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日本産米輸出事業の紹介 「現地精米による市場の拡大」 (株式会社
資料4 日本産米輸出事業の紹介 「現地精米による市場の拡大」 株式会社クボタ 株式会社クボタ アグリソリューション推進部 アグリソリューション推進部 高橋 元 1 クボタの精米販売事業 1-1 事業の意義 意義 クボタ・グループの総合力 クボタ・グループの総合力を 総合力を生かしたすぐれた製品 かしたすぐれた製品・ 製品・技術・サービスを 技術・サービスを通 ・サービスを通じて、 じて、 社会の 社会の発展や 発展や豊かな暮 かな暮らしを永遠 らしを永遠に 永遠に支えて行 えて行く事。 目的 海外において 海外において日本米 において日本米の 日本米の輸入・ 輸入・精米・ 精米・販売会社を 販売会社を設立し 設立し、日本米の 日本米の海外販路の 海外販路の拡 大を行い、輸出量増大を 輸出量増大を図り、日本の 日本の農業支援ならびに 農業支援ならびに発展 ならびに発展に 発展に貢献する 貢献する事 する事。 手段 日本から 日本から輸入 海外で精米・ 精米・販売する 販売する事 安全・新鮮・ 新鮮・安定的な 安定的な供給 から輸入した 輸入した玄米 した玄米を 玄米を海外で する事で、安全・ 体制を 体制を確立するだけでなく 確立するだけでなく、 するだけでなく、業務用自動洗米炊飯器などを 業務用自動洗米炊飯器などを用 などを用いて、 いて、高い品質の 品質の 日本米が 日本米が提供できるサービスを 提供できるサービスを提案 できるサービスを提案し 提案し、日本米の 日本米の消費量拡大に 消費量拡大に努めていく。 めていく。 お米のトータルソリューションを提案 のトータルソリューションを提案します 提案します( します(土作りから 土作りから炊飯 りから炊飯まで 炊飯まで) まで) 1クボタの精米販売事業 1-2 市場性の違い 6 : 4 消費量: 万㌧/年 年 消費量:717万 規模 • 年間消費量717万㌧ • 生産量は需要を上回る 比率 • 家庭内消費が6割 • 外食産業向けが4割 • 生産調整により価格維持 市場性 • 市場拡大は厳しい状況 家庭内消費拡大への施策が必要 1 1 : 9: 9 :35万 年 消費量 消費量消費量: :35万 万㌧ /年 年万㌧/年 1 : 9 消費量: 万㌧/年 年 消費量:25万 規模 • 年間消費量60万㌧(2カ国計) • 100%輸入国 比率 • 家庭内消費は1割のみ • 外食産業向け9割 • 外国産米同士の価格競争 市場性 • 日本産米の知名度は高い 外食産業向け拡大施策が必要 1 クボタの精米販売事業 1-3 日本産米の輸出実績推移 2012~2014実績 UNIT: ㌧ 2012 2013 2014 80 300 600 800 5,000 シンガポール 0 30 290 600 5,000 モンゴル 0 70 50 200 300 中国 0 0 0 0 合計 80 400 940 1,600 0 4 10,300 クボタ輸出量推移 クボタ輸出量推移 香港 クボタ・グループの 輸出量は 輸出量は堅調に 堅調に推 移している。 している。 2015~2016計画 2015 2016 2 海外精米販売会社の概要 2-1 香港会社概要 漢字名 久保田米業( 久保田米業(香港) 香港)有限公司 英語名 KUBOTA RICE INDUSTRY (H.K.) CO.,LTD. 会社名 設立日 平成23 平成23年 23年10月 10月27日 27日 (事業開始平成24 事業開始平成24年 24年4月) 住 所 4F.,EVER GAIN BLDG.,21BLDG.,21-23 YUEN SHUN CIRCUIT SHATIN, N.T., HONG KONG 資本金 HK$1,800万 HK$1,800万(約2億1千600万円 600万円) 万円)※HK$1=12円 ※HK$1=12円 出 資 ㈱クボタ 100% 総経理( 総経理(社長) 社長) 従業員数 宮田 一彦( 一彦(株式会社クボタからの 株式会社クボタからの出向社員 クボタからの出向社員) 出向社員) 6名(日本人2 日本人2名、香港人4 香港人4名) 5 2 海外精米販売会社の概要 2-2 香港導入設備(精米設備) 食品加工工場認定 Food Factory License保有 保有 2 海外精米販売会社の概要 2-3 シンガポール会社概要 KUBOTA RICE INDUSTRY (SGP) PTE.LTD) 会社名 KUBOTA RICE INDUSTRY (SGP) PTE.LTD. 