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台湾の大学進学講座「中国語」設置に関する契約書に調印

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台湾の大学進学講座「中国語」設置に関する契約書に調印
校長室だより
第 172 号
平成 28 年 9 月 30 日
台湾の大学進学講座「中国語」設置に関する契約書に調印
東洋大学附属牛久中学校高等学校 校長 遠藤隆二
8月 26 日(金)、一般社団法人台湾留学サポー
トセンター副会長林致廷さんと台湾大学進学予備
校の関係者が来校され、本校との「台湾大学進学
講座設置に関する契約書」に署名し、契約書を取
り交わした。この契約書の交換までには、様々な
経緯や背景があった。
① 第2外国語の選択講座で「中国語」を学んだ
生徒たちが、学校での学習に飽き足らず、放
課後や休日、長期休業日等に東京都内や県内
の予備校に通って「中国語」を学習している。
➁
上記の生徒たちが相当な力をつけ、台湾の
大学に進学している。
(平成 26 年度4名、平
成 27 年度3名がそれぞれ現役で進学)
台湾大学進学予備校 校長陸震氏との契約書の一部
③
卒業生等から「台湾の大学での講義は半数以上がアメリカのテキストを使って英語で講義をしている。普段の
には、次の様な本校生徒の中国語に関する
生活では中国語を使うので卒業する頃には英語も中国語も十分話せるようになっている。
」などと聞き、台湾の大
学への進学意義を理解し、台湾の大学進学を目指す一定数の生徒がいる。それを保護者も支援している。
④
「中国語を話せるグローバル人材を求めている企業が多い。多くの企業では社員に中国語の学習の機会を設け
ているが、年齢的なことからその習得は思うようにいっていない。高校時代に集中的に学習すれば成果があがり、
将来の就活でも苦労しなくて済む。
」という声が聞こえてくる。
⑤
台湾は親日国で治安がよい。台湾政府教育部は人材育成に力を入れており、外国からの留学生を歓迎し、海外
留学生のいる大学にかなりの補助金を出している。このため、台湾の大学の授業料は日本よりも安い。
このような状況を踏まえ、昨年の夏休み、全国の「グローバル人材育成に力を入れている SGH・SGH アソシエイ
ト校」の校長・理事長 20 名と台湾政府教育部や大学等を視察した。日本人留学生等からは「学校での学習に飽き足
らず、もっと学習し留学をしたいという高校生が東京の『中国語の予備校』に通っている。
」ことなどを聞いた。
今回の契約は、
「社団法人台湾留学サポートセンター・台湾大学
進学予備校が台湾人「中国語教員」を本校に派遣し、生徒たちが
予備校に行かずに本校で中国語を学習できる環境を整える。
」とい
う内容である。この契約により、9月 20 日(火)
、台湾人「中国
語教員」(英語も日本語も堪能)劉信宏先生が来校され、早速授業が
始まった。この日は最初の授業ということで、
「今後、授業をどう
進めるか」というオリエンテーションが中心であった。この日、
授業に参加した生徒は社団法人台湾留学サポートセンター・台湾
9月 20 日 中国語の最初の授業(オリエンテーション)
大学進学予備校と契約を交わした6名であった。
劉先生は毎週火曜日~土曜日までの5日間、午前 10 時に出勤され(講師室)、放課後、平日は午後4時~午後7時ま
での3時間、土曜日は午後1時~午後7時までの6時間、3号館4階の演習室で中国語の指導をすることになってい
る。劉先生は学校近くのアパートから自転車で通勤されている。詳細は武藤教頭にお問合せ下さい。
一般社団法人「台湾留学サポートセンター」代表
安蒜美保さんからのメッセージ
昨今、中国やインドを中心としたアジア経済の発展に伴い、
英語はもとより、中国語の必要性が世界的に高まっています。
日本の企業でも、海外市場の開拓やアジアからの観光客、労働
人材に対応するため、中国語のできるグローバル人材が早急に
必要とされています。しかしながら、需要に反して中国語が堪
能な日本人が少ないばかりか、アジア経済の重要さに気が付い
ていない青年も多いのが現状です。
日本人学生の留学希望者数は徐々に増えてきているようです
が、そのほとんどが欧米への短期語学留学です。英語ができて
当たり前のこの時代に、短期語学留学で勉強しただけで果たし
台湾留学サポートセンター代表 安蒜美保さん
てビジネスの場で通用するでしょうか。更に言えば、世界経済
で重要視
で重要視される中華圏の人々と対等に渡り合えるような中国語でのコミュニケーション能力は、欧米や日本国
内では到底身に付けることはできません。
台湾の大学では、台湾だけでなく世界中から集まってくる学生と一緒に授業を受けながら、中国語と英語、
そして専門知識やスキルをマスターすることができます。最近では台湾の大学のグローバル化が急速に進んで
おり、欧米をはじめとする海外の姉妹校への交換留学やダブル・デュアルディグリープログラムも充実してき
ました。多くの大学では、台湾の大学の学費で半年から1年海外に留学するチャンスがあり、それは日本人留
学生にも平等に与えられています。また、授業の質も高く、最新設備が完備されていて、世界的にも学費がリ
ーズナブルです。そのうえ、留学生のための給付奨学金が受給できれば、更に経済的に卒業を目指すこともで
きます。親日国家で治安もよい台湾は、生活面でも経済面でもリスクや負担が少なく、日本人にとってはメリ
ットの方が断然多いのです。
台湾留学サポートセンターは、いわゆる留学斡旋団体ではありませんから、大学からも学生からも高額な斡
旋料はいただきません。台湾への進学に強い志のある学生が、台湾に関する情報を得ることが困難な際にサポ
ートするための非営利法人です。私たちが台湾政府の大学国際化プロジェクトに基づき、日本で活動をはじめ
てから満5年となりましたが、ようやくこの情報が日本各地で広まってきています。私たちは、このプログラ
ムを通して、皆様が将来に対する希望や目標をもち、それに向かって羽ばたいていく姿を目の当りにすること
に、やりがいを感じています。
台湾留学サポートセンターでは、大学進学申請前の事前審査や申請代行のみならず、皆様の進学に関する様々
なご相談を受け付け、さらに進学後も各大学と連携をとって卒業、そして、就職するまで見守っていきます。
台湾に関する情報を正しくお伝えすることも私たちの大事な任務ですので、無責任な回答やお約束は致しませ
ん。進学を決意した後で事前準備がしっかりできるよう、興味のある方は、なるべく早めにご相談いただくこ
とをお勧めします。
日本語、英語、中国語のトライリンガル人材が珍しくなくなる時代がくる前に、勇気を出して一歩踏み出し
てみませんか。私たちは、グローバル人材を目指す学生の台湾への大学進学を全面的にサポートします。
【台湾留学サポートセンターの事業目的】
1
台湾留学に関する支援及び斡旋事業
5
当法人ウェブサイトの運営事業
2
中国語(華語)能力検定試験の実施及び認定事業
6
台湾留学に関する情報の収集及び発信事業
3
台湾の大学視察に関する事業
7
その他当法人の目的達成のために必要な事業
4
台湾留学に関する書籍の出版事業
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