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生駒市の随意契約のあり方に関する提言

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生駒市の随意契約のあり方に関する提言
生駒市の随意契約のあり方に関する提言
-ガイドラインを中心として-
平成20年3月26日
生駒市随意契約適正化検討委員会
2008年(平成20年)3 月 26 日
生駒市長
山 下
真
殿
生駒市の随意契約のあり方に関する提言
-ガイドラインを中心として-
生駒市随意契約適正化検討委員会
委員長
阪 口 徳 雄
本委員会は、生駒市のごみ収集・運搬業務等の委託契約や他の随意契約の検
証を踏まえ、この度、今後の『生駒市の随意契約のあり方』に関し、次のとお
り提言する。
記
第1
1
提言の結論
随意契約に関する運用基準(ガイドライン)を作成し、その基準に沿って処理する
こと
2
ガイドラインの内容としては、次のとおりの基準を制定すべきであること
(1) 競争入札にするか随意契約にするかの判断基準を明確にすること
(2) 契約金額の適正性に向け、①仕様書の作成及び予定価格の設定 ②見積書を徴収
すること
(3) 随意契約にする場合の明瞭かつ統一的な理由書の作成をすること
(4) 随意契約を厳正に実施する手法として、確認表の作成及び契約担当課において確
認すること。
3
随意契約を実施した場合、ホームページ等で情報公開を徹底すること。
4
上記ガイドラインに基づき、職員に対し、「随意契約は、契約の例外である」とい
う認識の強化のために研修すること
-1-
第2
1
入札執行等調査委員会からの提言と生駒市の改革、改善
平成18年10月に生駒市の随意契約について、次の提言がなされた。
生駒市の入札改革・改善に関する提言(抄)
第1
生駒市の入札の実態と分析
(略)
3
生駒市の随意契約の状況とその結果
地方自治体の契約は競争入札が原則であり、随意契約は例外である。この原点に
沿って市民の目線に立った厳格な対応が求められる。
随意契約は、企業や関係団体との癒着の温床になりやすく割高な契約になる恐れ
もあることから、明白に契約相手が一つしかないなどの場合にのみ限定的に認める
基本方針を再確認して契約内容の洗い直しが必要と考える。
国においても、平成 18 年 6 月 13 日付の「公共調達の適正化に関する関係省庁連
絡会議」報告の中で、
「効率的かつ公平な政府調達の確保により、歳出の無駄を徹底
的に排除」と掲げ、随意契約の適正化への強い姿勢が込められている。
地方自治法第 234 条(契約の締結)
、地方自治法施行令第 167 条の2(随意契約)
の原点でもって契約を実施運用しなければならない。要は、競争性と透明性を担保
する運用が必要ということにある。
(略)
上記のとおり、施設管理業務については、円滑な施設管理運営という理由により
随意契約とし、委託先に一定の経費削減努力を求めるなどの取組もなされているよ
うであるが、競争性やコスト面からその発注について入札の導入を検討する必要が
ある。
随意契約は一定の条件の下、認められた制度であるが、上記の業務委託は必ずし
も地方自治法施行令でいう理由に当らないのではないかと勘案する。
また、入札方式を導入する場合には、毎年の入札ではなく一定期間の安定的な履
行確保(経費面も含め)を図るため、地方自治法の改正で、条例の制定があれば可
能となった「長期継続契約」
(3年~5年)の活用なども併せて検討すべきであると
考えている。
上記に掲げた施設管理業務以外のもので、入札対象とするのが望ましいと思われ
る契約の一部を参考のために以下に掲げる。以下に掲げた契約も含めて、随意契約
の全てについて洗い直しが求められる。
(略)
-2-
第 2 提言の骨子
(略)
3
随意契約における改革、改善
随意契約を行っている全件を抜本的に見直すこと。特に、特定業者との間で従前
から随意契約をしているとの理由で安易的に繰り返している事例については、制限
付一般競争入札、企画競争・公募も視野に入れた抜本的な見直しを実行すること。
その改善方法は契約担当が各課にまたがっているため、横断的な随意契約検討プロ
ジェクトチームを作った上、その見直しを行うことが求められる。
2
上記の提言を受け、生駒市は、平成19年3月に「生 駒 市 長 期 継 続 契 約 を 締 結
す る こ と が で き る 契 約 を 定 め る 条 例 」 を 制 定 し 、 又 、 施設管理委託業務に
ついて随意契約から長期継続契約で指名競争入札を実施するなど、相当改善されて
きたと評価できる(改善、改革例は別紙参照)。
第3
1
生駒市の随意契約の問題点
前例踏襲
当委員会では、ごみ収集・運搬業務等委託契約及び他の随意契約を行った業務(特
に、プラント関連、電算システム関連及び医療業務)の妥当性を検証し、そのため
の改革改善提言を行った。これらの随意契約の検討過程において、今までの随意契
約のあり方は、従前の前例を踏襲し、同じ業者と安易に随意契約を行っている印象
がぬぐいきれなかった。
この点は、今後の生駒市の随意契約のあり方を検討する上においても参考となる
ので、以下、その問題点を列挙する。
(今回の検討の中で下記の問題点があったが、しかし、平成18年4月以降の随
意契約においては、担当職員が随意契約の相手方の業者と癒着しているとか不透明
な選定方法があった等のケースは見られなかった)。
2
随意契約の理由の問題点
(1)
生駒市の随意契約の際に添付されている随意契約としての理由を分類するとほ
ぼ次のとおりであった。
①
物品・役務の調達の相手方が特定されており、他に物品・役務を供給できる
者がない場合
技術的な理由によって、当該物品・役務の供給に関する競争が存在しない場
合
②
工事請負契約等において、予見することができない事情により、当初契約目
-3-
的の範囲内での追加の業務が必要な場合に、技術的又は経済的な理由により、
当初の契約者と付帯契約等を締結するとき。
③
緊急の必要により競争入札に付することができない場合
④ 競争等に応ずる入札がない場合、入札条件に合致したものがない場合、落札
者が契約を締結しなかった場合
⑤
既に調達した物品等の交換部品その他既調達物品等に関連する物品・役務(保
守等)の調達をする場合で、既調達物品等の調達先以外から調達することによ
って、既調達物品等の使用について著しい支障が生ずるおそれがある場合
⑥
プロポーザル、コンペなど、一定の競争性が確保される手法によって契約を
締結する場合
⑦
(2)
その他(契約業務への習熟、契約継続による安定的な実施等の理由を含む。)
これらの具体的内容まで踏み込み、検討すると、必ずしも上記理由のとおりで
あるかどうか疑義があるケースも散見された。
典型的事例は、上記①の理由を掲げているケースで、市庁舎等の清掃業務委任
契約や設計業務等の委託契約であった(しかし、これらの点は既に競争入札に改
善された)。
その他のケースでは、ほぼ、地方自治法施行令第167条の2に該当している
と思われるが、随意契約を行う根拠となる地方自治法施行令の該当号の記載のな
いものも多く、なぜ競争入札を行うことができないのかが不明瞭であったケース
も存在する。
3 契約金額の積算の問題点
(1) 随意契約による場合においても、競争入札に付する場合と同様に適正な価格によ
って契約を締結しなければならないことは当然のことである。
この点、生駒市の随意契約の契約金額の算定根拠が不明瞭である場合が多く、
過去の金額を踏襲しているケースが多い。具体的には、
・ 毎年継続的に業務委託をしている業務については、仕様書が不十分で、従前か
らの慣行的、黙示的な「仕様書」になっているケースが見られた。そのために
生駒市内部での「積算」根拠が不明確であった。
・ 生駒市では積算せず、業者の見積りで契約するケース
・ 毎年度継続的に実施している事業にあっては、前年度の金額との比較を行うの
みで、年々変化する社会経済情勢を考慮していないケース
(2) 随意契約の金額の算定は、まず仕様書を作成し、それをもとに積算することが
要求されるが、その点が不十分で曖昧なケースが見られた。
(3) 見積書の徴収もかなり不明朗なものがあった。
-4-
4
随意契約の確認のチェックシステム
生駒市では、随意契約を行う場合、原則として担当課で起案し、予算や金額の妥当性
の面から財政課の合議をされ、決裁する仕組みになっている。このことは、実質的には、
随意契約を行うことの妥当性の判断は担当課に委ねられていることになりかねない。
本来、地方自治体の契約は競争入札が原則であり、随意契約は例外であり、このこと
を市民の目線に立って厳格な対応を行うためには、財政課とは別の担当者においてのチ
ェック体制が必要と考える。
5
職員の意識
当委員会は、2年間に亘る検証業務を通じ、生駒市の職員の中では、「随意契約は例
外である」という認識が不十分であるとの印象を拭いきれない(この間、相当改善され
たことは前記に述べたとおりである)。
今後、職員に対し、随意契約の研修などを通じ、「随意契約は例外である」との意識
を高める必要があると思慮する。
第4
1
随意契約の運用基準(ガイドライン)の内容
随意契約を適用する場合の判断基準
随意契約とは競争入札の方法によらなくて、任意に選定した特定の者を相手方とし
て締結する契約のことであるが、地方自治法施行令で認められた場合のみ実施できるも
のである。つまり、随意契約によることができる場合は、全て同施行令に制限列挙され
ており、個別の契約案件が同施行令第167条の2第1項第1号から第9号のいずれに
該当するかを判断することになる。
随意契約事務が適正に行われるためには、随意契約に関する判断基準などを盛り込ん
だ運用基準(ガイドライン)が必要不可欠である。
盛り込むべき判断基準の内容の参考としては、次のとおり考える。
以下、各号を具体的に示す。
(1) 第1号「小額随契」の場合
売買、賃借、請負その他の契約でその予定価格(賃借の契約にあっては、予
定賃貸借料の年額又は総額)が別表第5上欄に掲げる契約の種類に応じ同表下
欄に定める額の範囲内において普通地方公共団体の規則で定める額を超えな
いものをするとき。
事務の効率性の観点から契約の種類に応じた一定金額以内のものについては、随
意契約によることができるとされており、「小額随意契約」と呼ばれている。この
場合の金額の基準については規則で定めることとされており、生駒市に場合は契約
の種類に応じ次のとおり定めている。
-5-
(生駒市契約規則第17条)
1
工事又は製造の請負
130 万 円
2
財産の買入れ
80 万 円
3
物件の借入れ
40 万 円
4
財産の売払い
30万 円
5
物件の貸付け
30万 円
6
前各項に掲げるもの以外のもの
50万 円
禁止すべき随意契約
「小額随契」に該当させるために、委託業務を作為的に分割して発注する脱法的
行為は厳に慎むべきである。
(2) 第2号「その性質又は目的が競争入札に適さないもの」
不動産の買入れ又は借入れ、普通地方公共団体が必要とする物品の製造、修
理、加工又は納入に使用させるため必要な物品の売払いその他の契約でその性
質又は目的が競争入札に適しないものをするとき。
(1) 一般的な基準
・「不動産の買入れ又は借入れ契約」は、一般的には、このような契約は通常不
特定多数人又は特定多数人の参加を求めて競争により最低の価格で申込みを
した者と契約を締結するというようなことは、まず考えられない。このような
契約は、その性質そのものが競争入札に適しない性格を持っている。
・「普通地方公共団体が必要とする物品の製造、修理、加工又は納入に使用させ
るため必要な物品を売り払う場合」とは、ある特殊な品物を納入させる契約を
