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横浜港水域利用検討委員会(第1回)

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横浜港水域利用検討委員会(第1回)
横浜港水域利用検討委員会(第1回)
日時:平成 18 年 8 月 30 日(水)10:00~12:00
場所:産業貿易センター6F横浜市港湾局応接室
会
1
開
2
あいさつ
3
委員の紹介
4
議
議
次
第
会
題
(1) 委員長の選出
(2) 検討委員会の目的と進め方
(3) 横浜港の水域の現状と課題
(4) 横浜港の適正な水域利用のあり方
(5) その他
5
閉
会
【配布資料】
○横浜港水域利用検討委員会設置要綱
○その他資料
横浜港港湾計画リーフレット、横浜港長期ビジョン(概要版)、横浜港便覧、
臨港地区のあらまし、横浜・川崎臨海部工場立地図、みなとみらい21、
象の鼻地区、
横浜港水域利用検討委員会 委員名簿
(敬称略・五十音順)
氏
名
所
か の う
まさ よし
狩 野
匤 由
しば やま
とも
柴 山
知 也
たか すぎ
よう いち
髙 杉
洋 一
ふじ
こう
き
藤 木
やま
だ
力
のり ひさ
横 内
憲 久
ちから いし
み き お
力 石 三喜夫
ば
たか
りき
藤 澤
力
<事 務 局>
ま
い
亨
よし
や
日本大学理工学部海洋建築工学科教授
神奈川県横浜治水事務所長
国土交通省関東地方整備局港湾空港部長
横浜海上保安部次長
横浜市港湾局
港湾局理事 兼 港湾整備部長
横浜港管理センター長
まさ かず
征 矢 雅 和
ほり
よし かず
堀
義 一
くりや がわ
横浜港ポートガイド
き
金 井 良 樹
そ
社団法人関東小型船安全協会専務理事
とおる
風 間
かな
横浜港運協会副会長
し
喬 司
ふじ さわ
かざ
東京湾水先区水先人会副会長
ひ と み
よこ うち
難 波
横浜国立大学工学研究院教授
た
山 田 比都美
なん
横浜回漕協会専務理事
つとむ
山 田
やま
等
や
幸 太
だ
属
けん
港湾整備部企画調整課長
横浜港管理センター海務課長
じ
厨 川 研 二
わた なべ
みつる
渡 辺
充
港湾整備部企画調整課担当係長
横浜港管理センター海務課水域管理係長
-2-
<
議題2 検討委員会の目的と進め方>
1 背景
平成21年に開港150周年を迎える横浜港は、幕末の開港以来、我が国を代表する
港として整備が進められてきました。これからの横浜港は、わが国と横浜の経済発展を
支えるだけでなく、市民生活を豊かに演出するとともに、環境の保全・再生や災害に強
いまちづくりに貢献するなど様々な役割が求められています。
また、横浜港の港湾区域は約 7,300ha と広大であり、今後、物流を中心とした港湾関
連活動のほか、水上交通や海洋性レクリエーション、環境活動など多様な水域利用が期
待されているところです。近年においては、内港地区を中心とした臨海部の開発により
賑わいや交流の場が広がってきていますが、一方でプレジャーボートの放置や事故、な
ど船舶航行安全上の問題も生じています。
このような状況のもと、港内の航行安全と秩序ある水域利用を推進するため、横浜港
の適正な水域利用について方針を示す必要があります。
2 目的(アウトプットのイメージ)
公共の空間であり、様々な機能が輻輳する横浜港の水域を安全、かつ、有効に活用す
るとともに、秩序ある計画的な水域利用を誘導するため、当検討委員会において、関係
者間で共有した適正な水域利用のあるべき姿を示してまいります。
(1) 「横浜港の適正な水域利用方針(仮称)
」の策定
安全性・機能性・公益性・環境面・景観面、等を総合的に判断し、適正な水域利用
の方針を策定します。
あわせて、今後の水域占用のあり方、水域の安全性の向上についても検討します。
(2) 水域利用の活性化に向けた取組の検討
来訪者など広く一般の方々が利用する水域(例:内港地区)の活性化を促進するた
めの方策を安全性・公益性の確保、環境面・景観面への配慮なども踏まえながら検討
します。
3 スケジュール
別紙のとおり
-3-
○横浜港水域利用検討委員会 スケジュール(予定)
時 期
内 容
平成18年
8月 30日
HPで会議
録等を公
表
第1回検討委員会開催
水域利用方針中間案検討
11月
第2回検討委員会開催
水域利用方針中間案策定
水域利用方針中間案策定
平成19年
2月
3月
?
