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TI 34P02A03-01-PART-E

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TI 34P02A03-01-PART-E
Technical
Information
STARDOM 計装テクニカルガイド
TI 34P02A03-01
A 編 概説(STARDOM 計装)
A
B 編 自律型コントローラ FCN/FCJ
B
C 編 VDS(Web ベース HMI/SCADA ソフトウェア ASTMAC VDS)
C
D 編 NPAS POU(PAS ポートフォリオ概説)
D
E 編 FCN/FCJ 設置仕様
E
F 編 仕様(GS 集)
F
F1. STARDOM 概要
概要
F2. FCN/FCJ
FCx
F3. APPF
APPF
F4. VDS
VDS
F5. STARDOM ガイド
ガイド
TI 34P02A03-01
2006.06.20 初版(YK)
2014.07.31 10 版(YK)
i
はじめに
■ 本書について
STARDOM 計装は、以下を実現しています。
・ 高い信頼性
・ エンジニアリングが簡単、高品質
・ 他システムとも簡単に接続できるオープンなシステム
・ 長期的な運用も安心サポート
本書では、この STARDOM 計装の機能について、詳しく説明しています。
■ 記載内容について
本書の記載内容は、本書発行時点のハードウェアのスタイル、ソフトウェアのリ
リースの仕様に基づいています。
稼働中のハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより、機能が制限されるこ
とがあります。下記ホームページでご確認ください。
http://STARDOM.jp
→会員サイト Yokogawa Plus
ネットワークベース生産システム(STARDOM)
リリース別(OS、 CPU、 Web)対応表
STARDOM コンポーネント互換性
■ 本書の目的と対象とする読者
本書は、機種選定用の見積ガイドとして STARDOM 計装のエンジニアリング、見
積をされる方を対象に制作されています。
10th Edition : July 2014 (YK)
All Rights Reserved、 Copyright © 2006. Yokogawa Electric Corporation
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
i
STARDOM 計装
テクニカルガイド
Part-EFCN/FCJ
設置仕様編
Part-E FCN/FCJ
設置仕様編
TI 34P02A03-01 10 版
目次 Part-E FCN/FCJ 設置仕様編 ............................................ i
E 1.
E 2.
FCN/FCJ共通項目 ....................................................................... E-1
E 1.1
本製品を安全に使用するための注意......................................................... E-1
E 1.2
キャビネット/盤内の設置環境 ................................................................ E-4
E 1.3
腐食性ガス環境対応について.................................................................... E-6
FCN設置仕様 ............................................................................... E-8
E 2.1
設置環境仕様 ............................................................................................. E-8
E 2.2
電源設備・接地(FCN)......................................................................... E-13
E 2.2.1 供給電源(FCN) .......................................................................... E-13
E 2.2.2 フィールド電源 ............................................................................... E-15
E 2.2.3 接地(FCN) ................................................................................. E-17
E 2.3
配線(FCN) ........................................................................................... E-18
E 2.3.1 信号ケーブル接続方法(FCN) ....................................................... E-18
E 2.3.2 通信線(FCN) ............................................................................. E-24
E 2.3.3 コネクタ端子台/ケーブル(FCN) .................................................... E-33
E 2.3.4 リレーターミナルケーブル(FCN) ....................................................... E-34
E 3.
FCJ設置仕様 .............................................................................. E-35
E 3.1
設置環境仕様(FCJ) ............................................................................. E-35
E 3.2
電源・接地(FCJ) ................................................................................ E-37
E 3.2.1 電源(FCJ) .................................................................................. E-37
E 3.2.2 接地(FCJ) .................................................................................. E-39
E 3.3
配線(FCJ) ........................................................................................... E-40
E 3.3.1 電源接続(FCJ)........................................................................... E-40
E 3.3.2 通信線(FCJ) .............................................................................. E-41
E 4.
FCN/FCJ入出力インタフェースへの機器の 接続 ..................... E-42
E 4.1
FCN用アナログ入出力モジュールへの接続............................................ E-43
E 4.2
FCN用デジタル入出力モジュールへの接続............................................ E-51
E 4.3
FCJ(NFJT100)内蔵入出力インタフェースへの接続 ......................... E-59
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
Blank Page
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E-1
E1. FCN/FCJ 共通項目
E1.1 本製品を安全に使用するための注意
■ 規格
参照
各機器の規格の詳細は、一般仕様書(GS:General Specification)を参照してください。
本機器は以下の規格に適合しています。
表
適合規格
項目
安全規格(Safety Standards)(*1)(*2)(*3)
EMC 規格
(EMC Standards)
防爆規格(*9) (*10)
*1:
*2:
*3:
*4:
*5:
*6:
*7:
*8:
*9:
*10:
*11:
*12:
*13:
*14:
*15:
規格
CAN/CSA-C22.2 No.61010-1(100-120V AC 電源、24V DC 電
源)
EN 61010-1(220-240V AC 電源、24V DC 電源)(*4)
EN 61010-2-030(220-240V AC 電源、24V DC 電源)
C-Tick Marking
EN 55011 Class A Group 1 (*5)
EN 61000-6-2 (*1) (*6)(*7)
EN 61000-3-2 (*2)
EN 61000-3-3 (*2) (*8)
EN55011 Class A Group 1 (*5)
KC Marking
韓国電磁波適合性基準
FM Non-Incendive
(*11)
Class I Division 2、 Groups A、 B、 C、 D T4
Class 3600:1998
Class 3611:2004
Class 3810:2005
CENELEC ATEX
Type “n”
(*4) (*12) (*13)
II 3 G Ex nA nC II C T4 Gc X (*14)
II 3 G Ex nA II C T4 Gc X (*15)
EN 60079-15:2010
EN 60079-0:2009
EN 60079-0:2012
CSA Non-Incendive
(*11)
Class I Division 2、 Groups A、 B、 C、 D T4
CAN/CSA-C22.2 No.0-M91
CAN/CSA-C22.2 No.0.4-04
CAN/CSA-C22.2 No.157-92
C22.2 No.213-M1987
TN-078
CE Marking (*4)
FCN を規格対応とするには、鍵付き金属製キャビネットに収納することが必要です。
FCJ は対象外です。
FCN を規格対応とするには、電源供給側に次の規格に対応した専用のブレーカを設置することが必要です。
・[CSA] CSA C22.2 No.5 または UL489
・[CE Marking] EN 60947-1 および EN 60947-3
NFDR541 の出力端子に加わる電圧が DC 53V 以下の場合だけ規格に適合します。
Class A 機器は、工業環境用に設計されています。工業環境以外での使用はできません。
サージイミュニティに対しては、避雷器などの対策デバイスが必要になります。一部の I/O モジュールには、
サージアブソーバ内蔵端子ブロックが用意されています。詳細については、本書「F2. GS 集:FCN/FCJ 関連」
「端子ブロック」(GS 34P02Q41-01)を参照してください。
NFLP121 を使用する場合、EMC 規格を満たすために PROFIBUS ケーブルの NFLP121 側にフェライトコア
(A1193MN)を 1 つ装着してください。
ケーブル配線による電圧降下の規定値を満足する必要があります。
防爆規格に対応させるには、「自律型コントローラ FCN/FCJ 設置ガイド」(TI 34P02Q91-01)を参照してくださ
い。
防爆規格に対応したモジュールは、次頁以降の表を参照してください。
FCN/FCJ を規格対応とするには、鍵付き金属製キャビネットに収納する必要があります。
FCN/FCJ を CENELEC ATEX Type “n”環境下で使用する場合には、設置・配線時に安全に作業するために、英文
マニュアル「Explosion Protection of FCN/FCJ Products」(IM 34P02Q11-02E)が必要です。
カテゴリー3G の機器の使用が求められる危険場所に FCN/FCJ を設置する場合には、EN 61010 および EN 6007915 の要件を満たし、かつ、IEC 60529 に規定された保護等級 IP54 以上の鍵付き金属性キャビネットに収納してく
ださい。
NFDR541 のみ
*14 以外の防爆対応製品
TI 34P02A03-01
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E-2
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
■ FCN モジュール一覧
表
タイプ
モジュール一覧
形名
機能
防爆対応
FM NI
ATEX
Type “n”
CSA NI
入力電流 突入電流 絶縁耐電圧
(A)
(A)
(V)
出力電流(5.1VDC)
(A)
質量
(kg)
電源モ
NFPW441
ジュール
FCN 用電源モジュール
(100~120 V AC 入力)
○
×
○
1.4
80
3000
7.8
0.6
NFPW442
FCN 用電源モジュール
(220~240 V AC 入力)
×
×
×
0.7
90
3000
7.8
0.6
○
○
○
3.3
20
500
7.8
0.6
NFPW444
FCN 用電源モジュール
(24 V DC 入力)
○:適合、×:未適合
注:
・ 停電不感時間は NFPW441、NFPW442 は 10ms、NFPW444 は 2ms
・ アナログフィールド電源中継機能は、入力 24VDC±10%、4A、出力 4A(ダイオード突合せ)
E
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E-3
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
タイプ
形名
機能
押し締め端子ブ MIL コネ 消費電流 消費電流 質量
(5VDC) (24VDC) (kg)
ロック
クタ
(mA)
(mA)
(pin)
防爆対応
FM NI AETX CSA NI
Type
“n”
