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参考資料(PDF:1175KB)
「日本企業の対中ビジネス発展軌跡
~中小企業にとっての課題と展望
九州・アジアビジネス連携協議会
理事 事務局長 国吉澄夫
理事・事務局長
2011年2月9日
1
一般社団法人
「九州 アジアビジネス連携協議会 の活動
「九州・アジアビジネス連携協議会」の活動
一般社団法人
九州・アジアビジネス連携協議会
研究会会員
代表理事/理事ー社員
アジア/中国ビジネス研究会
法人会員
ビジネスセミナー共催講師派
遣等
アジアビジネス研究・調査活
動
アジアビジネス広報活動
各種事業活動
情報発信HP/mail
アジアビジネスに関する意見
の表明
その他関連事業(ビジネスコ
ンサルティング等)
2
キーワードは「連携」
連携」
実践アジア社長塾
~中小企業経営者・
現地派遣幹部を対象とした
実践的ビジネスセミナー~
2010年10月末~2011年
1月末第1期実施済
第2期を計画中
上海地区ビジネスツア
上海地区ビジネスツアー
2月24日(木)福岡空港出発~26日帰国 2泊3日のビジネス視察の旅
「世界の工場・市場」で日系進出企業・中国企業の生の声を聞く絶好の機会!
HP h
HP:http://www.k-kac.asia
//
k k
i
3
中国
中国マーケットの持つ意味
ケッ
持 意味








巨大な「市場経済」のマーケットである
巨大な「市場経済
のマ ケ トである
先進国と発展途上国の二面性
「世界の工場」=ものつくりの基盤形成、優秀な労働力
、世界に向けて輸出
「世界の市場」=世界中の企業が殺到
“Greater China”:東アジア全体が「巨大マーケット」に
13億人の内、日本と同じ人口の「富裕層」が出現
成長する中国企業~求められる連携する力
成長する中国企業
求められる連携する力
日本企業に求められる国境を越えたビジネス展開スキ
ル → 特に技術力を持った中小企業の国際人材
4
日中韓経営者アンケート(2011年1月10日日本経済新聞)
(日経新聞社、韓国毎日経済新聞社、中国経済観察報3社が、
2010年12月、日本108人、中国114人、韓国125人の企業経営者にアンケート調査した結果)
自社の製造・サービスの市場として有望だと見ている国・地域は?
日本
中国
韓国
①
中国
中国
中国
②
東南アジア
北米
東南アジア
③
日本
日本、欧州
中東と中央アジア
④
インドなどの南アジア
―
北米
⑤
北米
東南アジア
韓国
(注1)中国は香港と台湾を含む、欧州はロシアを除く。
(注2)「製造・サービス拠点」として今後投資したい地域はいずれの回答も
①中国、②東南アジア、③インドなどの南アジア。
5
「中国の輸出が2年連続世界一」
中国の輸出が2年連続世界 」
(日経新聞2011年1月11日)
【中国税関総署発表2010年貿易統計」
【中国税関総署発表20
0年貿易統計 (2011・1・10)
中国の輸出は2009年に続いて2010年もドイツを
抜いて世界一。
抜いて世界
輸出15779億ドル(日本円約131兆円、対
前年+31.3%) →①EU31.8%、②USA28.3%
輸入13948億ドル(対前年+38.7%)
日中間貿易=輸出1211億ドル(対前年+23.7%)、
輸入1767億ドル(同+35%)
→貿易赤字(中国側の556億ドル、対前年+68.5%)
6
中国経済発展の歴史・主要事項
1949年中華人民共和国建国
1958年「大躍進」政策ー人民公社
