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アクシオン・ジャパン社が歯科用デジタルパノラマX線装置において低価格

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アクシオン・ジャパン社が歯科用デジタルパノラマX線装置において低価格
薬事認証番号 220ALBZX00001000
Con
PanoACT-1000 とは
PanoACT-1000 は、X線を直接電気信号に変換する直接変換型の高性能半導体(CdTe:カド
ミウムテルル)検出器と、全米で最大のシェアを誇る Panoramic Corporation 社のパノラマ装置を
組み合わせた日本で初めての歯科用デジタルパノラマ装置です。弊社は本検出器の特徴を最大
限発揮するため、世界で類を見ない PanoACT ソフトウエアを開発しました。このソフトウエアにより
低価格にも関わらず、世界最高の画質を実現しています。また収集後のポストプロセスで、パノ
ラマ画像特有のボケを簡単なユーザーインターフェースで修正する機能を実現しました。
本機能はパノラマ装置の付加価値を飛躍的に高め、歯科診療におけるパノラマ診断の位置
付けを変える可能性を秘めております。
機能性とコストパーフォーマンスに優れた新時代を切り開くパノラマ装置と言えます。
歯科放射線学をリードするテキサス大学
ラングレス教授も PanoACT-1000 を
推奨しています。
弊社製品はテキサス大学、昭和大学
法政大学と共同で開発されました。
PanoACT-1000 と Dr.Langlais
2
Con
PanoACT ソフトウエアとは
PanoACT(Panoramic Arbitrary Contouring Tomography の略称) は、弊社のペットネームで
高速半導体から毎秒 300 フレームで送られてくる原画データを、PC のメモリにすべて取り込むこと
で、装置で予め決められた焦点断層面の他、自在に焦点軌道を作り画像再構成を収集後に出来
る機能のことを言います。
例:メッシュボックスを用いた画像再構成と最適焦点画像
②診断モニターに画像が表
①メッシュボックスをパノラマ
示されます。
装置に設置し撮影します。
③パノラマ画像から切り出し
た画像は、焦点が合わず
④不鮮明な画像から、再構成を経て
不鮮明になっています。
最適画像を得ることが出来ます。
画像再構成
(PanoACT)
3
Con
またパノラマ断層方向の距離計測を、下図のような計測ファントムを用いて行い、距離
感をもち断層面の把握をパノラマ画像上で行なうことが出来ます。これにより焦点面を自
在に移動でき、ボケが少ない画像の作成が出来ます。この機能は歯科用パノラマ撮影にお
いて新たな付加価値と言えます。弊社は共同研究(テキサス大学)を通じ、継続して新し
い診断技術を提案させて戴きます。
※随時バージョンアップで対応していく予定です。
前から見た写真
上から見た写真
90°
計測ファントム
( 各パノラ マ断層面
に対しX線照射方向
60°
に 45 度傾斜し十字
マーカーを設置)
30°
-15°
四角で囲まれた部分(下から 7 つ目
の印)の焦点が全て合っている。
-15°0°15° 30° 45°
計 測 ファン ト ムの
60°
75°
90°97.5°
パノラマ撮影画像
中心(焦点面)
従来の他社製品のパノラマ画像では、ある焦点面のみ画像の焦点が合うように設計され
ております。この計測ファントムは中央(下から7つ目)の十字に各焦点が合うように設
計されており十字は上下方向の端に行くに従いボケて行く様子が良く分かります。
4
Con
-15°
0°
15°
30°
90°
97.5°
45°
各ファントム位置で
X 線照射方向に45
度 傾斜させ て再構
成を行った画像で
す。
60°
75°
このように PanoACT ソフトウエアではファントム形状が忠実に再現されています。このことは通
常のパノラマ画像でも、パノラマ画像の各位置でX線照射方向に断面変更を精度良く行えることを
示します。更にこの情報をもとにX線照射方向のみならず断層面を変更出来るように工夫を凝らし
ています。つまり読影者が患者の状況に応じて断層面を意識しながら診断情報を得ることが出来
るわけです。
弊社はこの機能をパノラマ画像において実現したのみならず、パノラマ画像に口内撮影装置大
の関心領域(Region Of Interest,以降 ROI と略す)を設定し、その領域内の最適焦点画像を簡単な
ユーザーインターフェースで得ることが出来るようになりました。得られた画像は国内外の有力病
院から、口内撮影装置の代替として使用出来る画質であるとの評価を得ています。またこの他に
法政大学理工学部応用情報工学科 尾川浩一教授の御指導の下で、画像コントラストの最適化
技術の開発を行い、収集直後に階調操作を行うことなく最適画像を表示する事が出来るようにな
りました。得られた画像は、直接変換型半導体検出器の性能の良さも絡み、高い分解能とダイナ
ミックレンジを持つ世界最高の画質と評価を戴いています。
※弊社のこれらの技術は、特許申請にて保護されております。
5
Con
PanoACT ソフトウエアの特徴
自動的に最適画像が得られます。
1 回の患者画像撮影後、自動的に最適画像を表示することが出来ます。
そのために忙しい読影者の手間を省くことが可能になります。
撮影後、自動的に以下のような最適画像が得られます。
