまで 直接お問い合わせください。 S-CUBEから一言 S-CUBEでは、 「何から始めれば良いの?」と悩む、皆 さんをサポートしています。就活の流れや、自己分析の 仕方はもちろん、就活にかかる費用のアドバイスも行っ ています。 就職超氷河期といわれるこの時代ですが、就活生は目 標へ向けて積極的に活動しています。まだ、就職活動を 始めていない学生も、就活をしている学生に体験談を聞 いて、就活をスタートさせましょう! 【編集後記】 SPI 2 対策講座 毎週水曜日(3限目) A.自分が今何に興味があるのか?今、何を行動すればい いのかわからない時があります。 セミナー 平成23年度の活動予定 ● ちゅらぐくるフェスタ ● 新メンバー募集活動 ● オープンキャンパス ● 就活イベント、等 担当者の一言 広報担当の金子です。私自身、 就活や卒論で忙しい日々 S-times発行しました を送っていますが、広報誌の記事作成に関われること を毎回楽しみにしています。これからも、就活の S-CUBE発行「S-times」では、S-CUBEの活動内容、セミ ことやお得な情報を皆様にお知らせできるよう、 ナー紹介、就活状況の報告、就活でのアドバイス等を載せて また私自身の内定報告もできるように頑張 いきます。就活のお得な情報を載せていますので、就活生の り ま す 。今 後 も 、こ の S - C U B E の ペ ージを 皆さん、必見です!就活生ではない皆さんにも、これからの はじめ、S-timesをよろしくお願いします。 学生生活に役に立つ情報ばかりです。毎月発行していきます ので、見かけたら是非、手にとって見てくださいね。 金子 梨乃(スポーツ健康学科4年次) 詳しい情報はMSLCホームページへ ! http://www.meio-u.ac.jp/mslc/home.html 25 ※国際学群の3年次以降は専攻名で、また、人間健康学部は学科名で表記しています 26 課外活動レポート 陸上競技部 第81回九州学生陸上競技対校選手権大会 〔5/20(金)∼22(日)熊本・県民総合運動公園陸上競技場(KK W I NG)〕 ■各クラブ・サークル活動の記録 森竹 勇介(国際学群2年次、鹿児島・松陽高校出身) 新里 勝五(観光産業専攻4年次、宜野座高校出身) 【男子】 100m 決勝2位 10秒70(+0.2) 古謝 直樹(観光産業専攻4年次、中部商業高校出身) 硬式野球部 第85回九州地区大学野球選手権大会 初優勝 第85回九州地区大学野球選手権大会沖縄地区予選リーグ 【優勝】勝ち点2(5勝3敗) 〔4/3(日)∼5/5(木)沖縄セルラースタジアム那覇他〕 ※第60回全日本大学野球選手権記念大会出場決定 準決勝では、強豪日本文理大学を破っての初優勝! 投げては、蔵当が準決勝、 決勝と2試合連続完封! 2回戦 vs.鹿児島大学 4 − 2 ○ 準決勝 vs.日本文理大学 1 − 0 ○ 決 勝 vs.第一工業大学 5 − 0 ○ 第1節 vs. vs. vs. 第2節 vs. vs. 第3節 vs. vs. vs. プレーオフ vs. 沖縄大学 2 − 沖縄大学 1 − 沖縄大学 3 − 琉球大学 3 − 琉球大学 4 − 沖縄国際大学 2 − 沖縄国際大学 2 − 沖縄国際大学 1 − 沖縄大学 4 − 2 古謝 直樹(観光産業専攻4年次、中部商業高校出身) 決勝7位 22秒33(−1.9) 森竹 勇介(国際学群2年次、鹿児島・松陽高校出身) 400m 決勝2位 49秒47 6季連続優勝達成! 〔5/11(水)∼15(日)新大分球場他〕 200m 決勝1位 21秒57(−1.9) 0 2 1 2 1 4 1 2 ○ ○ ● ○ ○ ○ ●(延長10回) ○ ● <表彰選手> ・殊 勲 賞 蔵当 一幸 投 手(観光産業専攻4年次、中部商業高校出身) ・打撃賞1位 宮城 拓也 内野手(スポーツ健康学科3年次、本部高校出身) ・ベストナイン 投 手:蔵当 一幸(観光産業専攻4年次、中部商業高校出身) 一塁手:宮城 拓也(スポーツ健康学科3年次、本部高校出身) 遊撃手:篠原 隆裕(国際学群3年次、祐誠高校出身) 平成23年度九州大学春季バレーボール男子リーグ 〔5/19 (木)∼22(日)佐賀県市村記念体育館〕 【5部1位】 (4勝0敗) 平成23年度沖縄県大学バレーボール春季大会 〔5/8 (日)琉球大学第一体育館〕 【3位】 (1勝2敗) 野球部の凱旋に学生、 教職員、 OBが那覇空港に駆けつけ、 喜びを分かち合った 女子バレーボール部 念願の全国大会へ挑む! 平成23年度九州大学春季バレーボール女子リーグ [主 将] 與座 樹 (スポーツ健康学科4年次、 中部商業高校出身) 守備力アップを課題の一つに練習を重ねてきました。メン バー全員が「優勝する」という強い気持ちを持って、練習に励ん だことがチーム力アップに繋がったと、今大会を通して実感し ています。 「最小失点で勝つ」ことをテーマに全国大会へ挑み、名 桜大学の名を轟かせたいと思います! 〔5/26(木) ∼29(日)長崎県立総合体育館〕 【3部2位】 (4勝1敗) ・表彰選手 3部ブロック賞1位 新里 理子(スポーツ健康学科2年次、福岡県・誠修高校出身) 4×100mR 決勝3位 40秒96 三段跳 決勝4位 14m75 (+0.3) 走幅跳 決勝5位 7m13 (+0.9) 27 〔5/8(日)琉球大学第一体育館〕 ※国際学群の3年次以降は専攻名で、また、人間健康学部は学科名で表記しています 走幅跳 決勝5位 5m45(+0.2) (スポーツ健康学科2年次、福岡・中村学園女子高校出身) 三段跳 島田和太郎 (スポーツ健康学科2年次、福岡・中村学園女子高校出身) 第62回沖縄県陸上競技選手権大会兼国体選考会 〔5/7(土)∼8(日)沖縄県総合運動公園〕 【男子】 100m 決勝2位 10秒76(−0.5) 古謝 直樹(観光産業専攻4年次、中部商業高校出身) 200m 決勝1位 21秒66(−0.6) 4 ×100mR 決勝1位 41秒44 決勝5位 13m37 (+0.6) 比嘉 俊公(スポーツ健康学科3年次、那覇西高校出身) 古謝 直樹(観光産業専攻4年次、中部商業高校出身) 恒吉 和輝(スポーツ健康学科3年次、鹿児島・松陽高校出 決勝6位 13m31 (+1.9) 半下石泰樹(スポーツ健康学科4年次、鹿児島実業高校出身) 森竹 勇介(国際学群2年次、鹿児島・松陽高校出身) 決勝2位 21秒99(−0.6) 4 ×400mR 決勝1位 3分18秒69 森竹 