1966年~文化大革命
年 文化大革命(~1976年)
1976年周恩来、毛沢東死去、四人組逮捕(文革終焉)
1978年12月鄧小平「改革開放」スタート
1989年天安門事件
1992年鄧小平「南巡講話」、「社会主義市場経済」へ
1997年朱鎔基首相の改革/香港返還
2001年WTO(世界貿易機関)加盟
2002年胡錦涛・温家宝体制
2003年SARS禍
2004年流通開放「新法」公布
2004~2006年「外資」論争&改革論争
2006年第11次五ヶ年計画採択
2007年外資優遇税制見直し公布と施行(2008年)
2008年新労働契約法施行、北京五輪、国際金融危
機
2009年4兆元景気刺激策本格稼動
2010年 上海万博開催
改革開放後の産業動
向:キーワード
向:キ
ワ ド
改革開放/南巡講話
(先富論)
国有企業改革
西部大開発
世界の工場 →
世界の市場
外資論争/改革論争
第11次五ヶ年計画と
「和諧社会」建設
「自主創新」(独自技術
規格)/国際標準
中国企業の成長と「走
中国企業の成長と
走
出去」
北京五輪と上海万博
国際金融危機と4兆元
景気刺激策/家電下郷
7
2008年からの投資環境の変化
年からの投資環境の変化
■従来の外資優遇政策に大きな変更
2006年11月「外資利用11・5計画」を発表
年
「 資
計
を 表
2007年全人大で、外資優遇税制廃止が採択
(内外一率25%へ。既進出企業は5年据え置き)→2008年1月より施行
新労働契約法の公布(2007/6)→実施(2008/1)
→実施条例 (2008/9)
独占禁止法の公布(2007/8 )→実施(2008/8)
輸出入決済での外貨管理強化(08/10)
=人民元切り上げを見込んだホットマネー流入規制
■増える外資企業(韓国
(韓国・台湾企業など)
台湾企業など)の「夜逃げ」
チャイナ+ワンの流れ
■第11次五ヵ年計画から第12次五ヵ年計画へ
8
中国企業の 走出去」(海外進出)
中国企業の「走出去」(海外進出)
第
第1次ブーム(1992年ー2000年)香港地域中心・国有企業
次ブ ム(
年
年)香港地域中心 国有企業
→第2次ブーム(2001年ー2004年)家電企業など民間先導
→第3次ブーム(2005年ー現在)資源と技術を求めて
 政策:①対外投資用の外貨融資枠設定、②地方政府の奨励基
金、③中国企業専門の工業団地建設(タイ、ベトナム他)
 中国企業の対外投資の特徴:■先進国→貿易摩擦の回避、海
中国企業 対外投資 特徴
先進国 貿易摩擦 回避 海
外企業買収を通して技術や研究開発成果、ブランドを獲得■発
展途上国→既存の技術 過剰設備を活用して生産拠点投資。
展途上国→既存の技術・過剰設備を活用して生産拠点投資。
 問題点:①制度上の制約(厳しい外貨管理、資本取引の規制な
ど)、②海外人材要員不足、③買収した企業の経営が厳しい、
④
④中国脅威論等厳しい国際環境、⑤進出先でのコンプライアン
⑤
プ
スや集団訴訟で困惑、等。
 中国企業のイノベーション力を高めるために今後継続推進
9
中国企業の成長と“走出去”
中国企業の成長と
走出去 (海外進出)
 中国有力電子企業の成長
・得意とする製品分野:
得意とする製品分野: ① 家電② PC
PC・ネットワーク・通信機器
ネットワ ク 通信機器
・コア技術(研究開発費の投入)よりも、製造コスト力と販売力で勝負
・国内市場で外資ブランドを圧倒
・供給過剰・過当競争による売価タ
供給過剰 過当競争による売価ダウン
ウン →企業利益を圧迫 →輸出に新たな活路
を見出すべく、海外進出 →海外企業との提携・買収が活発化
