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第4代特科隊長 関口1佐 着任

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第4代特科隊長 関口1佐 着任
統率方針「弾先」
要望事項「日々前進」
平成二十五年八月一日、第四代特科隊長
として、関口景(せきぐちけい)一等陸佐
が着任した。
第十一旅団長有 土口陸将補立会のもと、駐
屯地各部隊長等多数の陪列をいただき紹介
▲
行事が行われ、引き続き、厳粛かつ盛大に
着任式が挙行された。
観閲行進
਽୴⎂‫ݳ‬
二面 平成二十五年度射撃中隊訓練検閲 四面 特科隊創立記念行事
中隊実射競技会 五面 隊区内行事協力等 三面 平成二十五年度砲班競技会 六面 七月昇任者・八月定期異動者紹介
二代、第十一特科隊となって三代の部隊長を有する、長い歴史と伝統を持つ部
隊の指揮官に上番するにあたり、その責任の重さに身が引き締まる思いです。
上番にあたり、統率方針は、前特科隊長中村一佐と同じく「弾先」でありま
す。統率方針とは、私が部隊長として目指すべきものであり、「弾先」とは、す
べての努力を弾先に集中させるという意味です。平素の隊務を含めて、あらゆ
る努力の結果が弾先に表れると思います。所望の時期と場所に第十一特科隊の
火力を指向するためには、たゆまぬ努力が必要だと思います。毎年、あるいは
毎回、同じ訓練の繰り返しも重要でしょうが、それではマンネリに陥り練度も
低下するおそれがあります。そうならないよう何か一つでも向上する気持ちを
もって取り組む必要があり、よって、私が諸官に求める要望事項は「日々前進」
です。少しでも良くしよう、少しでも向上しようという気持ちをもって、それ
ぞれ隊務に臨んでもらいたいと思います。
今、私がここにこうして在るのも、今まで教え導いてくれた先輩、上司、そ
して両親、また、支え、助けてくれた同僚、部下、後輩、そして何と言っても、
何時も私に寄り添い、支えてくれた妻、家族のおかげであると思っています。
感謝の気持ちを忘れず一日も早く、旅団長の信頼を得、かつ、地域の方々の期
平成二十五年八月 現職(真駒内)
平成二十二年三月 研究本部付米海兵隊戦闘開発司令部連絡官(米国)
平成十九年三月 陸幕運用支援情報部在日米海兵隊陸上連絡官(沖縄)
平成十八年七月 幹部学校戦略教官(目黒)
平成十七年十二月 第五次イラク復興業務支援隊三科対外調整係長(イラク)
平成十六年三月 幹部学校統率管理教官(目黒)
平成十五年八月 陸幕監理部総務課(市ヶ谷)
平成十四年八月 研究本部総合研究部二課六室(朝霞)
平成十二年八月 幹部学校指揮幕僚課程(目黒)
平成十一年八月 東北方面総監部防衛部訓練課(仙台)
平成十年三月 第九特科連隊第一大隊第一中隊長(岩手)
平成四年三月 第九特科連隊(岩手)
平成三年三月 防衛大学校第三十五期
●勤務歴
●趣味・特技 マラソン
●家族構成 妻、長男(小四)
●出身地 奈良県
●年 齢 四十五歳 ◇◇◇隊長プロフィール◇◇◇
平成二十五年度通信競技会 定年退官者紹介
▲着任申告をする関口1佐(写真右)
特科隊長着任にあたり、着任の辞を申し述べる。第十一特科連隊の時に二十
▲旅団長より紹介を受ける関口1佐(写真右)
待に応えられるよう全身全霊を傾注し隊務に精励してゆく所存です。私はこれ
1年8ヶ月の勤務
お疲れ様でした。
アリス
から諸官と共に感動の日々を送って行きたいと思います。よろしくお願いをする。
▲見送りに参列した隊員と握手を交わし、
駐屯地を後にする中村1佐
ワークショップ
中央業務支援隊 (市ヶ谷) へご栄転
平成25年8月1日付
2646
