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平成28年2月 出張報告(PDF:214.2KB)
様式第4号(第4条関係) 幹 事 長 印 経理責任者印 出張報告書 平成28年3月18日 幹事長 矢 野 正 憲 殿 出張者氏名 服部 脩二 佐古 員規 矢野 正憲 印 下記のとおり報告します。 1. 出張先 京都市下京区東塩小路町721-1 京都タワーホテル 2.日 時 7階 桔梗の間 平成28年2月18日(木)午前9時30分~午後4時30分 3.出張用務(宿泊を要する場合はその事由) ① 平成28年度「議員・職員のためのマスター講座」への参加 ② 2月18日(木)午前9時30分~午前12時00分 「議員報酬について」 午後1時30分~午後4時30分 「議員定数について」 4.旅 費 (研究研修費) 研修会会費 日 交通費 当 25,000円×3人= 900円×3人= 75,000円 2,700円 2,700円×2×3人=16,200円 合計 93,900円 5 報 講 告 師 廣 瀬 和 彦 明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科兼任講師 ○ 2月18日(木) 9:30~12;00 「議員報酬について」 1 議員報酬の意義と法律の改正経緯 ① 議員報酬の意義 ② 府県制・市制町村制から現代の地方自治法までの変遷 ③ 諸外国と日本の地方議会の権限の差異 ④ 平成20年における地方自治法改正の趣旨 2 議員報酬の現状と住民の捉え方 ① 議員報酬の現状 ② 議員の年齢構成・男女比率・競争率 ③ 議員報酬に対するアンケート調査結果 3 議員報酬に対する取り組み事例 ① 議員報酬に対する各議会での取り組み事例 ② 欠席・懲罰議員等に対する減額支給の是非 ③ 所管委員会の判断 4 議員報酬算定の7つの基準 ① 市政への貢献度を把握し、それをもとに議員報酬を定める考え方 ② 執行部職員の給与を基準とする考え方 ③ 国会議員の歳費を基準とする考え方 ④ 日当制を根拠に算出する方法 ⑤ 当該団体の長の給与額を基準とする考え方 ⑥ 比較方式 ⑦ 議会費の割合を一定とし算出する方法 ○ 2月18日(木)13:30~16;30 「議員定数について」 1 議員定数の意義と地方自治法における規定の変遷 ① 意義と議員定数の最大及び最小の考え方 ② 府県制・市制町村制から現在の地方自治法までの規定の変遷 ③ 平成11年及び平成23年における地方自治法改正理由 2 議員定数にあたっての留意点 ① 人口比例方式が採用されてきた理由 ② 議員定数条例の提案権者 ③ 各地方公共団体における議員定数をめぐる事例 ④ 議員定数を考えるにあたっての要件 ⑤ 議会事務局の補佐状況 3 議員定数に対する住民の捉え方と議員定数状況 ① 議員数に対するアンケート結果 ② 議員定数の状況 ③ 議員の構成状況 4 定数減少にかかる問題点と委員会審査 ① 議会費との関係 ② 監視機能への影響 ③ 意見反映への影響 ④ 所管委員会の判断 5 6 ☆ 議員定数算定方式 ① 6つの基準に基づく定数算定方式 ② 選挙区と1票の格差 結 果 服 部 脩 二 ① 議員報酬は、一般の報酬の概念のほかに、その地位に対し、職務と責任に 応じて与えられる給付的性格を有する、いわゆる「給与的な性質」をも併 せ有する広い概念で用いられている面もあり、住民の所得水準や世論の動 向をよく見据えて、議員報酬だけで生活できる報酬であらねば、議員にな る人が限られるくると思われる。 ② 議員定数は、議会の議員が住民の声を反映するものである以上、議員の数 を減らせば、住民の声も聞こえなくなり、また、議会において充実した議 論ができなくなる。 本日の、講師「廣瀬和彦」氏は、熊取町の人口・一般会計予算等を考え て、議員7人の構成で、3つの常任委員会を構成すべきであるので、議長 は公平・中立の観点から、常任委員会には属さないので、議員定数は22 人が適当な人数である。旨の講話をされました。 ☆ ① 矢 野 正 憲 「議員報酬」について 議会費の総予算に占めるパーセンテージは、市議会で1%程度、町議会 で1、5%程度が適正であるとの話がありました。 当然、財政規模によって占めるパーセンテージは変わってくるが、適正 な報酬を民主主義の対価・コストとして支払うべきであると感じている。 これから若い人材に議会で活躍してもらうためには、それなりの生活が できる生活給として支給するべきであると感じたところです。 実際、熊取町の議会費は平成27年度ベースで1,029%という数字 で議員報酬が高いものであるとは言えない。 こういった事実を、住民の皆様に理解してもらうためにも、積極的に情 報発信をしなければならないとも強く感じた。 ② 「議員定数」について チェック機関としての役割を持つ議会は、大きく「議員定数」を削減す ることは、チェック機能の弱体化につながることを指摘されていた。 また、あらゆることを議論する議会にあっては、熊取町の常任委員会2 つでは足りず、せめて3つの常任委員会を設置すべきであるとの助言があ った。 「議員定数」については、議会改革の一環として全国的に削減・減少傾 向にある。 チェック機能としてのバランスが大切であると痛感したところだ。 ☆ 佐 ① 古 員 規 「議員報酬」について 熊取町の議会費は、平成26年度ベースで1.029%であるので、 議員報酬は決して高いものではなく、府下的に見ても、かなり低い水準 である。 ② 「議員定数」について 議会改革と言えば、全国的に議員定数の削減をすることが、当然のこ とのようにして、減少傾向にあるが、チェック機能が上手く機能するか が大きな問題点であり、また、議会において、充実した議論を展開する ことができるかが問題である。 以 上