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第5章 20年後における横浜の交通の姿(PDF形式、808KB)

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第5章 20年後における横浜の交通の姿(PDF形式、808KB)
第5章 20年後における横浜の交通の姿
第3章で示した「これからの交通政策に求められる視点」を踏まえて、第4章で交通分野におけ
る基本方針、7つの政策目標、施策の方向を掲げました。本計画に位置づけた政策・施策を推進
することにより、将来にわたって「環境面・経済面・機能面・財政面などあらゆる側面から持続可能
な交通」(※参考を参照)を実現し、以下の 5 つの柱が具体化しています。
<20 年後における横浜の交通を支える 5 つの柱>
1 多様な主体が参加する効率的な交通政策が運営されています
市民・企業・交通事業者・行政等が様々な場面で議論し、相互理解が深まっています。また、交
通政策の目的・目標を共有し、それぞれの責任と役割分担のもと効率的な政策運営が進められて
います。
2 徒歩や自転車、公共交通によって移動できる便利で地球に優しいまちが実現しています
都市間をつなぎ、地域の足となる鉄道・バスなどの公共交通機関が利用しやすくなっています。
駅周辺などの住宅や商業施設・病院など生活関連施設の充実が図られ、マイカーを使わなくても
徒歩や自転車、公共交通によって便利なまちへと変化しています。そして、地球環境にやさしいま
ちが次世代へと引き継がれています。
3 移動することが楽しい快適で活力ある魅力的なまちが実現しています
横浜都心部では、国内外の観光客や市民が、観光施設だけでなく、移動そのものを楽しめるま
ちになっています。また、街中を快適に歩き、たたずみ、散策できる空間が整備され、人々が交流
し、活気のあるまちになっています。
4 産業活動が効率的に展開され国際交流や連携が活発に行われています
国内の諸都市や羽田空港・成田空港などの国際交通拠点、横浜港などの国際物流拠点が規
格の高い交通ネットワークで結ばれ、国内外の利用者によって便利でわかりやすい交通サービス
が提供されています。これにより、横浜の産業活動が効率的に展開され、また国際的な交流連携
が活発に行われ、横浜の国際競争力の向上につながっています。
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5 地域の活力で地域の暮らしに必要な交通サービスが提供されています
地域の知恵やノウハウ・マンパワーにより、地域の実状やニーズに相応しい交通サービスが実
現・運営され、地域の暮らしのために必要な交通サービスが継続して提供されています。また、駅
を中心としたエリアや自立した日常生活圏における地域の交通が充実し、快適で安心安全な暮ら
しを送ることができる地域が増えています。
図5-1
(※)参考:
◆
20年後における横浜の交通の姿
環境面・経済面・機能面・財政面などあらゆる側面から持続可能な交通
環境面から見た持続可能な交通
→地球温暖化や地域の大気環境に与える影響を極力抑制し、環境負荷の少ない交通
◆
経済面から見た持続可能な交通
→市民の通勤や企業活動、物流など横浜の経済活動を支え続け国際競争力強化につながる交通
◆
機能面から見た持続可能な交通
→道路や鉄道など交通ネットワークが安全性・速達性・定時性・快適性など求められる機能を十分に発揮できる交通
◆
財政面から見た持続可能な交通
→多様な主体による役割分担や既存のストックの活用、適切な維持管理による自立した財政運営を可能とする交通
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