勇介(国際学群2年次、鹿児島・松陽高校出身) 決勝4位 22秒39(−0.6) 新里 勝五(観光産業専攻4年次、宜野座高校出身) 鳥田和太郎 (スポーツ健康学科3年次、宮崎県立工業高校出身) 決勝8位 12m32 (+1.5) 身) 古謝 直樹(観光産業専攻4年次、中部商業高校出身) 杉山 潤 (スポーツ健康学科4年次、岐阜・大垣商業高校出身) 【女子】 川口 洸佑(スポーツ健康学科4年次、長崎南高校出身) 森竹 勇介(国際学群2年次、鹿児島・松陽高校出身) 福島 崇将(国際学群2年次、宮崎・日南高校出身) 新里 勝五(観光産業専攻4年次、宜野座高校出身) 決勝7位 23秒00(−0.6) 400m 決勝4位 1分06秒68 安達 侑恵(スポーツ健康学科1年次、愛知・杏和高校出身) 800m 決勝1位 2分27秒12 水戸由紀子(国際学群2年次、宮崎南高校出身) 走高跳 恒吉 和輝(スポーツ健康学科3年次、鹿児島・松陽高校出身) 決勝1位 1m94 400m 安田 剛士(スポーツ健康学科、2010年度卒) 決勝1位 48秒66 決勝2位 1m91 100mH 決勝2位 16秒33 (−3.1) 森竹 勇介(国際学群2年次、鹿児島・松陽高校出身) 杉山 潤(スポーツ健康学科4年次、岐阜・大垣商業高校出身) 小橋川真希(スポーツ健康学科1年次、名護高校出身) 決勝2位 49秒39 新里 勝五(観光産業専攻4年次、宜野座高校出身) 棒高跳 決勝3位 4m40 決勝5位 53秒00 山城 祐介(スポーツ健康学科2年次、南風原高校出身) 決勝2位 1分10秒16 安達 侑恵(スポーツ健康学科1年次、愛知・杏和高校出身) 鮎川 亮(スポーツ健康学科1年次、東福岡高校出身) 走幅跳 決勝1位 7m20 (+2.1) 4×100mR 決勝3位 51秒16 決勝6位 54秒48 400mH 田口 裕太(スポーツ健康学科4年次、大阪・大冠高校出身) 小森 翔(国際学群2年次、長崎・西海学園高校出身) 小橋川真希(スポーツ健康学科1年次、名護高校出身) 金城かんな(スポーツ健康学科1年次、那覇西高校出身) 秋好 紀香 決勝7位 55秒05 決勝2位 6m91 (+1.6) 富田 聖大(スポーツ健康学科1年次、具志川高校出身) 大城 裕弥(スポーツ健康学科2年次、名護高校出身) 400mH 決勝3位 57秒20 屋良 太章(スポーツ健康学科1年次、前原高校出身) 吉田 優希(国際学群1年次、大分・佐伯鶴城高校出身) 安田 慶佑(スポーツ健康学科1年次、那覇西高校出身) 決勝9位 6m12 (+1.1) 決勝4位 58秒14 高嶺 竜一(観光産業専攻3年次、那覇西高校出身) 走幅跳 決勝5位 4m76 (+3.2) 梶原 海(スポーツ健康学科3年次、北山高校出身) 三段跳 決勝1位 14m44 (−1.1) (スポーツ健康学科2年次、福岡・中村学園女子高校出身) 決勝3位 6m79 (+1.3) 決勝5位 58秒20 吉田 優希(国際学群1年次、大分・佐伯鶴城高校出身) 坂本 匠(スポーツ健康学科2年次、滋賀県・草津東高校出身) 高嶺 竜一(観光産業専攻3年次、那覇西高校出身) 砲丸投 決勝5位 9m64 決勝6位 58秒23 名護 さち(スポーツ健康学科3年次、中部商業高校出身) 決勝2位 13m85 (+2.1) 決勝4位 13m44 (+0.4) 円盤投 決勝4位 27m13 喜屋武春樹(国際学群2年次、沖縄水産高校出身) 名護 さち(スポーツ健康学科3年次、中部商業高校出身) 水泳競技部 第20回九州学生ハンドボールリーグ春季大会 【優勝】 (3勝0敗) 400mH 決勝7位 1分10秒38 決勝5位 11m62 (−0.1) 秋好 紀香 黒木 一誠(スポーツ健康学科2年次、鹿児島・松陽高校出身) 屋良 太章(スポーツ健康学科1年次、前原高校出身) 平成23年度沖縄県大学バレーボール春季大会 小橋川真希(スポーツ健康学科1年次、名護高校出身) 秋好 紀香 (スポーツ健康学科3年次、宮崎県立工業高校出身) 男子ハンドボール部 稲嶺進北部広域市町村圏事務組合理事長(左から3人目)に優勝を報 告し、全国大会での勝利を誓った。稲嶺理事長より、 「快挙ですね。全 国大会では新しい歴史を作る気持ちで頑張ってほしいです」と激励 の言葉が送られた。左から國吉憲昭監督、柳敏晴部長、與座樹主将、蔵 当一幸投手(観光産業専攻4年次、中部商業高校出身)、嘉手苅健北部 広域市町村圏事務組合事務局長 100mH 決勝7位 16秒17 (+0.8) 安達 侑恵(スポーツ健康学科1年次、愛知・杏和高校出身) 小森 翔(国際学群2年次、長崎・西海学園高校出身) 福島 崇将(国際学群2年次、宮崎・日南高校出身) 男子バレーボール部 棒高跳 決勝6位 4m40 森竹 勇介(国際学群2年次、鹿児島・松陽高校出身) 決勝4位 49秒69 新里 勝五(観光産業専攻4年次、宜野座高校出身) 決勝6位 22秒88(−0.6) 嘉数理事長、瀬名波学長に優勝旗を届けた 【女子】 洸佑(スポーツ健康学科4年次、長崎南高校出身) 勇介(国際学群2年次、鹿児島・松陽高校出身) 崇将(国際学群2年次、宮崎・日南高校出身) 勝五(観光産業専攻4年次、宜野座高校出身) 山城 祐介(スポーツ健康学科2年次、南風原高校出身) 比嘉 俊公(スポーツ健康学科3年次、那覇西高校出身) 古謝 直樹(観光産業専攻4年次、中部商業高校出身) 半下石泰樹 (スポーツ健康学科4年次、鹿児島実業高校出身) 4×400mR 決勝2位 3分12秒81 川口 森竹 福島 新里 決勝5位 14m72 (+1.1) 第31回九州カップ水泳競技大会 〔4/30(土)∼5/4(水)福岡大学〕 〔2/12(土)∼2/13(日)福岡市立総合西市民プール〕 【1部4位】 (2勝3敗) 名桜大学 19−36 名桜大学 24−22 名桜大学 16−28 名桜大学 24−31 名桜大学 33−25 【男子】50m平泳ぎ 【11位】30秒25 400m個人メドレー 【14位】4分35秒38 山城 勇将(観光産業学科、2010年度卒業) 福岡大学 琉球大学 福岡国際大学 福岡教育大学 九州産業大学 ・優秀選手 増田 雄太朗(観光産業専攻4年次、熊本県・九州学院高校出身) ウエイトリフティング競技部 第11回全日本大学対抗女子ウエイトリフティング選手権 〔2010/11/1 (月)横浜市磯子スポーツセンター〕 【女子】58kg級 【4位】151kg (スナッチ67kg、ジャーク84kg) 宮城 円(スポーツ健康学科2年次、沖縄工業高校出身) 28 課外活動レポート スポーツレクリエーション大会に参加 ■主体的な学生の取り組み&活動紹介 台湾学びの旅∼東アジアの小さな島∼ 溢れかえるバイク、道端にたまる人々、建ち並ぶ屋台、眠らない わう、教職の仲間として日本人学校や病院を訪れ台湾の現状を知 り、共有し合う。 