Comments
Description
Transcript
スマイル - 南相馬市
平成25年度 南相馬市立幼小中学校食育広報 平成25年4月1日発行 <第1号> 「子どもたちの健やかな成長を願って」 スマイル 南相馬市教育委員会 TEL0244-24-5283 子どもたちの健やかな成長を願って 市内の各小中学校で毎年春に実施している定期の健康診断と秋に実施している 小児生活習慣病予防健診の結果によりますと、震災前の平成22年度と24年度 の「栄養状態のふとりすぎ」、「肥満度」についての比較から、「ふとりすぎ」、 「肥満傾向」の割合が小中学校ともに、増加していることが見られました。 このことは、大震災や原発事故により、長期にわたる避難所での生活や屋外に おける活動が制限される事態が生じたことによるのがその一因と考えられます。 このような子どもたちを取り巻く課題に対して、学校給食の果たす役割が極め て重要でありますので、未来を担う子どもたちの健やかな成長を願い、食育と併 せ学校給食の充実に努めて参ります。 南相馬市教育委員会教育長 青木 紀男 給食回数と給食費をお知らせします。 区 分 給食実施回数 小学校 中学校 1食単価 184 回 285円 52,440円 1・2年生 176 回 320円 56,320円 3年生 172 回 320円 55,040円 168 回 270円 45,360円 幼稚園 給食は栄養のバランスを 考えて献立が立てられて います。 特に子どもたちの骨や歯 の成長に欠かせないカ ルシウムをたくさん含ん でいるのが「牛乳」です。 成長に必要なカルシウム をとるためには、給食の 牛乳をしっかり飲むこと が大切です。 年 額 きょうの給食、何かな? 主 給食は、米飯・パン・めんのメニューが日替わり ででます。 献立や食べたときの様子などを話し 合ったりして、給食に関心をもてるようにお願いし ます。 毎日の献立表に目を通し、夕食と重なら ないようにしましょう。 食 回数/週 米飯給食 3 回 パン給食 1 回 めん給食 1 回 牛 毎 日 乳 食事のマナー身についていますか? 食事の前に は手洗いを する。 「いただきます」 「ごちそうさま」 のあいさつを する。 正しい姿勢 で食べる。 はしや スプーンを正 しく使う。 食べ物を 口の中に 入れたまま で話をしない ようにする。 食事中は 立ち歩かな いようにす る。 食べ物を大切にする心を育てましょう。 食べ物は、たくさんの人の手を通して作られます。感謝の気持ちをもつように、 ご家庭でも折にふれて話してあげてください。 <裏面に続きます> 安全で安心できる給食への取り組みとして、 給食食材の検査体制についてお知らせします。 検査1:給食食材を調理事前に検査します。 ・ 測定場所:給食調理実施校 <食材を約1kg刻み、測定器に入れます。> (11校、1センター全施設で実施) ・ 測定方法:前日及び当日朝に給食に使用する食 材を約1kg採取し測定します。 ・ 測定項目:セシウム134、セシウム137 ・ 検出限界:10ベクレル/kg ・ 測定時間:3600秒 ・ 測定機器:NaI(TI)シンチレーション検出器 (CAN−OSP−NAI) Aグループ Bグループ Cグループ D 原町第一小学校 原町第三小学校 原町第一中学校 南相馬市学校 高平小学校 原町第二小学校 原町第二中学校 給食センター 大甕小学校 石神第一小学校 原町第三中学校 太田小学校 石神第二小学校 石神中学校 ※市内統 一献立 で 実施します。 グループごとに、 同じ産地の食材 を使用し、分担し て検査をします。 食材検査方法をお聞きしました。 (南相馬市給食センター所属) 南相馬市では、子どもたちの身体の免 疫力を高めたり、体力向上を意識した献立 「今月のいちおし献立」や「日本型食事の 献立」等の給食も提供しています。 食材の安全性の確認は、検査結果の精度に 左右されます。また検査結果の精度は、主に測 定時間、試料の重量、容器への詰め方、周辺の 汚染状況等に左右されます。その為、できるだ け試料を細かくして容器の隅々まで十分詰め込 むような手順をとっています。 それで、器具類 のふきとりや検査室を清潔に保つことも日課に なっています。 検査員として、信頼 できる検査ができる ように努め、給食食材 の安全確認を行って います。 検査員:植杉真人さん 検査2:子どもたちが食べた給食一食分を検査します。 カレーライス、ひじきサラダ をミキサーにかけます。 1週間分を検査機関に 送ります。 子どもたちが食べた給食丸ごと一週 間分を検査機関に送り検査します。 今年度も24年度より継続して、実施さ れます。 <検査結果は、県教育委員会ホームページ に掲載されます。>