...

「飲んでみんさい!広島の水」チラシ(PDF文書)

by user

on
Category: Documents
26

views

Report

Comments

Transcript

「飲んでみんさい!広島の水」チラシ(PDF文書)
広島市水道局
広島市水道局は、水源からじゃ口にいたるまで様々な取組を行いながら、安全でおいしい
水をお客さまのもとへお届けしております。このことを広く情報発信し、水道水の安全性や
おいしさについて、ご理解を深めていただくことを目的として、ボトルドウォーター“飲ん
でみんさい! 広島の水”を製造しました。
広島市の水道水のおいしさを直接体験していただき、ご意
見を伺いながら、その声を事業運営に反映していきたいと考
えています。
広島市の水道水は、そのほとんどが「太田川」の水からできています。太田川は、西中
国山地国定公園の冠山(廿日市市吉和)を源とし、瀬戸内海まで103kmの長い旅をし
ています。流域面積の約80%が森林で、人口が比較的少なく、山々に降った雨は花こう
岩地層でみがかれ、まろやかな軟水を作り出しています。
また、太田川は、都市化の進んだ中流域においても水質が
良好であるため、「美しい水環境が保たれている」として環
境庁(現:環境省)の「名水百選」に選ばれています。
広島市立基町高等学校普通科創造表現コースの生徒の皆
さんにご協力いただき、制作しました。
「広島らしい」アイ
コンをちりばめたデザインとしました。
塩素は、バイ菌でおなかを壊さないように、水道水を消毒
するための薬です。ご家庭のじゃ口から出る水道水に含まれ
る塩素の量は、0.1mg/L以上にするように、法律(水
道法)によって義務づけられています。
水道水に含まれる塩素の量はごくわずかで、飲んでもすぐ
に口の中で中和されるため、健康上の影響はありません。
広島水道発祥の地である、牛田浄水場(東区牛田新町一丁
目)の水道水を使用しています。
味は、まろやかなおいしい軟水です。
水の中に含まれるカルシウム・マグネシウムの合計量を硬
度といい、一般に硬度が100mg/Lまでのものを軟水、
100mg/Lを超えるものを硬水と呼びます。
軟水は、くせがなく素材の旨味を引き出しやすいため、緑
茶や日本料理に適しており、硬水は、西洋料理、辛口の酒造
り、ウイスキーの水割りに適しています。日本の水は軟水が
多く、日本人は軟水を好む傾向があります。
広島市の水道水は、硬度が20mg/L程度の軟水です。
(1mg/Lとは、1L中にその物質が1,000分の1g含まれるということです)
開栓後はすみやかにお飲みください。
一般に、体温に比べて20~25℃低いと、最もおいしく感じられるといわれています。
◎氷などを入れて冷やして飲む。
カルキ(塩素)臭を取り除けば、さらにおいしくなります。
◎レモン汁を数滴落として飲む。
◎大きな鍋や口の広い容器に、一晩汲み置きしてから飲む。
◎容器のふたを開けたまま、5分ほど沸騰し、冷ましてから飲む。
塩素がなくなると、細菌が繁殖しやすくなります。なるべく早く飲むようにしてください。
【お問い合わせ先】 〒730-0011
広島市中区基町9番32号 広島市水道局 企画総務課
TEL
(082)511-6808
FAX
(082)221-5320
ホームページ http://www.water.city.hiroshima.jp
Eメール
[email protected]
広島市水道局
水 源 で は
配水施設では
病原性微生物(クリプトスポリジウムなど)や農薬などの化
学物質による水源の汚染など、さまざまな水質問題に対応する
ため、貯水池の水質調査や、河川の水質試験などを定期的に行
っています。さらに、突然の水質事故にすばやく対応するため、
土師ダム貯水池での採水
「水質試験車」も配備しています。
また、太田川の源流域の森林を「広島市・太田川源流の森」
として取得し、水源かん養林を整備するとともに、啓発活動を
行い、水源を守る活動に取り組んでいます。
水道局は、川の水質調査・
検査や山の整備など『川や
山の番人』もしています。
カルキ臭(塩素の臭い)を抑えるため、追塩設備(配水池やポンプ所で必要な塩素を追
加する設備)を設置し、水道水の塩素の量をきめ細かく管理することで、浄水場で入れる
塩素の量を必要最小限に抑えるようにしています。さらに、水質監視モニター装置を市内
の給水区域に設置し、常に塩素などの水質状況を調べています。
配水管路には防食(サビにくい)効果の高い材料を使うとともに、老朽化した管は順次
取り替えを行い、漏水やにごり水が発生しないようにしています。
水道局は、おいしい水を
皆さんへ届ける『水の管
理人』もしています。
水質監視モニター装置
水質試験車
配水池などに設置さ
れている追塩設備
市民参加による森林保全活動
老朽管の取替工事
取水場・浄水場では
給水施設では
職員による水質監視や検査に加え、魚類自動監視装置(魚の行動に異常があれば警報を
出す装置)
、油膜検知装置(油膜の存在を検知して警報を出す装置)
、水中油分自動監視装
置(油分をにおいセンサーで検知して警報を出す装置)などを設置し、24時間体制で厳
しく水質をチェックしています。
また、カビ臭(植物プランクトンの増加により、夏場などに一時的に発生)や、水質事
故対策として粉末活性炭を効果的に入れることで、安全でおいしい水をつくっています。
水道局は、どんなときも異
常がないかを調べる『水の
みはり番』もしています。
職員による水質検査
給水区域内のじゃ口(約100か所)において水道法で定められた
定期水質検査を行い、このうち約 30 か所では、濁りや塩素の量など
を調べる毎日検査を行っています。
また、マンションなど水をいったん水槽に貯める貯水槽水道の場合、
貯水槽の管理状況や水質の検査を行い、設置者に対する指導や助言を
行うなど、適切な管理をすすめています。
貯水槽点検
活性炭
じゃ口での毎日検査
魚類自動監視装置
源流で生まれた水は、いろ
んな場所を通って、水道水
になっていきます。
水道局は、いつでも安定し
て、どこでも安全でおいし
い水道水を、将来にわたっ
ていつまでも、皆さんへお
届けします。
Fly UP