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図表の作り方・文献引用の仕方
1 『質的心理学研究』『質的心理学フォーラム』共通 図表の作り方・文献引用の仕方 2014年10月改訂版 1 .図表の 作り方 1.1 全 般的 な注意 a .書式設 定は A4 とし, 上下左右 それぞれ に余白 を 3cm以上 設ける。 b .それぞ れの図表 ごとに 別の ペー ジに作成 する。 c .図表の 数に制限 はない が,図表 の重複を 避け, 最小限度 になるよ うに努 め る。 d .図表の 挿入位置 は,原 稿の本文 中に地の 文とは 区別でき るような 形で,「(図1挿 入)」な ど と記入し て,挿入 希望箇 所を明示 する。 1.2 図 の番 号とタイ トル a.図には,図1,図2‥‥といった通しの図番号をつけ,図のタイトルとともに,図の下 中 央につけ る。 b.図タイトルは図番号に続けて1文字分の余白の後に記入する。タイトルは本文を読まな くても図が理解できる程度の,最低限の必要事項を盛り込む。必要な場合には,図の注をタイ ト ルに続け て書く。 1.3 図 の描 き方 a.図は1/2以下に縮小されるので,そのことを念頭において作図する。無駄な余白は作 ら ず,簡潔 な図にす るよう に努める 。 b.手書きの図を使う場合には,黒インクで明瞭に描いたものをスキャナーで読み込んで , フ ァイル に 含める 。 c .カラー は用いず ,白黒 で作成す る 。 1.4 写真 a .写真は 図扱いと す る。 b.デジタルカメラで撮影したものを使用する場合には ,画像ファイルをワードファイル内 に貼り付ける。印画紙に印刷された写真を用いる場合は ,スキャナーで読み込んで,ワードフ ァイル内に納める。使用する色は白黒に限る。タイトルをつけて,他の図と同様に原稿に含め 2 る。 1.5 表 の番 号とタイ トル a.表には,表1,表2‥‥といった通しの表番号をつけ,表のタイトルとともに,表の上 左 詰めで記 入する。 b.表タイトルは,表番号に続けて1文字分の余白のあとに記入する。タイトルは本文を読 まなくても図が理解できる程度の,最低限の必要事項を盛り込む。必要な場合には,図の注を タ イトルに 続けて書 く。 1.6 表 の作 り方 a.罫線はなるべく少なくして見やすい表にする。特に縦の罫線は,必要なとき以外は用い な い。 b .無駄な 余白は作 らず, 簡潔な表 にするよ う努め る。 2 2.1 文 献の引 用方法 本 文内 での文献 の引 用方法 a.本文中で の引用に おい ては,著者 の姓と出 版年 を明記す る。日本語 名以 外の場合,本文 中 では原則 としてカ タカナ 表記(漢 字表記が 通例の 場合は漢 字表記) とする 。初出時 に( ) で 原語表記 を示すが ,原語 がローマ 字での表 記によ らない場 合は,カタカナ 表記( もしくは 漢 字 表記)のみとす る。翻訳 書の場合 には,原則とし て邦訳の 出版年と 原著の 出版年を スラッシ ュ で 区 切 っ て 併 記 す る。ただし,ローマ字表記の原語に限り,文末にカッコ内で引用する場合は,初出時か ら原語表記のみとする。 【 例】 やまだ ( 2000)に よれば ‥ ‥ 尾見・川野(1996)によれば ヴ ァルシナ ー( Valsiner, 2001) は ‥‥ 。ヴァルシ ナー( 2001) はまた ‥‥ 。 ブ ルーナー( Bruner, 1998/1986)は ,‥ ‥。ブ ルーナ ー( 1998/1986)は また ‥‥。 バ フチン( 2002) によ れば ‥‥。 デンジンとリンカン(Denzin & Lincoln,1994)によれば‥‥。 ・・・と考えられている(Spradley, 1980) 。 b . 3人 以 上 の 著 者 に よ る 文 献 の 場 合 に は , 初 出 時 に は 全 員 の 名 前 を 表 記 し , 2回 目 以 降 は 第 2著者以 下を,本 文中で は「 ‥‥ら 」を使っ て省 略する。カ ッコ内で の引 用におけ る省略も 同 様である 。ただし ローマ 字表記の 名前の場 合には “et al.”を 用いる。 3 【 2回目以 降の例】 秋田ら ( 2001)は ‥‥。 ‥ ‥と考え られてい る( Spradley et al., 1980) 。 c .同姓の 著者が いるとき 名前を加 えるが ,ローマ 字表記の 名前の場 合には イニシャ ルを加 え る。 【 例】 佐藤達 哉( 1999) は‥‥。 佐藤公治 ( 2006) によ れば ‥‥ 。 R. W. ホワイト (White, R. W., 1979) は‥‥ 。M. ホ ワイト (White, M., 1990) に よれば ‥ ‥。 d .同じ著 者の同 年の著作 を引用す る場合に は,論 文タイト ルや章タ イトル の アルフ ァベッ ト 順にした がい,出 版年の 後に アル ファベッ ト (a,b,c…)を 付けて区 別する。 【 例】 矢守( 2003a) に よれば ‥ ‥。