ベースモ NFBU200 FCN 用ベースモジュール
ジュール
NFBU050 ショートベースモジュール
○
○
○
-
-
400
備考
アナログ
フィールド
電源
0 1.9/ *DIN
1.0* 取付
○
○
○
-
-
25
0 0.58
CPU モ
NFCP100 FCN 用 CPU モジュール
ジュール
○
○
○
-
-
1800
0 0.7
SB バスリ NFSB100 FCN 用 SB バスリピートモジュール
ピート モ
ジュール
○
○
○
-
-
500
0 0.2
アナログ NFAI141
入出力 モ
ジュール NFAV141
(*1)
アナログ入力モジュール
(4~20 mA、16 点、非絶縁)
○
○
○ NFTA4S
40
310
450 0.2
アナログ入力モジュール
(1~5 V、16 点、非絶縁)
○
○
○ NFTA4S
40
350
0 0.2
NFAV142 アナログ入力モジュール
(-10 V~+10 V、16 点、非絶縁)
○
○
○ NFTA4S
40
350
0 0.2
NFAI841
○
○
○ NFTA4S
40
310
500 0.3
NFAB841 アナログ入出力モジュール
(1~5 V 入力、4~20 mA 出力、8 点
入力/ 8 点出力、非絶縁)
○
○
○ NFTA4S
40
310
250 0.3
NFAV542 アナログ出力モジュール
(-10 V~+10 V、16 点、非絶縁)
○
○
○ NFTA4S
40
450
0 0.2
NFAI143
アナログ入力モジュール
(4~20 mA、16 点、一括絶縁)
○
○
○ NFTA4S
40
230
540 0.3
NFAI543
アナログ出力モジュール
(4~20 mA、16 点、一括絶縁)
○
○
○ NFTA4S
40
230
540 0.4
NFAV144 アナログ入力モジュール(-10 V~
+10 V、16 点、一括絶縁)
○
○
○ NFTA4S
40
500
0 0.2
NFAV544 アナログ出力モジュール(-10 V~
+10 V、16 点、一括絶縁)
○
○
○ NFTA4S
40
860
0 0.2
NFAT141
○
○
○ NFTT4S
40*
450
0 0.2 *mV 入
力時
NFAR181 測温抵抗体入力モジュール
(12 点、一括絶縁)
○
○
○ NFTR8S
-
450
0 0.2
NFAI135
アナログ入力モジュール
(4~20 mA、8 点、個別絶縁)
○
○
○ NFTI3S
40
360
450 0.3
NFAI835
アナログ入出力モジュール(4~20
mA、4 点入力/4 点出力、個別絶
縁)
○
○
○ NFTI3S
40
360
450 0.3
NFAP135
パルス入力モジュール(8 点、パルス ○
数カウント、0~10 kHz、 個別絶縁)
○
○ NFTI3S
40
300
400 0.3
NFAF135
○
○
○ NFTI3S
40
300
400 0.3
アナログ入出力モジュール
(4~20 mA 入力、4~20 mA 出力、
8 点入力/8 点出力、非絶縁)
熱電対/mV 入力モジュール
(16 点、一括絶縁)
周波数入力モジュール(8 点、接点
ON/OFF、電圧パルス 0.1 Hz~10
kHz、個別絶縁)
○:適合、-:適用外
*1:
入出力モジュールを防爆規格に対応させるには、指定の押し締め端子ブロックまたは MIL コネクタケーブル
(KMS40、KMS50)/MIL コネクタ端子台(TAS40、TAS50)を使用してください。
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E-4
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
タイプ
形名
機能
押し締め端子ブ MIL コネ 消費電流 消費電流 質量
(5VDC) (24VDC) (kg)
ロック
クタ
(mA)
(mA)
(pin)
防爆対応
FM NI ATEX CSA NI
Type
“n”
デジタル NFDV151 デジタル入力モジュール
(32 点、24 V DC)
入出力 モ
ジュール NFDV157 デジタル入力モジュール(32 点、
(*1)
24 V DC、押し締め端子専用)
○
○
○ NFTB5S
50
500
-
0.3
○
○
○ NFTC5S
-
350
-
0.4
NFDV161 デジタル入力モジュール
(64 点、24 V DC)
×
×
× -
50×2
550
-
0.3
NFDV141 デジタル入力モジュール
(16 点、100~120 V AC)
○
×
○ NFTC4S-5
-
500
-
0.3
NFDV142 デジタル入力モジュール
(16 点、 200~220 V AC)
×
×
× NFTC4S-6
-
500
-
0.3
NFDV532 パルス幅出力モジュール
(4 チャネル:Up パルス/Down パル
ス各 1 点、 24 V DC、一括絶縁)
×
×
× NFTD5S
50
700
60 0.2
NFDV551 デジタル出力モジュール
(32 点、24 V DC)
○
○
○ NFTD5S
50
700
60 0.2
NFDV557 デジタル出力モジュール(32 点、
24 V DC、押し締め端子専用)
○
○
○ NFTC5S
-
550
60 0.3
NFDV561 デジタル出力モジュール
(64 点、24 V DC)
×
×
× -
50×2
780
120 0.3
-
780
-
0.3
NFDR541 リレー出力モジュール(16 点、
24~110 V DC/100~240 V AC)
通信モ
NFLR111
ジュール
RS-232-C 通信モジュール
(2 ポート、0.3 ~115.2 kbps)
○
○
○ 内蔵
-
500
-
0.3
NFLR121 RS-422 / RS-485 通信モジュール
(2 ポート、0.3 ~115.2 kbps)
○
○
○ 内蔵
-
500
-
0.3
NFLC121 CANopen 通信モジュール
(1 ポート、10kbps~1Mbps)
×
×
× -
-
700
-
0.3
PROFIBUS-DP 通信モジュール
×
(1 ポート、9.6kbps~12Mbps)
○:適合、△:条件付き適合、×:未適合、-:適用外
×
× -
-
700
-
0.3
NFLP121
E
△ △ △ NFTC4S-7
(*2) (*3) (*2)
*1:
*2:
*3:
備考
アナログ
フィールド
電源
入出力モジュールを防爆規格に対応させるには、指定の押し締め端子ブロックまたは MIL コネクタケーブル
(KMS40、KMS50)/MIL コネクタ端子台(TAS40、TAS50)を使用してください。
リレー出力モジュール(NFDR541)で 100~240 V AC を使用する場合は、防爆規格(Non-Incendive)に対応して
いません。
リレー出力モジュール(NFDR541)で出力端子に加わる電圧が DC 53V 以下の場合だけ防爆規格(ATEX Type
“n”)に適合します。
■ FCJ
タイプ
形名
CPU モ
NFJT100
ジュール
○:適合
機能
自律型コントローラ FCJ
防爆対応
FM NI
ATEX
Type
“n”
CSA NI
○
○
○
消費電流
(24VDC)
(mA)
800
質量
(kg)
備考
アナログ
フィールド電源
1.7
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E-5
E1.2 キャビネット/盤内の設置環境
■ 配置
FCN/FCJ の操作性、保守性、耐環境性を考慮して、以下に述べるような点を考慮
してキャビネット/盤内を設計してください。模範的な配置図の参考例を下図に
示します。
図
キャビネット/盤内の模範的な配置図
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E-6
E1.3 腐食性ガス環境対応について
STARDOM で使用しているモジュールは、オプションで ANSI/ISA 規格の G3 環
境に対応しており、腐食の影響を受けやすい環境に適応できます。
参照
各モジュールが G3 環境に対応しているかは、本書「F2. GS 集:FCN/FCJ 関連」で各モジュールの
仕様を参照してください。
E
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
E-7
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
■ G3 環境対応の概要
プロセス制御機器などの設置環境を分類するための規格として、ANSI/ISA S71.04
「Environmental Conditions for Process Control Systems」があります。この規格では、
雰囲気中に含まれる蒸気やミスト(Liquid:記号は L)、粉塵類(Solid:記号は
S)、腐食性ガス(Gases:記号は G)の環境を、それぞれの判定基準に基づいて
レベルを決め、各 4 段階のクラスに分類しています。この規格の中で、腐食性ガ
ス環境は下記のようにクラス分けされています。
G1(Mild):
良くコントロールされた環境で、腐食による影響は、機器の信頼性を決める
要因とならない環境。
銅試験片の腐食レベルは 0.03μm 未満(注)
G2(Moderate):
腐食を引き起こす要因が測定される環境で、腐食による影響は、機器の信頼
性を決める要因となるような環境。
銅試験片の腐食レベルは 0.1μm 未満(注)
G3(Harsh):
腐食が高い頻度で発生する環境。このレベルは環境対策、または特別に設計
されたり、パッケージされた機器を使うべき環境。
銅試験片の腐食レベルは 0.2μm 未満(注)
GX(Severe):
特殊な筐体がなければ困難な環境。機器の仕様は、ユーザとメーカーで協議
して決めるべき環境。
銅試験片の腐食レベルは 0.2μm 以上(注)
注:
環境のクラス分けには、現場に試験片を設置し、その腐食の度合いで判定します。試験片は、15 cm2 の面積で、
厚さ 0.635 mm、硬度 1/2~3/4 H の無酸素銅のシートを使います。現場にこの試験片を 1 ヵ月間設置し、試験の前
後での試験片の変化量(銅の腐食レベル)を測定します。試験片の腐食レベルでのクラス分けは次表のとおりで
す。試験期間が 1 ヵ月ではない場合には、同規格中に規定された式に従い、測定結果を 1 ヵ月の変化量に換算し
た値により、クラス分けを決めます。
表
腐食性ガス環境の分類
G3 Harsh
GX Severe
<300 (<
0.03)
<1000 (<
0.1)
<2000 (<
0.2)
≧2000 (≧
0.2)
H2S
<3
<10
<50
≧50
SO2、SO3
<10
<100
<300
≧300
Cl2
<1
<2
<10
≧10
NOx
<50
<125
<1250
≧1250
HF
<1
<2
<10
≧10
NH3
<500
<10000
<25000
≧25000
O3
<2
<25
<100
≧100
厳しさのレベル
銅腐食レベル
Group A
Group B
注:
・
・
G1 Mild
G2 Moderate
[Å]
([µm])
[mm3/m3]
各ガスの濃度を示す数値はあくまでも参考値です。相対湿度は 50%RH 以下の場合です。相対湿度が 50%から
10%増えるごとに、または時間あたり 6%以上の相対湿度の変化が生じる場合は、厳しさのレベルは 1 つ上にな
ります。
Group A のガスは共存する場合があり、互いに作用し合う場合があります。
Group B のガスに関しては相互作用の影響は不明です。
TI 34P02A03-01
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E-8
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E2. FCN 設置仕様
E2.1 設置環境仕様
システムを安定して動作させるために、設置場所を適切な環境にする必要があり
ます。FCN の設置環境仕様詳細を下表に示します。
表
FCN 設置環境仕様
項目
動作時
周囲温度
輸送/保管時
動作時
周囲湿度
輸送/保管時
動作時
温度勾配
輸送/保管時
塵埃
保護等級
耐腐食性ガス
耐振動
耐衝撃
高度
ノイズ
接地
冷却
取り付け
E
*1:
*2:
電界
磁界
静電気放電
仕様
0~55 ℃ (*1)
-40~85 ℃ (*2)
5~95 %RH(結露させないでください)
5~95 %RH(結露させないでください)
±10 ℃/h 以下
±20 ℃/h 以下
0.3 mg/m3 以下
IP20
ANSI/ISA S71.04 Class G2(標準)
(ANSI/ISA S71.04 Class G3:オプション)
0.15 mm P-P(5~58 Hz)
1 G(58~150 Hz)
15 G 11 ms(無通電、3 方向正弦半波)
2000 m 以下
3 V/m 以下(26 MHz~1 GHz)
30 A/m 以下(AC)、400 A/m 以下(DC)
4 kV 以下(接触放電)、8 kV 以下(気中放電)
各国・各地域の規格に適合した接地を行ってください。
日本国内においては D 種接地(100Ω以下)
但し本体は付属の絶縁ブッシュでキャビネットと絶縁して
取り付け、指定方法で一点接地してください。
自然空冷(通風孔を上下に配置する向きで配置し、
上下に各 100mm の空間を確保してください)
19 インチラック取り付け、DIN レール取り付け
関連規格
JEIDA29 クラス B
IEC529
ANSI/ISA S71.04
IEC 68-2-6
IEC 68-2-27
周囲温度はモジュール下部の吸気孔部の温度で規定
-10 ℃以下になると、時刻が消失する可能性があります。
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E-9
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
重 要
・ 規格(安全規格、EMC 規格など)適合のためには、鍵付き金属製キャビネッ
トに入れる必要があります。
・ 動作温度仕様は、モジュール下部吸気温度の仕様です。自然空冷のための通
風を妨げないように注意してください。またキャビネット等に取り付ける場
合には、動作温度仕様とキャビネットの周囲温度との違いに注意してくださ
い。必要に応じて、キャビネットに冷却ファンを取り付ける等してください。
・ 直射日光は当たらないようにしてください。
・ 結露はいかなる場合にも発生しないようにしてください。
・ 室内の塵埃量は 0.3 mg/m3 以下にしてください。また、鉄粉、カーボンなど
の導電性のほこりは極力避けてください。
・ 硫化水素、亜硫酸ガス、塩素、アンモニアなどの腐食性ガスは極力避けてく
ださい。
参照
・ 機器設置場所の振動については、「STARDOM FCN/FCJ 設置ガイド」(TI 34P02Q91-01)「1.
FCN 編」「■FCN の振動条件」を参照してください。
・ 無線機器によるノイズについては、「STARDOM FCN/FCJ 設置ガイド」(TI 34P02Q91-01)「1.