短い時間であったが沢山のことがギュッと詰まっ た旅、 小さな島から多くのことを学ぶことが出来る旅であった。 街並み・・・これからどんどん発達していくのだと、それぞれがア この旅の大きな目的である日本人学校の訪問では、 「すべての ピールし犇めき合い自らが創りだすパワーが体中で感じられる街。 子どもたちに行き届いた教育環境を提供する」ために努めている 東アジアの小さな島、台湾、台北市。 教職員の方々の努力が感じられた。 「 会議半減!プリント半減! 名桜大学初めての教職学びの旅は、3泊4日(平成23年2月27 その時間を子どもたちと過ごす等」そんな試みが、子どもたちが 日 (日) から3月2日(水) ) 、 この街で過ごした。 様々な観光地を巡り 安心して学べる環境づくりに繋がっているのだろう。教師を目指 台湾の歴史文化を知り、自由行動では自らの足や言葉で台湾を味 す私たちも、様々な場所で学ぶ子どもたちにしっかりと目を向け 考えていかなければならないのだと感じた。 する」 「いろいろな障がいを もつ人がいたが、スポーツ 平成23年3月6日(日)、沖縄県北部地区心身障害児者親の会 はそんなこと関係ないと思 主催によるスポーツレクリエーション大会が開催され、今帰仁 った」 「みんな笑顔で楽しそ 村社会福祉協議会(上間敏雄会長)からの依頼により、本学から8 うに競技をしていて、自分 人の学生がボランティアとして参加しました。当日は、約150人 も笑顔になれて元気になる の障がい児・者がサッカー、ストラック、ドッヂビー、旗倒しの競 ことができた」 「このような 技に参加し、地域の方々や中学生から大学生までのボランティ イベントを増やして、障がいのある人ともっと積極的にスポー アたちが、会場設営、競技説明、競技へのサポート等を手伝いま ツを楽しみたい」等の感想が寄せられました。 した。 学生たちはスポーツを通して障がいのある方々とふれ合い、 参加した名桜大生からは「思っていたより、自分で運動できる 障がい理解を深めることができたようです。このような貴重な 人が多かった。一生懸命参加していた」 「初めはどうサポートし 機会を提供してくださった関係者の皆様に、心より感謝申し上 てよいか戸惑ったが、声かけすると、その声に応えようとがんば げます。学生の皆さんも大変お疲れ様でした。 ドッヂビーを楽しむ参加者 っていた」 「『がんばれ』 『すごい』やうまく結果が出せなかったと きの声かけを通して、お互いの距離を縮めることができた気が 人間健康学部 スポーツ健康学科 准教授 竹沢 昌子(社会福祉士) また、台湾の人々は親切で温かい人が多かった。私の拙い英語 を親身になって聞き取り、私たちの無理な要望にも一生懸命応え てくれた。そんな台湾の人々の優しさから不安な気持ちは生まれ 東日本大震災チャリティーイベントを開催 ず、幸せな気持ちを沢山もらった。何も、誰も知らない国で不安を 平成23年4月16(土)、本学の名桜エイサー、H ip Ho pサー 感じさせない力が台湾の人々にはある。台湾の人々には台湾の魅 クル、ミュージックサークル、ウェルナビ(新入生支援ボラン 力がぎゅっと詰まっていた。 ティア)、VAG(看護学科ボランティアサークル)の学生サーク この学びの旅を通して、 「世界には、私たちが見えていない沢山 ルによる東日本大震災チャリティーイベントが、 「 道の駅」許 の問題が溢れている」と、同時に「私たちの身近にも、本当は見え 田(名護市内)にて開催された。イベントでは、各サークルによ ていないものが山ほどあるのではないだろうか」と考えた。広い るパフォーマンスや、被災地の写真展示を通して、被災地復興 世界を見て、自分の足元をもう一度見直すことができるようにな の支援をするための募金活動を行った。 る。そんな学びの旅であった。 イベント実行委員長の森谷暢喬さん(名桜エイサー所属・情報システムズ専攻4年次、西原高校出 身)は、 「私たちができることは、募金活動や被災地の現状を多くの方に伝えることだと考え、イベン 小松原 美理(語学教育専攻 4年次、東京都・自由の森学園高校出身) トを企画しました」 と述べ、 企画に賛同し義援金にご協力いただいた方々に、 感謝の気持ちを込めた。 なお、集まった義援金は、沖縄県共同募金会名護市支会(名護市社会福祉協議会)を通して、被災地 へ送られる。 名桜エイサー・H i p H opサークルによる パフォーマンス 「アジアに拓かれた沖縄」を学生の力で切り拓く! ∼沖縄をハブとしたアジア学生ネットワーク実現に向けて∼ 韓国・済州島編 県内4大学の学生35人(名桜大学生8人)よる「学生観光振興プ 平成23年4月29日(金)、名護市21世紀の森ビーチで本学スポーツ健康学科柳 ロジェクト」は、アジア学生ネットワーク作りを目的としたスタ ゼミの学生を中心とした44人の学生が地元の少年サッカーチームの子どもたちと ディツアーを企画し、平成23年2月25日(金)から3月1日(火) 共にビーチクリーンアップ活動を行った。 の4泊5日間、韓国・済州島へ行きました。済州大学生との交流会 これは、 「 2011海フェスタIN名護」 (主催・名護市観光協会、同青年部STEP)の を始め、観光モデルツアー見学や、グループディスカッションを 開催に合わせて行われた。 行いました。 参加者は、ゴミの傾向を調査しながら、1時間程度ゴミ拾いをした結果、空缶や 観光モデルツアー見学では、済州大学生にナビゲートしてもら タバコの吸殻など約30袋のゴミを集めた。 ゴミ袋約30枚分のゴミをビーチから一掃 い、オルレコース体験やTrick Ar t Museum、4・3 平和公園、ラ 参加した内間貴秋さん(スポーツ健康学科4年次、コザ高校出身)は、 「子どもたちに沖縄の海の美しさを伝え、海を汚してはいけないこ ブランド、食文化交流、カジノ視察等、済州島で有名な観光スポッ とを教えたくて参加しました」と語った。また、きれいになったビーチを見て「沖縄の海はきれいだと改めて思いました。ゴミが多かった トを訪れました。 「なぜ済州島が観光業で成功しているのか」に着 のは残念でしたが、子どもたちがゴミを拾っている姿をみて嬉しかったです。この海の美しさを保持していかなければならないと思いま 目しながら観光することで、外国人に向けたツアーの見せ方や、 した」と感想を述べた。 