平成二十五年八月一日 第十一特科隊長 一等陸佐 関口景
第3代特科隊長 中村健蔵1等陸佐
平成25年8月
やまぶき(広報)
(1)
第4代特科隊長 関口1佐 着任
▲
▲
上空を警戒しつつ陣地変換する
九九式自走一五五ミリりゅう弾砲
日頃の訓練成果を遺憾なく発揮
平成二十五年七月五日から六日、北海
平成二十五年六月十七日、
北海道大演習場島松地区に
おいて、中隊実射競技会を
実施した。
中隊に火力協力する特科中
本競技会は、先遣普通科
本検閲は、
「各級指揮官の指揮」、「部
隊としての、陣地占領から
連の状況下において、
「射
隊の基本的行動」及び「隊員の基礎動作」
核心とし、年度当初から積み上げてきた
折雨が降る天候の中、各中隊は中隊長を
高気温二十九度という厳しい暑さと、時
夜二日にわたる状況下で実施したが、最
ける特科隊内射撃中隊の行動について一
射撃及び陣地変換に至る一
掩体に進入した九九式自
走一五五ミリりゅう弾砲
を主要検閲項目として、旅団の攻撃にお
五年度射撃中隊訓練検閲を実施した。
道大演習場島松地区において、平成二十
平成25年度射撃中隊訓練検閲
実力を遺憾なく発揮した。
隊容検査時、受閲隊員を
▲
激励する統裁官中村一佐
(写真左)
中、見事第二中隊が優勝を
点・速度点ともに拮抗した
競技結果は、射撃の精度
の所見をいただいた。
真摯な姿が確認できた。」と
こなそうと努力する隊員の
五五ミリりゅう弾砲を使い
備化二年目の九九式自走一
く練成されている。また、装
「隊員の基礎的戦闘動作はよ
る職種訓練現況視察を受け、
校特科部長小林陸将補によ
また、競技会当日は富士学
練成果を遺憾なく発揮した。
中隊長を核心とし日頃の訓
追求せよ。」に応えるべく、
誉をかけ、精度及び速度を
要望事項である「中隊の名
中、各射撃中隊は、統裁官
度と初夏の清々しい天候の
当日は、最高気温二十四
礎動作」について競技した。
隊の基本的行動・隊員の基
撃の精度・速度」及び「部
中隊実射競技会
勝ち取った。
発射の瞬間
初代覇者は第二中隊
競技会を視察する特科部長
▲
小林陸将補(写真左)と統
裁官中村一佐(写真右)
▲
(2) やまぶき(広報)
平成25年8月
平成二十五年度通信競技会
平成二十五年七月二十二日、北海道大演習場西岡地区におい
優勝した第三中隊
競技実施中の大平・渡邊組
▲
て、平成二十五年度通信競技会を実施した。
本競技会は、個人の特技能
力並びに有線の徒歩構成能力
の向上を図る目的で実施され、
二名一組の徒歩構成組による
約五○○メートルの一連の有
線構成により、中隊対抗とし
て曹士組の部(構成組対抗の
競技を兼ねる。)を、構成組対
抗として曹士組及び陸曹組の
部をそれぞれ競技した。
第三中隊優勝
ダブルタイトル獲得
当日は曇りの競技には絶好
の天候の中、選手達は年度当
初から練成してきた実力を遺
憾なく発揮した。
競技結果は、実力が拮抗し
た接戦を第三中隊大平三曹・
渡邊士長組が制し、第三中隊
が中隊対抗の部で優勝。また、
構成組対抗においても同組が
優勝を獲得した。
▲
た、中隊対抗の部では第二中隊
が優勝、二連覇を達成した。
No.1 構成組は第3中隊大平3曹 ・ 渡邊士長組
平成二十五年度砲班競技会
平成二十五年六月三日、
北海道大演習場島松地区に
について競技した。
競技会当日は、初夏を思
わせる天候の中、各砲班は
日頃の訓練成果を遺憾なく
優勝砲班 第2中隊第3砲 下舘砲班
競技結果は、第二中隊第三砲
中隊対抗の部 優勝 第2中隊
(砲班長下舘二曹)が優勝、ま
連の行動(空包射撃を含む。)
場合の陣地占領における一
目的に、時間の余裕がない
力化の完成に資することを
一五五ミリりゅう弾砲の戦
図るとともに、九九式自走