締結するような場合、その品物を業者が製造するについては、当該普通地方公
共団体がもっている原材料をその業者に売り払った上でその原材料を使用し
て品物を製造させた方が業者にとってもまた地方公共団体にとっても有利で
あるという場合、あるいはそうせざるを得ないような場合である。このような
契約は競争入札に適せず、随意契約によることができるとするものである。
・「その他の契約でその性質又は目的が競争入札に適しないものをするとき」に
該当する事例としては、
例えば、
① 特殊な技術、手法、機器又は設備を必要とする業務で、その者と契約を締
結しなければ契約の目的を達することができない場合など、契約内容の特殊
性により契約の相手方が特定され、他者と競争させることができないような
契約
② 契約締結を秘密にすることが当該契約目的の達成上必要である契約
-6-
など、競争入札の方法によること自体が不可能又は著しく困難な場合をいう。
【工事請負契約関係】
(1) 特殊な技術、機器または設備等を必要とする工事で、特定の者と契約を締結し
なければ契約の目的を達することができない場合
① 特許工法等の新開発工法を用いる必要がある工事
② 文化財その他極めて特殊な建築物等であるため、施工者が特定される補修、
増築等の工事
③ 実験、研究等の目的に供する極めて特殊な設備等であるため、施工可能な者
が特定される設備、機器等の新設、増設等の工事
④ ガス事業法等法令等の規定に基づき施工者が特定される工事
(2) 施工上の経験、知識を特に必要とする場合、又は現場の状況等に特に精通した
者に施工させる必要がある場合
① 本施工に先立ち行われる試験的な施工(以下「試験施工」という。)の結果、
当該試験施工者に施工させなければならない本工事
② 既設の設備等と密接不可分の関係にあり、同一施工者以外の者に施工させた
場合、既設の設備等の使用に著しい支障が生ずるおそれがある設備、機器等の
増設、改修等の工事
③ 埋蔵文化財の調査、発掘、移転等で、特殊な技術、手法等を用いる必要があ
る工事
【物品買入・業務委託等契約関係】
(1) 業務の特殊性により、特定の者と契約を締結しなければ初期の契約目的を達成
することができない場合
① 機器・システム等(ソフトのシステム開発含む)の設置業者・開発業者で、
その業者と契約しなければ果たされない場合
② 文化財を対象とする等、極めて限定的な業務等であるため、業者が特定され
る場合
③ 特定の実験、研究等の目的に供する極めて特殊な業務等であるため、履行可
能な者が特定される場合
④ 法律、法令等の規定に基づき履行可能な業者が特定される場合
⑤ 他の公共団体と共同で運営処理をするために業者が特定される場合
⑥ 生駒市での資格審査サービス登録業者が1社のみのため業者が特定される場
合
⑦ 生駒市と共同で開発等をするため業者が特定される場合
⑧ 市の行為を秘密にする必要がある場合(ただし、単に契約締結権者が必要と
判断しただけではなく、客観的に秘密にする必要が求められる)
⑨ 自治体の特定の公益目的達成に必要な場合
-7-
ア
契約相手方が公的機関あるいは準ずる機関(公法人)となる場合
イ
シルバー人材センター
ウ
政策的(理由が明確)委託であり、相手方が市民団体等となる場合
エ
劇団等であり、運営委員会や実行委員会等により決定された機関となる場
合
オ
法や条例等で契約相手方が決められている場合
カ
市が委託を目的として設立した団体となる場合
(2) 経験、知識を特に必要とする場合、又は現場の状況等に特に精通した者に施工
させる必要がある場合
① 継続的な業務で業者を特定しないと事業そのものの継続が危ぶられる場合
② 履行中の業務と密接不可分の関係にある業務で、同一業者以外の者に委託さ
せると、履行中の業務との整合に著しい支障が生ずるおそれがある場合
③ 埋蔵文化財の調査、発掘、移転等で、特殊な技術、手法等を用いる必要があ
る場合
(3) 市の施策(福祉施策・商工業振興施策等)の中で位置づけられるため特定のも
のとの契約を必要とする場合
(4) その他
① 単価契約によって契約済の場合における物品の購入その他の契約
② 新聞、雑誌、追録、郵便切手、郵便葉書等の購入契約で、その性質及び金額
に競争の余地がないと認められる場合
③ 食料品の買入れその他賄いに関する契約で、その性質又は目的が競争に適し
ない場合
④ 電気、ガス若しくは水の供給を受ける契約、電気通信等の役務の提供を受け
る契約又は放送の受信契約
⑤ 保険の契約
⑥ 国又は他の地方公共団体と共同して行う物品の購入及び印刷製本の契約
⑦ 賃貸借契約のうち、次に掲げる場合
ア
物品借上げが一時的で、その性質又は目的が競争に適しないもの
イ
賃貸借契約の更新に伴うもの
(2) 本号を適用する場合の留意点
(1)
本号の適用によって随意契約にする場合の判断基準のメルクマークは、第三
者に行わせることが業務の性質上不可能であるかどうかである。
単に、
・「当該業務に精通していること」
・「事業内容を熟知し信頼度が高いこと」
をもって、形式的に本号を適用することは慎重でなければならない。
-8-
当該業務の精通の程度がその者に限られる等の厳格性が求められる。本号を適用
している場合でも、仕様書、作業マニュアルの作成等により競争が可能であると考
えられることも多い。「特に精通した」としているのはそのためである。
(2)
例外事例
① 「競争入札の方法自体が不可能又は著しく困難とはいえないが、当該契約の
目的、内容に照らしてそれに相応する資力、借用、技術、経験等を有する相手
方を選定し、その者との間で契約を締結することが当該契約の性質に照らし又
はその目的を究極的に達成する上でより妥当であり、ひいては当該地方公共団
体の利益の増進に繋がると合理的に判断される場合も第2号に該当するとさ
れている。
この場合に該当するか否かは、契約の公正及び価格の有利性を図ることを目
的としている地方自治法、同法施行令の趣旨を勘案し、個々具体的な契約ごと
に、当該契約の種類、内容、性質、目的等諸般の事情を考慮して、当該地方公
共団体の合理的な裁量判断により決定されるべきとされている。」(最高裁昭
和62年3月20日判決)。
②
しかし、上記最高裁判例基準は、例外的に行っても違法とはいえないという
事例であり、この判例の一般的基準を随意契約の一般的適用基準であると混同
してはならない。
(3) 3号「障害者施設等により製作された物品の買入れ、シルバー人材センター及
び母子福祉団体からの役務の提供を受ける契約
(略)高年齢者等の雇用の安定等に関する法律(昭和46年法律第68号)第41
条第1項に規定するシルバー人材センター連合若しくは同条第2項に規定す
るシルバー人材センターから普通地方公共団体の規則で定める手続により役
務の提供を受ける契約又は母子及び寡婦福祉法(昭和39年法律第129号)第6
条第6項に規定する母子福祉団体が行う事業でその事業に使用される者が主
として同項に規定する配偶者のない女子で現に児童を扶養しているもの及び
同条第3項に規定する寡婦であるものに係る役務の提供を当該母子福祉団体
から普通地方公共団体の規則で定める手続により受ける契約をするとき。
次に掲げる施設等から市の規則で定める手続により物品等を調達する契約等を
する場合
(注)生駒市の場合は契約規則では定められていないので定める必要がある。
① 次に掲げる福祉関係施設において製作された物品を買い入れるとき
ア
障害者自立支援法第5条第12項に規定する障害者支援施設又は同条第
21条に規定する地域活動支援センター、同上第1項に規定する障害福祉サ
ービス事業を行う施設
-9-
イ
小規模作業所(障害者基本法第2条に規定する障害者の地域における作業
活動の場として同法第15条第3項の規定により必要な費用の助成を受け
ている施設をいう。)
②
高年齢者等の雇用の安定等に関する法律第41条第1項に規定するシルバ
ー人材センター連合若しくは同条第2項に規定するシルバー人材センターか
ら普通地方公共団体の規則で定める手続により役務の提供を受ける契約をす
るとき
③
母子及び寡婦福祉法第6条第6項に規定する母子福祉団体が行う事業でそ
の事業に使用される者が主として同項に規定する配偶者のない女子で現に児
童を扶養しているもの及び同条第3項に規定する寡婦であるものに係る役務
の提供を当該母子福祉団体から受ける契約をするとき
(4) 第4号
新規事業分野の開拓事業者により生産された新商品の買入れ
生駒市では、該当する事例がない。(略)
(5) 第5号
緊急の必要により競争入札に付することができないとき
災害時等に緊急の必要があって、一般競争入札又は指名競争入札の方法による手
続をとるときは、その時期を失し、あるいは全く契約の目的を達することができな
くなり、行政上も経済上も甚だしく不利益を蒙るに至る場合などである(平成16
年3月24日前橋地裁判決)。したがって、これは業務の客観的性質からの緊急性
であって、事務処理が間に合わないという自治体担当者内部の事務の遅延等により
競争入札に付する期間が確保できなくなったような主観的理由等では原則として
適用することはできない(財計第2017号・平成18年8月25日付「公共調達
の適正化について」参照)。
【工事請負契約関係】
緊急に施工しなければならない工事であって、競争に付する時間的な余裕がな
い場合
① 道路陥没等の災害に伴う応急工事
② 電気、機械設備等の故障に伴う緊急復旧工事
③ 災害の未然防止のための応急工事
【物品買入・業務委託等契約関係】
緊急に履行しなければならない業務であって、競争に付する時間的な余裕がな
い場合(緊急に対応しなければ市民生活に多大な影響を及ぼすと認められるも
の)
① 道路陥没、自然災害等に伴い応急的な復旧のため必要とするもの
- 10 -
② 電気、機械設備等の故障に伴い緊急に復旧を必要とするもの
③ 災害の未然防止のために緊急に必要とするもの
(6) 第6号
競争入札に付することが不利と認められるとき
本号の有利、不利の解釈は、主要には価格面の有利、不利であるが、その業務の
品質、期間、安全性等も考慮して決定することが要求される。
現に契約履行中の者に履行させた場合、委託期間の短縮、経費の節減が確保でき
る等有利と認められるとき
(ア) 当初予期し得なかった事情の変化等により必要となった追加委託工事
(イ) 本体委託と密接に関連する付帯的な委託工事
当初の契約を締結するにあたって関連業務が当然予想されるときに、当初契
約は競争入札により安く契約し、関連業務を随意契約によって締結することに
よりこれを治癒しようとする考え(当初の安価分を随意契約の金額に上乗せす
るような考え)を招くことになることから、業務全体を一括して契約するよう
にし、このような事由での随意契約は真にやむをえない場合にのみ行うことと
する。
(ウ) 競争入札で毎年契約相手方が変わると、設備投資や施設管理の観点から経費
がかさんで競争入札の実が失われてしまうと認められる委託工事
【工事請負契約関係】
(1) 現に契約履行中の施工者に履行させた場合、工期の短縮、経費の節減が確保で
きる等有利と認められる場合
① 当初予期しなかった事情の変化等により必要となった追加工事
② 本体工事と密接に関連する付帯的な工事
(2) 前工事に引き続き施工される工事で、前工事の施工者に施工させた場合は、工
期の短縮、経費の節減、安全・円滑かつ適切な施工が確保できる等有利と認めら
れる場合
①
前工事と後工事とが、一体の構造物(一体の構造物として完成して初めて機
能を発揮するものに限る。)の構築等を目的とし、かつ、前工事と後工事の施
工者が異なる場合は、かし担保責任の範囲が不明確となる等密接不可分な関係
にあるため、一貫した施工が技術的に必要とされる当該後工事
②
前工事と後工事が密接な関係にあり、かつ、前工事で施工した仮設備が引き