FCN 編」「■FCN への無線機器のノイズ」を参照してください。
■ 取り付け寸法
参照
FCN の取り付け寸法については、本書「F2. GS 集:FCN/FCJ 関連」「自律型コントローラ FCN
(ハードウェア編)」(GS 34P02Q12-01)を参照してください。
■ 取り付けの奥行き
FCN の取り付けの奥行きは、ベースモジュールの背面からモジュール前面までと、
接続するケーブルの曲りを含めた分の寸法が必要となります。本体の奥行き寸法
を確保した上で、本体前方にさらに 100~150mm のスペースを確保してください。
また、システムカードの挿抜のために、FCN の CPU モジュール前方にスペース
を確保してください。
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< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E-10
■ 取り付け方法
● 19 インチラックへの取り付け
FCN のベースモジュールを 19 インチラックや汎用の計装盤に取り付ける場合に
は、付属の絶縁ブッシュを図のように、ベースモジュールを挟み込むように取り
付けます。このベースモジュールを 19 インチラック(またはキャビネット)に
付属ネジで取り付けます。
図
ベースモジュールの 19 インチラック取り付け(FCN)
● DIN レールの盤への取り付け
E
コントローラの重量とケーブルの張力によって DIN レールが変形しないように、
DIN レールを、少なくとも背面アタッチメント(付属 DIN レール取り付け治具)
がかかる 2 個所で、盤にネジ止めしてください。
図
DIN レールの盤への取り付け
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< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E-11
● DIN レールへの取り付け(FCN)(ベースモジュール NFBU200 使用時)
以下の手順で、ベースモジュール NFBU200(DIN レール取り付けタイプ)を、
背面アタッチメントを使用し、DIN レールに取り付けます。
B )を引っかける
1. DINレール上側に、図のようにつめ(○
A )を押し込む
2. ベースモジュール(の○
補足
DIN レールは、DIN 46277 に準拠したものを使用してください。
図
FCN DIN レール取り付け寸法図(ベースモジュール NFBU200 使用時)
● DIN レールへの取り付け(FCN)(ベースモジュール NFBU050 使用時)
ベースモジュール NFBU050 を DIN レールに取り付ける場合には以下の手順で
行ってください。
1. 付属 DIN レール取り付け治具(以下:治具)を DIN レールにはめ込みます
(下図参照)。左右 2 個取り付けます。
2. FCN 本体左右の取り付け穴に治具のネジを合せて FCN 本体を装着します。
3. 治具のネジを締め、FCN を DIN レールに固定します。
ナットを落とさないように注意してください。
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< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E-12
上
下
切り込みが深いほう
が下です。
E
図
取り付け治具を DIN レールに付ける手順
図
ベースモジュール NFBU050 を DIN レール上の治具に取り付ける手順
警 告
付属 DIN レール取り付け治具は、上下の方向を正しく取り付けてください。逆に
取り付けると、外れる恐れがあります。
補足
DIN レールは、DIN 46277 に準拠したものを使用してください。
べースモジュール NFBU050 を DIN レールに取り付けるときは、上図のように縦置きで、取り付け
てください。
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< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E-13
E2.2 電源設備・接地(FCN)
システムを安定して動作させるために、電源設備の条件を整える必要があります。
以下の項目について説明します。
・ 供給電源
・ フィールド電源
・ 接地
E2.2.1
供給電源(FCN)
FCN を安定して動作させるために以下の項目に配慮が必要です。
● 供給電源の波形歪み(交流)
供給源の電源装置の出力インピーダンスや配線路のインピーダンスによる電圧降
下によって、入力電圧波形のピークが欠け波高値の低下した歪みのある波形と
なった場合、実効値が同じであっても停電を検出する場合があります。下式で示
されるような入力電圧が供給されると、規定の停電不感時間を維持できなくなり、
瞬停が発生する場合があります。このため、供給電源側で安定した電源が供給で
きるように対策してください。
入力電圧の波高値 <
入力電圧範囲の下限× 2×0.99
● 突入電流
電源投入時には、入力電流は定常値よりかなり大きな電流が流れます。
参照
各電源モジュールの突入電流は、本書「F2. GS 集:FCN/FCJ 関連」で電源モジュールの仕様を参照
してください。
供給電源および保護装置はこれらの突入電流に耐え得るものとしてください。
● 出力容量
供給電源装置の出力容量はシステムの最大所要電力を算出しそれに基づき決定し
ますが、電流のピーク値は実効値の 2~5 倍になります。この電流波形による影
響および突入電流、さらに将来の機器増設を含めた余裕を充分に検討する必要が
あります。
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E-14
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
● 消費電力計算
参照
消費電力の「最大値」は、本書「F2. GS 集:FCN/FCJ 関連」で電源モジュール仕様を参照してくだ
さい。
実際の消費電力は、実装されるモジュールの種類とモジュールごとの消費電流、
および枚数を用いて計算してください。
1.本章(「F1 FCN/FCJ 設置仕様」)の「■モジュール一覧」の表を用いて、
最初にユニットの最大消費電流を計算します。
ユニット消費電流=ベースモジュール消費+(CPU モジュール消費)
+各入出力モジュール消費電流
2.消費電力は下記計算で求めます。
消費電力(VA)=(5.1×ユニット消費電流)/(電源モジュール効率×力率)
補足
効率、力率のおおよその値は、下記で計算可能です。効率、力率は条件により異なります。目安と
してご利用ください。
電源モジュール効率:0.75
電源モジュール力率:0.5(力率改善装置を使用しない場合)
警 告
E
・ Java アプリケーションによる FCN/FCJ システムカードへのファイルの書き込
み時に停電が発生すると、ファイルシステムが破壊される可能性があります
(制御アプリケーションが動作中に停電しても FCN/FCJ システムカードは破
壊されません)。
・ 停電を検知し、再スタートする場合、停電時間以上に制御が停止します。
・ これらを回避するには、電源供給に無停電電源供給装置(UPS)を使用して
ください。UPS の詳細については、「FCN/FCJ 直流 UPS 使用ガイド」(TI
34P02Q45-01)を参照してください。
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< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E2.2.2
E-15
フィールド電源
フィールド電源は、入出力モジュールにおいて、フィールド信号のインタフェー
ス回路に必要な 24VDC 電源です。I/O カードの種類によりシステム電源とは別に
フィールド電源を供給する必要があります。
重 要
アナログ入出力モジュールとデジタル入出力モジュールでは、フィールド電源の
供給方法が違います。
図
フィールド電源とシステム電源
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< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E-16
■ アナログ入出力モジュール用電力供給
アナログフィールド電源は、ベースモジュールを経由して各アナログ入出力モ
ジュールへ供給されます。
● フィールド電源が必要なアナログ入出力モジュール
・
・
・
・
・
・
・
・
・
*1:
NFAI141 電流入力、16 点、非絶縁 (*1)
NFAI143 電流入力、16 点、一括絶縁
NFAI135 電流入力、8 点、個別絶縁
NFAI841 電流入出力、8/8 点、非絶縁
NFAB841 電圧入力/電流出力、8/8 点、非絶縁
NFAI543 電流出力、16 点、一括絶縁
NFAI835 電流入力/電流出力、4/4 点、個別絶縁
NFAP135 パルス入力、8 点
NFAF135 周波数入力、8 点
2 線式で使用するときにフィールド電源が必要です。
重 要
・ 各アナログ入出力モジュールの仕様から 24 V DC 消費電流を計算し、適切な
電力を供給してください。ただし、電源モジュール仕様の範囲内(4A max.)
で納めてください。
・ 入出力モジュール端子電圧は、電源モジュール端子供給電圧よりも低くなり
ます。低下電圧を考慮し、接続するフィールド機器の仕様に合せ、供給電圧
を調整してください。
E
参照
低下電圧については、本書「H2. GS 集:FCN/FCJ 関連」で各モジュールの仕様を参照ください。
■ デジタル出力モジュール用電力供給
デジタル出力モジュールは、モジュール個々の端子へ直接フィールド電源を供給
します。モジュール仕様から、24VDC 消費電流を計算し適切に電力を供給してく
ださい。
● フィールド電源が必要なデジタル出力モジュール
・
・
・
・
NFDV557 デジタル出力、32 点
NFDV551 デジタル出力、32 点
NFDV561 デジタル出力、64 点
NFDV532 パルス幅出力、4 チャネル
補足
ノイズなどの干渉を回避するために、アナログ系とデジタル系は別系統で電源を供給します。また、
デジタル出力の信号間でも 16 点ごとに絶縁する場合、電源も絶縁されているものとします。
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< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E2.2.3
E-17
接地(FCN)
FCN は、キャビネット(19 インチラック)、制御盤等に取り付ける場合、絶縁
ブッシュ(NFBU200 にのみ付属)または、DIN レール取り付け治具によって、
機能的に絶縁されており、以下のように接地する必要があります。
・ 他機器、動力系回路、操作系回路の接地とは分離して接地してください。
・ ベースモジュールの FG 端子は各国・各地域の規格に適合した接地を行って
ください。日本国内においては D 種接地(抵抗 100Ω以下)してください。
・ 電源モジュール G 端子(ラインフィルタ接地)は各国・各地域の規格に適
合した接地を行ってください。日本国内においては D 種接地(抵抗 100Ω以
下)してください。
・ ベースモジュールの接地と電源モジュールの接地は、1 点で接地してくださ
い。
参照
接地電線の仕様については、「STARDOM FCN/FCJ 設置ガイド」(TI 34P02Q91-01)「1.3.2 接地配
線(FCN)」を参照してください。
*1:
*2:
*3:
*4:
ベースモジュール NFBU050 には、1 電源モジュールのみを実装できます。
ベースモジュール NFBU050 には、1CPU モジュールのみを実装できます。
ベースモジュール NFBU050 には、3I/O モジュールまでを実装できます。
ベースモジュール NFBU050 をキャビネットに実装する場合には、盤や DIN レールを絶縁ブッシュでラックから
絶縁してください。
図
電源/接地系統図(FCN)
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< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E-18
E2.3 配線(FCN)
E2.3.1
信号ケーブル接続方法(FCN)
信号ケーブルの接続には次の方法があります。
・ 押し締め端子による直結接続
・ MIL コネクタ接続
図
信号ケーブル接続バリエーション
重 要
E
・ 高電圧が加わる信号線は、他の信号線から 1cm 以上の距離を保ちながら配線
してください。
・ アナログ入出力信号は誘導ノイズ防止のため、ツイストペア一括シールド
ケーブルの使用を推奨します。ツイストペアケーブルのピッチは 50 mm 以下
のものがより有効です。シールドは接地が必要です。デジタル入出力信号に
は、シールドケーブルの使用を推奨します。
・ RTD 信号には、3 線ツイスト一括シールドケーブルを使用してください。配
線する場合は、配線抵抗を 3 線とも同じにする必要があります。
・ 端子にケーブルの重みが加わらないように、ケーブルをケーブルクランプ等
にしっかり固定してください。
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< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E-19
■ 押し締め端子ブロック接続
● 接続
押し締め端子ブロックを M3 プラスネジで入出力モジュールに固定して、信号
ケーブルを接続してください。
図
押し締め端子ブロックへの接続
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< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E-20
■ MIL コネクタケーブル接続
入出力モジュールに端子ブロックを付けずに、直接 MIL コネクタケーブル
(KMS40、KMS50)を接続できます。MIL コネクタケーブルは、お客様でもご
用意いただけます。
MIL コネクタケーブルの抜けを防止するため、ケーブルコネクタ用カバー
(NFCCC01)を用意しています。
参照
MIL コネクタケーブル(KMS40、KMS50)の詳細については、本書「F2. GS 集:FCN/FCJ 関連」