能力及び砲班の練度向上を
本競技会は、個人の特技
班競技会を実施した。
おいて、平成二十五年度砲
第2中隊連覇達成
発揮した。
林内からの空包射撃
平成25年8月
やまぶき(広報)
(3) 新たな伝統の創造
平成二十五年六月二十三日、札幌プリンスホテル
において、隊区各市町村長、隊区協力諸団体、十一
隊創立五周年記念行事を挙行した。
本行事は、隊長式辞、各市町村長からの御祝辞の
▲祝杯の音頭を取る自衛隊小樽協力会
会長 山本信彦氏
積丹町防災担当者と懇談する第三中隊長
▲祝宴 隊区各市町村長、協力諸団体等
多数のご来賓の参加をいただいた。
後、日頃の特科隊への功績を称え四名の方へ隊長感
謝状を贈呈し、自衛隊小樽協力会会長山本信彦氏の
祝杯の音頭により祝宴が催された。
祝宴では、隊の活動の五年間をまとめたビデオの
上映、らっぱ吹奏を実施し、来賓の方々と親睦を深
め、最後は、最先任上級曹長井上准陸尉による万歳
平成25年度防災懇談会
平成二十五年七月二十四日、
真駒内駐屯地において平成二十
五年度防災懇談会を実施した。
本懇談会は、隊区各市町村防
災担当者を招き、各自治体の防
災マップ(避難地域及び危険箇
所等)及び防災計画等について
認識を共有するとともに、自衛
隊の災害派遣能力等について周
知し、特科隊と各市町村との協
力態勢を確立する目的で実施し
た。
懇談会では、災害派遣要請手
順、災害発生時における特科隊
の行動、派遣能力の説明及び人
命救助システムの訓練展示を実
施した。また、各自治体からの
ニーズ等について意見交換する
ことができ、より一層の協力態
勢を確立することができた。
▲隊長式辞
北海道の防衛任務の中枢を担う部隊として、また、警備任
務における「最後の砦」として国民の信頼と期待に応えるべ
く日々精進し、関係各諸団体との連携をより一層強化する。
▲
特OB会員等多数のご来賓の参加をいただき、特科
特科隊5周年記念行事
三唱により本行事を盛会のうちに終了した。
▲隊長感謝状を受賞された方々(写真右より御芳名紹介)
全国自衛隊父兄会余市支部長 鈴木明雄氏
自衛隊父兄会札幌支部連合会小樽支部長 水野政明氏
札幌地方隊友会定山渓支部長 張替正敏氏
十一特OB会会長 宇草茂氏
(4) やまぶき(広報)
平成25年8月
コンテストには隊長
▲
隊は、平成二十五年七月二十七日、
小樽市が主催する第四十七回おたる
潮まつり「潮ねりこみコンテスト」
客など大勢の観衆の前で踊りを披露
天候ではあったが、小樽市民や観光
コンテスト当日は、時折雨が降る
を完成させた。
だ自衛隊独自の迫力ある「潮踊り」
自衛隊体操や敬礼動作等を盛り込ん
玉先生による振り付け指導のもと、
小樽市在住の藤間流日本舞踊藤間扇
本コンテスト参加にあたっては、
に参加した。
第47回おたる潮まつり
▲
した。
観衆の前で迫力ある「潮踊り」を披露する隊員
▲藤間流日本舞踊
藤間扇玉先生
▲厳しい暑さの中での特訓
中村一佐も参加した。
(写真中央)
第十一音楽隊観衆を魅了
下さい。
」等のお言葉を頂いた。
しい演奏でした。」
「来年も来て
演奏終了後には、「とても楽
約二千人の観衆を魅了した。
ボレーションで会場を訪れた
ム北海道大学「縁」とのコラ
YOSAKOIソーランチー
た、ソーラン節演奏の際は、
ラーや演歌などを演奏し、ま
当日は天候も良く、ポピュ
施した。
の協力を受け、音楽演奏を実
り」において、第十一音楽隊
「第八回積丹ソーラン味覚祭
平成二十五年六月三十日、
第8回積丹ソーラン味覚祭り
就学体験 (インターンシップ)支援
北海道余市紅志高等学校が実施す た、就学体験終了時には、「大変勉
る就学体験(インターンシップ)の 強になりました。もし自衛隊に入隊