HPで中間
案・会議
録を公表
◆HPでの公表に合
わせて、市民意見
の募集(HPに意見
募集のアドレスを掲
載)
◆関係団体等への
アンケートの実施
第3回検討委員会開催
◆水域利用方針の策定と平行し
て行う関係業務
水域利用方針策定
・水域占用許可基準の新設及び
水域占用料の改定
(水域の占用等に関する条例の
一部改正?)
・港湾計画の一部変更(?)
港湾審議会において報告
公 表
-4-
<
議題3 横浜港の水域の現状と課題>
1 横浜港の水域の現状
横浜港は、我が国を代表するスーパー中枢港湾として、コンテナ船の大型化等などの
海運動向や物流動向に的確に対応し、国際貿易港としてさらなる港湾機能の強化を図る
必要があります。
また一方では、港内における自然環境への関心や、水際線・水域利用の要請も高まり、
市民の憩いや交流の場としての魅力ある親水空間の創出を図っていくことも求められて
います。
(1) 関係する法律、本市条例等
(2) 船舶の航行
・航路、錨地
・制限水域の設定
・入港船舶
(3) プレジャーボートの状況
・放置数
・保管状況
・事故
(4) 業務船係留状況
(5) 水上交通
・港内遊覧、クルージング
(6) イベント、レクリエーション
(7) 漁業
(8) 環境への取組状況
(9) 各地区の現状
2 横浜市の陸上交通ネットワークと土地利用
(1) 陸上交通ネットワークの現状と計画(鉄道、道路)
(2) 土地利用の現状
・臨港地区
・みなとみらい21地区(新港地区含む)
・臨海部工場立地状況
3 横浜港港湾計画における関連計画
(1) 水域利用計画
・プレジャーボート保管施設・小型船だまり配置計画
・水上交通ネットワーク構想
-5-
・自然再生、水質浄化
(2) ウォーターフロントの形成
・再開発計画(山内地区、象の鼻地区、山下ふ頭地区等)
・水際線緑地(白帆、杉田、象の鼻、山下、山内等)
(3) 市民意見
・市民意識調査
・港湾計画改訂におけるパブリックコメント
4 課 題
横浜港港湾区域における現状の課題を抽出します。
(1) 水域利用の活性化(市民利用の促進)
市民の臨海部における水域利用への要望が高まっているなか、物流・生産機能との
調和を図りながら、可能な箇所では水域・水際線を広く一般の方々に開放し、快適で
賑わいのある港湾空間を形成していく必要があります。
そこで、横浜港は、開港 150 周年に向けて市民が身近にみなとにふれあうことがで
きるよう、横浜港発祥の地である「象の鼻地区」をはじめとする再開発や水際線の整
備を進めていきます。また、水域の利用活性化や環境にやさしいみなとづくりに取り
組んでいきます。
○賑わい、交流の場の創出(ウォー
ターフロントの創出)
「港湾計画:象の鼻地区、山下ふ頭区、
山内ふ頭地区 等」
○水域、水際線の開放(緑地やプロム
○海洋性レクリエーションの振興
ナードなど水際線の整備、水域利用の
・マリーナ計画(横浜ベイサイドマリーナ等)
活性化)
・イベントなどの開催による振興(ボ
「港湾計画:杉田臨海緑地、末広緑地、
(象
ート天国、横浜マリンエンターテイメントショー等)
の鼻・山内ふ頭・山下ふ頭地区)等」
○環境への取組(水質浄化、
自然環境の保全・再生、環境
○水上交通の活性化
学習)
主要な拠点を結ぶ水上交通
金沢地区浅場、海の公園・八景島
ネットワークの形成
周辺、内港地区 等
-6-
(2) 船舶航行の安全性の確保
横浜港の入港船舶は外航・内航あわせて 43,400 隻(平成17年)で、朝の時間帯は
入港船が多く、夕方の時間帯は出港船が多い状況となっています。横浜航路及び鶴見
航路にあっては、港則法に基づく航行管制が行われており、500t以上の船舶は、こ
の管制信号に基づいて入出港することにより、安全性を確保しています。
しかし、内港地区や神奈川・鶴見地区からの船舶が入出港する際には、横浜航路・
鶴見航路を通過しなければならないといった状況やプレジャーボート事故が港内で
多発している現状があり、水域利用計画にあたっては、このような点を考慮しながら、
大型船舶と小型船舶等、各々の機能・用途の調和を図りながら安全性を確保すること