「MIL コネクタ端子台/ケーブル リレーターミナルケーブル」(GS 34P02Q43-01)を参照してく
ださい。
● 適合コネクタおよびケーブル・電線
MIL-C-83503 準拠メスコネクタ 40 ピンまたは 50 ピン。
ケーブル、電線はコネクタ仕様に準じます。
表
適合コネクタとケーブル
コネクタタイプ
AWG20~AWG28、または 0.5 mm2~0.08 mm2
圧接型メスコネクタ (*2)
AWG28 または 0.08 mm2、1.27 ピッチフラットケーブル相当 AWG28 ま
たは 0.08 mm2、丸型融着ケーブル
*1:
*2:
E
適用電線サイズ
圧着形メスコネクタ (*1)
専用圧着ソケットコンタクト使用。フード使用不可
ストレインリリーフ使用(推奨)
アナログ信号には、ツイストペア一括シールドケーブルを使用してください。
RTD 信号には、3線ツイスト一括シールドケーブルを使用してください。デジタ
ル信号には、シールドケーブルを推奨します。
重 要
・ 50 ピンの MIL コネクタは、誤挿入防止キーが 2 つあるものを使用してくださ
い。
・ RTD 信号を配線する場合は、配線抵抗を 3 線とも同じにする必要があります。
配線抵抗に差があると、その差が誤差として測定されます。
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< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E-21
● 接続
入出力モジュール本体へ MIL コネクタと誤挿入防止キーを合わせて接続します。
その後、MIL コネクタカバー(NFCCC01)で固定します。(除く NFDV161、
561)ただし、NFDV161/561 の場合は、コネクタロックレバーで固定します。
図
MIL コネクタケーブルの接続(MIL コネクタカバーで固定の場合)
図
MIL コネクタケーブルの接続(コネクタロックレバーで固定の場合)
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< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E-22
■ 信号ケーブルのシールド線の接地
信号ケーブルにシールド付きを使用した場合、シールド線を以下のように接地し
ます。
・ シールド線接地用アースバーを別途設置(システム接地と同電位)し、そこ
に接続します。
・ MIL コネクタケーブルで接続した場合、コネクタカバー取り付け用ネジ穴の
下側にカバー取り付けネジと共締めします(ただし、NFDV161/NFDV561 は、
シールド線接地用ネジに接続します)。
図
MIL コネクタケーブルのシールド線の接地
図
NFDV161/NFDV561 シールド接地ネジ
E
TI 34P02A03-01
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< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E-23
■ サージアブソーバ/避雷器等の接地
サージアブソーバオプション付きの端子ブロックを使用する場合や、外部に避雷
器を使用する場合、下図のように接続してください。
接地は、各国・各地域の規格に適合した接地方式にしてください。
避雷器と各機器を下図のように接続することにより、避雷器から流れる雷電流と
接地抵抗の積による高電圧が各機器に現れることがあります。感電防止のために
床や他の機器のケースなども含めて、全体を等電位にしてください。
図
避雷器の接地例
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E-24
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E2.3.2
通信線(FCN)
FCN の通信機能とそれぞれに使用する通信ケーブル
表
通信インタフェースの適応ケーブル一覧(FCN)
通信機能
目的
制御ネット 制御ネット
ワーク
ワーク
(Ethernet) Ethernet 機器
接続
E
取り付け方法 モジュール側 絶縁
ケーブル仕様
と表示
コネクタ
NFCP100 前面 RJ-45 モジュ 有
100BASE-TX
コネクタ
ラージャック
(カテゴリ 5)
表示:
(*1)
NETWORK [1]
NETWORK [2]
備考
二重化時 2 本使用
ネットワークをシ
ングルで使用する
場合、NETWORK
[1]に接続
SB バス通信 I/O モジュー NFSB101 前面 専用コネクタ 無
ル拡張ユニッ コネクタ
表示:
ト接続
CN1、 CN2
専用ケーブル
NFCB301
(次ページ参
照)
二重化時 2 本使用
分岐栓コネクタに
接続
コネクタ固定時締
め付けトルク
0.3Nm 以下
RS-232-C 通
信
RS-232-C 機
器接続
NFCP100 前面
コネクタ
表示:
SERIAL
NFLR111 前面
コネクタ
表示:
CH1、 CH2
D-Sub9 ピン
(オス)(*2)
無
一般 RS-232-C
ケーブル (*3)
IBM-PC 互換
SERIAL ケーブル
D-Sub9 ピン
(メス)(*4)
有
専用ケーブル
AKB131、132、
133、135、136
(次ページ参
照)
ケーブル側
D-sub(9pin オス)
相手機器側でシー
ルド接続
仕様:シールド シールド接続に注
付ツイストペア 意(後述)
ケーブル 4 芯(2
対)(*5)
専用ケーブル
AKB161、162
(次ページ参
照)
CiA 301 に準拠
別途外付けの終端
抵抗器を用意する
こと
IEC 61158-2 type3 ・ 別途外付けの終
(PROFIBUS)
端抵抗器を用意す
に準拠
ること
・ EMC 規格を満
たすためにはフェ
ライトコア
(A1193MN)が必
要
RS-422/RS485 通信
RS-485 機器
接続
NFLR121 前面 M4 端子台×
端子台(M4) 5/CH
CH1、CH2
有
CANopen 通
信
CANopen 機
器接続
NFLC121 前面 D-Sub9 ピン
コネクタ
(オス)(*2)
有
PROFIBUSDP 通信
PROFIBUSDP 機器接続
NFLP121 前面
コネクタ
有
*1:
*2:
*3:
*4:
*5:
D-Sub9 ピン
(メス)(*2)
10BASE-T 接続も可能ですが、ケーブルは上位互換のカテゴリ 5 を推奨します。
コネクタ固定台インチネジ(No.4-40UNC)
実績品(サンワサプライ株式会社製)
ヌルモデムケーブル(相手機器 D-Sub9 ピン):KRS-403XF3K
ヌルモデムケーブル(相手機器 D-Sub25 ピン):KRS-423XF-5K
コネクタ固定台ミリネジ(M2.6)
導線:AWG20~AWG16
導体断面積:0.5 ㎜ 2~1.3 ㎜ 2
特性インピーダンス:約 100Ω(1MHzにて)
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< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E-25
SB バスに使用する通信ケーブル
表
SB バス用ケーブル
形名
名称
NFCB301
注:
SB バスケーブル
備考
基本仕様コード
-C030:ケーブル長 30cm
-C100:ケーブル長 1m
-C200:ケーブル長 2m
-C400:ケーブル長 4m
-C800:ケーブル長 8m
固定ねじの締め付けトルクは、0.3Nm 以下で固定してください。
NFLR111 用の当社製 RS-232-C ケーブル
表
NFLR111 RS-232-C 通信モジュール用ケーブル
形名
名称
備考
AKB131
RS 回路絶縁機器接続用 RS-232-C モデムケーブ
ル調歩同期式通信用 9-25 ピン
相手機器側でケーブルシールドを接地する
ためのシールドワイヤ(M4 端子)付き
AKB132
RS 回線絶縁機器接続用 RS-232-C ヌルモデム
ケーブル調歩同期式通信用 9-25 ピン
相手機器側でケーブルシールドを接地する
ためのシールドワイヤ(M4 端子)付き
AKB133
RS-232-C ヌルモデムケーブル
調歩同期式通信用 9-9 ピン(オス)
シールドワイヤなし
AKB135
RS-232-C モデムケーブル
調歩同期式通信用 9-25 ピン
シールドワイヤなし
AKB136
RS-232-C ヌルモデムケーブル
調歩同期式通信用 9-25 ピン
シールドワイヤなし
注:
CPU モジュールのシリアルポートには接続できません。
モデムケーブルはストレートケーブル、ヌルモデムケーブルはクロスケーブルとも呼びます。
NFLR121 用の当社製 RS-422/RS-485 ケーブル
表
NFLR121 RS-422/RS-485 通信モジュール用ケーブル
形名
名称
備考
AKB161
RS-422/RS-485 ケーブル(圧着端子 M4-M3
用)、最大長 100m
相手機器側でケーブルシールドを接地する
ためのシールドワイヤ(M4 端子)付き
AKB162
RS-422/RS-485 ケーブル(圧着端子 M4-M4
用)、最大長 100m
相手機器側でケーブルシールドを接地する
ためのシールドワイヤ(M4 端子)付き
■ SB バスケーブル
当社製 SB バス通信ケーブルの外形を以下に示します。
● ケーブル外形
NFCB301
単位:mm
TI 34P02A03-01
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E-26
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
■ RS-232-C 通信ケーブル
モジュール側のコネクタピン配置と当社製 RS-232-C ケーブルの外形および接続
図を以下に示します。
● CPU モジュール シリアルポート ピン配列
表
ピン番号と信号(D-Sub9 ピン オス)
ピン番号
信号名
図 ピン配置(正面図)
機能
1
2
CD
RD
データチャネル受信キャリア検出
受信データ
3
SD
送信データ
4
5
ER
SG
データ端末レディ
信号接地
5
4
3
6
DR
データセットレディ
2
7
8
RS
CS
送信要求
送信可
1
9
-
(未使用)
9
8
7
6
● NFLR111 RS-232-C 通信モジュール シリアルポート ピン配列
表
E
ピン番号と信号(D-Sub9 ピン メス)
ピン番号
信号名
1
CD
機能
データチャネル受信キャリア検出
2
RD
受信データ
3
4
SD
ER
送信データ
データ端末レディ
5
SG
信号接地
6
7
DR
RS
データセットレディ
送信要求
8
CS
送信可
9
-
(未使用)
図 ピン配置(正面図)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
重 要
・ CPU モジュールのシリアルポートは、D-Sub9 ピンオスです。コネクタを止め
るネジは、インチネジ(No.4-40UNC)です。
・ NFLR111 RS-232-C 通信モジュールのシリアルポートは、D-Sub9 ピンメスで
す。コネクタを止めるネジは、ミリネジ(M2.6)です。
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E-27
● ケーブル外形
AKB131、 AKB132
AKB133
AKB135、 AKB136
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E-28
● ケーブル接続
E
図
NFLR111 RS-232-C 通信モジュール用ケーブルの内部接続図
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E-29
重 要
・ NFLR111 RS-232-C 通信モジュールは、受信入力信号の監視に CD、送信フ
ロー制御に CTS の信号線を使用していますので、これらの信号線の結線が必
要です。
・ NFLR111 は、RS-232-C 回路を機能的に絶縁しています。これは、相手機器か
らのノイズ侵入を防ぎ、対ノイズ性を向上するためです。この機能を有効に
するために、以下の条件を満たしてください。
・ 接続相手の FG は必ず接地します。
・ 各国・各地域の規格に適合した接地を行ってください。日本国内におい
ては D 種接地(JIS 第三種接地:100 Ω以下)を行ってください。
・ 接続相手側で FG と RS-232-C 回路の SG(D-sub25 では 7 ピン、D-sub9 で
は 5 ピン)を接続します。
・ 接続相手側でケーブルのシールドを接地します。
(AKB133 ケーブル使用時には接続相手側にコネクタシェルの赤丸印側を
取り付けます。)
・ ユーザでケーブルを手配する場合は、必ず、信号線と SG をペアにしたツ
イストペアケーブルを使用します。
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E-30
■ RS-422/RS-485 通信ケーブル
当社製 RS-422/RS-485 ケーブルの外形および外部機器との接続図を以下に示し
ます。
● ケーブル外形
AKB161
注:
2 線式で使用する場合、未使用ワイヤを適切に処置(切断等)してください。
AKB162
E
注:
2 線式で使用する場合、未使用ワイヤを適切に処置(切断等)してください。
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E-31
● NFLR121 外部接続
NFLR121 と外部機器との接続は、1:1 または 1:n(n は最大 31)接続がありま
す。構成例を図に示します。
NFLR121 と
外部機器の接続
システム構成例
1:1
1:n
(n 最大値は 31)
図
NFLR121 と外部機器とのシステム構成例
● NFLR121 の FG 接続
RS-422/RS-485 のシールドは以下のように処理してください。
・FG は、外部機器側で、各国・各地域の規格に適合した接地を行ってください。
日本国内においては D 種接地(JIS 第 3 種接地:100 Ω以下)で処理してくだ
さい。
・ NFLR121 と外部機器間のケーブルシールドは、外部機器側の FG に接続して
ください。
・ NFLR121 側には FG 端子はありません。
図
NFLR121 の FG 接続