宣伝の仕方を学ぶことができました。 このプロジェクトに参加したことで私自身大きく成長できた 毎晩、メンバー全員で1日を振り返り、ツアーの成果を共有し と実感しています。 ました。また、それぞれの将来の夢や思いを聞けたことは、価値の プロジェクト第2弾では、8月中旬に済州大学生とソウル大学 ある瞬間だったと感じて 生が沖縄を訪れる予定となっています。 「世界に出て視野を広げ います。 たい」 「自分を変えたい」と考えている方は是非一度、プロジェク ツアー実施にあたり、 トに参加してみませんか? ご協力・ご支援いただく 4月25日(月)本学講義棟109教室にて、 ツアーの報告と今後の展開について 取り組みを発表しました 29 地域を美しく!ビーチクリーンアップ活動を実施 ため企業や大学へ訪問し 詳しくは「拓かれた沖縄学生観光振興プロジェクト」ブログにて ました。そこでは、社会の 厳しさを知る一方で、応 これまでの活動の紹介や、今後の予定を案内しています! http://chater.ti-da.net/ 援してくれる人も多く、 とても励みになりました。 伊禮 翔哉(スポーツ健康学科3年次、北谷高校出身) ※国際学群の3年次以降は専攻名で、また、人間健康学部は学科名で表記しています 学習ボランティア交流集会の開催 平成23年5月18日(水)、学習ボランティア交流集会が開催された。この集会は、昨年度 から年2回開催されているものである。学習ボランティアを希望している学生と学校関係 者、地域ボランティアコーディネーターとの情報交換及びボランティアの派遣に係ること を話し合う機会である。 交流集会では、 まず、 ボランティア派遣の手続きの説明があり、 次に、 国頭中学校で学習支援を行っている高良有史(観光産業専攻4年次、那覇西高校出身)と平 良祐麻子(スポーツ健康学科3年次、沖縄尚学高校出身)の実践活動が紹介され、その後、学 校関係者やボランティアコーディネーターと学生との交流が始まった。早速、ボランティア 活動を決めた学生も数多くいた。当日の参加者は、100人を超え、大盛況であった。 教員養成支援センター長 嘉納 英明(人間健康学部 スポーツ健康学科 教授) 30 Introducing Seminars シリーズ ゼミ紹介 学生が中心となりテーマに沿って研究を進めていく、各専攻・学科のゼミを紹介! 前川ゼミ 人間健康学部 スポーツ健康学科 前川 美紀子 准教授 担当教員: アリゼミ 国際学群 情報システムズ専攻 前川ゼミは “食を通して健康を考える” ゼミです 担当教員: アリ,ファテヘルアリム F 教授 4年次 新垣 ネットワークやWebアプリケーションに 関する分野を研究中 4年次 宮城 英朗(コザ高校出身) 私たちアリゼミは、主にネットワークやWebアプリケー ションに関する分野を研究しています。アリゼミでは入って 初めの頃はアプリケーションの仕組みについて勉強しますが、 その過程で、インターネットを活用して物事を調べるスキル も身に付けることもできます。 名桜祭では、実際にアンケートを取るためのシステムを開 発して公開したりしています。4年次になってからは、個人 で研究テーマを決めて、それに期待する成果を目指して、研 究に取り組んでいます。最近ゼミで取り上げられたテーマと して、健康管理支援システムの開発や電子カルテに関する研 究、PHPを用いた診療情報管理士学習支援システムの開発 等があります。 もし、ネットワークやWebアプリケーション等の分野に 興味がある方は、ぜひアリゼミを覗いてみてください。 裕介(陽明高校出身) 前川ゼミは、4年次9人、3年次9人で、 「食育」をテーマに活 動しています。現在、ファストフードやバランスの悪い食事、 孤食など、 「食」について様々な問題があるなか、地域の人々に 食の重要性を伝えていこうと努力しています。その活動の一 つとして、子どもたちや保護者に日々の食生活がいかに大切 か知ってもらうために、保育園や幼稚園、小学校などに出向い てゼミ生の“食育劇”や前川先生の講演を行っています。 これまでの先輩たちも含めて、ゼミに入った直後は食育や 栄養についての知識がありませんでした。しかし、3年次で、食 に関するテーマについてまとめることで、 「食の知識」が深ま ってきました。これまで、 「食の安全」や「地産地消」などのテー マに取り組んできました。今年の3年次は、大学学食の現状と 課題をテーマに取り組んでいます。 源河小学校で食育劇を実施しました 食育とは、 「食に関する知識や食を選択する力を習得し、 健全 な食生活を実践することができる人間を育てること」 です。 “や んばるの健康を支え隊” という思いで活動する前川ゼミです。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 小賦ゼミ 国際学群 観光産業専攻 小賦 肇 准教授 担当教員: 研究内容を発表することで、 自然と専門知識が身に付く 4年次 松原 昌尚(西原高校出身) ★活動内容★ 小賦ゼミの特徴は、観光産業専攻に所属していますが、スポ ーツに関連することに力を入れているゼミです。 活動内容としては、学生自身が興味ある分野を自分で勉強・ 研究し、ゼミ生・担当教員の前で発表します。そして、研究内容 を発表した学生に対して、分からない点や疑問点があったら、 とことん質問し、また質問された学生は、分かりやすく丁寧に 答える。このような流れで楽しく活動しています。 ★小賦ゼミのメリット★ ①スポーツに関する専門知識が自然と身に付く! ゼミ生は毎週のように研究内容を発表するので、自分の興 味ある分野の知識も身に付くし、他のゼミ生の研究内容も聞 けるので、自然と専門知識が身に付きます。 31 ②卒業論文に取りかかる時期が早いので、 苦労しない! 卒業論文に取りかかる時期が、他のゼミに比べとても早い です。3年次の後期から研究に入るので、焦ることもなく余裕 をもって研究することができます。 ③たまに開催される親睦会が楽しいんです! ゼミの仲間や小賦先生と飲むお酒は格別に美味しく感じま す。普段は私たちゼミ生に厳しく丁寧に指導してくださって いる小賦先生ですが、お酒が入るととても陽気でファンキー な人になり、楽しめます。親睦会を開催することにより、お互 いの信頼関係や結束力も高まります。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 徳田ゼミ (A7) 人間健康学部 看護学科 徳田 菊恵 助教 担当教員: お互いの意見を共有し、 理解しようと 努めながら成長し合う存在になる! 