例)長虹(Changhong)/ TCL
例)長虹(Changhong)/
TCL / 聯想
/ 聯想 (Lenovo) / 華為
/ 華為 (Huawei) / 海爾
(Haier) / 東軟 (NEUSOFT)
 国策企業による資源獲得戦略(石油・天然ガス、鉄鉱石、・・):
(石油 天然ガス 鉄鉱石
)
中国石油天然ガス公司(CNPC)/中国石油化工公司(SINOPEC)/
中国海洋石油公司(CNOOC)等
(2008年に中国が導入したFDI(外国直接投資)は1,083億ドルであったが、中国か
ら外国へのFDIは559億ドル(金融類含む)、対外投資規模が初めて外資導入規
模の半分に達した(中国石化新聞網 2010年1月6日)
 中国企業による日本企業買収:上海電気集団→秋山印刷、蘇寧電器→ラオック
中国企業による日本企業買収 上海電気集団→秋山印刷 蘇寧電器→ラオ ク
ス山東如意科技集団→レナウン
10
中国企業の特長と課題
中国企業の最近の特長
• コア技術を持たないが故、モジュラー型の生産に強く、同質化競争に落ち
いりやすい
りやす
• 国有企業改革を経て、企業努力によりコスト力のみからの脱却を図りつつ
ある。
• 海外市場展開を求め、設計能力の向上も目指している
海外市場展開を求め 設計能力 向上も目指し
る
• 新しい潮流「一流企業は規格を売り、二流企業はブランドを売り、三流企
業は製品を売る」
中国企業の課題
• コーポレートガバナンスに問題あり:行政との距離、遵法、経営モラル(粉
飾決算)
• 権限の委譲、経営の世代交代課題(カリスマ的経営者、うまく進まない
ケース)
• 少品種大量生産には強いが、多品種少量生産には弱い
少品種大量生産には強いが 多品種少量生産には弱い
• 生産構造を組立加工中心から川上、川下の工程に如何に拡大するか
• 海外進出の歴史が浅く、国際人材が不足
• 海外進出においても、進出先の国でのコンプライアンスに戸惑う
• 国際的なブランド力は未確立
11
2000年ー2005年華為売上利益推移
華為技術公司
華為は2008年、WIPO(世界知的
所有権機関)への国際特許申請件数
1737件で、世界トップとなった。
2009年は1847件で2位・
海外売上比率が50%に
■1988年数人の若者が広東省
シンセン市で設立した民営企業。
急成長で2000年売上げ220億元、
2009年には1491億元まで成長。
2009年フォーチュン5000の397位。
電話交換機、移動電話、光通信、
任正非董事長
ASIC集積回路デザイン等手がけ
る技術者集団。従業員9.5万人中
R&D部門が46%。任正非総裁。
12
改革開放後の対中ビジネスの軌跡と
日中関係/日中産業協力
13
日本企業の中国事業時代区分
③事業投資の時代
過渡期の時代
②製造投資(
合弁、独資
委託)
の時代
①プラントと技術移転の時代
友好貿易の時代
2000年代
90年代
14
80年代
70年代
直接投資 時代
直接投資の時代
①改革開放 1980年代
①改革開放~1980年代
=プラントと技術移転の時代






中国「四つの現代化」で海外から22のプラント
技術設備導入
「上海宝山製鉄プロジェクト」
「カラーテレビ国産化プロジェクト」
技術導入ラッシュと外貨不足の顕在化
「技術検収」を巡るトラブル
設備・技術貿易が主体で、直接投資案件はわ
ずか(日立:福日テレビ、三洋:深圳、松下:北京ブラウン管)
15
上海宝山製鉄所プロジェクト
海
製鉄所
ク



プロジェクト規模(第1期+第2期)=301.7億元(内外貨部分47.