再構成のやり直しで、更に鮮明な画像が得られます。
撮影後、患者のポジショニングの設定ミスを修正することが出来ます。下記例は、初期画像
から軌道面をソフトウエアで 5mm シフトさせ、画像を最適化したものです。
6
Con
撮影やり直しの必要がありません。
患者の歯列が装置の焦点軌道から外れた場合や、患者のポジショニング゙の設定ミスが発生し
た場合でも撮り直しすることなく、最適焦点画像を得ることが出来ます。
断層面方向の距離を変えて
更に上下に断層面を傾けた
再構成を行うことが出来ます。
再構成を行うことも出来ます。
出っ歯の事例
乱くいの事例
乱くいや出っ歯などの事例や矯正の必要な患者の場合、現状のパノラマ撮影ではすべての歯
列で鮮明な画像を得ることは難しいですが、弊社製品では上記機能により全ての歯で焦点の合っ
た鮮明な画像を得ることが出来ます。パノラマ断層撮影装置の原理的な欠点を補うことが可能と
なりました。
7
Con
歯の奥行き、歯の傾きに合わせた最適画像が得られます。
まず、詳しく見たい部分(ROI)を選択します。
次に奥行きや傾きを任意に変え
最適な画像にします。
これまでのパノラマ装置では画像がボケてしまい診断ができない場合がありました。
弊社の装置では、簡便なユーザーインターフェースで断層面や傾きをずらし、歯根や神経まで
はっきりと観察する事が出来ます。特に前歯部の診断に有効と考えています。
断層面を 2mm、角度を 31 度ずらした画像例
8
Con
歯列に応じた最適焦点画像を2枚作成することが可能です。
最適化された ROI 画像を使い、歯列の上列を最適化表示したパノラマ画像と、下列を最適化し
たパノラマ画像の2枚を作成することが可能です。
歯列の上列を最適化表示したパノラマ画像例
歯列の下列を最適化表示したパノラマ画像例
このように撮影時のポジショニングが良くない場合でも、ボケの少ない画像を収集後の最適化に
より得ることが出来ます。
9
Con
テンプレート画像の管理が簡単になります。
PanoACT-1000 では撮影したパノラマ画像から ROI を切り出し、最適化された画像をデジタル的
に貼り付け管理するテンプレートユーティリティー機能を有しています。これは口内撮影装置の画
像を管理する手法として広く普及しておりますが、パノラマ画像から切リ出した画像(ROI)が鮮明
なので患者の不必要な口内撮影やX線被曝線量の削減、検査時間の短縮に貢献出来ます。
また撮影した原フレームデータを保存し管理することが出来るようになりました。このことにより
患者の経時的な変化を見逃すことなく管理することが可能となりました。
10 枚法テンプレートの一例(ドライスカルファントム)
18 枚法テンプレートの一例(ボランティア)
テンプレートは、各診療所のお好みに応じて自在に設計出来るようになっています。
他社製品でデジタル撮影した口内撮影画像を貼り付けることも可能です。
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Con
側方歯の重なりのない画像が得られます。
パノラマ画像特有の側方歯の重なりを、患者のポジショニングの工夫により軽減することが出来ま
す。また Bite Wing などの撮影方法の置き換えが可能です。(オプション開発中)
側方歯を中心に焦点を合わせたテンプレートが作成出来ます。
※ PanoACT で作成したテンプレートは現状では保険請求が出来ません。
(弊社では現在保険請求を検討中です。)
患者さまに優しい装置です。
精査として行われていた口内撮影が多くの場合不要になるため検査時間の短縮と X 線被曝線
量の大幅な削減が可能となります。
診療所の経営上のメリット
弊社の PanoACT-1000 は下記のような経営上のメリットも得られると考えています。
●デジタル装置の特徴としてX線フィルムが不要となり、モニターで診断可能になるために製品
寿命の中でのトータルコストは大幅に削減することが出来ます。(別紙参照)
●他のデジタル装置より製品価格が安いため、償却は他のデジタル装置より短くなります。
(別紙参照)
●パノラマ撮影と口内撮影の組合せ撮影の頻度が減るため患者へのX線被曝線量の減少
またそれに伴うコスト削減を当院のメリットとしてアピールすることが出来ます。
11
Con
他社比較
PanoACT-1000 は、テキサス大学にて他社製品との厳密な比較を行い、画像が最も優れてい
ると評価されました。(詳細は、技術資料をご参照ください。)
製品構成
PanoACT-1000 の製品構成は以下のように構成されます。
●パノラマ装置
一式
●高性能半導体検出器
一式
●通信ケーブル(10m)
一式
●画像収集、診断用 PC(オプション)
一式
●PanoACT ソフトウエア
一式
●地震対策用金具
一式
●X線曝射用リモートスイッチ(オプション)
一式
ソフトウエア構成
ソフトウエアは以下のように構成されます。
●画像収集ソフトウエア
一式
●患者情報管理ソフトウエア
一式
●画像表示、処理ソフトウエア
一式
●ROI PanoACT ソフトウエア(オプション)
一式
●Template Utility ソフトウエア(オプション)
一式
●DICOM 転送・DICOM プリント(オプション)
一式
●チェアサイド画像表示ソフトウエア(オプション)
一式
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Con
