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平成18年度 長期研修員C 英語科 「書くこと」における基礎・基本の育成のための一試み − つづり指導資料とチャンクカードの作成と活用を通して − 補 助 資 料 1.つづり指導資料 ・ フォニックス規則 出現頻度一覧表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p1 ・ フォニックス規則 出現頻度ランク表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p2 ・ フォニックス規則 初出一覧表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p3 ・ フォニックス規則による語彙分類表(教科書)・・・・・・・・・・・・・・・・p4 (外来語)・・・・・・・・・・・・・・・・p5 2.つづり指導資料を用いた活動例・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p5 3.単語・曜日ディクテーションテスト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p6 4.チャンクカードでの学習方法(生徒配布用)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p7,8 登米市立東和中学校 -0- 千 葉 洋 之 フォニックス規則 出現頻度一覧表(New Horizon Book 1) -1- フォニックス規則 出現頻度ランク表(New Horizon Book 1) フォニックス規則 初出一覧表(New Horizon Book 1) -2- フォニックス規則 初出一覧表(New Horizon Book 1) -3- フォニックス規則による New Horizon Book 1 の語彙分類表 -4- フォニックス規則による外来語の分類表 授業の初めの 10 分間における活動例:[ c , g , t , d , p , b ]を扱う場合 学習活動 形態 指導・支援 1.それぞれのアルファベットと 一斉 1.6 つのアルファベットを書いたカードなどを使用しなが ら,まず生徒に読ませてみる。生徒は最初はアルファベッ 発音を紹介する トを「名前」読みすると思われるので,アルファベットに は「名前」と「音」があることを指導する。 ※アルファベットの「音」を導入する活動の例 (1)チャンツを使った活動 リズムに乗って単語と音を組み合わせて紹介する。“c” says, “c”, “c”, “cat”. ”g” says “g”, “g”, ”gun”.や "cat” ,”c” ,”c”, ”cat”・・・ などいろいろなやり方が考えられる。 (2)有声音と無声音 ①[ c , g ]のように有声音と無声音の違いのペアを学習するときに,生徒にはまずのどに手を当てて発音させて みる。有声音はのどが震えることを確かめさせる。 × ②リズムに合わせて[ c g × t d p × b × × ]と,×のところは手をたたきながら発音する。 あらかじめ段々早くなっていくリズムを録音しておき,それに合わせてペアで交代させながらやらせるとお もしろい。 2.フォニックスを応用した活動 ※ここでは様々な活動が考えられる。例を紹介する。 (1)英単語カルタ ①cat, car, cup, coin などの扱っている文字で始まる英単語を書いたカルタを 1 つの文字について複数準備し, 最初のアルファベット( c )だけを違う色で書いておく。 ②生徒は4人くらいのグループを作り,カルタを机の上に並べる。教師は 「“c”, “c”, “cat”」などと発音し, だれがたくさんカルタを取れるかを競う。 (2)サウンド・バトルシップ(p.6) バトルシップ・ゲームのフォニックス版。つづり指導資料から選んだ[ c , g , t , d , p , b ]で始まる単語で埋め られたカードを使い,ペアでゲームをする。タテかヨコに2マス続けて戦艦を3隻配置し,単語を発音すること によって交互に相手を攻撃する。先に相手の戦艦を全て沈めた方が勝ちとなる。 3.ディクテーション (アルファベットの書き取り) 一斉 3.様々な書き取らせ方があるが,1 つのアルファベットの 「音」を書き取らせるよりは,指導するアルファベットが 最初の文字に来る既習の(あるいは生徒がよく知っている 外来語の)英単語を発音し,その最初の文字だけを書き取 らせるなどの方が指導しやすい。 ※この例のように原則として 1.音の紹介(導入)→ 2.フォニックスを応用した活動 → 3.