また ,矢守 ( 2003b) では‥‥ 。 2.2 文 献リ ストに関 する 一般的注 意 a .引用文 献は論文 の最後 にまとめ て置き, 見出し は「引用 文献」と する。 b.「引用 文献」に記載さ れた文献 は本文 等 で必ず 引用 ある いは参照 されな ければな らない。 また,本文で引用あるいは参照された文献は必ず,「引用文献」の中に記載されている必要が あ る。なお ,引用の 場合は ,本文中 に該当の ページ を括弧書 きで付 記 する。 c.「引用文献」における記載の順序は著者(共著の場合は第1著者)の姓のアルファベッ ト 順とする 。著者( 第1著 者)が同 一の場合 は,刊 行年次が 古いもの から順 に並べる 。 【 例】 Muto, T., & Minami, H.( 1995) .・・・・・・・・ ( 1番目) 無 藤隆・麻 生武.( 1998) .・・・・・・・・ ( 2番 目) の順 d . ロ ー マ 字 表 記 の 文 献 の 場 合 , 著 者 名 は カ ン マ で 区 切 り , “& ”の 前 に も カ ン マ を つ け る 。 和 文の著者 名は,“・”で区 切る。文字数 にかかわら ず姓と名 の間にス ペース をあけず,続 けて 書 く。 e .ローマ 字表記の 雑誌名・書籍名 は,斜 体(イタ リック)で印字す る。ま た,言語 のいかん に よらず巻 数は斜体 とする 。 f .ローマ 字表記の 論文名・書籍名 について は,先 頭に位置 する語,および コロン(:)の 直 後の語のみ,最初の文字を大文字とする。ただし固有名詞の場合は,位置に関わりなく語頭の 文字は大文字になる。また,ローマ字表記の雑誌名は,冠詞や短い前置詞を除いて語頭の文字 を すべて大 文字にす る。 g.論 文名・書籍 ともに副 題も省略 せ ずに記 載する。和 書籍の場 合,副題は 原則とし て2文字 分 のハイフ ン “――”に続け て記載す る 。副題 のあと には何も つけ る必 要はな い。ロー マ字表記 の 書 籍の場合,副 題は原則と してコロ ン “:”に続 けて 記載する。論 文の場合の 副題は,原著 のタイ ト ルにおけ る書式を 尊重す る。 h.ロ ーマ字表 記の場合,1 つの単語 をハイフ ンでつ ないで2 行にわた って書 くことは 避ける。 4 2.3 引 用文 献の記載 の仕 方 原則として以下の通りとする。ただし原則に従いがたい場合は,原則に近い形式で記載をす る 。その場 合,編集 委員会 で検討・ 判断し, 記載方 法を指示 すること がある 。 a .雑誌論 文の場合 :著者 名.(刊 行年次) .論文 題.雑誌 名,巻 , 号,ペ ージ. 日 本語・英語以 外の文 献(翻訳 されてい ないも の)を引 用に用い た場合 は,可能 であれば原語 表記をし,( )内に日本語訳を付ける。ただし原語表記がフォント等の問題で困難であれば, 日 本語訳だ けを表記 し,最 後に使用 言語を( )で 示す。日本語・英 語以外 の文献の 記載に関 し て は b.の例 を参考に するこ と。) 【 例 】 大 谷 尚 ・ 無 藤 隆 ・ サ ト ウ タ ツ ヤ . (2005). 質 的 心 理 学 が 切 り 開 く 地 平 . 質 的 心 理 学 研究, 4, 16-38. Pearce, A., Clare, L., & Pistrang, N. (2002) . Managing sense of self: Coping in the early stages of Alzheimer’s disease. Dementia, 1, 173-192. b.書 籍の場合:著(編)者名.(刊 行年次).書 籍名.出版社 所在地:出 版社名(必要 に応 じ てシリー ズ名や叢 書名) . 日 本語・英語 以外の文 献(翻 訳されて いないも の)を 引用に用 いた場合 は,可 能であれば原語 表記をし,( )内に日本語訳を付ける。ただし原語表記がフォント等の問題で困難であれば, 日 本語訳だ けを表記 し,最 後に使 用 言語を( )で 示す。 【 例】 やま だよう こ (編 ). (2000). 人生を 物語 る ――生成のラ イフスト ーリー. 京都: ミ ネルヴァ 書房. 川 喜田二郎 . (1967). 発 想 法.東京 :中央公 論社( 中公新書 ). McAdams, D.P., & de St. Aubin, E. (Eds.). (1998). Generativity and adult development: How and why we care for the next generation . Washington D.C.: American Psychological Association. c.翻訳書を 引用に用 いた 場合:原著 情報も( )内 に記入す る。ただし 原著 がロ ー マ 字 表 記 ・ 漢 字表記に よるもの でない 場合は, 原著情報 は省略 できる。 【 例】 ブルー ナー , J.S. (1998). 可 能 世界の心 理( 田中一彦 ,訳). 