高性能半導体検出器の仕様
弊社の半導体検出器は直接放射線を電気信号に変換し、各画素単位でX線量に比例した電気
信号を検出するので、画素間のクロストークが少なくシャープな画像が得られます。また検出器信
号の処理回路が半導体の直下に構成されるため、低雑音を実現しています。そのため画像のコ
ントラストが極めて優れています。各画素は 12Bit の深さを有しているため、低吸収から高吸収領
域まで広いレンジで画像のつぶれがありません。しかも検出器の応答スピードが速いために
1510 x 64 画素の精細な画像であるにも関わらず、毎秒 300 フレームと超高速の収集が可能です。
検出器からのフレーム画像をすべて PC に転送し、ポストプロセスでパノラマ画像再構成を自在に
出来るようにしています。またX線の線吸収係数が高く、同一X線発生系で比較した場合、従来の
デジタル型検出器の 1/2∼1/3 のX線量で良いのも大きな特徴です。
現状では上記に述べたすべての特徴を搭載した検出器は、弊社の採用している検出器しかなく
他のデジタル検出器と比較しても圧倒的に将来性があると考えております。
半導体検出器の仕様
検出器仕様
詳細
●画素サイズ
100 x 100μm
●検出器サイズ・画素数
151.0 x 6.4mm (1510 x 64 画素)
●画素当たりの深さ
12Bits
●半導体素材
CdTe(カドミウムテルル)
●半導体検出器厚み
0.75mm
●DQE(0lp/mm)
>90% 60keV にて
●MTF
>75% 2lp/mm にて
●コントラスト分解能
<0.6%
●X線エネルギー範囲
60∼160keV
●収集フレームレート
300FPS (Frame Per Second)
●収集インターフェース
CameraLink PCI Card
●使用設定温度
20℃∼28℃
本検出器が、医療装置 93/42/EEC、Annex II for Class IIa に含まれることを宣言します。
製品は、CE0434 がマークされています。
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Con
パノラマ装置の仕様
1.
名称:デジタルパノラマ X 線装置
2.
品名:PanoACT-1000
3.
高電圧発生:単層半波整流方式
4.
X 線チューブ:Brand X-Ray or Superior 製 BX-4P0.5
or SXR-100-R-5P
5.
X 線管焦点:0.5mm x 0.5mm
6.
X線管電圧範囲:70kVp∼90kVp
7.
総濾過:2.8mm
8.
寸法:89cm x 107cm x 231cm
9.
上下動可動範囲:147cm∼231cm
10. 作業スペース:122cm x 122cm x 231cm
11. 画像収集方向:L 回転、R 回転を選択
12. 総重量:220kg
最大 89cm
最小 58cm
最大 231cm
最小 147cm
最大 107cm
最小 82cm
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Con
画像収集・診断用 PC の仕様
本ソフトウエアを動作させるため、PC に対しては動作スピードを快適にするため下記表の性能
を満たした PC をお勧めしております。また弊社で調達、供給する事も可能ですので商談時に御相
談下さい。
動作環境
OS
Windows2000, XP
CPU
Pentium4 3.0GHz あるいは同等以上
メモリ
3GB 以上 DDR333 あるいはそれより速い事
ハードディスク
800GB 以上を推奨
Chipset
Intel, SIS, Nvidia の高性能チップセット
(VIA Chipset はサポートしていません)
ディスプレイ
汎用ディスプレイ 1280×1024(推奨)
ディスプレーアダプター:AGP, PCI EXPRESS アダプター
Shared Memory や PCI アダプターはサポートしていません
DVI(Digital Video Interface)を推奨いたします。この場合は PC には DVI に適
合した専用ボードが装備可能なことを確認願います。
申請中特許
・Wavelet 変換を用いたコントラスト強調
・多断層表示ソフトウエア
・多断層表示方法
・パノラマ装置再構成方法
・キャリブレーション用ファントム
・3Dデジタルテンプレート
製品の保証について
製品の保証期間は、購入後 1 年です。ソフトウエアのバージョンアップは新機能の追加の場合
は有償となりますが、その他は無償にて定期的に行います。
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Con
2007年1月に池袋テクニカルセンターを開設致しました。
弊社の製品を展示しておりますので
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄り下さい。
株式会社アクシオン・ジャパン
池袋テクニカルセンター
〒170-0014
東京都豊島区池袋1-16-33 1F
TEL 03-5949-5571
FAX 03-5949-5572
株式会社 アクシオン・ジャパン
お客様窓口
0120-824-910
池袋北口から平和通りを直進し
川越街道を右折。 徒歩 12分
16
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