書き取り という形で実施する。 -5- 単語ディクテーションテスト( 「フォニックス・チャンツ」の後に実施) REVIEW TEST class no. name ☆ 点線で折り,他の STEP は見ないようにして STEP1から順番にやりましょう! (STEP1) (STEP2) (STEP3) (STEP4) 1. _ at 1. ca_ 1. c_t 1. _ _ _ 2. _ un 2. su_ 2. s_n 2. _ _ _ 3. _ ish 3. fi_ _ 3. f_ sh 3. _ _ _ _ 4. _ each 4. tea_ _ 4. t_ _ch 4._ _ _ _ _ 5. _ ard 5. yar_ 5. y_ _d 5. _ _ _ _ 曜日ディクテーションテスト REVIEW TEST class 1. ______ 2. _ _ _ _ _ _ no. name (日曜日) (月曜日) 3. _ _ _ _ _ _ _ (火曜日) 4. _ _ d _ e _ _ _ _ 5. _ _ _ _ _ _ _ _ 6. _ _ _ _ _ _ (水曜日) (木曜日) (金曜日) 7. _ _ _ _ _ _ _ _ -6- (土曜日) チャンクカードでの学習方法 <チャンクカード> ①チャンクの種類 ②チェック欄 【表】 ○ 3 【裏】 CHECK!→□□□□□□□□□□□ read ● Phonics Rules: チェック!→□□□□□□□□□□□ 読む books r ea d ( (Hints) 本を 教科書 p.52 ) ● Do you eat rice? (卒業文) Does she read kanji? ③チャンク記入欄 ⑦ヒント ④フォニックスのルール ⑧卒業文 ⑥チャンクの日本語訳 ⑤そのチャンクが使われている教科書のページ <学習チャンク一覧表(例)> チャンクの種類 チャンク 1.誰(何)が 3.動詞+α 4.どのように 6.いつ (ユニットの最初にみなさんに渡します) Phonics Rules you (2) y ou(例外) this (3) th i s come to school c o(例外 1) m e read books r ea d by bike b y② / b i_e k hard h ar d every day e ve r y / after school a f t er d ay 【宿題として家でやるべきこと】 1.学習チャンク一覧表を見て ①チャンクの種類の番号,③チャンク,④フォニックスのルール を書き写す。(④については,今はなぜこれを書くのか分からなくても,必ず学習チャンク一 覧表から写して書いてください) 2.教科書を見て⑤そのチャンクが使われているページを記入する。 3.教科書の後ろの方にある辞書などを使って⑥日本語訳を調べて記入する。 4.チャンクを思い出せるような⑦ヒントを考えて記入する。←ここがポイント 「ヒント」のアイディア大募集! ここにはみなさん一人一人の工夫で,チャンクや単語のつづり が思い出せるようなものを記入してください。暗号,イラスト,何でもかまいません!なお, 先生が見て「すばらしい」と思うアイディアについては,賞品が出るかも…。 -7- 【1日に3回はチャンクカードを開いて,チャンクを暗記しよう!】 1.授業の合い間の休憩時間,寝る前のほんの少しの時間,トイレに入っている時間などを有効活 英語から日本語, 日本語から英語が分かるかどうか, 用して1日に3回はチャンクカードを見て, さらに日本語からチャンクのつづりが分かるかどうかチェックしよう!できたら○,できなかっ たら×をチェック欄(□)に記入しよう! なら 2.表と裏の両面に ○が3つ続けて並んだら,そのチャンクは「覚えた」ものとして卒業! そのカードをファイルにとじるまえに,そのチャンクを使って自分のオリジナルの文章を ⑧卒業文の欄に考えて記入しましょう。 ※ チャンクカードは名詞を整理できるファイルにぴったり入るサイズです。 名刺用のファイルは100円ショップでも手に入ります。 授業の中でもいくつか紹介します。 チャンクカードをとじたファイルを ボキャブラリーホルダー と呼ぶことにします。 【チャンクカードとボキャブラリーホルダーは毎日学校に持ってこよう!】 1.ボキャブラリーホルダーにカードがたまっていくということは,覚えたチャンクが増えていく ということ。それだけみなさんの英語の力が伸びているということです。 2.ボキャブラリーホルダーは定期的に集めて,みなさんがどれくらい英語学習をがんばっている かを先生がチェックします。とくにボキャブラリーホルダーはいつ集められてもいいように, 学校にいつも持ってくるか,きちんと整理して学校に置いておくかしてください。 -8-