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[Report]ベトナム銘柄レポート_FECON 地下工事・地盤工事

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[Report]ベトナム銘柄レポート_FECON 地下工事・地盤工事
<顧客配布資料> ベトナムレポート
ベトナム個別銘柄レポート
作成:2014年1月22日(水)
お問い合わせ
フリーダイアル:0120-411-965
ホームページアドレス:http://www.news-sec.co.jp
FECON 地下工事・地盤技術株式会社(FCN)
―地盤改良基礎工事、土壌・地盤調査、地下工事に深く特化した建設会社―
会社概要
2004 年 6 月に設立された、FECON 地下工事・地盤工事株式会社(FCN)は、地盤改良基礎工事、土
壌検査・地盤調査、建設監視装置、
(PC/PHC)杭の製造と杭打ち工事、トンネルなどの地下工事、鉱山
の採鉱事業など地下工事や地盤技術に深く特化した建設コンサルティング会社です。
地盤工学や基礎工学の経験豊かな技術専門家が結集している会社でもあります。2011 年 10 月、同社
は、タイのアジア工科大学院(Asian Institute of Technology)と戦略的な協力関係を構築し、こうした
高い専門知識を持ったエンジニアを育成することにも努めています。
同社の強みは、軟弱地盤の改良・基礎工事にあり、日本製を主力にして、外国の最新設備を導入して
います。現在、同社は北部ハナム省チソン工業団地に、プレストレスト・コンクリート杭(PC パイル)
とプレストレスト高強度コンクリート杭(PHC パイル)の生産工場を持っています。1 日の生産能力は、
5,000 メートルです。
昨年 11 月、ハナム省に隣接するタインホア省ギソン経済特区で、2 ヶ所目のコンクリート杭を生産す
る新工場の竣工式を行っています。同工場は、日本の技術を導入した生産ラインを設置して、PC パイル
を中心に生産を行う計画になっています。新工場の 1 日の生産能力は、3,500 メートルから 3,800 メー
トルとなる予定です。そして生産当初は、同じ経済特区内の大型案件であるギソン製油所建設の基礎杭
工事に供給されることになっています。
同社の営業戦略は、より安全性に重心を置いた活動となっており、政府開発援助(ODA)や外国直接
投資(FDI)向け案件の受注獲得に注力しています。
2012 年以降、同社に工事を発注した主要な外国(FDI)企業は、信越化学、テルモ、京セラ、ホンダ、
キャノン、ブラザー工業、日鍛バルブ、JFE スチール、矢崎総業、メイコー、新日鉄住金などの日本企
業の他、サムスン電子、LG 電子、BMW、ペプシコ、アップルなどの名前をあげることができます。
これらの企業が発注した、ベトナムの工業団地に建設する工場の敷地の土壌検査・地盤調査、杭打ち
工事の他には、外国政府の資金援助を受けた火力発電所案件、橋梁や高速道路案件、鉄道トンネル案件、
高炉案件、空港案件、石油化学施設・LPG 冷温貯蔵タンク案件などから工事を獲得しています。
FECON 地下工事・地盤工事株式会社(FCN)は、2015 年までに、地下工事・地盤技術分野のトップ
ランク企業のひとつになり、2025 年までには、同分野のリーディング・カンパニーになることを目指し
ています。
1
ニュース証券株式会社 【関東財務局長(金商)第138号】
加入協会
主な事業
日本証券業協会
金融商品取引業
外国株式は、価格変動リスク、為替変動リスク、カントリーリスク、会計基準変更リスク、流動性リスク、取引相手先リスク(カウンターパーティーリス
ク)、機会損失、その他リスクがあります。ご投資をする際には、上記価格変動及び為替変動により投資元本を下回るおそれがありますので、約款・
投資ガイド及び契約締結前交付書面をよくお読みいただき、商品特性やリスク及びお取引ルール等を十分ご理解の上、投資家ご本人様の判断に
て行ってください。ベトナム株式へのご投資には、取扱手数料(【対面取引の場合】約定代金×2.10%(最低手数料800,000ドン)、が必要です 。外
国株式の売買にあたり、円貨と外貨を交換する場合には、外国為替市場の動向をふまえて当社が決定した為替レートによるものとします。
VX 140122 D
作成:ニュース証券株式会社
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FECON 地下工事・地盤工事(FCN)の 2013 年第 3 四半期決算の状況
FCN の 2013 年第 3 四半期の売上は前年同期比 42.1%増の 875 億 7992 万ドン、売上原価は同 44.5%
減の 616 億 4065 万ドン、売上総利益は同 35.3%減の 259 億 3928 ドン、税引前利益は同 40.0%減の 684
億 4228 万ドン、純利益は同 57.4%減の 47 億 5636 万ドンとなっています。
2013 年 9 ヶ月間累計決算は、売上が前年同期比 5.9%増の 6910 億 8810 万ドン、売上原価が同 13.0%
減の 5636 億 4344 万ドン、売上総利益が同 17.2%減の 1274 億 4466 万ドン、税引前利益が同 0.8%減の
863 億 523 万ドン、純利益が同 0.5%減の 683 億 979 万ドンとなっています。
2013 年第 3 四半期の純利益が大幅な減益になった理由として、FCN は、売上の減少と、案件の進捗
状況が予定よりも遅れていることをあげています。また最近、同社の主力事業である PC/PHC パイルの
価格と杭打ち工事の価格が、競争が次第に厳しくなってきている影響で低下し、利益率が悪化している
ことも、大きな減益要因と考えられています。
こうした状況を打開するために、FCN は、主力の地盤基礎工事、パイルの製造販売、杭打ち工事に
加えて、インフラ工事、地下工事の事業開発に注力していくことを計画しています。そのための組織再
編策として、持株会社の設立を検討しています。
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投資ガイド及び契約締結前交付書面をよくお読みいただき、商品特性やリスク及びお取引ルール等を十分ご理解の上、投資家ご本人様の判断に
て行ってください。ベトナム株式へのご投資には、取扱手数料(【対面取引の場合】約定代金×2.10%(最低手数料800,000ドン)、が必要です 。外
国株式の売買にあたり、円貨と外貨を交換する場合には、外国為替市場の動向をふまえて当社が決定した為替レートによるものとします。
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株価動向
2012 年 7 月 24 日、FECON 地下工事・地盤工事(FCN)は、ホーチミン証券取引所に上場しました。
上場以降、FCN の株価は、大きな調整局面もなく、右肩上がりで上昇しています。
FCN の相対株価は、VN 指数に対して、アウトパフォームしてゆくきっかけは、昨年 7 月に発表され
た株式配当と有償増資です。上場後の 1 年半で、2 回の株式配当と 2 回の有償増資を行っています。
今年 1 月 13 日、FCN は、ギソン石油精製施設案件の PHC パイルの供給契約を落札したと発表しま
した。同案件はペトロベトナム、クウェート石油、出光興産などが出資する大型開発案件です。この発
表を好感して株価が上昇しています。現在も FDI は伸びており、
今後の FCN の業績に注目しています。
海外株調査室
小畑 直樹
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