東京: みすず書房. ( Bruner, J.S. (1986). Actual minds, possible worlds. Cambridge: Harvard University Press.) バ フチン , M. (2002).バフ チン言語 論入門( 桑野隆・小林潔 ,訳). 東京:せり か 書房. d .書籍 の一部の 場合:著 者名.(刊行 年次).引 用部分の タイトル .編者 名(編 ),書籍名 ( 引用部分 ページ) ,出版 社所在地 :出版社 名. 【 例】 工藤 庸子. ( 1996).草 稿を読む.川本皓嗣・小 林康夫(編),文学の方法( pp.193-212). 東 京:東京 大学出版 会. 5 McDermott, R., & Varenne, H. (1998). Adam, Adam, Adam, and Adam: The cultural construction of learning disabilities. In H. Varenne & R. McDermott (Eds.), Successful failure: The school America builds (pp.25-44). Boulder: Westview Press. 電 子媒 体の 引用 に関 する一般 的注意 2.4 a .ここ で電子媒 体とは,インタ ーネット 上でのみ 読める電 子ジャー ナル,ニュー スレター の 記事,組織や個人のホームページ上の記事といった媒体を指す。一般の文献と同様に, 「引用 文 献」中に 記載する 。 b.ロ ーマ字表 記のジ ャー ナルまた はニュー スレタ ー名は斜 体(イタリ ック)で 印字する。ま た ,言語の いかんに よらず ,巻数は 斜体とす る。 c .URLを 記載する 場合,1行に収 まらない ときに は,スラ ッシュ( /)のあ とで改行 する。ま た,一般の文献の場合と同様,ローマ字表記の場合,ひとつの単語をハイフンでつないで2行 に わたって 書くこと は避け る。 d. 日本語 表記・ロ ーマ字 表記以外 の場合は ,「 2.3 引 用 文献の記 載の仕方 」を参考 に記載す る 。その場 合,編集 委員会 で検討・ 判断し, 記載方 法を指示 す ること がある 。 引 用し た電子媒 体の 記載の仕 方 2.5 a .電子ジ ャーナル やニュ ースレタ ー記事の 場合:著者名 .(刊行 年次,日 付).論文また は 記 事タイト ル.ジ ャーナル またはニ ュースレ ター名 ,巻号〔な ければ略 〕,URL( 情報 取得年月 日) 【 例 】 東 京 太 郎 . ( 2001, 7月 ) . イ ン タ ー ネ ッ ト を 通 じ た 障 害 者 家 族 の カ ウ ン セ リ ン グ の 試 み . ヘ ル ス ケ ア ニ ュ ー ス , 3(2) , http://www.telehealth.net/subs /newslet4.html/( 情報取得 2004/01/25) Smith, B. L. (2000, March 7). Cultivating positive emotions to optimize health and well-being. Prevention & Treatment, 3, http:// journals.apa.org/ prevention/vol3/pre0030001a.html/(情報 取得 2003/12/01) b .組織 や個人の ホームペ ージ上の 記事:著者名ま たは組織 名〔不 明の場合 には記事 タイトル か ら開始 〕.(発表 年次,日付〔とも に不明の 場合 には ,n.d.〕).記 事タ イトル .URL(情報 取 得年月日 ). 【 例】 文部科 学省. ( 2003) . 生徒指導 上の諸問 題の現状 について . http:// www.mext.go.jp/b_menu/houdou/15/12/03121902.html/ (情報取 得 2004/08/15) Clark, L., McDonald, R., & Nixon, D. H. (n.d.). Technology and education: New wine in new bottles. http://www.columbia.edu/publications/ 6 papers/newwine1.html/( 情報取得 2004/07/06) 躁 うつ病と の出会い と闘い . (n.d.). http://square.umin.ne.jp/tadafumi /YK.html/ ( 情報取得 2003/11/30) c .本文中 で言及す る際に は,次の ように記 載する 。 【 例】 文部科 学省( 2003) は‥ ‥(文部 科学省, 2003) Clark, McDonald, & Nixon( n.d.) は‥‥ ( Clark, McDonald, & Nixon, n.d.) 「 躁う つ病 との 出会 いと闘 い」 ( n.d.) によ れば ‥ ‥( 躁う つ病 との 出会い と闘 い , n.d.)