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
E-32
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
● 外部機器との接続
NFLR121 と外部機器との接続方法は、4 線式と 2 線式があります。
・ 4 線式接続
NFLR121
R1:終端抵抗 120Ω
(NFLR121に付属)
外部機器 1
外部機器 2
TX+
TXRX+
RXSG
TX+
TXRX+
RXSG
FG
FG
外部機器 n
R2
R2
TX+
TXRX+
RXSG
FG
R2:終端抵抗
(外部機器側の指示に従い,最終段に取り付けてください。)
図
4 線式接続例
・ 2 線式接続
NFLR121
E
R1:終端抵抗 120Ω
(NFLR121に付属)
外部機器 1
外部機器 2
TX+
TXRX+
RXSG
TX+
TXRX+
RXSG
FG
FG
外部機器 n
R2
RX+
RXSG
FG
R2:終端抵抗
(外部機器側の指示に従い,最終段に取り付けてください。)
図
2 線式接続例
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E2.3.3
E-33
コネクタ端子台/ケーブル(FCN)
FCN の入出力モジュールに、使用できるコネクタ端子台およびコネクタ端子台
ケーブルを以下に示します。入出力モジュールとは、MIL コネクタ接続で使用し
ます。
表
コネクタ端子台
形名
基本仕様 コード
記事
TAS40
-0N
コネクタ端子台
(40 点、M3.5 ネジ)
TAS50
-0N
コネクタ端子台
(50 点、M3.5 ネジ)
適合入出力モジュール
アナログ入出力モジュール
(*1) (*2)
NFDV151、 NFDV161、
NFDV532、 NFDV551、
NFDV561 (*3)
*1:
*2:
*3:
NFAT141 は、mV 入力のみ使用可
NFAR181 は、使用不可
NFDV161、NFDV561(64 点タイプ)は、コネクタ端子台/ケーブルが 2 組接続可能
表
コネクタ端子台ケーブル
形名
KMS40
KMS50
*1:
*2:
*3:
基本仕様 コード
記事
適合入出力モジュール
-0□□
(長さ指定)
コネクタ端子台ケーブル
(40 点 MIL コネクタ)
ケーブル長:0.5 m、 1.0 m、 1.5 m、 2.0 m、
2.5 m、 3.0 m、4.0m、5.0m、6.0m、7.0m、
8.0m、9.0m、10.0m、15.0m、20.0m、25.0m
アナログ入出力モジュール
(*1) (*2)
-0□□
(長さ指定)
コネクタ端子台ケーブル
(50 点 MIL コネクタ)
ケーブル長:0.5 m、 1.0 m、 1.5 m、 2.0 m、
2.5 m、 3.0 m、4.0m、5.0m、6.0m、7.0m、
8.0m、9.0m、10.0m、15.0m、20.0m、25.0m
NFDV151、 NFDV161、
NFDV532、 NFDV551、
NFDV561 (*3)
NFAT141 は、mV 入力のみ使用可
NFAR181 は、使用不可
NFDV161、NFDV561(64 点タイプ)は、コネクタ端子台/ケーブルが 2 組接続可能
参照
コネクタ端子台、コネクタ端子台ケーブルの仕様については、本書「F2. GS 集:FCN/FCJ 関連」
「MIL コネクタ端子台/ケーブル リレーターミナルケーブル」(GS 34P02Q43-01)を参照してく
ださい。
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E2.3.4
E-34
リレーターミナルケーブル(FCN)
下記のケーブルを FCN デジタル入出力モジュールに MIL コネクタで接続すれば、
オムロン社製リレーターミナル G7TC 相当(16 点タイプ)2 台が接続できます。
表
リレーターミナルケーブル(オムロン社製リレーターミナル G7TC 相当接続用)
形名
KMSG7
基本仕様 コード
-0□□
(長さ指定)
記事
適合入出力モジュール
リレーターミナルケーブル (50 点 MIL コネク
タ⇔20 点 MIL コネクタ×2)
NFDV151、 NFDV161、
ケーブル長:0.5m、 1.0m、 1.5m、 2.0m、
NFDV532、 NFDV551、
2.5m、 3.0m、4.0m、5.0m、6.0m、7.0m、
NFDV561 (*1)
8.0m、9.0m、10.0m、15.0m、20.0m、25.0m
*1:
NFDV161、NFDV561(64 点タイプ)は、リレーターミナルケーブルが 2 本接続可能
表
対応リレーターミナル例(オムロン社製リレーターミナル G7TC)
入出力
形式
入出力点
数
入力用
形 G7TC-IA16
形 G7TC-ID16
16 点
出力用
形 G7TC-OC16 (*1)
16 点
*1:
備考
NPN 対応、+コモン
形 G7TC-OC16-1 は、使用不可
参照
リレーターミナルケーブルの仕様については、本書「F2. GS 集:FCN/FCJ 関連」「MIL コネクタ端
子台/ケーブル リレーターミナルケーブル」(GS 34P02Q43-01)を参照してください。
重 要
上記製品は、国内でのみ販売しています。
E
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
E-35
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E3. FCJ 設置仕様
E3.1 設置環境仕様(FCJ)
システムを安定して動作させるために、設置場所を適切な環境にする必要があり
ます。FCJ の設置環境仕様詳細を下表に示します。
表
設置環境仕様(FCJ)
項目
周囲温度
周囲湿度
温度勾配
仕様
動作時
0~60 ℃ (*1)
輸送/保管時
-40~85 ℃ (*2)
動作時
5~95 %RH(結露させないでください)
輸送/保管時
5~95 %RH(結露させないでください)
動作時
±10 ℃/h 以下
輸送/保管時
±20 ℃/h 以下
関連規格
JEIDA29 クラ
スB
塵埃
0.3 mg/m3
保護等級
IP20
IEC529
耐腐食性ガス
ANSI/ISA S71.04 Class G2(標準)(ANSI/ISA S71.04 Class
G3:オプション)
ANSI/ISA
S71.04
0.15 mm P-P(5~58 Hz)
耐振動
耐衝撃
15 G 11 ms(無通電、3 方向正弦半波)
高度
2000 m 以下
ノイズ
IEC 68-2-6
1 G(58~150 Hz)
電界
3 V/m 以下(26 MHz~1 GHz)
磁界
30 A/m 以下(AC)、400 A/m 以下(DC)
静電気放電
4 kV 以下(接触放電)、8 kV 以下(気中放電)
IEC 68-2-27
接地
各国・各地域の規格に適合した接地を行ってください。日
本国内においては D 種接地(100Ω以下)
但し本体はキャビネットと絶縁して取り付け、指定位置で
一点接地してください
冷却
自然空冷
(通風孔を上下に配置する向きで配置し、上下に各 100m
m以上の空間を確保してください)
取り付け
盤取り付け、DIN レール取り付け
*1:
*2:
ネットワークインタフェ-スをシングルで使用する場合。ネットワークインタフェースを 2 ポート使用する場合
は、0~55℃となります。
-10 ℃以下になると、時刻が消失する可能性があります。
重 要
・ 動作温度仕様は、モジュール下部吸気温度の仕様です。自然空冷のための通
風を妨げないように注意してください。またキャビネット等に取り付ける場
合には、動作温度仕様とキャビネットの周囲温度との違いに注意してくださ
い。必要に応じて、キャビネットに冷却ファンを取り付ける等してください。
・ 直射日光は当たらないようにしてください。
・ 結露はいかなる場合にも発生しないようにしてください。
・ 室内の塵埃量は 0.3 mg/m3 以下にしてください。また、鉄粉、カーボンなど
の導電性のほこりは極力避けてください。
・ 硫化水素、亜硫酸ガス、塩素、アンモニアなどの腐食性ガスは極力避けてく
ださい。
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E-36
参照
・ 機器設置場所の振動については、「STARDOM FCN/FCJ 設置ガイド」(TI 34P02Q91-01)「2.
FCJ 編」「■FCJ の振動条件」を参照してください。
・ 無線機器によるノイズについては、「STARDOM FCN/FCJ 設置ガイド」(TI 34P02Q91-01)「2.
FCJ 編」「■FCJ への無線機器のノイズ」を参照してください。
■ 取り付け寸法(FCJ)
参照
FCJ の取り付け寸法については、本書「F2. GS 集:FCN/FCJ 関連」「NFJT100 自律型コントローラ
FCJ(ハードウェア編)」(GS 34P02Q11-01)を参照してください。
■ 取り付けのスペース(FCJ)
システムカードの挿抜のために、FCJ の右手にスペースを確保してください。
■ 取り付け方法(FCJ)
● 盤取り付け方法(FCJ)
E
図
盤取り付け寸法図(FCJ)
● DIN レール取り付け時(FCJ)
図
DIN レール取り付け寸法図(FCJ)
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
E-37
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E3.2 電源・接地(FCJ)
FCJ を安定に動作させるためには、良質の電源が必要です。
E3.2.1
電源(FCJ)
● 本体回路、アナログ電流出力信号用電源
本体回路、アナログ電流出力信号用電源です。本体右側面の押し締め端子に供給
します。FCJ には適切な電源を供給してください。
タイプ
FCJ
形名
機能
防爆対応
電源 24V DC 消 質量
費電流 (A)
(kg)
NI Type n
NFJT100 自律型コントローラ FCJ ○
○
0.8
備考
1.7
参照
FCJ の電源、消費電流の仕様については、本書「F2. GS 集:FCN/FCJ 関連」「自律型コントローラ
FCJ(ハードウェア編)」(GS 34P02Q11-01)を参照してください。
● 突入電流
電源投入時には、入力電流は定常値よりかなり大きな電流が流れます。突入電流
は、下表のとおりです。供給電流および保護措置はこれらの突入電流に耐え得る
ものとしてください。
表
FCJ 突入電流仕様
項目
突入電流
仕様
18A
備考
24V DC 時
参照
FCJ の配線接続方法については、「E1.6. 配線(FCJ)」を参照してください。
警 告
・ Java アプリケーションによる FCN/FCJ システムカードへのファイルの書き込
み時に停電が発生すると、ファイルシステムが破壊される可能性があります
(制御アプリケーションが動作中に停電しても FCN/FCJ システムカードは破
壊されません)。
・ 停電を検知し、再スタートする場合、停電時間以上に制御が停止します。
・ これらを回避するには、電源供給に無停電電源供給装置(UPS)を使用して
ください。UPS の詳細については、「FCN/FCJ 直流 UPS 使用ガイド」(TI
34P02Q45-01)を参照してください。
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E-38
重 要
FCJ は、電源スイッチが無いため、外部電源ラインへのスイッチまたはブレー
カーの取り付けを推奨します。
● DO 用電源(FCJ)
DO 用電源は、DO 端子に供給します。
表
DO 用電源仕様(FCJ)
項目
仕様
定格入力電圧
24 V DC
入力電圧範囲
24 V DC±10%
入力電流
25 mA(Max)
*1:
*2:
備考
(*1) (*2)
DO 部自己消費電流の最大値です。外部負荷電流は含みません。
実際の電流は DO 使用点数によって異なります。およそ 1.6 mA/ch ×使用 DO 点数となります。
E
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E3.2.2
E-39
接地(FCJ)
FCJ を安定して動作させるためには、安定した接地が必要です。FCJ の電源、接
地は、「図 FCJ 電源/接地系統図」のように、電源(マイナス)端子とフレー
ムグラウンド(FG)が接続されています。安定的に接地するには、本体を取り
付けた盤または DIN レールごと、絶縁ブッシュなどで外部キャビネットやラック
等から機能的な絶縁をし、接地配線してください。接地は、日本国内においては
接地抵抗 100Ω以下の D 種接地(第三種接地)してください。FCJ 本体に接地線
を接続する場合は、本体止めネジ(左下)を使用してください。他機器と FCJ
の接地を共用しないでください。
● 接地ケーブルの接続
FCJ の本体止めネジ(左下)に接地ケーブルを接続し、接地します。
図
接地(FCJ)
図
電源/接地系統図(FCJ)
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E-40
E3.3 配線(FCJ)
E3.3.1
電源接続(FCJ)
付属の電源接続用 2 ピンコネクタ接続型押し締め端子(ワイドミュラー製:
BLZ5.08/2)に下図のように表示に従って+、-の線を接続します。この端子部
を本体側面の電源コネクタに続します。
重 要
電源の+、-の配線を間違えないようにしてください。極性を間違えると故障の
原因になります。
図
電源の配線(FCJ)
E
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
E-41
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E3.3.2
通信線(FCJ)
FCJ の通信機能とそれぞれに使用する通信ケーブル
表
通信インタフェースの適応ケーブル一覧(FCJ)
通信機能
目的
制御ネット 制御ネット
ワーク
ワーク
(Ethernet) Ethernet 機器
接続
RS-232-C 通
信
*1:
*2:
*3:
RS-232-C 機
器接続
取り付け方法 接続コネクタ 絶縁
ケーブル仕様
と表示
NFCP100 前面 RJ-45 モジュ 有
100BASE-TX
コネクタ
ラージャック
(カテゴリ 5)
表示:
(*1)
NETWORK [1]
NETWORK [2]
NFCP100 前面 D-Sub9 ピン