=301 7億元(内外貨部分47
8億ドル含む)(当時のレートで176.4億ドル=日本円約3.2兆円)
1977年冶金工業部上海に2500M3高炉2基建設を決定、1978年起
工式
1978年新日鐵と中国冶金工業部がプラント設備と技術契約、
(50億ドル)
1985年第1期工事完成、9月第1高炉火入れ
1985年第1期工事完成
9月第1高炉火入れ
 1991年第2期工事完成、第2高炉火入れ
【様々な葛藤】
■第2期工事契約キャンセル問題
■開梱検査と錆問題
開梱検
錆問題 などなど・・・
TVドラマ「大地の子」
ラ
」
の世界

16
万t
中国の粗鋼生産推移(国際比較)
第1位:中国
2008年5.億トン
50000
40000
30000
中国
日本
アメリカ
CIS(旧ソ連)
韓国
台湾
第2位:日本2008
年1.2億トン
中国の鉄鋼産業は粗鋼生産で1998年から世界1、2008年には
第2位の日本の4 2倍の規模を持つに至った
第2位の日本の4.2倍の規模を持つに至った。
上海宝山製鉄所の成功が無ければ現在は無かった。
20000
10000
0
年 49 51 53 55 57 59 61 63 65 67 69 71 73 75 77 79 81 83 85 87 89 91 93 95 97 99
1
3
(出所:大阪市立大学杉本孝教授資料に加筆)
5
7
17
中国カラーテレビ国産化プロジェクトと
日本企業の協力
本企業 協力(1978年~1985年)
<五大部品国産化>
<カラーテレビ組立て>
<カラ
テレビ組立て>
【ブラウン管】
日立:陝西彩色顕像管廠
【集積回路】
松下:北京TV,四川長虹、広州広播、
南京無線電、青島TV、他
日立:上海TV,福建福日、石家荘TV
、他
他
東芝:陝西黄河、杭州TV,他
ビクター:天津無線電、沈陽TV、武漢
TV、南通TV、 他
三洋:北京東風TV、重慶無線電、他
東芝 無錫 江南無線電器材廠
東芝:無錫・江南無線電器材廠
【チューナー】
NEC:上海、丹東
【フライバックトランス(FBT)】
JVC:北京
三洋:蘇州
【プリント基板(PCB)】
松下:上海
(フィリップス:蘇州TV、他)
<カラーテレビ・シャーシー回路設計>
→ 東芝モデルをベースに中国国家標準モデル(ニ型機)を自主開発
中国のCTV生産量:1978年4000台、1984年134万台、1988
年1000万台、1998年3000万台、2008年9033万台=世界一
18
( )
(2)1990年代~2000年代前半
年代
年代前半
=製造投資の時代+過渡期の時代
鄧小平「南巡講和」
 中国投資ブ
中国投資ブーム:
ム: 合弁から独資
合弁から独資へ
 朱鎔基首相の改革:投資環境の改善
 中国WTO加盟と投資急増
 「世界の工場」「世界の市場」へ
 中国企業の成長と連携/
中国企業の成長と連携/「走出去」:TCL、聯想、ハイ
走出去」:TCL、聯想、ハイ
アール、
 愛国主義の台頭と首相の靖国参拝→「政冷経熱」/
反日デモ
 日中間で様々な連携が模索されたが長続きしなか
った。
た

19
日中アライアンス関係図(家電2003年頃)
康佳
Konka
技術供与
部品供給
松下
包括提携JV
技術供与
液晶
JV
家電合弁
プラズマ
JV
部品供給
TCL
家電
販売JV
販売JV
熊猫
Panda
家電包括協業
エアコンJV
エアコンJV
出資
技術供与
NEC
海爾
Haier
美的
Midea
技術供与
シャープ
包括提携
冷蔵庫JV
冷蔵庫JV
家電
JV
上海広電
SVA
長虹
Chonghong