続き使用される後工事(ただし、本体工事の施工に直接関連する仮設備であっ
て、当該後工事の安全・円滑かつ適切な施工に重大な影響を及ぼすと認められ
るもので、工期の短縮、経費の節減が確保できるものに限る。)
(3) 他の発注者の発注に係る現に施工中の工事と交錯する箇所での工事で、当該施
- 11 -
工中の者に施工させた場合には、工期の短縮、経費の節減に加え、工事の安全・
円滑かつ適切な施工を確保するうえで有利と認められる場合
① 鉄道工事等と立体交差する道路工事等の当該交錯箇所での工事
② 他の発注者の発注に係る工事と一部重複、錯綜する工事
【物品買入・業務委託等契約関係】
(1) 現に契約履行中の者に履行させるときには、履行期間の短縮、経費の節減が確
保できる等有利と認められる場合
① 当初予期しなかった事情の変化等により必要になった業務
② 本体業務と密接に関連する付帯的な業務
(2) 引き続いて委託する業務で、継続して施行させた場合は、履行期間の短縮、経
費の節減、安全・円滑かつ適切な施行が確保できる等有利と認められる場合
①
継続して行うことにより一体の成果物(完成して初めて委託業務の目的を果
たすものに限る。)の完成を目的とし、業者が異なる場合は、瑕疵担保責任の
範囲が不明確となる等密接不可分な関係にあるもの
②
前後の業務が密接な関係にあり、かつ、前業務内容が後の業務委託に重大な
影響を及ぼすと認められるもの(期間の短縮、経費の節減が確保できるものに
限る。)
(3) 他の所管の発注に係る現に履行中の業務で、当該履行中の者に委託させた場合
は、履行期間の短縮、経費の節減に加え、円滑かつ適切な履行の確保を図ること
ができると認められるもの
(注) 自治体所有土地を本号を適用して随意契約で第三者に売買した場合にそ
の有効性をめぐって争われたケースがある。横浜地裁昭和55年5月28日
判決は本号を適用するのは誤りであるとしたが、東京高裁昭和57年5月2
8日判決は本号に該当するとした。
(7) 第7号
時価に比して著しく有利な価格で契約を締結することができる見込みのあ
るとき
「著しく有利な価格」の考え方は、一般的に、品質、性能等が他と比較して問題
がなく、かつ、予定価格(時価を基準としたもの)から勘案しても、競争入札に付
した場合より誰がみてもはるかに有利な価格で契約できる場合である。
しかしながら、「時価に比し著しく有利な価格」については一律に決めることは
困難であるが、その基準としては、競争入札に付した場合の「最低制限価格未満」
がひとつのメルクマークとなろう。
【工事請負契約関係】
(1) 特定の施工者が、施工に必要な資材等を当該現場付近に多量に所有するため、
- 12 -
当該者と随意契約する場合には、競争に付した場合より著しく有利な価格で契約
することができると認められる場合
(2) 特定の施工者が開発し、又は導入した資機材、作業設備、新工法等を利用する
こととした場合には、競争に付した場合より著しく有利な価格で契約することが
できると認められる場合
【物品買入・業務委託等契約関係】
(1) 特定の施工者が、過去に受注した業務のノウハウ・資料等を多量に所有するた
め、当該業者と委託する場合は、競争に付した場合より著しく有利な価格で契約
することができると認められるもの
(2) 特定の施工者が開発したシステム等を利用することとした場合には、競争に付
した場合より著しく有利な価格で契約することができると認められるもの
(8) 第8号
競争入札に付し入札者がないとき、又は再度の入札に付し落札者がないとき
一般競争入札又は指名競争入札に付しても入札者がないとき、又は再度入札に付
しても落札者がないときには、随意契約によることができる。ただ、一般競争入札
又は指名競争入札に付した場合、落札者がなければ、直ちに、再度入札をすること
ができるのであるが、最初の入札においても再度の入札においてもともに落札者が
ない場合は、必ず随意契約によらなければならないとするものではなく、このよう
な場合、日時を改めて再度公告入札をしても一向に差し支えない。
しかしながら、契約の内容によっては、再度公告入札に付することができる場合
とそうでない場合があると考えられるので、再度公告入札に付することができない
ような場合を予想して、ともに落札者がなければ随意契約ができるとしているもの
である。
なお、競争入札に付し入札者がないとき、又は再度の入札に付し落札者がないと
きにおいて随意契約により契約するときには、契約保証金及び履行期限を除くほ
か、当初入札に付するとき定めた予定価格その他の条件を変更することができな
い。
(9) 第9号
落札者が契約を締結しないとき
一般競争入札又は指名競争入札に付した場合において、予定価格の制限の範囲内
で最高又は最低制限価格の価格をもって申込みをした者が契約を締結しないとき
には随意契約によることができる。
例えば、錯誤による場合は別としても、入札時には入札者が入札価格の積算上十分
契約の履行が可能であるとの見込みの下に入札した場合、その後の急激な事情の変
- 13 -
更等によって、とても落札価格では完全な履行はできず、損失を発生させる出血受
注となるようなとき等においては、落札者が契約を締結しないという場合もありう
る。このような場合にはむろん入札保証金は普通地方公共団体に帰属することとな
るが、それはともかく、先のような要件に該当する場合には、落札者が契約を締結
しないときとして、随意契約によることができることとしている。なお、この要件
を充足して随意契約により契約締結する場合においては、落札金額の制限の範囲内
において契約締結しなければならず、かつ、履行期限を除いて、当初入札に付する
ときに定めた入札条件を変更することはできない。
2
契約金額の適正化に関するガイドライン
(1) 仕様書の作成とそれに基づく予定価格の設定が不可欠である。
① 仕様書の作成に基づく予定価格の算定
随意契約の場合であっても、当然ながら仕様書の作成は必要である。仕様書
によって、適切な予定価格の設定が可能となる。仮に、仕様書の作成、積算が
できない場合は、第三者的な公平・中立の第三者機関に仕様書ならびに積算を
依頼する等の工夫をすべきである。
なお、第三者機関の仕様書を作成するほどでもない場合は、次の見積書を徴
収することが求められる。
② 見積書の徴収
第三者機関に仕様書、積算を依頼するほどではない場合においても、随意契
約による場合においては、なるべく2名以上の者から見積書を徴収し、価格等
を比較検討するいわゆる「見積合わせ」を行うことが原則である。これは随意
契約であっても、なるべく競争の原理を応用してより有利な契約を行おうとす
る趣旨である。
③
見積書の評価
ア
見積書の提出者と必ずしも契約を締結する必要がない
イ
随意契約の見積書の価格は単なる契約基準に過ぎず、必ずしもこの範囲内
で契約を締結する必要がない
ウ
価格の点だけで有利な者と契約を締結する必要がない。ただし、特別の理
由がない限り、不利な者と契約することは妥当ではない。
④
見積書の談合
公正取引委員会では従来から見積比較による事件を入札談合事件の一類型と
して扱っており、また、入札談合等関与行為防止法(官製談合防止法)におけ
る「競争による相手方を選定する方法」に見積比較による随意契約は含まれる
とされていることから、その手続は厳正に行う必要がある。
⑤
見積書と適正利潤
- 14 -
見積書は、できるだけ適正な原価計算に適正利潤を加算したものとする。ま
た、積算資料によって算定する場合は、積算価格に一定の利潤が含まれている
ものと考える。
見積書の徴収が次のような場合は徴収する必要がない。
・当該業務について、随意契約の相手方以外に見積書を作成する能力、技術を
有する者がいない場合
・当該業務について、相見積業者が拒否している場合
・その他、見積書を徴収することが不可能と思われる場合
(2) 契約金額の算定に当たっては、業務に応じて適切に算定するとともに、仮に競
争入札を実施した場合の落札率を参考にした請負率をも考慮しながら決定する必
要がある。
3
随意契約の相手方の選定方法
(1)
随意契約はやむを得ない場合でも、契約相手方を恣意的に指定するなど不公正
な動機による場合や、随意契約相手方に関する調査をまったく怠った場合など、
契約相手方の選定において容認できないような事情がある場合には、その契約の
締結が違法とされた事例があることから、公正性の確保、相手方の履行能力の調
査は不可欠である。
○ 契約金額の大半を再委託先に支払ったケースで、委託先について遂行能力の調
査や他の業者との比較検討を行っていない場合は違法(平成8年10月16日・富山地
裁判決)
○ 不公正な動機に基づく場合
当該契約の性質、目的達成のために要求される資力、信用、技術、経験及び内
容等を比較検討して、その優劣、当否を考慮し、当該自治体の利益増進の観点か
ら契約の相手方を選定しなかった場合には、裁量権限の乱用、逸脱した違法があ
ったものとされ、違法な公金の支出とされた事例 (福岡地裁平成3年2月21日判
決参照)
(2) 再委託に関する留意点
①
一括再委託の禁止
委託契約の相手方が契約を履行するにあたって、委託契約の全部を一括して第
三者に委託することを禁止しなければならない。
②
再委託の承認
委託契約の相手方が再委託を行う場合には、あらかじめ再委託の相手方の商号
又は名称及び住所並びに再委託を行う業務の範囲、再委託の必要性及び契約金
額について記載した書面を契約の相手方に提出させ、次に揚げる事項について
審査し、適当と認められる場合に承認を行うものとする。なお、再委託に関す
る書面に記載された事項について、変更がある場合には、委託契約の相手方に
- 15 -
遅滞なく変更の届出を提出させ、同様に審査及び承認を行うものとする。
イ.再委託を行う合理的理由
ロ.再委託の相手方が、再委託される業務を履行する能力
ハ.その他必要と認められる事項
なお、契約の相手方が特殊な技術又はノウハウ等を有することから「競争を
許さない」として随意契約を締結したものについて、承認を行う場合には、随
意契約によることとした理由と不整合とならないか特に留意しなければなら
ない。
4
随意契約を適用する場合の明瞭かつ統一的な理由書の作成の必要性
業務委託を随意契約で行おうとする場合は、当該委託に関し随意契約の理由等要
件を満たしているかが重要である。生駒市で随意契約を行われる場合には、その理
由書が添付されているが、各担当課で体裁が異なり、不明瞭である。
このことから、随意契約を行う場合の理由書については、なぜ随意契約に至った
のかを明瞭に示せるような統一的なものにしなければならない。
なお、「随意契約理由書」の例を別表1に添付する。
5
随意契約を厳正に実施する手法として、確認表の作成及び契約担当課の確認
随意契約を厳正に実施するためには、確認表で各項目について確認していく仕組
みが重要である。そこで、業務委託を随意契約で行おうとする場合に、まず事業課
が当該委託に関し随意契約の理由等要件を満たしているかなどについて1次確認を
行い、契約担当課が2次確認を行うものとする。このようなことで、随意契約の信
頼性が増すものと考える。
確認の結果、疑義が生じたものあるいは不適当と認められたものは、速やかに見
直しを行い、委託業務の適正化に努めなければならない。
なお、「随意契約をする場合の確認表」の例を別表2に添付する。
6
随意契約を実施した場合、情報公開を徹底すること。
随意契約は競争入札に比べ、透明性にかけると考えられる。そのため、随意契約を
行った場合に随意契約によることとした理由を具体的かつ詳細に公表する必要があ
る。公表の方法としては、市のホームページや市民情報コーナーが考えられる。
しかし、事務の煩雑さから考え、例えば、1000万円未満は公表から除外するこ