2年次 小濱 大紀(本部高校出身) 玉榮 理沙(コザ高校出身) 高良 利奈(八洲学園国際高校出身) 当銘 梨乃(浦添商業高校出身) 盛田みつき(首里高校出身) 与那嶺 杏(沖縄尚学高校出身) 佐藤恵利歌(本部高校出身) A7ゼミは、徳田菊恵先生を中心に個性あふれるメンバー で構成されています。私たちの先生は看護学科で2番目に 若くて、まるで学生同士のように話ができ、とても明るく面 白い先生です。ゼミ活動では一人ひとりが個性を発揮して、 仲良く、楽しく、和気あいあいと活動し、笑顔が絶えないゼ ミです。 「教養演習Ⅲ」という科目では、 「 ほんとはこわい『やさし さ社会』」 (森真一著、ちくまプリマー新書)という本を用いて、 身近にある‘やさしさ’は本当のやさしさなのか、ディスカ ッションを通して、考えを深めていきます。 私たちA7ゼミの目標は、 「お互いの意見を共有し、理解し ようと努めながら成長し合う存在になる!」ことです。その ために、メンバー同士で刺激し合い、協力し合いながら、お 互いを尊敬し合える関係をつくっていけるよう頑張ってい きます。これから1年間、このメンバーで2年次を楽しんで いきたいです。 32 後援会だより 平成23年度 第1回公立大学法人名桜大学後援会理事会を開催 平 成 2 3 年 4 月 7 日( 木 )、名 護 市 産 業 支援センターにて、 『第1回公立大学法 人名桜大学後援会理事会』を開催した。 本会では、新しい役員の選任及び、入 学 式 終 了 後( 4 月 9 日 )開 催 さ れ る 後 援 会総会の審議内容について事前に慎重 な協議が執り行われた。 各議案については、以下のとおり。 審議の結果、全て承認された。 第15回 公立大学法人名桜大学後援会総会を開催 平成23年4月9日(土)、北部生涯学習推進センターにて、 『 第15回公立大学法人名桜大学後援会総会』を開催した。 各議案については、以下のとおり。審議の結果、全て承認された。 様々な意見が飛び交った 議 案 1号 役員の選任について 第 議 案 議 案 第 第 1号 平成22年度事業報告について 平成23年度の新しい理事4人が新たに選任された。 (案)について 4号 平成23年度予算 平成22年度の事業報告がなされ、承認された。 平成23年度予算案について承認された。 議 案 2号 平成22年度事業報告について 第 議 案 議 案 第 第 5号 会長の選任について 2号 平成22年度収支決算について 平成22年度の事業報告がなされ、承認された。 任期満了に伴う後援会会長の選任について、荻堂現会長 平成22年度収支決算及び、監査報告がなされ、承認された。 の再任が承認された。 議 案 3号 平成22年度収支決算について 第 退任する山城さん(左)に感謝をこめて 平成22年度の収支決算及び監査報告がなされ、承認された。 議 案 議 案 第 第 (案) について 3号 平成23年度事業報告 6号 顧問の選任について 平成23年事業報告案について承認された。 議 案 議 案 第 第 (案)について 4号 平成23年度事業計画 任期満了に伴う後援会顧問の選任について、瀬名波現顧問 の留任支持の意見多数により、後援会総会へ推薦すること 5号 第 が決定した。 平成23年度予算 (案)について 平成23年度予算案が承認された。 議 案 8号 第 議 案 6号 第 会長の選任について 県外就職希望者への 就職活動支援について 今年度の当事業予算を150万円(昨年度より50万円増) 任期満了に伴う後援会会長の選任について、荻堂現会長の とすることで承認された。 留任支持の意見多数により、後援会総会へ推薦することが 決定した。 平成23年度事業計画 名桜大学と本学学生の家庭との連携を 密にし、本学の教育事業及び学生の福利 厚生事業を援助するとともに、会員相互 の親睦を図る目的で次の事業を実施する。 1.卒業式関連支援事業 (1)キャップ&ガウン購入への支援 (2)卒業記念品購入への支援 (3)卒業アルバム作製への支援 平成23年度予算 平成23年4月1日∼平成24年3月31日 収入の部 単位:円 科 目 当年度予算 前年度予算 増 減 1.会費収入 正会員会費 特別会員会費 賛助会員会費 2.寄付金収入 3.雑収入 4.特定預金取崩収入 当期収入合計 (A) 前期繰越金 合 計 (B) 20,761,000 20,460,000 300,000 1,000 1,000 1,000 1,000 20,764,000 8,513,741 29,277,741 19,381,000 19,080,000 300,000 1,000 1,000 1,000 1,000 19,384,000 7,070,267 26,454,267 1,380,000 1,380,000 0 0 0 0 0 1,380,000 1,443,474 2,823,474 当年度予算 前年度予算 増 減 1,400,000 200,000 400,000 300,000 500,000 21,000,000 3,000,000 11,000,000 1,300,000 200,000 300,000 300,000 500,000 21,000,000 3,000,000 11,000,000 備 考 新入学生、編入学生、大学院生 教職員 費目存置 預金利息 費目存置 支出の部 平成23年度 後援会役員紹介 会 長:荻堂 盛秀 副会長:兼本 章 副会長:大兼 康弘 理 事:新垣 久美子 理 事:鈴木 邦治 理 事:仲宗根 勝明 本年度の後援会役員を 紹介します。 理 事:岸本 久博 理 事:國吉 明 (新) 理 事:中村 英一郎(新) 理 事:樫本 好美 (新) 理 事:大城 琴紀(新) 監 事:桃原 廣市 監 事:仲村 克也 顧 問:瀬名波 榮喜 幹 事:屋嘉 義和 以上、総勢15人の役員で名桜大学学生を応援します! 33 問の再任が承認された。 7号 顧問の選任について 平成23年度事業計画案が承認された。 議 案 任期満了に伴う後援会顧問の選任について、瀬名波現顧 2.教育活動支援事業 (1)課外活動への支援 (2)大学祭への支援 (3)県外・国外への学生派遣費用への支援 3.福利厚生支援事業 (1)新入生オリエンテーションの支援 (2)大学役職員と学生との懇談会への支援 (3)就職活動学生への支援 (4)後援会広報活動 (5)後援会支部結成に向けての活動 4.