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①概要版 - 静岡市
駿府ふれあい地区 都市再生整備計画の事後評価について (パブリックコメント用資料) 実施期間:平成25年11月18日~12月18日 駿府ふれあい地区について 駿府城公園 駿府ふれあい地区は、昔から政治や経済 の拠点として機能してきた中核であり、現在 でも行政、商業、業務等の機能や医療福祉 施設、教育施設等の都市機能が多く集積し ていることから、県内でも有数の賑わいを 誇っている。また、駿府城公園や常磐公園、 青葉シンボルロードなどまとまったオープン スペースを有し、豊かな歴史に培われた伝 統資源が豊富であることなど、文化・自然 環境面でも充実している。 一方で来街者の減少や個人商店の減少 傾向が見られるなど、まちの中心としての 機能を十分に果たしているとは言いがたい 状況にある。 駿府ふれあい地区 249ha こうした状況を踏まえ、静岡駅周辺では平 成16年度から「静岡都心地区都市再生整 備計画事業」による各種事業を実施してお り、平成21年度には、第2期計画として対象 範囲を拡大し、「駿府ふれあい地区都市再 生整備計画事業」を実施している。 1 駿府ふれあい地区のまちづくりの目標 第1期計画 地区の課題 今後のまちづくり方策 ■「静岡らしさ」の不足 ■回遊性の不足 ■にぎわいの不足 大目標:にぎわい、ふれあいが感じられる、歩行者を中心とした中心市街地の形成 小目標 目標を定量的に評価するための指標 豊富な地域資源を生かした、歴史、 文化の香り漂うまちの形成 指標1:地域資源の活用実感度(%) 歩行者が安全に、快適に、気軽に移動、 滞留できる、回遊性の高いまちの形成 指標2:歩行者空間の快適性実感度 (%) 県中心部に相応しい商業機能、都市 機能を有する、にぎわいに溢れる まちの形成 指標3:歩行者通行量 (人) 2 都市再生整備計画に基づいて実施している事業 完成 (H25.7月時) □(まちづくり活動推進事業) (仮称)まちづくり推進事業 未完(H25.7月時) ■基幹事業 ■(公園事業) 駿府城公園整備事業(第4工区坤櫓) □提案事業 ○関連事業 ○関連事業 静岡呉服町第二地区市街地再開発事業 ■(道路事業) 新静岡駅周辺(電線共同溝)整備事業 ■(地域生活基盤施設) 静岡都心公共サイン設置事業 ■(地方都市リノベーション推進施設) (教育文化施設):常葉大学施設整備事業 ■(市街地再開発事業) 静岡呉服町第一地区市街地再開発事業 ■(優良建築物等整備事業) 鷹匠1-14地区優良建築物等整備事業 ○関連事業 静岡都心地区歩行者優先都市交通環境 形成まちづくり推進事業 ○関連事業 道路事業(御幸町鷹匠町2号線) □(地域創造支援事業) 市道呉服町通線基本計画策定事業 ○関連事業 交通結節点改善事業 ■(高質空間形成施設) 紺屋町地下道リニューアル整備事業 ■(高質空間形成施設) 静岡駅北口駅前広場植栽工事 ■(道路事業) 静岡駅前紺屋町地区道路整備事業 ○関連事業 静岡駅南口広場整備事業 □(地域創造支援事業) 静岡市美術館整備事業 ○関連事業 静岡駅前紺屋町地区市街地再開発事業 ■(高質空間形成施設) しずマチ地下道内装工事 ■(公園) 森下公園再整備事業 3 目標の達成状況と今後の見込み 目標を定量的に評価するための指標 従前値 目標値 評価値 達成状況 27% (H20年度) 46% (H25年度) 30% (H25年度) △ 目標未達成 45% 増減要因 地下道整備や電線共同溝整備事業等 (H20年度) 等の分析 により、歩行空間の快適性が向上した。 60% (H25年度) 61% (H25年度) ○ 目標達成 400,000人 (H25年度) 405,000人 (H25年度) ○ 目標達成 ― 64% (H25年度) ― 指標1:地域資源の活用実感度 駿府城公園や大学施設、美術館等の 増減要因 歴史・文化拠点整備により、地域資 等の分析 源の活用実感度の改善に寄与した。 特に、駿府城公園利用者は、地域資 源の活用について高く実感している。 指標2:歩行者空間の快適性実感度 指標3:歩行者通行量 464,000人 再開発事業や美術館等の地区内の拠 増減要因 点施設整備と、歩行空間の整備が相 (H19年度) 等の分析 互に作用し、歩行者通行量が増加した。 その他の数値指標1: 駿府城公園の歴史・文化貢献度 増減要因 坤櫓が整備されたことで、歴史・文化 等の分析 の香り漂うまちの形成に貢献した。 ― 4 まちの課題の変化について 達成された課題 ・駿府城公園の坤櫓が整備され、市の歴史拠点の一つとして静岡らしさを感じる場を提供している。 ・静岡市美術館が整備され、市の文化拠点の一つとして市民の文化活動の機会を提供している。 ・静岡市美術館整備後は商店街との連携を図り、地区内の情報提供や、回遊を促進している。 ・常葉大学校舎が整備され、新たな文化交流の場が形成された。 ・駿府城公園や、森下公園整備、静岡駅北口駅前広場植栽工事により、市民が憩い、交流する場の 充実が図られた。 ・公共サインの設置や地下道整備により、静岡駅からの移動経路の煩雑性が解消された。 ・地下道等の歩行者空間の整備により、歩行者が安全かつ快適に移動できる歩行者ネットワークが 形成された。 ・歩行者空間の整備や再開発事業の完了により、歩行者通行量が減少傾向から回復し、増加傾向に 転じている。 残された課題 ・歴史・観光施設への案内表示が不足しており、地域資源の十分な活用について未解決の課題と して残されている。 ・歩行者ネットワークの形成は進んでいるものの、まちなかにおける休憩施設等、憩いとくつろ ぎの空間の充実については、未解決の課題として残されている。 新たな課題 ・新たに整備された駿府城公園の坤櫓の周知・案内を強化し、整備効果を十分に高める方策が必要 となっている。 ・新たな拠点施設が整備される一方で、個性的な個店の減少が見られるため、商都静岡を感じさせ る商店街の更なる魅力向上が必要となっている。 5 今後のまちづくり方策について 効果の持続を図る事項 想定される事業 歴史・文化的交流機会の創出 ・徳川家康公顕彰四百年記念事業と駿府城公園や静岡市美術館 との連携 安心・安全な歩行空間の保全・ 推進 ・静岡駅南口周辺整備事業 ・まちなか自転車環境の改善 改善する事項 想定される事業 静岡らしさの周知・啓発 ・路面標示社会実験(短期的施策) ・歴史案内板の設置事業 ・静岡都心地区中心市街地回遊性施策検討業務 ・公共サイン更新事業 ・商店街活性化の支援 憩いとくつろぎ空間の充実 ・呉服町通りモール化事業(検討中) ・まちなか商業空間のモール化推進 6