が重要です。
(3) 船舶の係留・保管の適正化
個人が釣りなどで楽しむプレジャーボートや通船、台船、曳船などの業務船の中に
は、正当な権原なく係留されているものが横浜港内に多数存在します。
これらの船舶は、貴重な公有水面を無秩序に使っている場合が多く、周辺の環境に
悪影響をおよぼすとともに、他の船舶の航行上の障害になるなどの問題があります。
そこで、適正化に向けて次のような課題を整理する必要があります。
○放置プレジャーボートの不法係留
市内の放置プレジャーボート対策は、平成8年4月1日に「横浜市船舶の放置
防止に関する条例」を施行しました。
その結果、市内の放置隻数は、平成7年のピーク時(2,097隻)に比べて
約7割減少しましたが、平成18年3月末現在でも642隻が残っており、今後
とも対策が必要となっています。
一方で、プレジャーボート所有者の要望としては、① マリーナ利用料金の低廉
化 ② 陸置きより便利な海置き ③ マリーナ近傍の駐車場 等が求められてい
ます。
○業務船(遊漁船・漁船・通船・観光船・作業船・はしけ・台船等)
横浜港内には、港湾の関連業務を遂行する様々な業務船が多数存在しておりま
す。当該船舶は、プレジャーボートと異なり、常時活動する船舶のため適切・効
率的な係留施設(含む船溜り)を確保することが必要ですが、横浜港内での開発
の進捗に伴い業務船の係留施設(含む船溜り)を確保することが難しい状況にあ
ります。
-7-
(4) 環境の改善
横浜港は環境対策としては、海面清掃、海底清掃(山下公園前)
、沈船撤去、シーブ
ルー計画の他、NPO等の活動による自然再生への取組が行われています。しかし、
市街地からの流入負荷や、閉鎖性水域が形成されていること、等により、毎年の赤潮
の発生、異臭など、水質・底質の問題が生じています。
また近年では、自然環境への意識の高まりから、親水空間、海洋性レクリエーショ
ン、良好な景観形成など、港湾への環境面での多様な要請が寄せられています。
横浜港では、
「横浜港港湾環境計画」を策定し、
「環境と共生する横浜港」を次世代
に引き継ぐため、次のような基本方針を設定しています。
① 水のきれいなみなとづくり(水環境の改善・保全)
② 豊かな生物を育むみなとづくり(生物生息環境の形成・保全)
③ 緑と水にふれあえるみなとづくり(親水空間・緑地の整備)
④ 良好な景観のみなとづくり(良好な港湾景観の形成)
⑤
周辺環境の向上に資するみなとづくり(広域的な環境の改善)
今後とも、この基本方針や港湾計画に位置付けた水環境の改善、自然の保全・再生
に向けた取組を継続する必要があります。
(5) 災害への対応(高潮・津波対策)
横浜港の水際線は埋立地で全面が覆われており、
これらの埋立地は、
明治時代以来、
高潮対策として一定の基準(Y.P.+3.8m 以上)で整備されています。近年の高潮の検討
から、横浜港の想定高潮高は、全てこの基準高さ以下であるため、市民の居住してい
る陸地部分のほとんどは埋立地によって保全されていると考えます。
また、津波についても、各地震に対する近年の研究結果から、横浜港での津波想定
高は想定高潮高を下回るため、被害が発生することは想定されていません。
○想定高潮高
東京湾海岸保全基本計画(平成 16 年 8 月)より、
横浜港の計画高潮高は以下のとおり
であり、
横浜港の埋立ての基準高さである Y.P.+3.8m 以下であることが確認できます。
※計画高潮高=朔望平均満潮位+予想最大偏差
地区名
予想最大偏差(※)
計画高潮高
鶴見地区
1.8m
Y.P.+3.8m
内港地区
1.8m
Y.P.+3.8m
1.7m
Y.P.+3.7m
根岸湾周辺地区
1.6m
Y.P.+3.6m
金沢地区
1.5m
Y.P.+3.5m
山下・本牧地区
朔望平均満潮位
Y.P.+2.0m
(※)偏差とは、台風のような低気圧によって水面が上昇した高さを言います
予想値は、伊勢湾台風クラスが東京湾を通過した場合を想定
-8-
○想定津波高
横浜港では想定津波高として公表している値はありませんが、大規模地震発生の切