と目を輝かせ、駐屯地を後にした。
」
為の陸上自衛隊見学を平成二十五年 できたらよろしくお願いします。
六月二十一日に支援した。
本支援は、就学体験者の自衛隊に
対する理解を深める一助とし、入隊
試験受験への動機付けに資する目的
で実施した。
就学体験者は、当初、旅団及び特
科隊の概要説明を受け、駐屯地史料
館、九九式自走一五五ミリりゅう弾
砲を見学した後、隊員食堂で日頃隊
員が食べている昼食を味わった。ま
▲北海道大学「縁」とのコラボレーション
▲99式自走155ミリりゅう弾砲と記念撮影
平成25年8月
やまぶき(広報)
(5) 海に舞い ・ 地に踊り ・ 天輝く夏
(6) やまぶき(広報)
平成25年8月
人 事 往 来
八月一日付転出者紹介
隊本部第一科長
三等陸佐 亀谷 昌樹
祝祝
第三中隊
北部方面警務隊(札幌)へ
二等陸曹 濱谷 晃嗣
第三中隊
西部方面特科隊(湯布院)へ
三等陸曹 中村 文哉
第二中隊
東北方面特科隊(仙台)へ
三等陸曹 都郷 恭明
本部管理中隊
第二特科連隊(旭川)へ
二等陸曹 吉田 直之
本部管理中隊
丘珠駐屯地業務隊(丘珠)へ
二等陸曹 深貝 大輔
本部管理中隊
本部管理中隊 桶谷 昭純
本部管理中隊 渡邉 和人
一等陸曹へ
第三中隊 加藤 明弘
第二中隊 城谷 文雄
本部管理中隊 山田 人志
本部管理中隊 岡部 利昭
陸曹長へ
第一中隊 柴田 雄二
准陸尉へ
第三中隊 畠山 和夫
第一中隊 甲斐 正剛
二等陸尉へ
隊本部 木野下 健
一等陸尉へ 隊本部 佐々木 英壽
三等陸佐へ
七月一日付昇任者紹介
三等陸曹 大平 卓
本部管理中隊 菊池 裕司
第十一旅団司令部付隊長(真駒内)へ
第一二○教育大隊(真駒内)へ
本部管理中隊 竹山 真次
札幌地方協力本部(真駒内)
本部管理中隊へ
二等陸曹 加藤 厚司
第二特科連隊(旭川)
本部管理中隊へ
二等陸曹 稲村 宏美
倶知安駐屯地業務隊(倶知安)
第一中隊 滝石 光右
本部管理中隊 杉谷 全俊
三等陸曹へ
第三中隊 宮崎 征勝
第三中隊 濱谷 晃嗣
第二中隊 河原塚 朋幸
第一中隊 田代 繁
第一中隊 山吹 匡
二等陸曹へ
二等陸曹 山田 直人
第二中隊 長谷川 正人
八月一日付転入者紹介
第一中隊へ
定年退官者紹介
永年の勤務お疲れ様でした
隊本部
一等陸佐 笠原 宏明
平成二十五年六月二十五日付
隊本部
三等陸佐 入江 哲也
平成二十五年七月十七日付
本部管理中隊
陸曹長 冨永 賢聖
平成二十五年七月二十日付
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特科隊隊舎一階に特科連隊の歴史を展示した広報展示室
がございます。ご訪問された時はお気軽にお立ち寄り下さ
い。また、現在期限切れの入門証を持っている方で今後も
必要とする方は、更新手続きをして下さい。ご不明な点が
ございましたら特科隊広報・援護室にご連絡下さい。
五八一 ‐
三一九一
電話 ○一一 ‐
(内線 二六四七) 担当 杉岡
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自衛隊員として勤務され、在職中の功績と一定の要件が
満たされた方は、叙勲の対象となります。特に死亡叙勲は、
ご遺族からの申し出によって手続きを進める事になります
が、手続き期間が限られており、この期間を過ぎますと叙
勲が受けられなくなります。万が一御本人が亡くなられた
場合には、死亡日を含め五日以内に最寄の防衛省各機関、
部隊等へ連絡することを御家族共々お忘れのないようお願
い致します。 特科隊人事班
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