包括的協調
東芝
三洋
JV各種
JV各種
華強
Huaqiang
科龍
Kelon
春蘭
Chunlan
部品供給
青島海信
Hisense
(蒼蒼社「中国企業進出地図」等から筆者
加筆作成)
(蒼蒼社「中国企業進出地図」等から筆者加筆作成)
20
(3)2006年以降=本格事業投資の時代
(非製造業の本格参入)
【中国を取り巻く環境】
 中国を中心とする強大なSCM
(サプライチェーン)が完成(しか
し、モノの連鎖でしかない・・・)
 深刻化する中国内の環境問題、
残量農薬・「メラニン入り粉ミルク
事件」など食の安全問題続発
 国際化・国際競争の中での中国
の位置
【日本からの対中ビジネス】
「戦略的互恵関係」の日中のビジネス
製造業対中投資に一服感
→サービス業の投資拡大
市場の変化(富裕層の拡大等)と貿
易・投資の裾野の拡大(中小企業の進
出)
労働争議の多発化

【課題】
■中国社会の価値観の多様化 ナショナリズムにどう立ち向かうか
■中国社会の価値観の多様化、ナショナリズムにどう立ち向かうか
SCMをつなぐ共通価値観の構築
■企業に求められる中国社会への共同参画への自覚と連携
■中国ビジネスのすその拡大とビジネススキルの向上/国際ビジネス人材
の育成
21
日本からの対中貿易推移
*財務省貿易統計より
(但し、96年以降は財務省貿易統計に基づき日本貿易振興機構が換算したもの)
(日中投資促進機構資料より)
22
日本からの対中投資の推移
中国側の統計(投資実行ベース)
日本側の統計(国際収支ベース)
《2004年までの統計》
・「外国為替及び外国貿易法」に基づく対外直接投資の届出から財務省作成
・1億円相当額以下の対外直接投資は当該報告対象外
*中国商務部発表数字(実行ベース
=当該年度の新規投資+増資額)
契約額は2006年より統計廃止
(日中投資促進機構資料より)
《2005年以降の統計》
・「日本国際収支統計」(Balance of Payments Manual, 5th edition, IMF依拠)
・直接投資家と直接投資企業間での持分、証券の取得、再投資収益、期間1年
以上の貸付、支払等報告書(3000万円相当超)及び内部留保残高年次報告
投資残高10億円相当以上)から作成
(日中投資促進機構資料より)
23
対中直接投資残高(2008年)
2008年対中国直接投資(資産)
残高(業種別)
直接投資残高合計:4兆4239億円
内 製造業75%
内、製造業75%
非製造業 25%
【主要産業】
電気機械器具:17 9%
電気機械器具:17.9%
輸送機械器具:16.7%
卸売・小売業:11.7%
一般機械器具:9
般機械器具:9.7%
7%
化学・医薬:6.8%
金融・保険業:6.8%
(日中投資促進機構資料より作成)
24
(参考)2008年日本からの直接投資残高(国・地域別)
25
(日中投資促進機構資料)
これまでの日系企業の主要進出地域
長江デルタ地域=上海、江蘇省、(蘇州、無
長江デルタ地域=上海
江蘇省 (蘇州 無
錫、南京)、浙 江省(杭州)
珠江デルタ地域=広東省(深セン、広州、珠
珠
デ タ地域 広東省(深
広州 珠
海、)
北京・天津地区(北京、天津、山東省)
東北三省(大連 沈陽)
東北三省(大連、沈陽)
福建省地区
26
今後期待される進出形態・地域
日本中小企業科技工業園→
本中 企業科技 業園 2006年薄熙来商務部長
(当時)より提案、2008年胡錦涛国家主席来日時、中国商務部と経済産
業省との間で「中小企業海外事業展開円滑化協力のための覚書」締結
大連日本環境産業テクノパーク→環境関連機器企