迫性が指摘されている中、他の機関の最近の検討事例を参考として、横浜港の高潮対
策基準高と最大の津波高の比較を行い、津波が高潮を下回ることから特に津波対策が
必要ではないことを確認しています。
参考とする検討事例は以下のとおりです。
1)神奈川県地震被害想定調査報告(H11.3 月)
・対象地震:南関東地震
・津波高さ:最大 0.93m(根岸)
2)中央防災会議 に「首都直下地震対策専門調査会」地震ワーキンググループ報告
(H16.11 月)
・対象地震:首都直下地震
・津波高さ:0.5m 以下
3) 中央防災会議 に「東海地震対策専門調査会」報告(H15.3 月)
・対象地震:東海地震
・津波高さ:0.5m~1.0m
(参考:過去の津波記録)
関東大震災の発生直後、本市沿岸の海岸部及び横浜港に襲来した津波の規模は、最
大高約60cm と検証されていますが、この津波に伴う直接的被害は、ほとんど認めら
れていません。
-9-
<
議題4 横浜港の適正な水域利用のあり方>
1 「横浜港の適正な水域利用方針(仮称)
」の策定
公共の空間であり、様々な機能が輻輳する水域を安全に、かつ、有効に活用するため、
水域利用の実態や、水際線や背後地の土地利用状況や計画を踏まえながら、それぞれの
目的や用途に適合した計画的な利用を図るとともに、無秩序な利用を防止する必要があ
ります。
このため、安全性・機能性・公益性・環境面・景観面、等を総合的に判断し、適正な
水域利用の方針を策定します。あわせて、今後の水域占用のあり方、水域の安全性の向
上についても検討します。
(1) 港湾機能毎によるゾーニングと水域利用方針(案)
港湾計画における機能別ゾーニングとの整合を図りながら、水域利用の方針(案)
を示します。
【資料 14・15】参照
港湾計画上
港湾計画の
の地区
ゾーニング
金沢地区
緑地レクリ
主に海洋レクリエーション活動や環境学習など
八景島・海の公園
エーション
の水域利用を促進するとともに、自然の保全・
金沢埋立地沖(競技・イベント)
ゾーン
再生を目指す水域とする。
横浜ベイサイドマリーナ・浅場
磯子・本牧
生 産
港湾を活用した製造業やエネルギー関連系が立
磯子海釣り施設
地区
ゾーン
地する地区であることから、主に工業系の水域
杉田臨海緑地(計画)
として整理する。
市民ヨットハーバー
水域利用の方針(案)
市民利用が可能あるいは今
後整備が想定される拠点
南本牧・本
物流関連
市民生活や地域経済を支える高効率な港湾施設
本牧海釣り施設
牧・大黒・
ゾーン
が配置されていることから、主に物流系の水域
大黒海釣り施設
として整理する。
横浜港シンボルタワー緑地
山下ふ頭地
(*1)新山下
区
交流拠点
内港地区は、市街地に隣接し、歴史的資産や特
山下公園前面
ゾーン
徴ある景観、さらには、静穏な水域をあわせも
大さん橋・象の鼻地区
北水堤の内
つ観光や交流の拠点となっていることから、
(独
帝蚕~郵船プール
側』
占的な活用ではなく)市民に開かれたウォータ
新港ふ頭周辺
内港地区
『東水堤、
ーフロントの形成を進めるため、貴重な水際線、 日本丸メモリアルパーク
水域の市民利用を推進する地区とする。
ぷかりさん橋
(*2)
臨港パーク前面
山内臨海緑地(計画)
神奈川・
産学連携
京浜工業地帯における生産拠点としての機能の
鶴見地区
ゾーン
ほか、研究開発や物流関連等の機能集積を図る
観点から、主に工業系の水域として整理する。
(*1) 新山下地区前面の水域利用については、
「新山下の街づくり」とあわせて、今後、検討していく
必要がある。
(*2) 内港地区など、市民利用を推進する地区における水域利用(占用)にあたっては、その背後の土
地利用とあわせて広く市民が利用できることが前提となることに加えて、安全対策、環境対策、景
観保全、既存の水域利用者など関係者との合意形成、等が図られている必要がある。
(*3) 水上交通については、今後、ネットワーク・ルート(港内、広域)
、必要性、事業化、官民の役
割分担、等、を検討する必要がある。
- 10 -