コネクタ
(オス)(*2)
表示:
SERIAL [1]
SERIAL [2]
無
一般 RS-232-C
ケーブル (*3)
備考
二重化時 2 本使用
ネットワークをシ
ングルで使用する
場合、NETWORK
[1]に接続
IBM-PC 互換
SERIAL ケーブル
10BASE-T 接続も可能ですが、ケーブルは上位互換のカテゴリ 5 を推奨します。
コネクタ固定台インチネジ(No.4-40UNC)
実績品(サンワサプライ株式会社製)
ヌルモデムケーブル(相手機器 D-Sub9 ピン):KRS-403XF3K
ヌルモデムケーブル(相手機器 D-Sub25 ピン):KRS-423XF-5K
重 要
ネットワークインタフェースを使用しない場合、ネットワークインタフェース 2
に付いている防塵用コネクタカバーは、コネクタ保護のため付けたままにしてお
いてください。
■ RS-232-C 通信ケーブル
モジュール側のコネクタピン配置を以下に示します。
● FCJ シリアルポート ピン配列
表
ピン番号と信号(D-Sub9 ピン オス)
ピン番号
信号名
図 ピン配置(正面図)
機能
1
CD
データチャネル受信キャリア検出
2
3
RD
SD
受信データ
送信データ
4
ER
データ端末レディ
5
6
SG
DR
信号接地
データセットレディ
7
RS
送信要求
8
9
CS
-
送信可
(未使用)
5
4
3
2
1
9
8
7
6
重 要
・ FCJ のシリアルポートは、D-Sub9 ピンオスです。コネクタを止めるネジは、
インチネジ(No.4-40UNC)です。
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
E-42
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E4. FCN/FCJ 入出力インタフェースへの機器の
接続
本章を参考にして、FCN/FCJ 入出力インタフェース(FCN 入出力モジュール、
FCJ 内蔵入出力インタフェース)と入出力機器とを接続してください。
■ 仕様の再確認
警 告
・ 入出力モジュールの入出力仕様を再確認してください。特に入力モジュール
は入力電圧、出力モジュールは最大開閉能力を超える電圧、電流を印加しま
すと、故障、破壊、火災の原因にもなりますので十分注意してください。
・ 配線、作業などのためカバーをはずす場合には、感電防止のため、まず電源
を OFF してください。
・ 電源で、極性の指定のあるものは逆にしないように注意してください。
・ 入出力モジュールと端子ブロックの内部回路は、予告なしに変更する可能性
があります。
E
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
E-43
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E4.1 FCN 用アナログ入出力モジュールへの接続
アナログ入出力モジュールと入出力機器との接続は、以下を参考にしてください。
● NFAI141(入力:4~20 mA、非絶縁)
端子ブロック(NFTA4S) (信号名)
I/Oモジュール(NFAI141)
(信号名)
端子番号
ピン番号
(*2)
(IN1A) A1
(IN1A) 40
電流制限
+
-
(IN1B) B1
(IN1B) 39
24VDC
5VDC
82Ω82Ω (*5)
電源モジュールより
(回路駆動用)
82Ω
2線式
伝送器の
場合
+
(IN2A) A2
(IN2A) 38
-
(IN2B) B2
(IN2B) 37
電流制限
(*3)
電源モジュール
アナログフィールド
電源端子より
(*2)
82Ω82Ω
82Ω
入力
16点
M
U
X
4線式
伝送器の
場合
-
(IN16A) A16
(IN16A) 10
+
(IN16B) B16
(IN16B) 9
電流制限
A
M
P
A
/
D
M
P
U
CPUモジュールへ
(*2)
82Ω82Ω
82Ω
(*1)
(*4)
シグナルグランド
*1:破線内は,サージアブソーバ付きオプションの場合
*2:2線式伝送器接続,4線式伝送器接続の切り替えは,I/Oモジュールの設定ピンにより切り替えます。
*3:本I/Oモジュールを2線式で使用する場合は,電源モジュールのフィールド電源端子に24VDCの電源供給が必要です。
*4:各チャネルの回路COMは共通で,シングルエンド型です。回路COMは,シグナルグランド,ベースモジュール経由で,FGに接続されます。
*5:二重化切替半導体スイッチが内蔵されています。電源OFFで電流ループは切断されます。
図
NFAI141(電流入力モジュール)
● NFAV141(入力:1~5 V、差動入力、非絶縁)
端子ブロック(NFTA4S) (信号名)
I/Oモジュール(NFAV141)
(信号名)
ピン番号
端子番号
340KΩ
(IN1+) 40
(IN1+) A1
(*2)
(IN1-)
B1
(IN1-) 39
39KΩ
(IN2+) A2
(IN2+) 38
(IN2-)
(IN2-) 37
B2
5VDC
電源モジュールより
(回路駆動用)
660KΩ
340KΩ
660KΩ
340KΩ
660KΩ
340KΩ
39KΩ
660KΩ
入力
16点
M
U
X
(IN16+)
(IN16-)
A16
B16
(IN16+) 10
340KΩ
(IN16-) 9
660KΩ
340KΩ
39KΩ
(*1)
A
M
P
A
/
D
M
P
U
CPUモジュールへ
660KΩ
シグナルグランド
*1:点線内は,サージアブソーバ付きオプションの場合
*2:入力は差動型になります。
図
NFAV141(電圧入力モジュール)
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E-44
● NFAV142(入力:-10~+10 V、非絶縁)
I/Oモジュール(NFAV142)
端子ブロック(NFTA4S) (信号名)
(信号名)
端子番号
ピン番号
660KΩ
(IN1+) A1
(IN1+) 40
5VDC
340KΩ
(IN1-)
B1
(IN1-) 39
(IN2+)
A2
(IN2+) 38
(IN2-)
B2
(IN2-) 37
電源モジュールより
(回路駆動用)
660KΩ
340KΩ
入力
16点
M
U
X
(IN16+)
A16
(IN16+) 10
(IN16-)
B16
(IN16-) 9
A
M
P
A
/
D
M
P
U
CPUモジュールへ
660KΩ
340KΩ
(*1)
(*2)
シグナルグランド
*1:点線内は,サージアブソーバ付きオプションの場合
*2:各チャネルの回路COMは共通で,シングルエンド型です。回路COMは,シグナルグランド,ベースモジュール経由で,FGに接続されます。
図
NFAV142(電圧入力モジュール)
● NFAV144(入力:-10~+10V、一括絶縁)
(信号名)
端子番号
(IN1+) A1
(IN1-) B1
E
(IN2+)
端子ブロック(NFTA4S) (信号名)
I/Oモジュール(NFAV144)
±15VDC
5VDC 電源モジュールより
ピン番号
5VDC DC/DC
(IN1+) 40
isolation
(回路駆動用)
(IN1-) 39
A2
(IN2+) 38
(IN2-) B2
(IN2-) 37
(回路
駆動用)
一
括
絶
縁
入力
16点
M
U
X
(IN16+) A16
(IN16-)
B16
A
M
P
A
/
D
M
P
U
M
P
U
CPUモジュールへ
(IN16+) 10
(IN16-) 9
(*1)
(*2)
*1:点線内は,サージアブソーバ付きオプションの場合
*2:各チャネルの回路COMは共通で,シングルエンド型です。回路COMとFGは絶縁されています。
図
NFAV144(電圧入力モジュール)
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E-45
● NFAV542(出力:-10~+10 V、非絶縁)
(信号名)
端子番号
(OUT1+) A1
(OUT1-) B1
端子ブロック(NFTA4S) (信号名)
I/Oモジュール(NFAV542)
ピン番号
(*3)
(OUT1+) 40
5VDC
(回路駆動用)
電源モジュールより
(OUT1-) 39
(OUT2+) A2
(OUT2+) 38
(OUT2-) B2
(OUT2-) 37
M
U
X
D
/
A
出力
16点
M
P
U
Read Back
CPUモジュールから
Read Back
Read Back
(OUT16+) A16
(OUT16+) 10
(OUT16-) B16
(OUT16-) 9
M
U
X
(*1)
(*2)
シグナルグランド
*1:点線内は,サージアブソーバ付きオプションの場合
*2:各チャネルの回路COMは共通で,シングルエンド型です。回路COMは,シグナルグランド,ベースモジュール経由で,FGに接続されます。
*3:二重化切替半導体スイッチが内蔵されています。電源ON時も不要な場合は電流を出力しません。
図
NFAV542(電圧出力モジュール)
● NFAV544(出力:-10~+10V、一括絶縁)
(信号名)
端子番号
(OUT1+) A1
(OUT1-) B1
端子ブロック(NFTA4S) (信号名)
ピン番号
(OUT1+) 40
I/Oモジュール(NFAV544)
5VDC 電源モジュールより
±15VDC
5VDC DC/DC
isolation
(回路
駆動用)
(回路
駆動用)
(*3)
(OUT1-) 39
(OUT2+) A2
(OUT2+) 38
(OUT2-) B2
(OUT2-) 37
M
U
X
出力
16点
一
括
絶
縁
D
/
A
M
P
U
Read Back
M
P
U
CPUモジュールから
Read Back
Read Back
(OUT16+) A16
(OUT16+) 10
(OUT16-) B16
(OUT16-) 9
M
U
X
(*1)
(*2)
*1:点線内は,サージアブソーバ付きオプションの場合
*2:各チャネルの回路COMは共通で,シングルエンド型です。回路COMとFGは絶縁されています。
*3:二重化切替半導体スイッチが内蔵されています。電源ON時も不要な場合は電流を出力しません。
図
NFAV544(電圧出力モジュール)
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
E-46
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
● NFAI143(入力:4~20 mA、一括絶縁)
I/Oモジュール(NFAI143)
端子ブロック(NFTA4S) (信号名)
(信号名)
(*3)
24VDC 電源モジュール
24VDC
端子番号
ピン番号
(*2)
5VDC DC/DC
(IN1A) A1
(IN1A) 40
アナログフィールド
(回路駆動用) isolation
電源端子より
(*5)
82Ω82Ω (*6)
5VDC
(IN1B) B1
(IN1B) 39
電源モジュールより
(回路
82Ω
駆動用)
+
-
2線式
伝送器の
場合
+
(IN2A) A2
(IN2A) 38
-
(IN2B)
B2
(IN2B) 37
一
括
絶
縁
(*2)
82Ω82Ω
82Ω
入力
16点
M
U
X
4線式
伝送器の
場合
-
(IN16A)
A16
(IN16A) 10
+
(IN16B)
B16
(IN16B) 9
M
P
U
A
/
D
A
M
P
CPUモジュールへ
(*2)
82Ω82Ω
82Ω
(*1)
(*4)
*1:点線内は,サージアブソーバ付きオプションの場合
*2:2線式伝送器接続,4線式伝送器接続の切り替えは,I/Oモジュールの設定ピンにより切り替えます。
*3:本I/Oモジュールを使用する場合は,電源モジュールのフィールド電源端子に24VDCの電源供給が必要です。
*4:各チャネルの回路COMは共通で,シングルエンド型です。回路COMとFGは絶縁されています。
*5:各チャネルには,過電流保護回路を内蔵しています。
*6:二重化切替半導体スイッチが内蔵されています。電源OFFで電流ループは切断されます。
図
NFAI143(電流入力モジュール)
● NFAI543(出力:4~20 mA、一括絶縁)
(信号名)
端子番号
端子ブロック(NFTA4S)
(信号名)
ピン番号
I/Oモジュール(NFAI543)
(*2)
24VDC 電源モジュール
24VDC
5VDC DC/DC
アナログフィールド
isolation
(回路駆動用)
電源端子より
5VDC
電源モジュールより
(回路
駆動用)
47Ω
E
(OUT1+) A1
(OUT1+) 40
(OUT1-) B1
(OUT1-) 39
(*4)
M
U
X
24VDC
47Ω
出力
16点
(OUT2+) A2
(OUT2+) 38
(OUT2-) B2
(OUT2-) 37
一
括
絶
縁
D
/
A
Read Back
M
P
U
M
P
U
CPUモジュールから
Read Back
24VDC
M
U
X
47Ω
(OUT16+) A16
(OUT16+) 10
(OUT16-) B16
(OUT16-) 9
Read Back
(*1)
(*3)
*1:点線内は,サージアブソーバ付きオプションの場合
*2:本I/Oモジュールを使用する場合は,電源モジュールのフィールド電源端子に24VDCの電源供給が必要です。
*3:各チャネルの回路COMは共通で,シングルエンド型です。回路COMとFGは絶縁されています。
*4:二重化切替半導体スイッチが内蔵されています。電源ON時も不要な場合は電流を出力しません。
図
NFAI543(電流出力モジュール)
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
E-47
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
● NFAI841(入出力:4~20 mA、非絶縁)
I/Oモジュール(NFAI841)
端子ブロック(NFTA4S) (信号名)
(信号名)
ピン番号
端子番号
(*2)
(IN1A) 40
(IN1A) A1
電流制限
+
2線式
伝送器の
場合
-
82Ω82Ω
(IN1B) 39
(IN1B) B1
(*3)
24VDC 電源モジュール
アナログフィールド
電源端子より
5VDC
電源モジュールより
(回路駆動用)
(*5)
82Ω
M
U
X
入力
8点
4線式
伝送器の
場合
-
(IN8A) A8
(IN8A) 26
+
(IN8B) B8
(IN8B) 25
電流制限
A
M
P
A
/
D
(*2)
82Ω82Ω
82Ω