その他、後援会の目的を達成するために 必要な事業 単位:円 科 目 1.運営費 2.事業費 事務費 会議費 人件費 旅費交通費 卒業式関連事業 教育活動支援 福利厚生費 3.雑費 4.資産購入費 5.特定預金繰入 6.予備費 当期支出合計 (C) 当期収支差額 次年度繰越金 合 計 7,000,000 1,000 0 3,000,000 3,876,741 29,277,741 △ 8,513,741 0 29,277,741 100,000 0 100,000 0 0 0 0 0 備 考 消耗品、通信費、燃料費等 総会、理事会、監査 事務委託費、アルバイト等 県外等支部結成 ガウン、卒業記念品代 大学祭、課外活動支援 広報誌(後援会だより)発送費、 7,000,000 0 就職活動支援等 1,000 0 費目存置 科目削除 2,500,000 △ 2,500,000 2,000,000 特別留保金・記念事業費積立 1,000,000 3,223,474 653,267 2,823,474 26,454,267 △ 7,070,267 △ 1,443,474 (A)-(C) 0 0 (B)-(C) 23,954,267 5,323,474 34 平成22年度 平成23年度 4月∼5月 ■ 講座タイトル ハブ (蛇) 対策講座 ■ 日 時 平成23年4月21日(木) 18:10∼19 :40 ■ 場 所 名桜大学総合研究所 琉球玩具への招待 (7)創作凧 「琉球絵凧」 を作る ■ 講 師 香村 昴男(ハブ対策コンサルタント) 新垣 裕治(名桜大学 国際学群 観光産業教育学系 教授) ■ 日 時 平成22年12月11日 (土) 9:00∼16 :30 ■ 講座タイトル ■ 場 所 名桜大学総合研究所 12月∼3月 ■ 講座タイトル 名桜大学では開かれた大学を目指し、平成6年より一般市民を対象にした公開講座を開いている。 本講座では、市民の健康を考えた講座から、語学を楽しむ講座など、いずれも魅力ある内容で 企画された講座となった。 ■ 日 時 平成23年5月8日∼6月5日 (毎週日曜日 全5回)10:30∼12 :00 ※5月29日は台風接近の為延期となり、6月12日が追加となりました ■ 場 所 名桜大学総合研究所 西平 守孝(名桜大学 総合研究所特別研究員) ■ 講座タイトル 琉球玩具への招待 (8) 「風弾:シャクシメー」 を作る ■ 講 師 中山 登偉(名桜大学 学生課 国際交流係長) 中山 雪子(名護商工高等学校 中国語非常勤講師) ■ 日 時 平成22年12月18日 (土) 9:00∼16 :30 ■ 講座タイトル 野外活動指導におけるリスクマネージメント ■ 場 所 名桜大学総合研究所 ■ 日 時 平成23年5月21日(土) 10:00∼12 :30 ■ 講 師 西平 守孝(名桜大学 総合研究所特別研究員) ■ 場 所 名桜大学総合研究所 ■ 講 師 小林 政文(がじゅまる自然学校)他 骨組みの単純な「ヤマトアヨー」に、沖縄なら ではの図柄を描いて「琉球絵凧」を作る 風弾のからくりを理解・自作し、琉球玩具を 存分に楽しむ ■ 講座タイトル 辺野古を考える−映像レポートと製作監督の講演− ■ 日 時 平成23年1月11日(月) 18:30∼20 :30 ■ 場 所 北部地域看護系医療人材育成支援施設 (名桜大学内) ■ 講 師 藤本 幸久(有限会社 森の映画社) ■ 講座タイトル 北部地区における医療・福祉関係者のための災害看護 ■ 日 時 平成23年1月22日(土) 13:30∼17 :00 ■ 場 所 北部地域看護系医療人材育成支援施設 (名桜大学内) ■ 講 師 山崎 達枝(災害看護支援機構)他 内 容 映像レポート「また、また、辺野古になるまで」を見ながら、 講演を聞き、参加者同士で辺野古のことや沖縄の過去、現在、 未来を語り合う。 内 容 北部地区における災害に対する意識付けと災害時の施設内 対応ができるよう、地域的な拡大が図れるような足がかり を作る。講義「トリアージとは」、演習「トリアージの実際」 「ガイドライン2010」新しくなって簡単!!やってみよう心肺蘇生法(CPR)+AED ■ 日 時 平成23年1月11日(火) 、 2月5日(土) 13:00∼16 :00 ■ 場 所 名桜大学 人間健康学部 実験実習棟2階 202実習室 内 容 アメリカ心臓協会(AHA)のインストラクター 資格を持つ講師による、 心肺蘇生法 (CPR)とAED 処置の実技指導。 ■ 講 師 山本 薫(名桜大学 人間健康学部 スポーツ健康学科 講師) ■ 講座タイトル みんなでやってみよう!!フィンランド生まれのノルディックウォーキング ■ 日 時 平成23年2月12日(土) 、 2月13日(日) 13:00∼16 :00 ■ 場 所 名桜大学 人間健康学部 実験実習棟2階 201実習室、グラウンド ■ 講 師 山本 薫(名桜大学 人間健康学部 スポーツ健康学科 講師) ■ 講座タイトル 島じまのジオ・ツアー「本部半島の石灰岩とカルスト」 ■ 日 時 平成23年2月26日(土) 10:00∼17 :00 ■ 場 所 名桜大学総合研究所、 沖縄島本部半島 ■ 講 師 田代 豊(名桜大学 国際学群 観光産業教育学系 准教授) 尾方 隆幸(琉球大学教育学部・琉球列島ジオサイト研究会) 仲里 健(県立博物館美術館・琉球列島ジオサイト研究会) 内 容 年齢・性別・身体能力にかかわらず、専用のポー ルを使って、フィットネススポーツ・ノルディック ウォーキングを自分のペースで楽しむ。 沖縄島の自然を専門家と巡検し、自然環境の 価値について理解を深める 沖縄のヘビ類全般について理解を深める 「六諭」 を通して中国語を学ぼう ■ 講 師 ■ 講座タイトル 35 名桜大学公開講座報告 「六諭」 をもとに中国語発音の基本を勉強する 事故等に対し適切に対処するための心構え と手法について学習する 平成23年度 名桜大学公開講座 受講生募集! 平成23年7月∼9月の公開講座を案内します。多くの皆様方のご参加をお待ちいたしております。 詳しい情報は名桜大学ウェブサイトをご覧ください。http://www.meio-u.ac.jp/ 講 座 日 時 場 所 ウォーキングの極意を伝授します! 