とも妥当と考える(但し、情報公開請求の場合に詳細開示する義務があるのとは異
なる)。公表期間は国は1年間としているが、2年間は公表することが望ましい。
- 16 -
第4
提言の結論
以上のとおり、随意契約の基本的な方向性をまとめたので、生駒市内で早急に検討の
上、実施されたい。
- 17 -
別表1 随意契約理由書
件
名
業 会社名
者 代表者
名 所在地
担当者
地方自治法施行令第167条の2 各号
根 □1号 小額随契
□工事又は製造の請負 130万円以下
□財産の売払い 30万円以下
拠
□財産の買入れ
80万円以下
□物件の貸付け 30万円以下
□物件の借入れ
40万円以下
□その他のもの 50万円以下
規 □2号「その性質又は目的が競争入札に適さないもの」
不動産の買入れ又は借入れ、市が必要とする物品の製造、修理、加工又は納入に使用
定 させるため必要な物品の売払いその他の契約でその性質又は目的が競争入札に適しない
ものをするとき
□3号「障害者施設等により製作された物品の買入れ、シルバー人材センター及び母子
福祉団体からの役務の提供を受ける契約」
□4号「新規事業分野の開拓事業者により生産された新製品の買入れ」
新商品の生産により新たな事業分野の開拓を図る者として総務省令で定めるところに
より市長の認定を受けた者が新商品として生産する物品を、市の規則で定める手続によ
り、買い入れる契約をするとき
□5号 緊急の必要により競争入札に付することができないとき
□6号 競争入札に付することが不利と認められるとき
□7号 時価に比して著しく有利な価格で契約を締結することができる見込みのあると
き
□8号 競争入札に付し入札者がないとき、又は再度の入札に付し落札者がないとき。
□9号 落札者が契約を締結しないとき。
理由・根拠の説明
※具体的に記入してください。
- 18 -
別表2
契
約
随意契約をする場合の確認表
名
契 約 期 間
平成
年
月
日 ~ 平成
年
月
日
契約相手方
確
認
日
平成
年
確
認
者
事業担当課
月
氏名
日
平成
年
契約担当課
区分
1 委託業務の
内容及び仕様
2 情報の収集
及び標準化
3 予定価格の
設定
月
日
氏名
確
認
事
項
仕様書において委託業務の内容及び範囲を明らかにしている
か。
当該委託業務と類似の委託業務契約を締結している課等から情
報収集を行っているか。
① 予定価格を積算しているか。(予算額をそのまま用いていな
いか。)
② 予定価格の設定に当たり、取引きの実例価格、需給の状況、
履行の難易、数量の多少、履行期間の長短等を考慮して、客観
的かつ適正に積算しているか。
③ 類似の契約の実績を考慮しているか。
4 随意契約理
地方自治法施行令第167条の2第1項各号のいずれかに該当し
由
ているか。
5 契約相手方
① 2名以上から見積書を徴する(予定)など、競争性を確保して
の選定手続
いるか。(少額随契及び他に履行可能なものがない場合を除く)
② 見積書を徴する相手方は、知識、技術、経験等を総合的に
判断して選定しているか。
6 契約書の記
① 委託業務の内容により、記載事項に漏れはないか。
載事項
② 再委託について
・一括再委託の禁止 ・再委託の承認 ・再委託の変更の承認
7 委託業務の
① 業務の着手において、委託先から業務の実施計画書を徴す
監督及び検査
るとともに、必要な場合は、当該実施計画書の内容について調
整を図ることとしているか。
② 業務の実施過程において、業務の進行状況について中間
報告書等により委託先に報告を求め、又は実態調査を行い、必
要な場合は、委託先に対する指導又は助言を行うこととしている
か。
③ 業務の完了において、委託先から業務の完了報告書等を徴
するとともに、履行の確認又は成果物の検査及び検収を行うこと
としているか。
以下は継続して委託する場合
8 委託の継続
同一の業務について、同一の委託先との間で契約を再度締結す
る場合は、次のいずれかに該当しているか。
□委託業務の内容に専門性又は特殊性があるため、代替可能
な者が他に存在しないとき
□委託先を変更することにより、経済性、効率性又は市民サ-ビ
スを著しく低下させ、又は履行の遅延を生じさせるなど、委託業
務の連続性を確保できないとき
□その他(
9 委託業務の
委託業務を同一又は類似の内容で継続して実施する場合は、
見直し
実施するごとに、委託先、内容、効果及び範囲等について、必要
な見直しを行っているか。
※適否欄記入方法:適 → ○、否 → ×、該当なし → -
- 19 -
事業課
契約課
資料
1
地方自治法(抄)
第6節 契約
(契約の締結)
第234条 売買、貸借、請負その他の契約は、一般競争入札、指名競争入札、随意契約
又はせり売りの方法により締結するものとする。
2
前項の指名競争入札、随意契約又はせり売りは、政令で定める場合に該当するときに
限り、これによることができる。
3
普通地方公共団体は、一般競争入札又は指名競争入札(以下この条において「競争入
札」という。)に付する場合においては、政令の定めるところにより、契約の目的に応じ、
予定価格の制限の範囲内で最高又は最低の価格をもつて申込みをした者を契約の相手方
とするものとする。ただし、普通地方公共団体の支出の原因となる契約については、政令
の定めるところにより、予定価格の制限の範囲内の価格をもつて申込みをした者のうち最
低の価格をもつて申込みをした者以外の者を契約の相手方とすることができる。
4
普通地方公共団体が競争入札につき入札保証金を納付させた場合において、落札者が
契約を締結しないときは、その者の納付に係る入札保証金(政令の定めるところによりそ
の納付に代えて提供された担保を含む。)は、当該普通地方公共団体に帰属するものとす
る。
5
普通地方公共団体が契約につき契約書又は契約内容を記録した電磁的記録を作成する
場合においては、当該普通地方公共団体の長又はその委任を受けた者が契約の相手方とと
もに、契約書に記名押印し、又は契約内容を記録した電磁的記録に当該普通地方公共団体
の長若しくはその委任を受けた者及び契約の相手方の作成に係るものであることを示す
ために講ずる措置であつて、当該電磁的記録が改変されているかどうかを確認することが
できる等これらの者の作成に係るものであることを確実に示すことができるものとして
総務省令で定めるものを講じなければ、当該契約は、確定しないものとする。
6
競争入札に加わろうとする者に必要な資格、競争入札における公告又は指名の方法、
随意契約及びせり売りの手続その他契約の締結の方法に関し必要な事項は、政令でこれを
定める。
- 20 -
資料
2
地方自治法施行令(抄)
第6節 契約
(随意契約)
第167条の2 地方自治法第234条第2項の規定により随意契約によることができる
場合は、次に掲げる場合とする。
1 売買、貸借、請負その他の契約でその予定価格(貸借の契約にあつては、予定賃貸借
料の年額又は総額)が別表第5上欄に掲げる契約の種類に応じ同表下欄に定める額の範
囲内において普通地方公共団体の規則で定める額を超えないものをするとき。
2 不動産の買入れ又は借入れ、普通地方公共団体が必要とする物品の製造、修理、加工
又は納入に使用させるため必要な物品の売払いその他の契約でその性質又は目的が競
争入札に適しないものをするとき。
3
障害者自立支援法(平成17年法律第123号)第5条第12項に規定する障害者
支援施設、同条第21項に規定する地域活動支援センター、同条第1項に規定する障害
福祉サービス事業(同条第6項 に規定する生活介護、同条第14項に規定する就労移
行支援又は同条第15項に規定する就労継続支援を行う事業に限る。)を行う施設若し
くは小規模作業所(障害者基本法(昭和45年法律第84号)第2条に規定する障害者
の地域における作業活動の場として同法第15条第3項の規定により必要な費用の助
成を受けている施設をいう。)において製作された物品を普通地方公共団体の規則で定
める手続により買い入れる契約、高年齢者等の雇用の安定等に関する法律 (昭和46
年法律第68号)第41条第1項に規定するシルバー人材センター連合若しくは同条第
2項に規定するシルバー人材センターから普通地方公共団体の規則で定める手続によ
り役務の提供を受ける契約又は母子及び寡婦福祉法 (昭和39年法律第129号)第
6条第6項に規定する母子福祉団体が行う事業でその事業に使用される者が主として
同項に規定する配偶者のない女子で現に児童を扶養しているもの及び同条第3項に規
定する寡婦であるものに係る役務の提供を当該母子福祉団体から普通地方公共団体の
規則で定める手続により受ける契約をするとき。
4 新商品の生産により新たな事業分野の開拓を図る者として総務省令で定めるところ
により普通地方公共団体の長の認定を受けた者が新商品として生産する物品を、普通地
方公共団体の規則で定める手続により、買い入れる契約をするとき。
5 緊急の必要により競争入札に付することができないとき。
6 競争入札に付することが不利と認められるとき。
7 時価に比して著しく有利な価格で契約を締結することができる見込みのあるとき。
8 競争入札に付し入札者がないとき、又は再度の入札に付し落札者がないとき。
9 落札者が契約を締結しないとき。
2 前項第8号の規定により随意契約による場合は、契約保証金及び履行期限を除くほか、
最初競争入札に付するときに定めた予定価格その他の条件を変更することができない。
3 第1項第9号の規定により随意契約による場合は、落札金額の制限内でこれを行うも
のとし、かつ、履行期限を除くほか、最初競争入札に付するときに定めた条件を変更する
ことができない。
4
前2項の場合においては、予定価格又は落札金額を分割して計算することができると
きに限り、当該価格又は金額の制限内で数人に分割して契約を締結することができる。
- 21 -
別表第5 (第167条の2関係)
1 工事又は製造の請
都道府県及び指定都市 250万円
負
市町村(指定都市を除く。以下この表において同じ。) 130万円
2 財産の買入れ
都道府県及び指定都市 160万円
市町村 80万円
3 物件の借入れ
都道府県及び指定都市 80万円
市町村 40万円
4 財産の売払い
都道府県及び指定都市 50万円
市町村 30万円
5 物件の貸付け
30万円
6 前各号に掲げるも
都道府県及び指定都市 100万円
の以外のもの
市町村 50万円
- 22 -
資料3
地方自治法施行規則
第12条の3の2 普通地方公共団体の長は、地方自治法施行令第167条の2第1項第
4号の規定により、新商品の生産により新たな事業分野の開拓を図る者を認定するときは、
新商品の生産により新たな事業分野の開拓を実施しようとする者(新商品の生産により新
たな事業分野の開拓を実施する法人を設立しようとする者を含む。)に当該新たな事業分
野の開拓の実施に関する計画(以下本条において「実施計画」という。)を提出させ、そ
の実施計画が次の各号のいずれにも適合するものであることについて確認するものとす
る。
1 当該新たな事業分野の開拓に係る新商品が、既に企業化されている商品とは通常の取
引において若しくは社会通念上別個の範疇に属するもの又は既に企業化されている商
品と同一の範疇に属するものであつても既存の商品とは著しく異なる使用価値を有し、
実質的に別個の範疇に属するものであると認められること。
2 当該新たな事業分野の開拓に係る新商品が、事業活動に係る技術の高度化若しくは経
営の能率の向上又は住民生活の利便の増進に寄与するものと認められること。
3 次項第4号に掲げる事項が新商品の生産による新たな事業分野の開拓を確実に実施
するために適切なものであること。
2
実施計画には、次に掲げる事項を記載させなければならない。