設立日 平成25 平成25年 25年7月27日 27日 (事業開始平成25 事業開始平成25年 25年12月 12月) 住 所 1 SENOKO AVENUE #01#01-04 FOODAXIS Singapore 758297 資本金 SGP$200万 SGP$200万(約1億6千万円) 千万円)※SGP$1=80円 ※SGP$1=80円 出 資 ㈱クボタ 100% 総経理( 総経理(社長) 社長) 従業員数 住中 卓史( 卓史(株式会社クボタからの 株式会社クボタからの出向社員 クボタからの出向社員) 出向社員) 5名(日本人1 日本人1名、シンガポール人 シンガポール人3名、インドネシア人 インドネシア人1名) 7 2 海外精米販売会社の概要 2-4 シンガポール導入設備(精米設備) 食品加工工場認定 AVA OPERATE A FOOD ESTABLISHMENT保有 保有 AVA: Agri-Food & Veterinary Authority Of Singapore 2 海外精米販売会社の概要 2-5 導入設備(精米設備) 香港工場 7.5馬力精米 馬力精米ユニット 馬力精米ユニット 能力: トン/年 能力:約1,000トン トン 年 シンガポール工場 工場 シンガポール 10馬力精米 馬力精米ユニット 馬力精米ユニット 能力: トン/年 能力:約1,200トン トン 年 2 海外精米販売会社の概要 2-6 導入設備(冷蔵倉庫) 香港工場 シンガポール工場 シンガポール工場 自社玄米保冷倉庫 日本品質の 日本品質の確保 高温多湿のアジアでは 高温多湿のアジアでは、 のアジアでは、年間を 年間を通して玄米 して玄米も 玄米も保冷倉庫で 保冷倉庫で保管する 保管する事 する事が必要。 必要。 日本からの 日本からの玄米輸送 からの玄米輸送は 玄米輸送は保冷コンテナを 保冷コンテナを使用 コンテナを使用し 使用し、輸送中の 輸送中の品質劣化を 品質劣化を防止している 防止している。 している。 日本国内と 日本国内と同じ条件で 条件で保管する 保管する事 する事で、日本品質の 日本品質の確保を 確保を実現している 実現している。 している。 2 海外精米販売会社の概要 2-7 導入設備(在庫管理システム) バーコードデータによる在庫管理 在庫管理システムを導入 システムを導入 バーコードデータによる在庫管理システムを 在庫履歴の 在庫履歴の確保 オリジナル管理 オリジナル管理システム 管理システム バーコード・プリンター ・精米在庫ラベル 精米在庫ラベル ・客先出荷ラベル 客先出荷ラベル ・出荷梱包ラベル 出荷梱包ラベル 3種類のラベルを 種類のラベルを印刷 のラベルを印刷 11 2 海外精米販売会社の概要 2-8 導入設備(在庫履歴管理) バーコードによる在庫管理 バーコードによる在庫管理システム 在庫管理システム 日本出荷 倉庫受入 日本国内出荷時に 指定の玄米ラベルを 貼付(玄米袋) 受入時に一袋毎に バーコードを読取りデー タベース化 精米指示 精米在庫 精米指示書に基づき 精米製品に精米 投入玄米LotNo.を Lot.No.が印字された バーコードで確認 ラベルを添付 バーコードシステムにより管理コンセプト トレサビィティーの確保 安心・安全の証明 ※ISO22000取得 国際標準化 作業事故対策 目視確認の排除 システムによるLot確認 誤Lot投入の防止 在庫管理の徹底 在庫年齢管理 システムによる先入先出し 不良在庫削減 ISO22000:2005認証取得 食品安全マネジメントシステムの国際規格 GAP、HACCP製品の加工・販売も認められる ※SGP工場は認定取得予定 相乗効果 12 2 海外精米販売会社の概要 2-9 導入設備(検査機器) 白度計 重金属測定器 食味計 「安全」 安全」・「安心」 安心」・ 「美味しさ 美味しさ」 しさ」を数値化 穀粒判定器 放射能測定器 全ロット検査 ロット検査 データ保管 データ保管 13 2 海外精米販売会社の概要 2-10 (厨房機器) 美味しく 美味しく食 しく食べて もらう努力 もらう努力を 努力を惜 しまない。 しまない。 