6月25日(土)9:30∼11 :30 名桜大学キャンパス内 サンゴ礁自然誌講座 (8) 「海草と海草藻場の生物観察」 7月2日(土)9:00∼16 :30 海洋博研究センター・備瀬の礁湖 キャリア形成の育成 7月2日(土)15:00∼17 :00 名桜大学総合研究所 7月2日(土) 、 7月3日(日) 名桜大学総合研究所・屋我地キャンプ場 (希望者は現地泊) ヤンバルクイナ保護の現場視察 7月9日(土)9:00∼17 :00 東村・大宜味村・国頭村 (マイクロバスで移動) カードメソッドの理論と実際 ―コミットメント能力の育成― 7月または8月 北部地域看護系 医療人材育成支援施設(名桜大学内) 琉球玩具への招待 (9)ビーグ (イグサ) で草玩具を作ろう 8月6日(土)9:00∼16 :30 名桜大学総合研究所 健康生活支援講習 ちゃ∼がんじゅう 介護セミナー IN 伊平屋 8月10日(水) 、 8月11日(木) 伊平屋村とらず園 (出前講座・遠隔講習) カード図解法による論理的思考力の育成 8月11日(木)10:00∼16 :00 北部地域看護系 医療人材育成支援施設(名桜大学内) 親子で楽しもう!英語絵本読み聞かせ 8月20日(土) 10:30∼12 :00 13:30∼15 :00 名桜大学言語学習センター お母さんと一緒に学ぶ月経教室 8月20日(土)13:30∼16 :00 北部地域看護系 医療人材育成支援施設(名桜大学内) 救急法救急員養成講習会(赤十字救急法救急員養成講習会) 8月20日(土) 、 21日(日) 、 27日(土) 、 28日(日) 10:00∼17:00 名桜大学総合研究所 環境と健康にやさしい太陽熱クッキング −挑戦!身近な素材で調理器具の作成から調理実践まで− 韓国語の言語風景と映画にみる韓国文化 (Ⅱ) 8月27日(土) ∼9月17日(土) (毎週土曜日全4回)13:30∼15 :30 名桜大学総合研究所 36 キャンパスインフォメーション お知らせ 日本国際文化学会創立10周年記念特別 全国大会国際文化学会開催 日本国際文化学会創立10周年記念特別全国大会は7月1 日から3日まで急遽、名桜大学で開かれることになった。名 桜大では平成7年に第6回全国大会を開いた経緯がある。名 桜大学に会場を変更したきっかけは、まだ東日本大震災後 も余震が続いているので地震の少ない沖縄が適地であると 決定したことにある。若林一平学会長は「大震災後、世界か ら日本への援助が差し伸べられる中で、国際文化学の役割 を深く論じ沖縄から発信したい」と沖縄開催の意義につい て説明した。学会の3つの国際シンポジウムには韓国、米、中 国からのパネリストと20余の自由論文の発表者が予定さ れている。特に、瀬名波榮喜学長が、 「 災害復興と沖縄の国際 文化」で基調講演する。 フィンク記念奨学金授与式を挙行 平成23年度 人事異動 平成23年4月1日付 英語関係の科目において 優秀な成績を収めた学生を対象に授与 平成23年3月16日(水) 、 フィンク記念奨学金授与式 (寄付者: ビエン・パンガニンバン氏) が学長室で行われ、 伊禮孝哉さん (当 時:語学教育専攻4年次、糸満高校出身) と、 新城志織さん (当時: 国際文化学科4年次、名護高校出身) の2人が奨学生に選ばれた。 伊禮さんは、4年間で163単位を修得し、ウェルナビやLLC、 MSLCでのチューター活動に取り組んできた。また、 新城さんは、 131単位を修得し、アメリカのマリネット大学へ1年間留学 した経験を持つ。2人は小学校での学習支援ボランティア活動 に積極的に携わり、 今後は小・中学校教諭を目指すこと、 そして、 将来は英語教育に力を入れていきたいと意気込みをみせた。 採用 教員 ◆平成23年度 採用教員紹介 菅 野 敦 志 国際学群講師 小 番 達 菅野 敦志 国際学群 国際文化教育学系 講師 国際学群講師 田 邊 勝 義 “国際文化”について考えたい、 “国際感覚”を身につけたいという人にとって、沖縄はと ても刺激的な場所であることに間違いありません。県内・県外、そして国外からの個性あふ れる学生が、この名桜大学で共に切磋琢磨し、将来、地域社会や国際社会に貢献できる人間 として巣立っていってくれることを切に望みます。 国際学群教授 石 橋 千 征 人間健康学部スポーツ健康学科助教 横 川 裕美子 人間健康学部看護学科教授 小 杉 忠 誠 小番 達 国際学群 国際文化教育学系 講師 人間健康学部看護学科特任教授 永 吉 ルリ子 日本文学関連科目を担当しています。 文学、 とりわけ古典には 「むずかしい」 「つまらない」 というイメージを抱いている人も多いでしょう。授業等を通してこうしたイメージを拭い 去り、 文学作品のもつおもしろさ、 奥深さ、 そして新しさを伝えることができればと思います。 人間健康学部看護学科特任教授 安 里 葉 子 人間健康学部看護学科講師 平 上 久美子 人間健康学部看護学科助教 基調講演 「災害復興と沖縄の国際文化」 佐和田 重 信 田邊 勝義 国際学群 経営情報教育学系 教授 人間健康学部看護学科助教 ■講 師:瀬名波 榮喜(名桜大学学長) ■日 程:平成23年7月1日(金)18:00∼19 :00 ■場 所:名桜大学 多目的ホール ■問い合わせ先:TEL.0980-51-1226 大宜見 恵 情報検索、 類似画像検索や画像処理の技術に関する研究を行っています。 食事ログや経営 データ等のライフログ情報や個人の属性情報をデータ解析し、 人間の感覚や趣味嗜好に合わ せて特徴抽出や検索結果を提示するパーソナライゼーションについても取り組んでいます。 学生時代に寝食を忘れて没頭できる【何か】を見つけてください。そのために一人称で自 ら考え多くの事に挑戦し、自分に相応しい【事】を探してください。 「これをやりたい」という『想い』は重要で す。目標を掲げ、その実現を想定してチャンレジし続けてください。さすれば、百忍千鍛事遂全(百を忍び千を 鍛えれば事遂に全うす)、です。 人間健康学部看護学科助手 職員 饒 波 正 一 総務部会計課会計係 又 吉 寛 子 総務部施設課施設係 日本国際文化学会全国大会特別実行委員長 仲地 清(国際学群 国際文化教育学系 教授) 大 濱 恭 子 企画部企画広報課公立大学法人係 神 山 利 昭 教務部教務課教務係 詳しい情報は名桜大学ウェブサイトをご覧ください。 石橋 千征 人間健康学部 スポーツ健康学科 助教 新 田 繁 迪 http://www.meio-u.ac.jp/ 奨学生の伊禮さん(左端)と新城さん(右端) 学生部学生課国際交流係 名 城 弥 生 附属図書館図書課情報サービス係 昇任 第28回外国人 による日本語弁論大会に出場 アディカリさんが最優秀賞を受賞 平成23年2月26日(土)、第28回外国人による日本語弁 論大会(主催:財団法人沖縄県国際交流・人材育成財団)が、 那覇市パレット市民劇場で開催された。 