1
新商品の生産の目標
2
新商品の内容
3
新商品の生産の実施時期
4
新商品の生産の実施方法並びに実施に必要な資金の額及びその調達方法
3 普通地方公共団体の長は、新商品の生産により新たな事業分野の開拓を図る者として
認定を受けた者が、第1項の規定により確認された実施計画を変更しようとするときは、
当該変更後の実施計画が同項各号のいずれにも適合するものであることを確認しなけれ
ばならない。
4 普通地方公共団体の長は、新商品の生産により新たな事業分野の開拓を図る者として
認定を受けた者が、第1項の規定により確認された実施計画(前項の規定による変更の確
認があつたときは、その変更後のもの)に従つて新たな事業分野の開拓を図るための事業
を実施していないと認めるときは、その認定を取り消すものとする。
5 普通地方公共団体の長は、第1項の規定により新商品の生産により新たな事業分野の
開拓を図る者を認定する場合において、既に他の普通地方公共団体の長が同項の実施計画
を提出させ確認しているときは、当該実施計画の写しをもつて同項の確認をすることがで
きる。
6 前項の規定は、第3項の実施計画の変更について準用する。
- 23 -
資料4
生駒市契約規則
第 1 章 通則
(趣 旨 )
第 1 条 こ の規 則 は 、法 令 に定 めがあるものを除 くほ か 、契 約 事 務 の取 扱 いについて必 要
な事 項 を定 めるものとする。
第 2 章 競 争 の手 続
(一 般 競 争 入 札 の参 加 者 の資 格 の公 示 )
第 2 条 地 方 自 治 法 施 行 令 (昭 和 2 2 年 政 令 第 1 6 号 。以 下 「令 」と いう。)第 167 条 の 5
第 2 項 の規 定 による公 示 は 、本 市 公 報 (掲 示 )をもって行 わなければならない。
(一 般 競 争 入 札 の公 告 )
第 3 条 令 第 16 7 条 の 6 第 1 項 の規 定 による公 告 は 、少 なくとも入 札 期 日 前 10 日 ま で
に本 市 公 報 、新 聞 紙 、掲 示 そ の他 の方 法 をもってし なければならない。ただし 、やむを
得 ない事 情 があると きは、そ の期 間 を 5 日 まで に短 縮 するこ と がで きる。
2 前 項 の公 告 は 、次 に掲 げる事 項 についてするものと する。
(1) 入 札 に対 する事 項
(2) 入 札 に参 加 する者 に必 要 な資 格 に関 する事 項
(3) 契 約 事 項 を示 す場 所 及 び日 時
(4) 入 札 の場 所 及 び日 時
(5) 入 札 保 証 金 に関 する事 項
(6) 入 札 に参 加 する資 格 のない者 のし た入 札 及 び入 札 条 件 に違 反 し た入 札 は 無 効 と
する旨
(7) そ の他 必 要 な事 項
(一 般 競 争 入 札 保 証 金 )
第 4 条 令 第 167 条 の 7 第 1 項 の規 定 による入 札 保 証 金 は 、そ の見 積 価 格 の 100 分 の
5 以 上 と し 、現 金 をもって納 付 さ せなければならない。
2 前 項 の入 札 保 証 金 の納 付 は 、次 に掲 げる担 保 の提 供 をもってこ れに代 え ること がで き
る。
(1) 国 債 及 び地 方 債
(2) 銀 行 、農 林 中 央 金 庫 又 は 商 工 組 合 中 央 金 庫 の発 行 する債 券 (以 下 「金 融 債 」と
いう。)
(3) 銀 行 が振 り出 し、又 は 支 払 保 証 をし た小 切 手
(4) 銀 行 に対 する定 期 預 金 債 権
(5) 市 長 が確 実 と 認 める社 債
(担 保 の価 値 )
第 5 条 前 条 第 2 項 に掲 げる担 保 の価 値 は 、次 の各 号 に掲 げる担 保 について、当 該 各
号 に定 めると こ ろによる。
(1) 国 債 及 び地 方 債 政 府 ニ納 ムヘキ保 証 金 其 ノ他 ノ担 保 ニ充 用 スル国 債 ノ価 格 ニ
関 スル件 (明 治 41 年 勅 令 第 287 号 )の例 による金 額
(2) 金 融 債 及 び市 長 が確 実 と 認 める社 債 額 面 金 額 又 は 登 録 金 額 (発 行 価 額 が額 面
金 額 又 は 登 録 金 額 と 異 なると きは 発 行 価 額 )の 10 分 の 8 に相 当 する金 額
(3) 銀 行 が振 り出 し、又 は 支 払 保 証 をし た小 切 手 小 切 手 金 額
(4) 銀 行 に対 する定 期 預 金 債 権 当 該 債 権 証 書 に記 載 さ れた債 権 金 額
(一 般 競 争 入 札 の入 札 保 証 金 の免 除 )
第 6 条 第 4 条 第 1 項 の規 定 による入 札 保 証 金 は、次 に掲 げる場 合 において、そ の全 部
又 は 一 部 を免 除 すること がで きる。
(1) 一 般 競 争 入 札 に参 加 し ようと する者 が保 険 会 社 と の間 に、本 市 を被 保 険 者 と する
入 札 保 証 保 険 契 約 を締 結 し たと き。
(2) 令 第 167 条 の 5 に規 定 する資 格 を有 する者 で 、過 去 2 年 間 に本 市 又 は 国 若 し く
は 他 の地 方 公 共 団 体 と 種 類 及 び規 模 をほ ぼ同 じ くする契 約 を数 回 以 上 にわたって
締 結 し 、か つ、こ れらをすべて誠 実 に履 行 し た者 について、そ の者 が契 約 を締 結 しな
いこ とと なるおそ れがないと 認 められると き。
(小 切 手 の現 金 化 )
- 24 -
第 7 条 令 第 167 条 の 7 第 2 項 の規 定 により、入 札 保 証 金 の納 付 に代 え て小 切 手 を担
保 と し て提 供 さ せた場 合 において、契 約 の締 結 前 に当 該 小 切 手 の呈 示 期 間 が経 過 す
るこ と となると きは 、そ れを取 り立 て、当 該 取 立 てに係 る現 金 を保 管 し 、又 は 当 該 小 切 手
に代 わる入 札 保 証 金 の納 付 若 し くは 入 札 保 証 金 の納 付 に代 え る担 保 の提 供 を求 めな
ければならない。
(一 般 競 争 入 札 の入 札 保 証 金 の還 付 等 )
第 8 条 第 4 条 第 1 項 の入 札 保 証 金 は 、落 札 者 の決 定 後 直 ちに還 付 しなければならな
い。ただし 、落 札 者 に係 る入 札 保 証 金 は 、契 約 の締 結 後 において還 付 する。
2 落 札 者 は 、前 項 の入 札 保 証 金 の全 部 又 は 一 部 を契 約 保 証 金 に充 当 するこ とがで き
る。
(一 般 競 争 入 札 の予 定 価 格 の決 定 等 )
第 9 条 一 般 競 争 入 札 に付 そ うと すると きは、そ の入 札 に付 する事 項 の価 格 を当 該 事 項
に関 する仕 様 書 、設 計 書 等 によって予 定 し 、その予 定 価 格 を記 載 し た書 面 を封 書 にし
開 札 の際 こ れを開 札 の場 所 に置 か なければならない。
2 前 項 の予 定 価 格 は 、そ の一 般 競 争 入 札 に付 する事 項 の価 格 の総 額 について定 めな
ければならない。ただし 、一 定 期 間 継 続 し てする製 造 、修 理 、加 工 、売 買 、供 給 又 は 使
用 等 の契 約 に係 る入 札 の場 合 においては 、そ の単 価 について予 定 価 格 を定 めること が
で きる。
3 前 2 項 の規 定 は 、令 第 167 条 の 10 第 2 項 の規 定 により、一 般 競 争 入 札 につき、最 低
制 限 価 格 を設 ける場 合 について準 用 する。
(一 般 競 争 入 札 の方 法 )
第 10 条 一 般 競 争 入 札 の参 加 者 は 、当 該 入 札 について入 札 書 1 通 を作 成 し 、封 のうえ 、
所 定 の日 時 ま でに所 定 の場 所 に提 出 し なければならない。
(一 般 競 争 入 札 において最 低 価 格 の入 札 者 以 外 の者 を落 札 者 と する手 続 )
第 11 条 令 第 167 条 の 10 第 1 項 の規 定 により、落 札 者 を定 めようと すると きは 、市 長 は 、
あらか じ め当 該 入 札 に付 し た工 事 又 は 製 造 につき専 門 的 知 識 を有 する職 員 の意 見 を
求 めなければならない。
2 前 項 の規 定 により、落 札 者 を定 めたと きは、直 ちに当 該 落 札 者 及 び最 低 の価 格 をもっ
て申 込 みをし た者 で 落 札 者 とならなか った者 にその旨 通 知 し なければならない。
3 令 第 167 条 の 10 第 2 項 の規 定 により、最 低 制 限 価 格 を設 けようと すると きは 、開 札 を
行 う前 にそ の旨 を入 札 者 に告 知 し なければならない。
(再 度 公 告 入 札 の公 告 期 間 )
第 12 条 入 札 者 若 し くは 落 札 者 がない場 合 又 は落 札 者 が契 約 を締 結 し ない場 合 におい
て、更 に入 札 に付 そうと すると きは 、第 3 条 の規 定 による公 告 の期 間 を 3 日 ま で に短 縮
するこ と がで きる。
(一 般 競 争 入 札 の入 札 及 び開 札 記 録 等 )
第 13 条 一 般 競 争 入 札 を行 ったと き(令 第 167 条 の 8 第 3 項 の規 定 による再 度 の入 札
を含 む。)又 はそ の開 札 をし たと きは、そ れぞれの経 過 、結 果 等 を記 録 し ておか なければ
ならない。
2 令 第 167 条 の 9 又 は 令 第 16 7 条 の 1 0 第 1 項 の規 定 を適 用 し た場 合 にあっては 、前
項 の記 録 中 にそ の旨 表 示 し ておか なければならない。
3 第 1 項 の記 録 は 、おおむね様 式 第 1 号 によるものと する。
(指 名 競 争 入 札 の参 加 者 の資 格 )
第 14 条 令 第 16 7 条 の 11 第 2 項 に規 定 する指 名 競 争 入 札 の参 加 者 の資 格 は 、市 長
が別 に定 める。
2 第 2 条 の規 定 は 、前 項 の場 合 に準 用 する。
(指 名 競 争 入 札 の参 加 者 の指 名 等 )
第 15 条 令 第 16 7 条 の 12 第 1 項 の規 定 により、当 該 入 札 に参 加 さ せようと する者 を指
名 すると きは 、少 なくと も 3 名 以 上 の者 を指 名 し なければならない。
2 令 第 167 条 の 12 第 2 項 の規 定 による通 知 は 、第 3 条 第 2 項 第 1 号 及 び第 3 号 か ら
第 7 号 ま で に掲 げる事 項 についてし なければならない。
(指 名 競 争 入 札 の入 札 保 証 金 )
- 25 -
第 16 条 第 4 条 か ら第 11 条 ま で 及 び第 13 条 の規 定 は 、指 名 競 争 入 札 の場 合 にこ れを
準 用 する。こ の場 合 、第 6 条 中 「第 167 条 の 5」と あるのは 、「第 167 条 の 11」と 読 み替
え るものと する。
(随 意 契 約 )
第 17 条 令 第 16 7 条 の 2 の規 定 により随 意 契 約 によろうと すると きは 、第 9 条 の規 定 に
準 じ 予 定 価 格 を定 めたうえ、なるべく 2 名 以 上 の者 か ら見 積 書 を徴 さ なければならない。