(2) 水域の市民利用例の各ゾーニングにおける適合性(案)
○:適合
△:一部適合
×:不適合
南本牧・
金 沢
地 区
水域の市民利用例
磯 子
本 牧
地 区
本牧・大
黒・山下
内 港
地 区
神奈川
鶴 見
地 区
ふ頭地区
(*1)
1)水上交通
(水上タクシー、バスの係留施設)
(通船乗降客の便益施設)
○
△
△
○
○
○
×
×
○
×
×
×
2)ビジターバース、クルーズ桟橋
(待合所、飲食、他)
3)マリーナ施設
○
(陸置き施設含む)
4)水上レストラン、ボートシアター、水上マー
ケット、水上イベント広場、等、商業的レク
リエーション施設
5)親水プロムナード、デッキ
×
既設あり
×
既設あり
○
×
×
○
△
○
△
△
○
△
○
×
×
○
×
○
△
×
○
△
○
×
×
×
×
○
○
○
○
○
×
△
×
×
6)イベント、競技、訓練、等の一時的な利用
(ボート天国、水上パレード、ボートショー等)
7)静穏な水域での遊び、教室
(ローボート、カヌー、カッター、ディンギーヨ
ット、等)
8)マリンレジャー
(モーターボート、ウィンドサーフィン、ヨット、
水上オートバイ、等)
9)環境への取組み
(水質浄化、自然環境の保全・再生、環境学習の
場)
10)海釣り施設
○
11)海水浴、潮干狩り、
(浜辺)
×
×
既設あり
既設あり
×
×
○
『判断基準(*2)』
○(適合) ・・・全般的に水域利用の方針に適合し、機能を維持し、水域の安全が確保で
き、公益性、環境面、景観面において問題がない場合。
△(一部適合)・・・一部の水域において適合する場合。
×(不適合)・・・水域の機能、安全の維持に支障が生じる、または、公益性、環境面、
景観面において問題が生じるおそれがある場合。
(*1)新山下地区前面の水域利用については、
「新山下の街づくり」とあわせて、今後、検討してい
くこととする。
(*2)この判断基準は各ゾーニングにおける目安であり、市民利用が可能な水域利用(占用)の判断
は、地区における計画毎に行うものとする。その場合、背後の土地利用と整合し、広く市民が利用
できることが前提となることに加えて、安全・環境・景観保全対策が可能であり、地元や水域利用
者など関係者との合意形成が図られているものは適合とする。
- 11 -
(3) 水域占用のあり方
次のような視点に基づき、新たな水域占用許可基準を検討していきます。
① 横浜港全体を視野に入れた水域利用方針に適合する基準
② 時代に即した新たな案件にも対応できる基準
③ 公平性を保ち、わかりやすくかつ明確な基準
④ 港湾活動に配慮した対象案件別占用料の段階的設定
《例》
<負担小>
・港湾の経済活動に常時従事する場合
・イベント等で一時的に使用する場合
・水面の付加価値を生かした営業行為の場合
<負担大>
(4) 船舶航行の安全性の向上
プレジャーボートの事故が発生している状況を改善するため、船舶航行の安全性を
確保する小型船の水域利用のあり方や安全対策について検討してまいります。
《例》
① 適切な施設(マリーナ、等)の配置
② 利用者の技術やマナーの向上への取組
(
(社)関東小型船安全協会の取組例)
・小型プレジャーボート用夜間航行シミュレーターの制作
・海上安全講習会の開催、海上安全パトロール、海事思想の普及
海のイベントへの参加・協力、等
③ 水域施設の安全対策
・危険箇所などへの標識設置
・不要な係船浮標や防波堤の撤去「港湾計画」
2 水域利用の活性化に向けた取組の検討
来訪者など広く一般の方々が利用する水域(例:内港地区)の活性化を促進するため
の方策を安全性・公益性の確保、環境面・景観面への配慮なども踏まえながら検討しま
す。
《例》
① 水域利用の活性化を推進する区域の選定・・・
(例)内港地区
② 水域利用を促進する施策の検討
・・・規制緩和、支援体制、整備、等
③ 秩序ある水域利用のためのガイドラインの検討
・・・推進方針、ガイドライン(利用基準、協議)
、審査、等
- 12 -
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