業を中心とする日本工業団地(高木文平董事長は元福岡大連未来委員
会事務局長)
サ ビス産業を中心に誘致推進する企業団
サービス産業を中心に誘致推進する企業団
地 →蘇州木瀆(Mudu)日本企業経済促進会
中西部内陸の経済開発区 → 湖北省、重慶、四川
省、陝西省、雲南省、安徽省、広西壮族自治区
27
日中間投資と人の交流
中間投資 人 交流
■日本の対中投資
・2009年41億ドル(国としてはシン
2009年41億ドル(国としてはシン
ガポールに次いで第2位)
・投資残高は2008年末で:
実行累計:4.1万件、654.5億米ドル
(シェアー7.6%は香港、バージンアイランド
に次いで3位:中国統計)
■人の交流(2007年)
日本→中国398万人(中国統計)
中国→日本115万人(法務省統計)
【日本滞在中国人留学生:7.1万人
(全体の60%)】
■中国長期滞在日本人(香港含む)
期滞在 本
香港含
(2008年10月1日時点)
12万5928人
(全世界 は米国 万人に次
(全世界では米国37万人に次いで
第2位)
■中国内の都市の日本人滞在者数
上位10(2007年)
①上海 4.8万人
②香港 2.4万人
③北京 1.2万人
④蘇州 6千人
⑤広州 5.4千人
⑤
⑥大連 4.1千人
⑦深セン3.5千人
⑧天津 3.3千人
⑨青島 3.3千人
⑩東莞 2.2千人
(参考:11位は無錫 2.1千人)
2 1千人)
28
中国進出の主要九州企業
大連
北京
TOTO
正興電機
昭和鉄工
山九 麻生塾
山九、麻生塾、
大石産業、明
治屋産業
TOTO,正興電機
三井ハイテック
安川電機,山九、西鉄
九州
大連
天津
三井ハイ
テック、九
州TS、ヤマ
ダ
江蘇省
上海
広東
パナソニックコミュニケーショ
ン、三井ハイテック、西鉄
アダル、三井ハ
イテック
安川電機、平田
機工 ピエトロ
機工、ピエトロ,
山九、西鉄、西
日本シティー銀
行、さかえ屋
ゼンリン、
TOTO、共立
エレックス、
福岡ニット
29
九州企業の中国事業展開
【九州企業の中国進出】:
九州企業の都市別中国進出状況
その他
77件、37.7%
上海市
海市
74件、36.3%
1986年~2008年 累計450社
内訳:製造業161社、非製造業189社
単独出資144社、合弁153社
支店・事務所92社
卸・小売業95社、機械51社、
運輸・通信48社、
運輸
通信 社、
化学・金属32社、
窯業・土石32社、
サービス32社、電機機器30社
(九州経済産業局資料より)
天津市
11件、5.4%
北京市
11件、5.4%
【日本の対中直接投資累計件数1986~
2008】 40 899件(中国商務部/日中経済協会資
2008】:40,899件
(中 商務部 中経済協会資
大連市
22件、10.8%
青島市
9件、4.4%
料)
→上記九州企業の中国進出件数比率:
1 1%
1.1%
30
九州からの対中ビジネス交流
【環黄海経済・技術交流会議】




2001年~毎年開催
日本 九州経済産業局
日本:九州経済産業局
中国:商務部、科学技術部
韓国:知識経済部
【K-RIP】


九州地域環境リサイクル産業交流プラザ
1999年設立 会員460人 環境関係、企
環境関係 企
業・学術・自治体など
2007年より環境ビジネスのアジア展開
2009年大連、沈陽との交流
【福岡・大連未来委員会】
1993年設立、17年目を迎える。福岡と大連の経済交流を推進。毎年ミッションを派遣し
市政府関係、企業と交流。現在委員長は昭和鉄工の山本駿一社長。