2 令 第 167 条 の 2 第 1 項 第 1 号 の規 定 により随 意 契 約 によるこ と がで きる場 合 は 、別 表
左 欄 に掲 げる契 約 の種 類 に応 じ 同 表 右 欄 に掲 げる額 の範 囲 内 における場 合 と する。
(せり売 り)
第 18 条 第 2 条 か ら第 8 条 ま で の規 定 は 、せり売 りの場 合 に、こ れを準 用 する。
第 3 章 契 約 の締 結 及 び履 行
(契 約 締 結 の手 続 )
第 19 条 落 札 者 に決 定 する旨 又 は 契 約 の相 手 方 と する旨 の通 知 を受 けた者 は、当 該 通
知 を受 けた日 か ら 7 日 以 内 (市 長 が特 別 の理 由 により必 要 があると 認 めると きは 市 長 の
指 定 する日 ま で )に契 約 書 に記 名 押 印 のうえ 、市 長 が定 める書 類 を提 出 し なければなら
ない。こ の場 合 において、建 設 工 事 に係 る請 負 契 約 のうち市 長 が必 要 と 認 める契 約 に
ついては 、契 約 の相 手 方 は 、当 該 工 事 を完 成 するこ と を保 証 する工 事 完 成 保 証 人 を立
てなければならない。
2 前 項 の期 間 内 において、正 当 な理 由 なく契 約 書 に記 名 押 印 し ないと きは 、そ の者 に係
る落 札 又 は 契 約 の決 定 を取 り消 すこ と がで きる。
(契 約 書 の記 載 事 項 )
第 19 条 の 2 契 約 書 には 、契 約 の目 的 、契 約 金 額 、履 行 期 限 及 び契 約 保 証 金 に関 する
事 項 のほ か 、次 に掲 げる事 項 を記 載 するものと する。ただし 、契 約 の性 質 又 は 目 的 によ
り該 当 のない事 項 については 、こ の限 りで ない。
(1) 契 約 履 行 の場 所
(2) 契 約 代 金 の支 払 又 は 受 領 の時 期 及 び方 法
(3) 監 督 及 び検 査 に関 する事 項
(4) 契 約 の履 行 の遅 滞 そ の他 不 履 行 の場 合 における遅 延 利 息 、違 約 金 そ の他 の損
害金
(5) 危 険 負 担
(6) か し 担 保 責 任
(7) 契 約 に関 する紛 争 の解 決 方 法
(8) 契 約 の変 更 に関 する事 項
(9) そ の他 市 長 が必 要 と 認 める事 項
(契 約 書 又 は 請 書 の省 略 )
第 19 条 の 3 次 に掲 げる場 合 においては 、契 約 書 の作 成 を省 略 し 、請 書 をもってこ れに
代 え るこ と がで きる。ただし 、特 に市 長 が必 要 と 認 めるものについては 、見 積 書 その他 の
書 類 をもってこ れに代 え ること がで きる。
(1) 契 約 金 額 が 30 万 円 以 下 の契 約 をすると き。
(2) せり売 りをすると き。
(3) 物 品 売 渡 の場 合 において、買 受 人 が直 ちに代 金 を納 付 し てその物 品 を引 き取 ると
き。
(4) そ の他 随 意 契 約 で 市 長 が特 に契 約 書 を作 成 する必 要 がないと 認 めると き。
(仮 契 約 )
第 20 条 契 約 の締 結 について議 会 の議 決 を要 する場 合 にあっては 、あらか じ め仮 契 約
書 を作 成 し ておくこと 。
(契 約 保 証 金 )
第 21 条 令 第 167 条 の 16 第 1 項 の規 定 による契 約 保 証 金 (以 下 「契 約 保 証 金 」と いう。)
は 、そ の契 約 金 額 の 100 分 の 10 以 上 と し 、現 金 をもって納 付 さ せなければならない。
2 契 約 保 証 金 の納 付 は 、次 に掲 げる担 保 の提 供 をもってこ れに代 え ること がで きる。
(1) 第 4 条 第 2 項 各 号 に掲 げるもの
(2) 公 共 工 事 の前 払 金 保 証 事 業 に関 する法 律 (昭 和 27 年 法 律 第 184 号 )第 2 条 第 4
項 に規 定 する保 証 事 業 会 社 (以 下 「保 証 事 業 会 社 」と いう。)の保 証
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3 保 証 事 業 会 社 の保 証 を契 約 保 証 金 に代 わる担 保 と する場 合 における当 該 担 保 の価
値 は 、そ の保 証 する金 額 と する。
4 第 5 条 及 び第 7 条 の規 定 は 、契 約 保 証 金 について準 用 する。こ の場 合 において、第 7
条 中 「令 第 167 条 の 7 第 2 項 」と あるのは 「令 第 167 条 の 16 第 2 項 において準 用 する
令 第 167 条 の 7 第 2 項 」と 、「契 約 締 結 前 」と あるのは 「契 約 上 の義 務 履 行 前 」と 読 み替
え るものと する。
(契 約 保 証 金 の免 除 )
第 22 条 契 約 保 証 金 は 、次 に掲 げる場 合 においてそ の全 部 又 は 一 部 を免 除 すること が
で きる。
(1) 契 約 の相 手 方 が保 険 会 社 と の間 に本 市 を被 保 険 者 と する履 行 保 証 保 険 契 約 を
締 結 し たと き。
(2) 契 約 の相 手 方 か ら委 託 を受 けた保 険 会 社 と 工 事 履 行 保 証 契 約 を締 結 し たと き。
(3) 令 第 167 条 の 5 又 は 第 167 条 の 11 に規 定 する資 格 を有 する者 と 契 約 を締 結 する
場 合 において、その者 が過 去 2 年 間 に本 市 又 は国 若 し くは 他 の地 方 公 共 団 体 と 種
類 及 び規 模 をほ ぼ同 じ くする契 約 を数 回 以 上 にわたって締 結 し 、こ れらをすべて誠 実
に履 行 し 、かつ、契 約 を履 行 しないこと となるおそ れがないと 認 められると き。
(4) 法 令 に基 づき延 納 が認 められる場 合 において確 実 な担 保 が提 供 さ れたと き。
(5) 物 品 を売 り払 う契 約 を締 結 する場 合 において、売 払 代 金 が即 納 さ れると き。
(6) 随 意 契 約 を締 結 する場 合 において、契 約 金 額 が少 額 で あり、か つ、契 約 の相 手 方
が契 約 を履 行 し ないこ とと なるおそ れがないと き。
(契 約 保 証 金 の還 付 等 )
第 23 条 契 約 保 証 金 は 、契 約 の相 手 方 がそ の義 務 を完 全 に履 行 し たと き還 付 し なけれ
ばならない。ただし 、かし 担 保 契 約 の特 約 があると きは 、当 該 かし 担 保 契 約 義 務 の終 了
ま で 、そ の全 部 又 は一 部 を留 保 すること がで きる。
(監 督 又 は 検 査 )
第 24 条 市 長 か ら契 約 に関 し 監 督 を命 ぜられた職 員 (以 下 「監 督 職 員 」と いう。)は 、契 約
の相 手 方 の業 務 を不 当 に妨 げること のないようにしなければならない。
2 監 督 職 員 は 、市 長 に対 し 、様 式 第 2 号 により監 督 の実 施 について報 告 し なければなら
ない。
3 市 長 か ら契 約 に関 し 検 査 を命 ぜられた職 員 (以 下 「検 査 職 員 」と いう。)は 、特 に必 要 が
あると 認 めると きは 、破 壊 、分 解 又 は 試 験 をし て検 査 するこ と がで きる。
4 検 査 職 員 は 、その給 付 が当 該 契 約 の内 容 に適 合 するか どうか 及 び適 合 しない場 合 に
あっては その措 置 についての意 見 を様 式 第 3 号 により市 長 に述 べなければならない。た
だし 、市 長 が別 に定 めるものについては 、当 該 契 約 代 金 の請 求 書 の余 白 等 に検 査 結
果 及 び検 査 月 日 を記 載 し 、検 査 職 員 が記 名 押 印 するこ と をもって、こ れに代 え ること が
で きる。
5 監 督 職 員 及 び検 査 職 員 の監 督 及 び検 査 の実 施 の細 目 については 、別 に定 める。
6 令 第 167 条 の 15 第 4 項 の規 定 により本 市 職 員 以 外 の者 に監 督 又 は 検 査 を委 託 し て
行 わせた場 合 においては 、書 面 により当 該 監 督 又 は 検 査 の状 況 、結 果 を報 告 さ せなけ
ればならない。
(前 払 金 )
第 25 条 公 共 工 事 の前 払 金 保 証 事 業 に関 する法 律 第 2 条 第 1 項 の規 定 による公 共 工
事 に係 る契 約 の相 手 方 に対 し 、契 約 金 額 の 3 割 を超 え ない範 囲 内 で 前 金 払 いをするこ
と がで きる。
(部 分 払 )
第 26 条 契 約 により給 付 の完 了 前 に代 価 の一 部 を支 払 う必 要 がある場 合 においては 、
工 事 又 は 製 造 の既 済 部 分 については 当 該 代 価 の 10 分 の 9 以 内 、物 件 の既 納 部 分 に
ついては 当 該 代 価 を超 え ない限 度 においてこ れを支 払 うこ と がで きる。
(契 約 の変 更 )
第 27 条 契 約 の締 結 後 において、天 災 そ の他 不 測 の事 故 等 により、契 約 を変 更 する場
合 にあっては 、市 長 は 、契 約 の相 手 方 と 協 議 の上 、変 更 契 約 書 を作 成 し なければなら
ない。
2 第 19 条 及 び第 2 0 条 の規 定 は 、前 項 の場 合 に準 用 する。
(契 約 の解 除 )
- 27 -
第 28 条 市 長 は 、契 約 の相 手 方 が次 の各 号 のいずれか に該 当 すると きは 、契 約 を解 除
するこ と がで きる。
(1) 契 約 の相 手 方 の責 に帰 すべき理 由 により契 約 期 間 内 に契 約 を履 行 し ないと き、又
は 履 行 する見 込 みがないと き。
(2) 契 約 の給 付 に不 正 を行 ったと き。
(3) 監 督 又 は 検 査 の職 務 の執 行 を妨 げたと き。
別 表 (第 17 条 関 係 )
1 工 事 又 は 製 造 の請 負
130 万 円
2 財 産 の買 入 れ
3 物 件 の借 入 れ
80 万 円
40 万 円
4 財 産 の売 払 い
30 万 円
5 物 件 の貸 付 け
30 万 円
6 前 各 項 に掲 げるもの以 外 のもの
50 万 円
様式 略
- 28 -
資料5
公共調達の適正化に向けた取り組みについて(抄)
平成18年2月24日
公共調達の適正化に関する
関 係 省 庁 連 絡 会 議
公共調達については、公共工事において入札談合事件の摘発が行われ、談合排除の徹底
が求められているほか、随意契約において透明性・効率性の確保から問題があるとの指摘
もある。
このような状況を踏まえ、入札談合の排除を徹底するとともた、随意契約等の一層の適
正化を図るため、政府は、当面、以下の施策を迅速かつ適切に実施する。
Ⅰ.公共工事等の入札契約の改善
(略)
Ⅱ.随意契約の適正化
1.随意契約の緊急点検
各省庁が平成17年度に締結した随意契約のうち独立行政法人、特殊法人、認可法人及び
所管公益法人並びに特定民間法人(以下「所管公益法人等」という。)との間で締結した