日本の炊飯文化は特徴的であり、「計る」「研ぐ」「浸す」 「蒸らす」と言った炊飯作業を正しく伝える事は難しい。 業務販売向けには 業務販売向けには全自動洗米炊飯機 けには全自動洗米炊飯機や 全自動洗米炊飯機や酢合わせ 酢合わせ機 わせ機など厨房機 など厨房機 器の提案を 提案を行い、炊飯品質向上による 炊飯品質向上による需要拡大 による需要拡大に 需要拡大に努めています。 めています。 ライスロボ 洗米ロボ シャリロボ 一般消費者向けパンフレット 炊飯の仕方(広東語) 全自動洗米炊飯機 自動洗米機 自動酢合わせ機 14 3 効果と問題点 新規需要米( 新規需要米(輸出用) 輸出用)契約による 契約による効果 による効果 減反対象圃場での米生産量の増大が可能となる。 契約栽培による安定した生産量の確保が可能となる。 多収穫品種の栽培による生産量の増大が可能となる。 現地精米による 現地精米による効果 による効果 現地精米による日本米品質の向上が可能となる。 他国産米との差別化が可能となる。 その他 その他の効果 米産地からの輸出による港の利用促進が可能となる。 海外市場進出により、日本産米の需要拡大が可能となる。 しかし、改善して行かなくてはならない事もある 海外市場における外国産米との競争が始まる(中国、アメリカ、オーストラリア、ベトナム)。 国際競争力を高める為、生産の合理化や品種の選定も行う必要がある。 海外でのニーズを 海外でのニーズを捉 でのニーズを捉え、「作 、「作った物 った物を売る」から「 から「売れる物 れる物を作る」変革が 変革が求められる。 められる 4 輸出量拡大施策(案) 安心・ 安心・安全な 安全な輸出用日本米のガイドライン 輸出用日本米のガイドライン設定 のガイドライン設定 重金属の輸出米規定値の設定(輸出国別CODEX基準)。 放射能測定の規定化(震災の風評被害は残っている)。 細菌(アフラトキシン等)の測定基準の検討(他国産で問題有り)。 品質管理基準の順守(ISO22000、HACCP、GAP等) 更なる付加価値 なる付加価値の 付加価値の創造 「安全・安心」の数値化表示の検討 「健康」の理論値化→栄養成分表示(ビタミン、ミネラル等) 「食味値」の統一規格設定(測定機器により差がある) その他 その他 輸送・保管庫の効率化(管理・輸送コストの削減) 輸出国向け製品表示方法の再検討 日本米輸入規制国における規制緩和 世界人口は増加を続けており、穀物市場は拡大している。海外市場に向けて の生産地・品種の育成、官民一体となった新興市場への参入が必要と考える。 5 合理化への提案① 鉄コーティング直播 コーティング直播の 直播の提案 5 合理化への提案② スマートアグリシステムの提案 スマートアグリシステムの提案 その1 5 合理化への提案② スマートアグリシステムの提案 スマートアグリシステムの提案 その2 その 6 まとめ 日本の 日本の農業支援ならびに 農業支援ならびに世界 ならびに世界の 世界の皆さまに安心 さまに安心・ 安心・安全な 安全な日本米を 日本米を安定的に 安定的に供給す 供給す る為、クボタ・グループは総力 クボタ・グループは総力をあげて 総力をあげて日本産米 をあげて日本産米の 日本産米の海外販路の 海外販路の拡大を 拡大を行ってまい ります。 ります。色々なお 色々なお願 なお願いをする事 いをする事も多々あろうかとは 多々あろうかとは思 あろうかとは思われますが、 われますが、海外における 海外における 日本産米の 日本産米の需要拡大に 需要拡大に向け、変わらぬ御支援 わらぬ御支援・ 御支援・御鞭撻を 御鞭撻を賜ります様 ります様、何卒、 何卒、宜し くお願 くお願い申し上げます。 げます。 平成27年 月15日 日 平成 年4月 株式会社クボタ 株式会社クボタ アグリソリューション推進部 アグリソリューション推進部 高橋 元 クボタ・グローバル・ループ=「 クボタ・グローバル・ループ=「食料 =「食料・ 食料・水・環境」 環境」の関係 「食料」「 食料」「水 」「水」「環境 」「環境」 環境」は個別のテーマではなく 個別のテーマではなく、 のテーマではなく、密接 に結びついたテーマ 20 補足資料1 新聞記事 2012年6月6日 日本経済新聞 2013年7月5日 日本経済新聞 補足資料2 JA全農との協業に関する新聞記事 2015年1月20日 日本農業新聞 2015年3月26日 新潟日報