【大連チャレンジショップ】
•大連に小売販売機能を備えたショップを設置(2009年5月)
• 名称「日本北九州商品展示販売センタ
名称「日本北九州商品展示販売センター」」
• 場所:大連心悦大酒店1F ロビー
• 主体:Made in Japan Shop (北九州ギャラリー)運営協議会
• 構成メンバ
構成メンバー:北九州市、FFGビジネスコンサルティング、福岡県中小企業家同友会、
:北九州市、FFGビジネスコンサルティング、福岡県中小企業家同友会、
九州商工会議所、北九州貿易協会、JETRO北九州、
• 出店ブース数:55
31
対中ビジネス
~企業の直面する経営課題と今後の展望
32
中国進出日本企業に見る経営の変化の方向
「工場管理」
「企業経営」
輸出加工生産
生産・販売・マーケティング・研究開発・調達
等(現地完結型)
必要人材
安価・豊富な労働力(ワーカー中
心)
労働力+経営管理・研究開発・販
売人材(人材中心)
立
沿海等輸出入アクセス
有望市場・人材へのアクセス
工場経験者(日本人)
経営全般の経験者(経営現地化)
現地利益
現地利益の最大化を図る必要な
し
現地企業利益追求も経営目標
業績評価
本社との「仕切り価格」がベース
現地の利益・シェア(現地での経営
努力)
責任者マイン
ド
本社に目を向ける
現地志向
競
本社頼みの競争力、持ち帰りの
本社頼みの競争力
持ち帰りの
力
世界一厳しい競争に勝ち抜く力
機
責
能
地
任
争
者
力
(出典)卓子旋『中国で勝ち組になる100の秘訣』日本経済新聞社
33
中国事業経営上の主要課題
1.合弁→独資化への流れ--
合弁 独資化 の流れ  (合弁のメリット見直し)
2.国際分業と中国企業とのアライアンス
3 流通開放と販売ネットワ ク構築
3.流通開放と販売ネットワーク構築
4.中国の法制・税制変化への対応
5.人材育成と人の現地化
6.リスクマネジメント体制
7.CSR(Corporate Social Responsibility:企業の
社会的責任)
8.複数事業の統括と「統括会社」
*(新しい課題)労務管理
34
中国の法制 税制変化への対応
中国の法制・税制変化への対応

変わっていく中国の税制や法制へ対応力を高め
ること。具体的には、外資優遇税制の廃止や、
労働法制の変化を事業計画にいち早く取り込む
ことなど。
2007年全人大で、外資優遇税制廃止が採択(内外一
率25%へ。 既進出企業は5年据え置き)
→2008/1より施行
増値税輸出還付品目、還付率の見直しへの対応
新労働契約法のと施行(2008/1)と労務対応
PE(恒久的施設)課税に対する備え
移転価格税制への備え
35
人材育成と人の現地化


中国に根付いた事業を行うために、多方面の
「現地化」が必要。とりわけ「人の現地化」は重
現地化」が必要。とりわけ 人の現地化」は重
要。中国人スタッフに「自己実現の場」を提供す
ることが優秀な人材を育成するのに大事である。
ることが優秀な人材を育成するのに大事である
同時に日本人人材の育成・強化が重要(優秀な
人材を現地「社長 (総経理)に送り込むこと。現地
人材を現地「社長」
に送り込むこと 現地
に任せっぱなしは失敗の元。大事な本社からの
サポ
サポート)
)
36
中国における人の現地化
1.中国社会で「尊敬される企業」になるために
優秀な中国人に 自己実現の場を与える。
自己実現の場を与える
2.管理の現地化と経営の現地化
日系A社グループ、管理の現地化85%達成、目指すは経営の現地化
米系企業はトップに中国人登用(!?)-実態は外国籍中国人!