M
P
U
CPUモジュールへ
47Ω
(OUT1+) A9
(OUT1+) 24
(OUT1-) B9
(OUT1-) 23
D
/
A
M
U
X
(*5)
出力
8点
M
U
X
Read Back
(*1)
(*4)
シグナルグランド
*1:点線内は,サージアブソーバ付きオプションの場合
*2:2線式伝送器接続,4線式伝送器接続の切り替えは,I/Oモジュールの設定ピンにより切り替えます。
*3:本I/Oモジュールを使用する場合は,電源モジュールのフィールド電源端子に24VDCの電源供給が必要です。
*4:各チャネルの回路COMは共通で,シングルエンド型です。回路COMは,シグナルグランド,ベースモジュール経由で,FGに接続されます。
*5:二重化切替半導体スイッチが内蔵されています。入力:電源OFFで電流ループ切断,出力:不要な場合は電源ON時でも出力せず。
図
NFAI841(電流入出力モジュール)
● NFAB841(入力:1~5 V、差動入力、出力:4~20 mA、非絶縁)
(信号名)
端子番号
(IN1+) A1
(IN1-) B1
I/Oモジュール(NFAB841)
端子ブロック(NFTA4S) (信号名)
ピン番号
340KΩ
(IN1+) 40
(*2)
24VDC 電源モジュール
アナログフィールド
電源端子より
5VDC
電源モジュールより
(回路駆動用)
660KΩ
340KΩ
(IN1-) 39
39KΩ
660KΩ
M
U
X
入力
8点
(IN8+)
A8
(IN8+) 26
(IN8-)
B8
(IN8-) 25
A
M
P
A
/
D
340KΩ
660KΩ
340KΩ
39KΩ
660K
Ω
M
P
U
24VDC
CPUモジュールへ
47Ω
(OUT1+) A9
(OUT1+) 24
(OUT1-) B9
(OUT1-) 23
出力
8点
(*4)
M
U
X
D
/
A
Read Back M
U
X
(*1)
(*3)
シグナルグランド
*1:点線内は,サージアブソーバ付きオプションの場合
*2:本I/Oモジュールを使用する場合は,電源モジュールのフィールド電源端子に24VDCの電源供給が必要です。
*3:各チャネルの回路COMは共通で,シングルエンド型です。回路COMは,シグナルグランド,ベースモジュール経由で,FGに接続されます。
*4:二重化切替半導体スイッチが内蔵されています。電源ON時も不要な場合は電流を出力しません。
図
NFAB841(電圧入力/電流出力モジュール)
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
E-48
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
● NFAR181
(測温抵抗体入力、一括絶縁)
(信号名)
端子番号
(IN1A) A1
測温
抵抗体
(IN1B)
A2
(IN1C)
B1
端子ブロック(NFTR8S) I/Oモジュール(NFAR181)
5VDC
1mA
(IN2B)
B2
(IN2C)
B3
一
括
絶
縁
5VDC
1mA
M
U
X
A
M
P
M
P
U
A
/
D
CPUモジュールへ
5VDC
1mA
(IN12A) A18
測温
抵抗体
5VDC 電源モジュールより
DC/DC
isolation
(回路
駆動用)
(IN2A) A3
測温
測温 抵抗体
抵抗体
入力
12点
±5VDC
(回路
駆動用)
(IN12B) B17
(IN12C) B18
(*1)
(*2)
*1:点線内は,サージアブソーバ付きオプションの場合
*2:各チャネルの回路COMは共通で,シングルエンド型です。回路COMとFGは絶縁されています。
図
NFAR181(測温抵抗体入力モジュール)
● NFAT141(熱電対/mV 入力、一括絶縁)
(信号名)
端子番号
(IN1+) A1
(*2)
端子ブロック(NFTT4S) (信号名)
I/Oモジュール(NFAT141)
ピン番号
(IN1+) 40
5VDC 電源モジュールより
±5VDC
DC/DC
(回路
駆動用) isolation
熱電対
(IN1-)
E
(IN1-) 39
B1
(IN2+) A2
(IN2+) 38
(IN2-)
B2
(IN2-) 37
(IN16+)
A16
(IN16+) 10
(IN16-)
B16
(IN16-) 9
(回路
駆動用)
一
括
絶
縁
熱電対
熱電対
入力
16点
M
U
X
熱電対
A
M
P
A
/
D
M
P
U
CPUモジュールへ
Vr
サーミスタ
(*3)
冷接点
入力
4点
サーミスタ
(*1)
(*4)
*1:点線内は,サージアブソーバ付きオプションの場合
*2:端子ブロックを使用しない場合は,mV入力としてのみ使用できます。
*3:本I/Oモジュールを熱電対入力で使用する場合は,冷接点補償精度を保つため実装制限がありますので,GSなどを参照ください。
*4:各チャネルの回路COMは共通で,シングルエンド型です。回路COMとFGは絶縁されています。
図
NFAT141(熱電対/mV 入力モジュール)
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
E-49
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
● NFAI135(入力:4~20 mA、個別絶縁)
端子ブロック(NFTI3S) (信号名)
I/Oモジュール(NFAI135)
(信号名)
個別絶縁
ピン番号
端子番号
(IN1A) 40
(IN1A) A1
24VDC
5VDC DC/DC
(回路駆動用)
isolation
82Ω82Ω (*4)(*5)
(IN1B) 38
(IN1B) A2
+
-
(IN1C)
2線式
伝送器
の
場合
(IN1C) 37
B2
(回路駆動用)
(*2)
電源モジュール
アナログフィールド
電源端子より
5VDC
電源モジュールより
24VDC
P
W
M
82Ω
(*3)
個別絶縁
+
(IN2A) 36
(IN2A) A3
-
入力
8点
(IN2B) A4
(IN2B) 34
(IN2C)
(IN2C) 33
B4
(回路駆動用)
82Ω82Ω
82Ω
24VDC
5VDC DC/DC
isolation
P
W
M
G
A
M
P
U
CPUモジュールへ
個別絶縁
(IN8A)
4線式
伝送器
の場合
(IN8A) 12
A15
+
(IN8B)
A16
(IN8B) 10
-
(IN8C)
B16
(IN8C)
9
(回路駆動用)
82Ω82Ω
82Ω
24VDC
5VDC DC/DC
isolation
P
W
M
(*1)
*1:点線内は,サージアブソーバ付きオプションの場合
*2:本I/Oモジュールを使用する場合は,電源モジュールのフィールド電源端子に24VDCの電源供給が必要です。
*3:各チャネルは個別絶縁です。各チャネルCOMは独立です。
*4:各チャネルには,過電流保護回路を内蔵しています。
*5:二重化切替半導体スイッチが内蔵されています。電源OFFで電流ループは切断されます。
図
NFAI135(電流入力モジュール)
● NFAP135(パルス入力、個別絶縁)
図
NFAP135(パルス入力モジュール)
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
E-50
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
● NFAF135(周波数入力、個別絶縁)
端子ブロック(NFTI3S)
(信号名)ピン番号
(信号名) 端子番号
無電圧接点
パルスの場合
(オープンコレクタ)
DC:24V/12V
RL:OFF
I/Oモジュール(NFAF135)
個別絶縁
(IN1A) 40
(IN1A) A1
(IN1B) A2
(IN1B) 38
(IN1C) B2
(IN1C) 37
(*2)
68kΩ
(回路駆動用)
RL 1kΩ
24VDC
12VDC
DC/DC
5VDC Isolation
P
/
D
24VDC
5VDC
(*3)
電源モジュール
アナログフィールド
電源端子より
電源モジュールより
(回路駆動用)
(*4)
個別絶縁
DC:12V
RL:1kΩ
(IN2A) 36
(IN2A) A3
無電圧接点
パルスの場合
(リレー)
(IN2B) A4
(IN2B) 34
(IN2C) B4
(IN2C) 33
(*2)
68kΩ
(回路駆動用)
RL 1kΩ
24VDC
12VDC
DC/DC
5VDC Isolation
P
/
D
入力
8点
F
P
G
A
M
P
U
CPUモジュールへ
個別絶縁
(IN8A) 12
(IN8A)A15
電圧パルスの
場合
DC:24V/12V
RL:OFF
(IN8B)A16
(IN8B) 10
(IN8C)B16
(IN8C) 9
68kΩ
24VDC
12VDC
DC/DC
5VDC Isolation
(回路駆動用)
RL 1kΩ
P
/
D
(*2)
(*1)
*1:点線内は,サージアブソーバ付きオプションの場合
*2:供給電圧,受信抵抗の設定は,リソースコンフィギュレータにより行います。
*3:本I/Oモジュールを使用する場合は,電源モジュールのフィールド電源端子に24VDCの電源供給が必要です。
*4:各チャネルは個別絶縁です。各チャネルCOMは独立です。
図
NFAF135(周波数入力モジュール)
● NFAI835(入力:4~20mA、出力:4~20mA、個別絶縁)
E
+
2線式
伝送器の
場合
-
端子ブロック(NFTI3S) (信号名)
I/Oモジュール(NFAI835)
(信号名)
端子番号
ピン番号
個別絶縁
(IN1A) A1
24VDC
(IN1A) 40
24VDC
(回路駆動用) 5VDC DC/DC
isolation
82Ω82Ω (*4)(*5)
(IN1B) A2
(IN1B) 38
(回路駆動用)
P
5VDC
82Ω
W
(IN1C) 37
M
(IN1C) B2
(*2)
電源モジュール
アナログフィールド
電源端子より
電源モジュールより
(*3)
個別絶縁
入力
4点
(IN2A) A3
4線式
伝送器の
場合
(IN2A) 36
+
(IN2B) A4
(IN2B) 34
-
(IN2C) B4
(IN2C) 33
(回路駆動用)
82Ω82Ω
82Ω
24VDC
5VDC DC/DC
isolation
P
W
M
G
A
M
P
U
CPUモジュールへ
個別絶縁
(OUT1+) 22
(OUT1+) A10
(*4)(*5)
(OUT1-) 21
(OUT1-) B10
出力
4点
24VDC
5VDC DC/DC
isolation
P
/
V
82Ω
(*3)
P
W
M
(*1)
*1:点線内は,サージアブソーバ付きオプションの場合
*2:本I/Oモジュールを使用する場合は,電源モジュールのフィールド電源端子に24VDCの電源供給が必要です。
*3:各チャネルは個別絶縁です。各チャネルCOMは独立です。
*4:各チャネルには,過電流保護回路を内蔵しています。
*5:二重化切替半導体スイッチが内蔵されています。入力:電源OFFで電流ループ切断,出力:不要な場合は電源ON時でも出力せず。
図
NFAI835(電流入出力モジュール)
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
E-51
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E4.2 FCN 用デジタル入出力モジュールへの接続
デジタル入出力モジュールと入出力機器との接続は、以下を参考にしてください。
● NFDV151(24 V DC 入力、一括絶縁)
(信号名)
端子番号
(IN1) A1
端子ブロック(NFTB5S) (信号名)
I/Oモジュール(NFDV151)
ピン番号
(IN1) 50
2.7kΩ
(IN2)
(IN2) A2
5VDC
電源モジュールより
(回路
駆動用)
48
2.7kΩ
接点
入力
16点
(IN3)
(IN3) A3
46
2.7kΩ
24VDC
(COM1-16)
18,16,14,12
(COM1-16)
A17
一
括
絶
縁
(*2)
(IN17) 49
(IN17) B1
M
P
U
CPUモジュールへ
2.7kΩ
(IN18)
(IN18) B2
47
2.7kΩ
接点
入力
16点
(IN19)
(IN19) B3
45
2.7kΩ
24VDC
(COM17-32)
17,15,13,11
(COM17-32)
B17
(*2)
(*1)
*1:点線内は,サージアブソーバ付きオプションの場合
*2:サージアブソーバ付き端子ブロックを使用する場合は,COM1-16とCOM17-32を同一極性としてください。
図
NFDV151(24 V DC 入力モジュール)
● NFDV157/NFDV161(24 V DC 入力、一括絶縁)
端子ブロック(NFTC5S) I/Oモジュール(NFDV157)
(信号名)
端子番号
(IN1) A1
5VDC
(IN2)
電源モジュールより
(回路
駆動用)
5.6kΩ(*1)
A2
5.6kΩ(*1)
接点
入力
16点
(IN3)
A3
5.6kΩ(*1)
24VDC
(COM1-16) A17
(IN17)
一
括
絶
縁
B1
M
P
U
CPUモジュールへ
5.6kΩ(*1)
(IN18)
B2
(IN19)
B3
5.6kΩ(*1)
接点
入力
16点
5.6kΩ(*1)
24VDC
(COM17-32) B17
図
NFDV157(24 V DC 入力モジュール)
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
E-52
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
I/Oモジュール(NFDV161)
(信号名)
ピン番号
(IN1) CN1 50
4.3kΩ
接点
入力
16点
5VDC
電源モジュールより
(回路
駆動用)
(IN2) CN1 48
4.3kΩ
24VDC
(COM1-16)
CN1 18,16,14,12
(IN17) CN1 49
接点
入力
16点
(IN18) CN1 47
24VDC
(COM17-32)
CN1 17,15,13,11
一
括
絶
縁
(IN33) CN2 50
接点
入力
16点
M
P
U
CPUモジュールへ
(IN34) CN2 48
24VDC
(COM33-48)
CN2 18,16,14,12
(IN49) CN2 49
4.3kΩ
接点
入力
16点
(IN50) CN2 47
4.3kΩ
24VDC
図
(COM49-64)
CN2 17,15,13,11
