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シートテンプレートの作成 シートセット テンプレートも併せて
AutoCAD 2009 CAD 標準化セミナー シートセット マネージャの設定方法 - シートテンプレートを設定する - ■計画が重要 ・ シートセットによるメリット:シートセット マネージャを使用し てファイル管理することにより、仕掛り図面を適切な場所に 意識せずとも保存、保管できる。また DWT テンプレートを 作業者が意識せずに適用できるというメリットも CAD 標準 の促進を考える上で有用だ。 ・ シートテンプレート作成のための準備:シートセット機能をそ のまま使用するだけでも上記のメリットは得られるが、DWT テンプレートにあらかじめ準備を施しておくことにより作 図効率のさらなる向上が望める。特にフィールドの活用は図 面内の注記の変更に際して非常に有用である。 ・ 現在の標準を見直して計画:事前に計画を立てることが重要。 どのようなカスタムプロパティを用意し、フィールドおよび 属性定義に割り当てるかを検討して、既存のテンプレートを グレードアップする。また、外部参照図面の保管場所などの ルールも確立する必要がある。 シートセットの作成には事前の計画が 重要だ。表題欄に記載されている内容の ほか、関連ファイルの場所も決めておき たい。標準のテンプレートがないののな ら、標準的な内容の DWG 図面を基にして DWT テンプレートは簡単に作成できる。 ■シートテンプレートの作成 ・ 表題欄のカスタマイズ:属性定義の配置された表題欄ブロッ クに対して、フィールドを配置する。属性定義を編集して属 性値に、事前の計画に基づいてフィールドを挿入する。 ・ ブロックの準備:「吹き出しブロック」や「ビュータイトル」 として使用するブロックもテンプレート内に用意するとよ い。これらに対しては、「シートセットのプレースホルダ」 からフィールドを配置する。 ・ 印刷スタンプ:マルチテキストに印刷関連のフィールドを配 DWT テンプレートは社内の CAD 標準仕様 置して印刷スタンプを作成し図枠の隅に表示できる。 を反映したもの。シートセットの使用に ・ ページ設定優先ファイル:シートを異なるページ設定で印刷 する場合に備えて、DWT テンプレートを割り当てておく。 よる標準化の促進だけでなく、作図効率 ・ その他:シートセット機能以外にも、異尺度対応などの設定 を向上させるための”仕掛け”を施す。 をテンプレートにしておくとさらに便利。テンプレートが出 来上がったら、拡張子を DWS に変更して標準チェックにも 備えておくとなおよい。 ■シートセット テンプレートも併せて作成 ・ DST ファイル:シートセットの様々な設定は DST ファイル(シ ートセットデータファイル)に格納される。基本的な設定を 済ませたものを作成し、テンプレートとして使用する。 ・ 設定内容:「カスタムプロパティ」を事前の計画に基づいて 作成する。またそのほか、各シートセット共通の設定、「シ ートテンプレート」や「吹き出しブロック」などの割り当て も行う。シートセットごとに設定が異なるはずの「シートの 保管場所」などの設定は空白にしておく。 ・ シートセットテンプレートの配置場所:作成した DST ファイルは 「シートセット作成ウィザード」で使用 AutoCAD のテンプレートフォルダに格納する。これにより、 するシートセットテンプレートも併せ 「シートセット作成ウィザード」を起動した際、「サンプル て作成する。 のシートセット」として利用できるようになる。