ものについて、下記の視点から、緊急点検を平成18年3月未までに行う。
また、点検において、随意契約によることが適切ではないと考えられる事例について順
次整理することとする。
(1) 随意契約によることとする理由が「契約の性質又は目的が競争を許さない場合」
(会
計法第29条の3第4項)である随意契約について、
①契約の目的である事務・事業について、第三者に行わせることが不可能であるか、
②随意契約の相手方が、再委託(外注等を含む。)を行っている随意契約について、
「契約の性質又は目的が競争を許さない場合」として随意契約によることとした理
由と不整合がある事態となっていないか、
再確認を行う。
(2) 随意契約によることとした理由が「契約の性質又は目的が競争を許さない場合」以
外の随意契約についても、例えば、真に「緊急の必要により競争に付することができ
ない場合」(会計法第29条の3第4項)であったか等、随意契約によることとする理由
が適切であるかについて再確認を行う。
(注1)点検に際しては、国の調達は一般競争入札が原則であることに十分留意するもの
とする。随意契約が適切か否かの判断については、主計局と連絡・調整することと
し、各省庁の基準の整合性を図る。
(注2)単に当該業務に精通していることのみをもって「契約の性質又は目的が競争を許
さない場合」としているものは、仕様書、作業マニュアルの作成等により競争が可
能であると考えられるため、随意契約によることとする理由としては、不適切であ
る。
- 29 -
また、契約金額の相当部分が再委託先に支払われている場合や契約の目的となる
事務・事業の大半を再委託先が実施している場合など、随意契約の相手方が当該事
務・事業を実施する能力が十分でない場合には、「契約の性質又は目的が競争を許
さない場合」として随意契約を行うことは適切ではないことに留意する。
(注3)「特定民間法人」とは、公務員制度改革大網(平成13年12月25日閣議決定)によ
り、毎年12月に各府省が公表した退職した職長の「再就職状況の公表について」(過
去3カ年分)において掲げられている民間法人及び各省庁が必要と認める法人をいう。
2.随意契約の緊急点検結果を踏まえた見直し
上記の視点により、緊急点検を行った結果を踏まえ、所管公益法人等に係る随意契約に
ついて、以下の分類に従い見直し、平成 18 年 6 月を目途に各省庁において「随意契約見直
し計画」を作成するものとする。
(1) 問題があるものについては、平成 18 年度以降、新たな随意契約は行わないものとす
る。
(2) 見直しの余地があるものは、やむを得ない場合((3)に記載する場合)を除き、直
ちに一般競争入札等に移行するものとする。
(3) 仕様書、作業マニュアル等の整備等の準備が整えば、一般競争入札等によることが
可能であると判断されるもので、準備に時間を要するものについては、「随意契約見直
し計画」において、一般競争入札等に移行する時期及び手順を明らかにするものとする。
(注)一般競争入札等に移行するに当たっては、予算決算及び会計令弟 73 条の入札参加資
格は競争を適正かつ合理的に行うため必要なものに限られること、また、仕様書の作成においても競
争を事実上制限するような内容とならないよう十分留意する。
3.随意契約の緊急点検結果及び見直しの内容等についての報告並びに公表等
(1)随意契約の緊急点検結果等の報告及び公表
各省庁が点検を行った平成 17 年度に所管公益法人等との間で締結した防意契約につ
いて、
①財務省通知(平成 17 年 2 月 25 日財計第 407 号)により公表することとされている
事項
②緊急点検の結果(問題のあるもの、見直しの余地があるもの、その他のもののうち
いずれに該当するか)
③緊急点検の結果を踏まえて講ずる措置(平成 18 年度以降において当該事務・事業の
委託等を行わないものとしたもの、一般競争入札等に移行したもの、一般競争入札等
に移行するための準備に時間を要するもののうちいずれに該当するか)を明らかにし
た「緊急点検結果の一覧表」(別紙 1)を作成し、平成 18 年 6 月を目途に関係省庁連
絡会議に報告し、公表するものとする。
なお、問題がないもの、見直す余地のないもの、その他のものであって財務省通知
(平成 17 年 2 月 25 日財計算 407 号)により公表対象とされていない随意契約に関し
ては、記載を要しないものとする。
(2)「随意契約見直し計画」の報告及び公表等
上記(1)の随意契約の緊急点検結果の報告等と関連して、平成 18 年 6 月を目途に「随
意契約見直し計画」を関係省庁連絡会議に報告し、公表するものとする。
- 30 -
なお、各省庁において、「随意契約見直し計画」の実施状況について、別に定めると
ころによりフォローアップを行い、その結果を公表するものとする。
4.随意契約に係る情報の公表の充実等
(1)随意契約に係る情報の公表の適切な実施
財務省通知(平成 17 年 2 月 25 日財計第 407 号及び第 408 号)について、その実施状
況を各省庁において平成 18 年 3 月末までに点検する。
特に、
①地方支分部局等も含め、すべての公表対象随意契約について公表を行なっているか、
②随意契約によることとした理由について、単に条文を引用するのではなく、具体的
に記載しているか、
について留意して点検を行い、問題がある場合には、直ちに改善措置を講ずるものとす
る。
(2)随意契約公表ゲートウェイの新設
本省庁ですべての随意契約を一括して公表している場合を除き、本省庁の随意契約の
公表を行うホームページからすべての外局、地方支分部局の随意契約の公表を行うホー
ムページへの直接のリンクを行ったページ(随意契約公表ゲートウェイ)を早期に新設
し、公表の一覧性を確保することで随意契約の透明性を高める。
(3)随意契約に係る情報の公表内容の充実
平成 18 年度以降において各省庁が締結した随意契約のうち、契約の相手方が所管公
益法人等であるものについて、随意契約によることとした理由を具体的かつ詳細に記載
するものとする。
5.内部牽制の充実
(1)決裁体制の強化
各省庁は、随意契約に係る決裁体制を見直し、所管公益法人等との間で随意契約を
行う場合にあっては、契約権限が各部局等に委任されている場合であっても、必ず官
房会計課等により、随意契約によることとした理由その他についての審査・決裁を経
るよう決裁体制を強化する。
なお、官房会計課等が契約を締結する場合においても、複数の者により随意契約に
よることとした理由その他についての審査・決裁を経るよう措置する。また、地方支
分部局等においても、各組織の実情に応じ、同様の措置を行う。
(2)内部監査の強化
財務省通知(平成 17 年 2 月 25 日財計第 407 号)による各省庁における内部監査の重
点的実施に閲し、所管公益法人等との間の随意契約についても重点的に監査することと
する。
6.その他
各省庁は、以上の措置の実施状況及び準備状況について、平成 18 年 3 月末時点の状況を
とりまとめ、できる限り速やかに関係省庁連絡会議に中間報告するものとする。
- 31 -
随意契約の改善について
18 件
1 19年度の改善件数
①
②
③
入札に移行したもの
うち長期継続契約としたもの
積算方法等の見直しを行ったもの
指定管理者の公募を行ったもの
2 20年度の改善予定件数
① 入札に移行予定のもの
うち長期継続契約とする予定のもの
② 積算方法等の見直しを行う予定のもの
③ 指定管理者の公募を行う予定のもの
(18年度額-19年度額)
15
14
1
2
件
件
件
件
4
4
5
4
件
件
件
件
▲30,831,934
▲29,007,244
▲7,723,050 (不燃物等処理業務委託)
13 件
3 改善案件の一覧
【19年度改善分】
No
区分
件名
見直し
所属名称
18年度
債権者名称
18年度
負担行為額(円)
19年度
債権者名称
19年度
負担行為額
(円)
備考
①入札に移行したもの(長期継続契約としたもの)
1
施設
管理
長期
庁舎総合管理業
務委託料
庁舎総合管理業務委託料 総務課
㈱日経サービス
61,179,228 ㈱日経サービス
2
施設
管理
庁舎案内及び電
長期 話交換業務委託
料
庁舎電話交換及び受付案
総務課
内業務委託料
奈良県ビルメンテナン
ス協同組合
12,828,312
3
施設
管理
総合管理業務委
長期
託料
セラビーいこま総合管理業
健康課
務委託(年間分)
奈良県ビルメンテナン
ス協同組合
奈良県ビルメンテナン
31,935,487
ス協同組合
エレベーター等の一部保守点検業務を
除き、
26,524,428
指名競争入札による長期継続契約に
移行済み
4
施設
管理
長期 施設管理委託料
芸術会館美楽来設備等管
芸術会館
理業務委託料
㈱シティサ-ビス 生
駒支店
㈱シティサ-ビス 生
16,293,900
駒支店
指名競争入札の結果が不落となった
ため、最低額を入札した業者と、予定
15,455,738
価格を下回る金額で長期継続契約を
締結。
5
施設
管理
長期
33,034,680 ㈱日経サービス
30,894,165
総合管理業務等
委託料
建物総合管理業務委託料
南コミュニティセ
㈱日経サービス
ンター
奈良県ビルメンテナン
ス協同組合
60,793,794
指名競争入札による長期継続契約に
移行済み
12,449,178
指名競争入札による長期継続契約に
移行済み
指名競争入札による長期継続契約に
移行済み
件名
18年度
負担行為額(円)
19年度
債権者名称
19年度
負担行為額
(円)
区分
見直し
6
施設
管理
長期
総合管理業務等
委託料
総合管理業務委託料
7
施設
管理
長期
中央公民館総合
管理業務委託料
中央公民館総合管理業務 中央公民
委託
館
㈱日経サービス
11,642,043 ㈱日経サービス
8
施設
管理
長期
総合管理業務委
託料
図書会館総合管理業務
図書会館
奈良県ビルメンテナン
ス協同組合
34,762,544
9
施設
管理
地区公民館管理
長期
業務委託料
鹿ノ台地区公民館管理業
務委託料
中央公民
館
奈良県ビルメンテナン
ス協同組合
10
機器
管理
長期
浄化センター管理 山田川浄化センタ-運転管 竜田川浄 クボタ環境サービス㈱
業務委託料
理業務委託
化センター 大阪支社
11
機器
管理
長期
浄化センター管理 竜田川浄化センター運転管 竜田川浄 日本ヘルス工業(株)
業務委託料
理業務委託
化センター 奈良営業所
12
廃棄
物
長期
焼却残さ処理業務 平成18年度廃棄物運搬業 清掃セン
等委託料
務
ター
上野商店
30,253,301 松谷建材
13
施設
管理
長期
夜間警備業務委
託料
夜間警備業務委託料(中学 教育総務
校)
課
セコム㈱
3,361,152 セコム㈱
2,317,760
19年9月以降は指名競争入札の結果
を反映した金額での契約
14
施設
管理
長期
夜間警備業務委
託料
夜間警備業務委託料(幼稚 教育総務
園)
課
セコム㈱
3,781,296 セコム㈱
2,349,495
19年9月以降は指名競争入札の結果
を反映した金額での契約
生駒市河川浄化施設維持 環境管理
管理業務委託
課
カジマアクアテック(株)
帝人エコ・サイエンス㈱
関西事業所
カジマアクアテック
(株)
5,286,540 帝人エコ・サイエンス
㈱ 関西事業所
㈱カンキョウ
3,461,850
19年度中の指名競争入札実施以降、
「㈱カンキョウ」のみと契約
施設
15 管理
※
単年度 河川浄化施設維
指名競 持管理委託料
争入札
所属名称
18年度
債権者名称
No
北コミュニティセ
㈱日経サービス
ンター
40,970,044
奈良県ビルメンテナン
ス協同組合
毎日美装(株)奈良営
業所