NFDV161(24 V DC 入力モジュール)
● NFDV532(24 V DC パルス幅出力、一括絶縁、4ch: Up/Down 各 1 点)
負荷
端子ブロック(NFTD5S) (信号名)
I/Oモジュール(NFDV532)
(信号名)
端子番号
ピン番号
24VDC フィールド電源
(UP1) 50
(UP1) A1
5VDC
電源モジュールより
(回路
駆動用)
負荷
(DOWN1)
(DOWN1) A2
48
パルス幅出力
(4ch:
Up/Down
各1点)
24VDC
E
(COM)
18,16,14,12
(COM) A17
(*2)
(24VDC) 10,8 フィールド電源
(24VDC) A18
24VDC
一
括
絶
縁
M
P
U
CPUモジュールから
(*1)
*1:点線内は,サージアブソーバ付きオプションの場合
*2:フィールド電源(24VDC)をモジュールごとに供給する必要があります。
図
NFDV532(パルス幅出力モジュール)
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
E-53
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
● NFDV551(24 V DC 出力、一括絶縁)
負荷
端子ブロック(NFTD5S)
I/Oモジュール(NFDV551)
(信号名)
(信号名)
端子番号
ピン番号
24VDC フィールド電源
(OUT1) A1
(OUT1) 50
負荷
(OUT2) A2
(OUT2) 48
24VDC
(COM1-16) A17
(COM1-16)
18,16,14,12
5VDC
電源モジュールより
(回路
駆動用)
接点
出力
16点
(*2)
(24VDC)10,8 フィールド電源
(24VDC) A18
負荷
(OUT17) B1
(OUT17) 49
(OUT18) B2
(OUT18) 47
24VDC
(COM17-32) B17
(COM17-32)
17,15,13,11
(24VDC) B18
(24VDC) 9,7
負荷
24VDC
一
括
絶
縁
24VDC フィールド電源
M
P
U
CPUモジュールから
接点
出力
16点
(*2)
フィールド電源
24VDC
(*1)
*1:点線内は,サージアブソーバ付きオプションの場合
*2:フィールド電源(24VDC)をモジュールごとに供給する必要があります。
図
NFDV551(24 V DC 出力モジュール)
● NFDV557/NFDV561(24 V DC 出力、一括絶縁)
負荷
負荷
(*1)
端子ブロック(NFTC5S)
I/Oモジュール(NFDV557)
(信号名)
端子番号
24VDC フィールド電源
(OUT1) A1
5VDC 電源モジュールより
(回路
駆動用)
(OUT2) A2
接点
出力
16点
24VDC
(COM1-16) A17
(*2)
フィールド電源
(24VDC) A18
負荷
負荷
24VDC
(OUT17) B1
24VDC
フィールド電源
一
括
絶
縁
M
P
U
CPUモジュールから
(OUT18) B2
接点
出力
16点
24VDC
(COM17-32) B17
(*2)
フィールド電源
(24VDC) B18
24VDC
*1:NFDV561の場合,端子ブロックは付かないので,直接,MILコネクタケーブルで接続してください。
*2:フィールド電源(24VDC)をモジュールごとに供給する必要があります。
図
NFDV557(24 V DC 出力モジュール)
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
E-54
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
I/Oモジュール(NFDV561)
(信号名)
ピン番号
24VDC フィールド電源
(OUT1)
CN1 50
負荷
5VDC 電源モジュールより
(回路
駆動用)
接点
出力
16点
24VDC
(COM1-16) CN1 18,16,14,12
(24VDC)
負荷
接点
出力
16点
24VDC
負荷
接点
出力
16点
24VDC
負荷
(OUT17)
(*1)
CN1 10,8 フィールド電源 24VDC
CN1 49
(COM17-32) CN1 17,15,13,11
(24VDC)
CN1 9,7
(OUT33)
CN2 50
一
括
絶
縁
M
P
U
CPUモジュールから
(COM33-48) CN2 18,16,14,12
(24VDC)
CN2 10,8
(OUT49)
CN2 49
24VDC フィールド電源
接点
出力
16点
24VDC
(COM49-64) CN2 17,15,13,11
(24VDC)
(*1)
CN2 9,7 フィールド電源 24VDC
*1:フィールド電源(24VDC)をモジュールごとに供給する必要があります。
図
NFDV561(24 V DC 出力モジュール)
● NFDV141(100~120 V AC 入力、一括絶縁)
端子ブロック(NFTC4S-5) I/Oモジュール(NFDV141)
(信号名)
端子番号
(IN1)A1
94kΩ
750Ω
5VDC 電源モジュールより
(回路
駆動用)
0.1μF 94kΩ
E
(IN2)A2
接点
入力
8点
750Ω
94kΩ
0.1μF 94kΩ
100~ (*1)
120VAC
(COM1-8) B1~8
(IN9)
一
括
絶
縁
A10
750Ω
M
P
U
CPUモジュールへ
94kΩ
0.1μF 94kΩ
(IN10)
接点
入力
8点
A11
750Ω
94kΩ
0.1μF 94kΩ
100~ (*1)
120VAC
(COM9-16) B10~17
*1:同一コモンに印加するAC信号は,同位相のACを印加してください。
図
NFDV141(100~120 V AC 入力モジュール)
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
E-55
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
● NFDV142(200~240 V AC 入力、一括絶縁)
端子ブロック(NFTC4S-6) I/Oモジュール(NFDV142)
(信号名)
端子番号
(IN1)
A1
240kΩ
750Ω
240kΩ
(IN2)
接点
入力
8点
5VDC 電源モジュールより
(回路
駆動用)
0.068μF
A2
240kΩ
750Ω
240kΩ
0.068μF
200~ (*1)
240VAC
(COM1-8)
B1~8
(IN9)
A10
一
括
絶
縁
M
P
U
CPUモジュールへ
240kΩ
750Ω
240kΩ
(IN10)
接点
入力
8点
0.068μF
A11
240kΩ
750Ω
240kΩ
0.068μF
200~ (*1)
240VAC
(COM9-16) B10~17
*1:同一コモンに印加するAC信号は,同位相のACを印加してください。
図
NFDV142(200~240 V AC 入力モジュール)
● NFDR541(リレー出力、一括絶縁)
端子ブロック(NFTC4S-7)
(信号名)
端子番号
A1
負荷
I/Oモジュール(NFDR541)
5VDC
電源モジュールより
(OUT1)
負荷
(OUT2)
A2
(COM1-8)
B1~8
(回路
駆動用)
リレー
出力
8点
24~
110VDC
100~
240VAC
一
括
絶
縁
(*1)
5VDC
(OUT9)
A10
(OUT10)
A11
M
P
U
CPUモジュールから
負荷
リレー
出力
8点
負荷
24~
110VDC
(COM9-16) B10~17
100~
240VAC
図
(*1)
*1:AC電圧を印加する場合,同一コモンに印加するAC信号は,同位相のACを印加してください。
NFDR541(リレー出力モジュール)
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E-56
■ デジタル入力モジュール接続時の注意点
● 誘導負荷への対策
デジタル入力モジュールの入力に誘導負荷が接続される場合は、誘導負荷の近く
にサージキラーまたはダイオードを取り付けてください。
図
誘導負荷への対策
■ 漏れ電流への配慮
E
2 線式センサ(近接スイッチ、光電スイッチ)や LED 付のリミットスイッチ等を
使用する場合は、漏れ電流により、入力ミスやランプ点灯する可能性があります。
漏れ電流がモジュールの仕様で定める OFF 電流以下の場合は問題ありませんが、
OFF 電流を超える場合はブリーダ抵抗を接続して、入力インピーダンスを下げて
ください。
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E-57
■ デジタル出力モジュール接続時の注意点
デジタル出力モジュールとの接続には、以下の点に注意してください。デジタル
出力モジュールの出力に誘導負荷が接続される場合は、誘導負荷の近くにサージ
キラーまたはダイオードを取り付けてください。ダイオードは、カソード側を電
源の+側に接続してください。
図
誘導負荷抵抗
デジタル出力モジュールは、仕様の範囲内で使用してください。
参照
デジタル出力モジュールの仕様については、「FCN/FCJ 解説書」(IM 34P02Q01-01)を参照してく
ださい。
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E-58
■ 突入電流への配慮
白熱電球など突入電流の大きい負荷を接続する場合は、出力素子が破壊しないよ
うに配慮する必要があります。突入電流を抑える方法として、たとえば以下のよ
うな方法があります。
例)
白熱電球に定格の 1/3 程度の暗電流を流す方法
制限抵抗を取り付ける方法
図
突入電流の対策例
E
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E-59
E4.3 FCJ(NFJT100)内蔵入出力インタフェースへの接
続
FCJ(NFJT100)内蔵入出力インタフェースと入出力機器との接続は、以下を参
考にしてください。
● FCJ アナログ入出力(1~5 V 入力、4~20 mA 出力、非絶縁)
FCJ (アナログ入出力)
(信号名)
ピン番号
340KΩ
(IN1+) 1+
24VDC
660KΩ
340KΩ
5VDC
(IN1-) 139KΩ
(回路駆動用)
660KΩ
M
U
X
入力
6点
A
M
P
電源端子より
内部電源より
A
/
D
340KΩ
(IN6+) 6+
660KΩ
340KΩ
(IN6-) 639KΩ
660K
Ω
M
P
U
24VDC
CPUモジュールへ
47Ω
(OUT1+) 1+
(OUT1-) 1出力
2点
(*2)
M
U
X
D
/
A
Read Back M
U
X
(*1)
FG
*1:各チャネルの回路COMは共通で,シングルエンド型です。回路COMは,FGに接続されます。
*2:半導体スイッチが内蔵されています。電源ON時も不要な場合は電流を出力しません。
図
FCJ アナログ入出力
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
< Part-E. FCN/FCJ 設置仕様編 >
E-60
● FCJ デジタル入出力(24 V DC 入力、24 V DC 出力、一括絶縁)
FCJ (デジタル入出力)
負荷
(信号名)
端子番号
(OUT1) 1
24VDC
フィールド電源
5VDC
内部電源より
負荷
(OUT2)
(回路
駆動用)
2
接点
出力
16点
24VDC
(COM)
COM
(+24V)
+24V
(IN1)
フィールド電源
24VDC
1
一
括
絶
縁
M
P
U
CPUモジュールから
5.6kΩ
(IN2)
2
5.6kΩ
接点
入力
16点
(IN3)
3
5.6kΩ
24VDC
(COM) COM
図
FCJ デジタル入出力
重 要
デジタル出力を使用する場合、+24V 端子への給電が必要です。
E
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
i
Technical Information 改訂情報
資料名称
:STARDOM 計装テクニカルガイド
資料番号
:TI 34P02A03-01
2006 年 06 月/初版
・新規発行
2006 年 10 月/2 版
・FCN/FCJ R1.85 対応
・誤記訂正
2007 年 7 月/3 版
・VDS/ASTMAC R5.50 対応
・FCN/FCJ R1.90 対応
・誤記訂正
2008 年 9 月/4 版
・VDS/ASTMAC R6.01 対応
・FCN/FCJ R2.01 対応
・誤記訂正
2009 年 10 月/5 版
・FCN 用途 NFBU050 対応
・VDS/ASTMAC R6.20 対応
・FCN/FCJ R2.20 対応
・誤記訂正
2010 年 8 月/6 版
・ソフトウェア媒体変更
・VDS/ASTMAC R6.30 対応
・MELSEC L シリーズ Ethernet 接続対応
・FCN/FCJ R3.01 対応
・FCN/FCJ 制御ループ構築機能を削除
・誤記訂正
2011 年 6 月/7 版
・VDS/ASTMAC R7.01 対応
・FCN/FCJ R3.10 対応
・Windows 7 対応
・VDS Viewer 追加
・通信ケーブル情報追加
・誤記訂正
2012 年 8 月/8 版
・VDS/ASTMAC R7.10 対応
・FCN/FCJ R3.20 対応
・通信モジュール情報追加
・.NET アプリケーション追加
・誤記訂正
2013 年 6 月/9 版
・VDS R7.20 対応
・FCN/FCJ R3.30 対応
・ASTMAC を削除
・計装 CPU モジュール追加
・誤記訂正
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
ii
2014 年 7 月/10 版
・VDS R7.30 対応
・FCN/FCJ R3.40 対応
・Windows 7 64bit 版を 追加
・Windows XP を削除
・適合規格更新
■ お問い合わせについて
本書の内容に関するご質問は、下記メールアドレスにてお願いいたします。
問い合わせメールアドレス:[email protected]
■ 著作者
横河電機株式会社
■発行者
横河電機株式会社
〒180-8750 東京都武蔵野市中町 2-9-32
TI 34P02A03-01
2014.07.31-00
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