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Nomuraレポート2015 グローバル・リサーチ
特集 Nomuraレポート 2015 グローバル・リサーチ 「調査の野村」の歴史は、1906年、他社に先駆けて独自の調査活動を行う 調査部の設立に始まりました。一般のお客様に調査レポート『大阪野村商報 』を 発行し、情報提供を行うサービスは、当時他に例を見ないものであり、 後年大きく発展を遂げる「調査の野村」の礎となりました。 現在は、約400名のリサーチャーが世界の15の地域において政治、経済、為替、 金利、株式、クレジット、クオンツ・ストラテジー等、幅広い分野をカバーしています。 『日経ヴェリタス 』誌 世界の経済・金融指標の 『インスティチューショナル・ 日本の債券・為替アナリスト インベスター』誌 エコノミストランキング 日本株リサーチ 90 % をカバー 1 位 総合 2 位 証券ビジネスの土台として、深い分析力と大胆な先見性を強みとしながら、 投資判断に役立つ情報をタイムリーに発信しています。 調査で世界のマネーフローをリード ば、自律制御型ロボットによる自動運転システム 幅広い投資戦略提案とインデックス提供 世界の潮流を見据えた質の高いリサーチ 情報 (ESG) は自動車とテクノロジー業界の融合領域といえま クオンツ・リサーチでは定量分析に基づいた幅 のGDP、31種類の通貨に加え、日本、米州、欧 すが、自動車産業と電子部品産業の担当者が連 広い投資戦略の提案や、年金運用のベンチマーク 欧米を中心にESG(環境・社会・ガバナンス)に 州、アジアの主要な株式指数採用銘柄を幅広くカ 携し、周辺産業も含めた技術的洞察に基づく分析 となるインデックスの提供を行っています。とりわ 配慮した投資が定着しつつあります。日本国内で バーし、世界の経済・金融指標の90%を調査対 がお客様からの高い評価につながっています。 け国内債券および国内株式のベンチマークとして、 も、安倍政権が成長戦略の一環としてコーポレー 象としています。 マクロ経済分野では、経済データや市場の動き 「NOMURA-BPI」や「Russell/Nomura 日本株 ト・ガバナンス改 革 を 進 めていることに 関 連し、 為替リサーチは、タイムリーに投資戦略を発信 から未来の変化や方向性をタイムリーに予測する インデックス」は公的年金をはじめ多くの機関投 企業の持続的な成長と中長期的な価値向上に影 することにより、日本のマネーを世界へ、世界のマ 一方、長期的な視点に基づき、深く掘り下げた分 資家の方々にご活用いただいています。 響を及ぼすESGを含めた非財務情報の役割が、 ネーを日本やアジアへリードする役割を担ってい 析を行っています。例えば、昨年、インドにおいて 2014年 4月には「Russell/Nomura Primeイ 企業・投資家双方の注目を集めています。ESGを ます。 ナレンドラ・モディ首相率いる新政権が誕生したこ ンデックス」がGPIF(年金積立金管理運用独立 テーマとしたレポートを発行し、関連した株式イン 株式リサーチは、2015年3月末現在、米国で とを受けて、日本およびインド担当エコノミスト、 行政法人)のパッシブ運用に新たに採用されまし デックスの開発などを通じて、今後も投資家の皆 金融、テクノロジー、消費、インターネットなどの重 ストラテジスト、株式アナリストが協 働し、 「アジ た。そのほか、 「Russell/Nomura ファンダメンタ 様のお役に立てるリサーチを提供します。 要セクターにフォーカスした290銘柄、日本を含 アスペシャルレポート:アベノミクス×モディノミク ル・プライム・インデックス」や「野村日本株高配当 むアジアで 約1, 20 0銘 柄 弱、欧 州 では 約 4 0 0 ス—日本とインド:関係発展の好機 」を発行しま 70」といった非時価総額加重型のスマートベータ 銘 柄 超 をカバーしています。このようなマクロ/ した。このレポートでは市場開放も含めた大胆な 指数、農林水産関連事業を行っている国内企業を 銘柄カバレッジは、世界中の資産に分散投資を進 改革を予測し、高い評価をいただきました。また、 構成銘柄とする 「野村アグリビジネスインデックス」、 める個人のお客様に対する情報提供にも幅広く 昨年後半、商品市況(原油価格)が大幅に下落し 原油先物市場の動向を反映する「NOMURA 原油 活用されています。 た際にはアジアを中心とする新興国の景気減速 ロングインデックス」など、さまざまな指数を提供 が懸念されましたが、各地域の特性に応じた投資 しています。市況変化に応じた投資ニーズにタイム 機会を分析した「新興国スペシャルレポート:商品 リーに対応できるよう、日々インデックスの開発を 価格下落の新興国への影響」をタイムリーに発行 進めています。 株式リサーチは、コアとなるテーマに関連する 産業の担当者同士が意見交換を行いながら投資 し、多くのお客様にご活用いただきました。 野村の実行力 野村グループのリサーチは、世界 40カ国・地域 株式、マクロリサーチの幅と深み 34 判 断に結び付けることを強みとしています。例え リサーチ・レポート 35