3.現地化とガバナンス
必要な、日本人出向者の教育/ 現地化部門と日本人出向者が担う部門
切り分け/ 出向者には中国人後任者の育成を重要ミッションに
4.中国本社と日本本社の在り方
本社に中国事情に精通し、現地から信頼される日本人幹部を置き、現地
本社に中国事情に精通し
現地から信頼される日本人幹部を置き 現地
の孤立、独走を防ぐ。
5.高コスト日本人オペレーションからの脱却
中国は世界でも有数の高率個人所得税の国(日本の2-3倍)
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CSR(Corporate Social Responsibility)
企業の社会的責任
・中国社会に対して貢献する企業姿勢を明確に表
す「CSR活動」(Corporate Social Responsibility:
企業の社会的責任)が企業価値向上、事業リスク管
理にとって有効。
・日本の伝統的商道徳=「三方良し」(近江商人)は
日本型CSRの原点
・今後は「戦略的CSR」として、SCMを組む中国企
業を巻き込んだ 企業倫理の共有化が重要。
企業倫理の共有化が重要
38
日本企業の対中投資拡大とCSR展開の流れ
1990年代以降、日本企業の
対中直接投資増加
2000年頃から「愛国主義」の高揚 /
2001年の「首相の靖国参拝
2001年の「首相の靖国参拝」
2003年ー2004年の事件- 珠海の日本人
集団買春, 西安大学反日デモ、 トヨタの中
国でのCM騒ぎ
→2005年北京・上海での大規模反日デモ
日本企業が中国社会からバッシング
日本企業が中国社会からバ
シング
を受けるケース続出(2000年~)
(トヨタ、東芝、キャノン、松下等)
→企業は、中国社会に対して
貢献するイメージを積極PR
→ 社会貢献活動の積極化
■2005年は国交回復以来最悪の日中関係
となった
「政冷経熱」
日本企業は、2000年頃から、「危機リスク」回避を主たる目的として「中国社会
への貢献活動」を始めた。(トヨタ、東芝の例)
しかし、その後は、事業活動の一環としての能動的CSRに切り替えつつある。
しかし、その後は、事業活動の
環としての能動的
に切り替え
ある。
39
日中の貿易取引の発展と投資での失敗例
~中小企業の対中ビジネスで注意すべきこと
投資不調の典型
貿易取引
直接投資で注意すること
市場調査
価格交渉
支払い条件
検収
立地
立地;
設立
設立;
オペレ ション
オペレーション;
ロジスティック
外商投資産業指
導目録
董事会の議決権
部材調達
進料加工/税関問題
政府公関問題
販売と代金回収
人事・労務
人材確保・育成
企業統治
現地化
QC,顧客サービス
知財保護
商習慣の差
市場
人材
周辺産業
商習慣
行政の熱意
輸出か国内販売か
合弁か独資か
商業企業ステータ
ス
<進出動機>
進出動機>
・トップが中国に惚れ込んだ
・特別仕立てのおいしい話
・バスに乗り遅れる
・系列頼みで追っかけ投資
系列頼みで追 かけ投資
・低コスト労務費だけで勝負
・巨大市場に賭ける
<事業検討と交渉>
・相手の説明を丸呑み鵜呑み
・出会った人がパートナー
・案内された所が進出先
案内された所が進出先
・比較検討の時間がない
・社内で調べ社内で考える
・始めから大勝負
・友好第
・友好第一、商売第二
商売第二
・追って協議
・協議記録残さない
撤退/再編;
撤
/ 編
M&A
アライアンス
<事業運営>
・日本人だけで管理したい
・意志疎通は以心伝心が理想
・中国チームが社内で孤立
・トップは友好乾杯専担
トップは友好乾杯専担
・法規よりも人脈重視
40
九州の中小企業にとっての中国事業の
中
業
中国事業
可能性

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





東アジアの巨大マーケットの登場
東アジアの巨大マ
ケ トの登場
アジアの視点から見た日本、九州の魅力
貿易取引中心から双方向の事業へ
直接投資の裾野の広がり
新しい産業領域~サービス産業、観光業、農業
人材育成~優秀なアジア人材を企業に取り込む
/留学生人材の活用で内なる国際化を
アジアで通用する日本人国際人材の育成
交流拠点としての九州・福岡の活性化
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補足) 海外事業と雇用(内向きな日本企業からの脱却)
「海外に出て行くと国内雇用を奪われるので、出るべきではない」
という説に対して;
雇用の維持
国内市場の行き詰まり
収益の悪化
企業破産
(負の循環)
海外事業展開と
アジアビジネス拡大
留学生人材の雇用
売上げの拡大
グローバルな雇用拡大
国際人材の重要性
日本人人材の育成
新たな雇用創出
(プラスの循環へ)
東アジアに登場した巨大マーケットを掴むために「プラスの循環」へ
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