奈良県ビルメンテナン
6,097,917
ス協同組合
65,268,000
104,013,000
備考
36,997,932
指名競争入札による長期継続契約に
移行済み
11,378,716
指名競争入札による長期継続契約に
移行済み
30,588,358
指名競争入札による長期継続契約に
移行済み
19年10月から機械警備導入に伴い、
機械警備:指名競争入札(長期)
4,000,144
昼清掃・夜間受付:随契
定期清掃:随契
クボタ環境サービス㈱
大阪支社
65,929,500
指名競争入札による長期継続契約に
移行済み
日本ヘルス工業(株)
奈良営業所
103,452,300
指名競争入札による長期継続契約に
移行済み
23,282,152
指名競争入札による長期継続契約に
移行済み
②積算方法等の見直しを行ったもの
No
区分
見直し
16
廃棄
物
積算
件名
不燃物収集運搬
業務等委託料
不燃物等処理業務委託
所属名称
環境事業
課
18年度
債権者名称
関西メタルワーク㈱
18年度
負担行為額(円)
19年度
負担行為額
(円)
19年度
債権者名称
57,684,900
関西メタルワーク㈱
変更前:65,220,000
57,496,950 随契委員会提言通り
③指定管理者の公募を行ったもの
見直し
件名
所属名称
19年度
債権者名称
No
区分
17
生駒駅北地下自
施設 公募指
動車駐車場管理
管理 定管理
業務等委託料
生駒駅北地下自動車駐車 生活安全
場管理業務等委託
課
近鉄ビルサービス㈱京
奈支店奈良事業所
18
生駒駅南自動車
施設 公募指
駐車場管理業務
管理 定管理
等委託料
生駒駅南自動車駐車場管 生活安全
理業務委託
課
(社)生駒市シルバ-
人材センタ-
19年度
負担行為額(円)
備考
16,904,790
公募により指定管理者を選定
期間:H20.3.1~H23.3.31
8,641,737
公募により指定管理者を選定
期間:H20.3.1~H23.3.31
【20年度改善予定分】
①入札に移行予定のもの(長期継続契約とする予定のもの)
No
区分
見直し
件名
所属名称
19年度
債権者名称
19年度
負担行為額(円)
備考
1
施設 長期予 用務員業務委託
管理
定 料
用務員業務委託料
みなみ・ひがし・中保育園
児童福祉
課
奈良県ビルメンテナン
ス協同組合
指名競争入札による長期継続契約に
10,286,892 移行予定
(19年度は随契)
2
施設
管理
長期予 用務員業務委託
定 料
小学校用務員業務委託
教育総務
課
奈良県ビルメンテナン
ス協同組合
20年7~8月に、指名競争入札による
36,771,840 長期継続契約に移行予定。
(19年度は随契)
3
施設
管理
長期予 用務員業務委託
定 料
中学校用務員業務委託
教育総務
課
奈良県ビルメンテナン
ス協同組合
20年7~8月に、指名競争入札による
24,514,560 長期継続契約に移行予定。
(19年度は随契)
4
施設
管理
長期予 用務員業務委託
定 料
幼稚園用務員業務委託
教育総務
課
奈良県ビルメンテナン
ス協同組合
20年7~8月に、指名競争入札による
15,321,600 長期継続契約に移行予定。
(19年度は随契)
②積算方法等の見直しを行う予定のもの
備考
件名
所属名称
19年度
債権者名称
19年度
負担行為額(円)
備考
No
区分
見直し
5
廃棄
物
積算
可燃物収集運搬
業務委託料
可燃物収集及び運搬業務 環境事業
委託
課
㈱生駒市衛生社
6
廃棄
物
積算
不燃物収集運搬
業務等委託料
不燃物収集及び運搬業務 環境事業
委託
課
関西メタルワーク㈱
76,080,000 20年度以降、提言の額にて契約予定
7
廃棄
物
積算
粗大ごみ収集運搬 粗大ごみ収集運搬業務委 環境事業
業務委託料
託
課
同和衛生企業組合
29,484,000 20年度以降、提言の額にて契約予定
8
廃棄
物
積算
ペットボトル収集業 ペットボトル収集運搬委託 環境事業
務委託料
料
課
関西メタルワーク㈱
23,546,400 20年度以降、提言の額にて契約予定
9
廃棄
物
積算
し尿収集運搬等委
し尿収集運搬委託
託料
㈲生駒市清掃社
環境事業
課
449,610,000 20年度以降、提言の額にて契約予定
120,600,000 20年度以降、提言の額にて契約予定
③指定管理者の公募を行う予定のもの
見直し
件名
所属名称
19年度
債権者名称
19年度
負担行為額(円)
備考
No
区分
10
公募指
指定
金鵄の杜倭苑管
定管理
管理
理委託料
予定
平成18年度金鵄の杜倭苑 福祉総務
指定管理料
課
(財)生駒市ふれあい
振興財団
指定管理者については、公募実施を視
21,661,000 野に入れて検討する。(19年度はふれ
あい振興財団と随契)
11
公募指
指定
公園維持管理委
定管理
管理
託料
予定
生駒山麓公園フィールドア
公園緑地
スレチック管理料
課
(指定管理者委託分)
(財)生駒市ふれあい
振興財団
指定管理者については、公募実施を視
6,284,000 野に入れて検討する。(19年度はふれ
あい振興財団と随契)
12
公募指
指定
定管理 管理委託料
管理
予定
ふれあいセンター管理委託
公園緑地
料
課
(指定管理者委託分)
(財)生駒市ふれあい
振興財団
指定管理者については、公募実施を視
193,220,000 野に入れて検討する。(19年度はふれ
あい振興財団と随契)
13
公募指
指定
定管理 管理委託料
管理
予定
生駒山麓公園野外活動施 女性青少
設指定管理委託料
年課
(財)生駒市ふれあい
振興財団
指定管理者については、公募実施を視
21,076,000 野に入れて検討する。(19年度はふれ
あい振興財団と随契)
◇年度別随意契約件数表
平成16年度
平成18年度
平成19年度
125
22.6%
1,735,848,400
82.6%
427
77.4%
365,901,660
17.4%
113
22.4%
1,625,402,372
57.8%
392
77.6%
1,187,387,500
42.2%
128
25.9%
1,847,409,260
85.7%
366
74.1%
307,928,640
14.3%
134
32.3%
2,237,106,972
89.6%
281
67.7%
258,809,180
10.4%
件数
552
505
494
415
金額
2,101,750,060
2,812,789,872
2,155,337,900
2,495,916,152
13
2.0%
246,194,320
53.9%
624
98.0%
210,483,171
46.1%
16
2.7%
134,459,850
47.3%
579
97.3%
149,736,908
52.7%
29
5.1%
142,403,774
56.0%
543
94.9%
111,855,850
44.0%
31
6.4%
279,038,990
77.6%
456
93.6%
80,678,065
22.4%
件数
637
595
572
487
金額
456,677,491
284,196,758
254,259,624
359,717,055
68
4.5%
390,611,130
7.1%
1,445
95.5%
5,110,733,264
92.9%
111
7.1%
462,532,164
8.7%
1,446
92.9%
4,878,852,305
91.3%
97
6.1%
498,454,187
9.0%
1,506
93.9%
5,023,106,073
91.0%
109
7.6%
746,711,656
13.5%
1,320
92.4%
4,779,429,512
86.5%
件数
1,513
1,557
1,603
1,429
金額
5,501,344,394
5,341,384,469
5,521,560,260
5,526,141,168
206
7.6%
2,372,653,850
29.4%
2,496
92.4%
5,687,118,095
70.6%
240
9.0%
2,222,394,386
26.3%
2,417
91.0%
6,215,976,713
73.7%
254
9.5%
2,488,267,221
31.4%
2,415
90.5%
5,442,890,563
68.6%
274
11.8%
3,262,857,618
38.9%
2,057
88.2%
5,118,916,757
61.1%
件数
2,702
2,657
2,669
2,331
金額
8,059,771,945
8,438,371,099
7,931,157,784
8,381,774,375
件数
入札
金額
工事請負費
平成17年度
件数
随契
金額
計
件数
入札
金額
備品購入費
件数
随契
金額
計
件数
入札
金額
委託料
件数
随契
金額
計
件数
入札
金額
合計
件数
随契
金額
計
※ 件数については、支出負担行為の単位で計算したものであるため、1つの契約が複数に分かれている
ものが含まれています。
※ 平成19年度は、平成20年3月12日までの集計
◇平成18年度随意契約内訳
工事請負費
備品購入費
委託料
合計
349
530
949
1,828
件数
\126,090,690
\76,049,050
\156,023,418
\358,163,158
金額
7
13
557
577
件数
2号
(入札に適さない) 金額
\18,029,550
\35,806,800 \4,867,082,655 \4,920,919,005
10
0
0
10
件数
18年度
その他 ※2
\163,808,400
\0
\0
\163,808,400
金額
17
13
557
587
件数
少額除く
\181,837,950
\35,806,800 \4,867,082,655 \5,084,727,405
金額
366
543
1,506
2,415
件数
合計
\307,928,640
\111,855,850 \5,023,106,073 \5,442,890,563
金額
※1 少額とは、工事請負費:130万円未満 備品購入費:80万円未満 委託料:50万円未満 の契約
※2 工事請負費の「その他」は、6号「競争入札に付することが不利と認められるとき。」(付帯工事等)
1号
(少額) ※1
◇平成19年度随意契約内訳
工事請負費
備品購入費
委託料
合計
263
450
825
1,538
件数
1号
(少額) ※1
\75,311,180
\58,891,720
\134,437,992
\268,640,892
金額
9
6
495
510
件数
2号
(入札に適さない) 金額
\114,325,050
\21,786,345 \4,644,991,520 \4,781,102,915
9
0
0
9
件数
19年度
その他 ※2
\69,172,950
\0
\0
\69,172,950
金額
18
6
495
519
件数
少額除く
\183,498,000
\21,786,345 \4,644,991,520 \4,850,275,865
金額
281
456
1,320
2,057
件数
合計
\258,809,180
\80,678,065 \4,779,429,512 \5,118,916,757
金額
※1 少額とは、工事請負費:130万円未満 備品購入費:80万円未満 委託料:50万円未満 の契約
※2 工事請負費の「その他」は、6号「競争入札に付することが不利と認められるとき。」(付帯工事等)
※ 平成19年度は、平成20年3月12日までの集計
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