「命(ぬち)どぅ宝」というタイトルで最優秀賞を受賞した、 本学のアディカリ・バハデュル・スザンさん(当時:大学院 国際文化研究科 観光環境教育研究領域2年次、ネパール出身) は、日本での経験から、母国ネパールを相対化することがで きたこと、そして、 「 ネパールでも日本でもいかなる環境に おいても、与えられた命に感謝し、生きる喜びに満ちた生き 方が大切である」と力強く訴えた。 4月15日(金)、瀬名波榮喜学長に受賞の報告に訪れた アディカリさんは、 「 受賞を励みに、日本で得た知識や経験 を生かして、母国の発展や日本との交流に役立てたいです」 と受賞の喜びを語った。 教員 佐久本 功 達 ( ) は異動前の 所属・職名 国際学群教授 (国際学群准教授) 天 願 健 東日本大震災義援金募金活動へ ご協力ありがとうございました 国際学群准教授 (国際学群講師) 大 谷 健太郎 永吉 ルリ子 人間健康学部 看護学科 教授 国際学群准教授 (国際学群講師) 嘉 納 英 明 人間健康学部スポーツ健康学科教授(人間健康学部スポーツ健康学科准教授) 本学学生がイベント開催時・課外活動時等において行いま した募金活動、及び、学内募金活動について、下記の通りご報 告いたします。 東日本大震災義援金募金活動へご協力ありがとうございました。 比 嘉 憲 枝 人間健康学部看護学科講師 (人間健康学部看護学科助教) ■東日本大震災チャリティーイベント (名桜エイサー、Hip Hopサークル、ミュージックサークル、ウェルナビ、VAG) 実施日:平成23年4月16日(土) 場 所: 「道の駅」許田 ■海フェスタIN名護 (スポーツ健康学科教員・学生) 実施日:平成23年4月29日(金) 場 所:21世紀の森ビーチ 人間健康学部看護学科助教 (人間健康学部看護学科助手) 職員 横川 裕美子 人間健康学部 看護学科 教授 米 須 義 秀 赤 嶺 達 也 総務部施設課長 (総務部施設課施設係長) 併任 教員 金 城 亮 ( ) は所属・役職名 ■平成23年度 第1回名桜大学陸上競技記録会 ※運営資金の余剰分を全て募金いたしました。 沖縄の歴史や文化に存在するケアリング精神を学びながら、それを生かした看護のあり かたについて、学生や臨地の看護職の方々、住民の皆さんと共に考えながら実践していく ことができたらと思います。 国際学群長 (国際学群教授) 金 城 祥 教 人間健康学部長、看護学研究科長(人間健康学部看護学科教授) 小 川 寿美子 総合研究所長 (人間健康学部スポーツ健康学科教授) 田 代 豊 総合研究所副所長 (国際学群准教授) 与那覇 恵 子 安里 葉子 人間健康学部 看護学科 講師 小児看護領域に所属しています。小児病棟・小児外来における臨床現場での看護実践と 専門学校、大学での看護教育の経験を生かし、学生とともに看護を学び考えていきたいと 思います。 国際学群国際学類国際文化教育学系長 国際学群国際学類語学教育専攻長 (国際学群教授) 宮 平 栄 治 国際学群国際学類経営情報教育学系長 国際学群国際学類経営専攻長 (国際学群教授) 小 賦 肇 国際学群国際学類観光産業教育学系長 (国際学群准教授) ■学内募金 期 間:平成23年3月15日(土) 日本赤十字社沖縄支部 比嘉幹郎副 支部長へ義援金をお渡しした ∼4月30日(土)(左から瀬名波学長、嘉数理事長、 場 所:大学構内(窓口等) 学生代表・森谷さん) 37年間の沖縄県公務員を定年退職し、翌日公立大学法人名桜大学に就任しました。 団塊の世代が定年を迎えるこの時期に、先輩保健師として、駐在制度下で培ってきた実 践能力を、看護教育を通して伝承できればと思います。 徳 田 菊 恵 学生部長 (教務部長補佐) ■あけみおフェスタ2011 (名桜大学宮里捷ゼミナール) 実施日:平成23年3月19日(土)、20日(日)、21(月)、27日(日) 場 所:名護市営市場内パティオ スポーツ心理学を専門としています。トップアスリートは、狭い空間や一瞬という時間、 つまり制約された環境下でも優れたパフォーマンスを発揮出来ます。なぜならトップアス リートは「コツ」といわれる非言語的・包括的な知能を獲得しているからです。そこで皆さ んと協働し、スポーツだけではなく様々な 「コツ」を解明していきたいと思っています。 向 山 貴 仁 佐和田 重信 人間健康学部 看護学科 助教 高齢者看護学に所属しています。これまで臨床現場での経験が長く、大学教員としては 1年生です。沖縄の文化や地域特性を大切にしながら、学生や諸先生方と共に高齢者看護 について学んでいきたいと思います。 人間健康学部スポーツ健康学科長(人間健康学部スポーツ健康学科教授) 金 城 利 雄 人間健康学部看護学科長 (人間健康学部看護学科教授) 住 江 淳 司 国際学群国際学類国際文化専攻長 (国際学群教授) アラスーン,ピーターM. 国際学群国際学類情報システムズ専攻長 (国際学群准教授) 大 谷 健太郎 国際学群国際学類観光産業専攻長 (国際学群准教授) 平上 久美子 人間健康学部 看護学科 助教 沖縄文化を学びながら、精神看護の魅力を多角的に追究していきたいと思っています。 そのために多くの方と出会い、お互いに刺激しながら共に成長していける名桜生活にした いです。 「いつかは…」という夢は、大切に持っておくと叶っていくから、欲張って持ってお くものですね♪ 佐久本 功 達 瀬名波学長に受賞を報告した 左から瀬名波学長、アディカリさん、弁論の指導にあたった伊藤孝行講師 37 皆様よりお預かりした義援金(総額549,585円) は、5月2 日(月)に沖縄県共同募金会名護市支会(名護市社会福祉協議 会)を通して、日本赤十字社へ送金いたしました。 被災地の1日も早い復興を心より祈念申し上げます。 教務部長 (国際学群教授) 嘉 納 英 明 教員養成支援センター長(人間健康学部スポーツ健康学科教授) 木 村 堅 一 教養教育センター長、国際学群国際学類診療情報管理専攻長(国際学群教授) 金 城 やす子 教養教育センター副センター長 (人間健康学部看護学科教授) 大宜見 恵 人間健康学部 看護学科 助手 大学卒業後、保健師として離島や都市部の保健所で勤務しておりました。新たな立場か ら地域における継続看護について深め、実践で活用できる研究を日々、探求中です。北部地 域の特性を活かした看護活動を築いていけるように学生と共に楽しく学んでいきたいと 思います。 38